お正月の歌を子供と楽しもう。お正月の童謡と、家や園でできる歌あそび
「お正月に、子供といっしょに歌える歌を知りたい」 「お正月の童謡を、家族で楽しく歌ってみたい」 「おうちでのんびりすごすお正月に、なにか楽しいことをしたい」
年がかわるころは、家族がそろって、ゆっくりすごせる時間がふえることもあります。そんなときに、お子様とお正月の歌を歌ってみると、新しい年をむかえる気持ちが、ぐっと近くに感じられます。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、お子様と楽しめるお正月の歌と、家や園でできるお正月の歌あそびをまとめました。上手に歌うことよりも、家族で声を合わせる楽しさを大切にした内容です。冬の季節の歌について広く知りたいときは、こちらの記事もどうぞ。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツ
お正月に、子供と歌を楽しむよさ
新しい年を、からだで感じられる
お子様にとって「新しい年になる」ということは、ことばだけではわかりにくいものです。カレンダーがかわっても、なにがかわったのか、ぴんとこないこともあります。
お正月の歌を歌うと、たこあげやこままわし、おもちやおせちなど、お正月ならではの楽しみが、歌の中から伝わってきます。歌いながら「お正月って、こういうことをする日なんだね」と、お子様なりに感じとることができます。
家族みんなで、同じ歌を歌える
お正月には、おじいさま・おばあさまの家に行ったり、親せきが集まったりすることもあります。古くから歌われているお正月の歌は、お父様・お母様や、おじいさま・おばあさまも、子供のころに歌ったことがあるかもしれません。
お子様と、お父様・お母様、そしておじいさま・おばあさまが、同じ歌をいっしょに口ずさめるのは、お正月ならではのよさです。世代をこえて歌がつながる時間は、お子様にとって、あたたかい思い出になることがあります。
のんびりした時間に、歌がよく合う
ふだんは、朝のしたくや園の準備でばたばたしていても、お正月はゆっくりできる日もあります。時間を気にせず、思いついたときに歌える。そんな気楽さも、お正月の歌の楽しみのひとつです。
子供と歌いたい、お正月の童謡・唱歌・わらべうた
ここでは、古くから歌いつがれてきた歌を紹介します。歌詞は、絵本や童謡の本、園でもらうプリントなどで、確かめてみてください。
「お正月」
お正月を楽しみに待つ気持ちを歌った童謡です。お正月が近づくころから歌いはじめると、「あと何回ねたらお正月かな」と、お子様といっしょに指をおりながら待つ楽しみも生まれます。
たこあげやこままわし、まりつきなど、昔のお正月の遊びが出てくるので、歌のあとに「どんな遊びかな」と話してみるのもおすすめです。
「一月一日」
新しい年のはじまりを、おめでたい気持ちで歌う唱歌です。少しむずかしいことばも入っているので、小さなお子様には、ゆっくり歌って聞かせるところからはじめてみてください。
小学生のお子様なら、ことばの意味をいっしょに調べてみると、昔の人のお正月の気持ちにふれることができます。昔のことばの伝え方については、こちらの記事でもまとめています。童謡の昔のことばを子どもに伝える。意味のしらべ方と、気持ちのこめ方
「たこの歌」
たこあげのようすを歌った唱歌です。短くて、くりかえしのある歌なので、小さなお子様でもおぼえやすい歌です。
実際にたこあげをするときに歌ってもよいですし、おうちの中で、紙や布をたこに見立てて、ゆらゆらさせながら歌うのも楽しい遊びになります。
わらべうた「あんたがたどこさ」
まりをつきながら歌う、昔からのわらべうたです。まりつきは、童謡「お正月」にも出てくるお正月の遊びなので、お正月の歌あそびにも取り入れられます。
まりがなくても、手をたたいたり、ひざをたたいたりして、リズムをとりながら歌えます。わらべうたの遊び方は、こちらの記事でもくわしく紹介しています。わらべうたとは?昔から子どもたちが歌いついできた歌と、おうちでの遊び方
お正月にぴったりの歌あそび
たこあげごっこをしながら歌う
おうちの中でも、たこあげの気分を楽しめます。
- ハンカチや紙にひもをつけて、たこに見立てる
- 歌に合わせて、たこを高く上げたり、低くしたりする
- 歌の終わりで、たこを「ふわっ」と下ろす
からだを動かしながら歌うと、小さなお子様も、歌に入りやすくなります。まわりに物がない、ひろい場所で遊んでください。
こままわしのまねをして歌う
こまをまわすまねをして、くるくるとまわりながら歌う遊びです。
- 歌っているあいだは、その場でゆっくりまわる
- 歌がとまったら、こまが止まったように、ぴたっと止まる
- 目がまわらないよう、ゆっくりまわる
歌を止めるタイミングをかえると、お子様は「いつ止まるかな」とわくわくしながら耳をすませます。音をよく聞くきっかけにもなる遊びです。
福笑いやかるたの前に、歌でもりあげる
お正月の遊びをはじめる前に、みんなで一曲歌ってからスタートすると、気持ちが切りかわります。「歌が終わったら、かるたをはじめようね」と決めておくと、お子様も、楽しみに歌ってくれることがあります。
手あそび歌で、お正月の気分を
小さなお子様とは、手あそび歌もおすすめです。ふだん歌っている手あそび歌でも、手の動きを、おもちをこねるまねや、たこを上げるまねにかえてみると、お正月らしい遊びになります。手あそび歌の楽しみ方は、こちらの記事にもまとめています。親子で楽しめる手あそび歌。小さなお子様と、歌うことを好きになる時間
子供が歌いやすくなる工夫
はじめは、大人が楽しそうに歌う
お子様は、お父様・お母様が楽しそうにしていると、「やってみたい」と思うことがあります。はじめから「いっしょに歌おう」とさそわなくても、大人がのんびり口ずさんでいるだけで、お子様が近くに来て、まねをはじめることもあります。
歌詞は、少しずつでいい
お正月の歌には、昔のことばも入っています。全部をおぼえようとしなくても大丈夫です。
- はじめは、聞くだけでもいい
- おぼえやすいところだけ、いっしょに歌う
- 歌えるところがふえたら、たくさんほめる
歌えるところから少しずつ広げていくと、お子様も、楽しい気持ちのまま歌をおぼえられます。
絵やしゃしんで、歌の世界を伝える
たこ、こま、まり、羽根つきなど、いまのお子様には、見たことのない遊びもあります。絵本やしゃしんで見せてあげると、歌の中のことばが、ぐっとわかりやすくなります。
おじいさま・おばあさまに「昔はどんなふうに遊んだの」と聞いてみるのも、お正月らしい楽しみ方です。
声を大きく出させようとしない
みんなで歌うと、お子様がつい、どなるような声になってしまうこともあります。そんなときは「やさしい声で歌ってみよう」「お正月の朝みたいに、しずかな声で」と、声の大きさではなく、気持ちで伝えてみてください。
歌ったあとに、のどがいたい、声がかすれるといったようすが続くときは、無理をさせずにお休みし、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
園やおうちでの、お正月の歌の時間のつくり方
お正月前から、少しずつ歌ってみる
年末のうちから、お正月の歌をときどき流したり、歌ったりしておくと、お正月をむかえる楽しみがふくらみます。お正月の当日に、いっしょに歌える歌があると、お子様もうれしそうにしてくれることがあります。
お正月の朝に、家族で歌う
新しい年のはじまりに、家族で「あけましておめでとう」とあいさつしたあと、みんなでお正月の歌を歌ってみるのもすてきです。決まりごとにする必要はありません。「今年は歌ってみようか」くらいの気持ちで、気軽にはじめてみてください。
園では、冬休みのあとの楽しみに
園では、冬休みが明けたころに、お正月の歌を歌うこともあります。おうちで歌っていた歌を園でも歌うと、お子様は「知ってる」と、うれしい気持ちになれます。
反対に、園でおぼえてきた歌を、おうちで歌ってくれることもあります。そんなときは、「どこでおぼえたの」「もう一回聞かせて」と、うれしい気持ちを伝えてあげてください。
歌った様子を、残しておく
お正月に家族で歌った様子を、動画や録音で残しておくのもおすすめです。次のお正月に見返すと、「去年はこんなに小さかったね」と、お子様の成長を感じられる思い出になります。
まとめ
- お正月の歌は、新しい年をからだで感じられ、家族みんなで歌える
- 「お正月」「一月一日」「たこの歌」などの童謡・唱歌や、「あんたがたどこさ」などのわらべうたを楽しめる
- たこあげごっこやこままわしのまねなど、からだを動かす歌あそびもおすすめ
- 歌詞は少しずつでいい。大人が楽しそうに歌うことが、歌いはじめるきっかけになることもある
- のどに無理をさせず、気になるようすが続くときはお医者さんに相談する
- 歌った様子を残しておくと、次のお正月の楽しみになる
新しい年のはじまりに、お子様の歌声を、家族でゆっくり楽しんでみてください。お子様の歌を、新しい年の目標のひとつにしてみたいときは、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ