歌の習い事・教室えらび

歌の習い事、家での練習は何分がいい?時間の目安と、むりなくつづけるコツ

更新日:2026年11月4日 ・ 書いた人:うみ

歌の習い事を始めると、気になってくるのが「家での練習」です。

「毎日、どれくらい練習すればいいの?」 「練習しなさいと言っても、なかなかやらない」

わたしも、息子が歌を習っていたころ、家での練習には何度もなやみました。

この記事では、家での練習時間の目安と、むりなくつづけるコツをまとめます。

なお、練習の時間や中身は、先生の考え方によってもちがいます。習っている先生がいるときは、まず先生の考えを聞いてみてくださいね。

歌の練習は「長さ」より「毎日少しずつ」

まずお伝えしたいのは、歌の練習は、長い時間やればいいわけではない、ということです。

歌は、のどをつかいます。子どものからだは、まだそだっているとちゅうです。長い時間歌いつづけると、のどがつかれて、声がかれてしまうこともあります。

だからこそ、歌の練習は、長い時間を週に1回より、短い時間を毎日、のほうがおすすめです。

年れい別の練習時間の目安

ここに書くのは、あくまでひとつの目安です。お子様のようすや、先生の考えに合わせて調整してください。

3歳〜幼稚園のころ:5分くらい

小さなお子様は、長い時間集中するのがむずかしいです。5分くらいで、楽しく歌っておわるのがいちばんです。

「練習」というより、「いっしょに歌う時間」と考えましょう。お風呂の中や、おでかけの車の中でもいいと思います。

小学校低学年:10分くらい

少しずつ集中できる時間がのびてきます。10分くらいを目安に、発声と、レッスンで習った曲を歌う時間にしましょう。

小学校高学年:15分〜20分くらい

高学年になると、自分で練習を進められるようになるお子様もいます。ただ、本番前などは、つい長くなりがちです。のどがつかれていないか、ときどき気にかけてあげてください。

練習の中身の例

10分の練習なら、たとえばこんな流れです。

  1. 体ほぐし(1分):肩を上げて落とす、のびをする
  2. 発声(3分):かんたんな声出し
  3. 曲の練習(5分):レッスンで言われたところを中心に
  4. さいごに1回、通して歌う(1分)

さいごは、かならず「楽しく歌えた」で終わるのがコツです。

かんたんな発声練習は、こちらの記事で紹介しています。おうちでできる子どもの発声練習。5分でできる遊びのような練習法

毎日つづけるための工夫

時間を決める

「学校から帰って、おやつを食べたら」「夕ごはんの前に」など、毎日同じタイミングにすると、習慣になりやすいです。

練習カレンダーをつくる

練習した日に、シールをはったり、丸をつけたりするカレンダーをつくってみましょう。目に見えると、お子様もやる気が出ます。

「できた」を見つける

練習のあとに、「今日は、ここがよかったね」と、ひとつだけでも伝えてあげてください。毎日の小さな「できた」が、つづける力になります。

親もいっしょに

小さなお子様は、ひとりで練習するのがむずかしいです。お父様・お母様がそばにいて、いっしょに歌ったり、聞いたりするだけで、練習の時間が楽しくなります。

「やらない日」もつくる

毎日でなくても大丈夫です。週に1日は「お休みの日」をつくると、お子様も親も気持ちが楽になります。

練習をいやがるときは

どんなに歌が好きなお子様でも、練習をいやがる日はあります。

理由を聞いてみる

  • つかれている
  • ほかに遊びたいことがある
  • 曲がむずかしくて、いやになっている
  • 先生に言われたことが、うまくできない

理由によって、できることはかわります。まずは、お子様の話を聞いてみましょう。

時間を短くする

「今日は1回だけ歌おうか」と、時間を短くしてみるのもひとつの方法です。少しでも歌えたら、「えらかったね」と伝えましょう。

曲をかえてみる

むずかしい曲がいやになっているときは、お子様が好きな歌を1曲歌ってから、練習の曲にうつるのもおすすめです。

長くつづくときは

練習をいやがる日が長くつづくときは、習い事そのものを見なおす時期かもしれません。やめたいと言われたときの考え方は、こちらの記事にまとめています。「歌をやめたい」と言われたら。すぐに答えを出さない、親の向き合い方

本番前の練習のしかた

発表会やコンクールの前は、つい練習をふやしたくなります。でも、ここでのどをいためてしまっては、もったいないですよね。

  • 本番の1〜2週間前は、ふだんより少しふやすくらいに
  • 前の日は、通して歌うのは1〜2回だけ
  • のどの調子がよくないときは、歌わずに「歌詞を読む」「音源を聞く」練習に

声がかれたり、のどのいたみがつづいたりするときは、休ませましょう。心配なときは、耳鼻科で相談してみてください。のどのケアについては、こちらの記事が参考になります。子どもののどを守るためにできること。歌をがんばる子の毎日のケア

声を出さない練習もある

歌の練習は、声を出すことだけではありません。

  • 歌詞を声に出して読む
  • 音源を聞いて、頭の中で歌う
  • 歌詞の意味や場面を考える
  • 楽譜を見て、息つぎの場所に印をつける

のどを休ませたい日や、夜おそくて声を出せない日には、こうした練習もおすすめです。声を出さない練習でも、歌詞や音がしっかり頭に入っていると、つぎに歌うときに声が出やすくなります。体調がすぐれない日も、「今日は聞くだけの日」と決めれば、むりなく練習をつづけられます。

よくある質問

毎日できない日があっても大丈夫?

大丈夫です。学校の行事や、体調がよくない日など、練習できない日はかならずあります。できなかった日を気にするより、「また明日から」と、気持ちを切りかえることのほうが大切です。

夜しか練習の時間がとれないときは?

夜おそくに大きな声を出すのは、ご近所への気づかいも必要です。そんな日は、声を出さない練習や、小さな声でのハミングだけにするのもひとつの方法です。

親が歌を知らなくても、練習を見てあげられる?

見てあげられます。親が歌にくわしくなくても、「楽しそうに歌えているか」「さいごまで歌えたか」は、だれでも見られます。むずかしいことは先生にまかせて、家では「いちばんのファン」でいてあげてください。

先生に言われたことを、家でどう伝えればいい?

レッスンのあとに、先生に言われたことを、お子様といっしょにメモしておくと、家での練習で思い出しやすくなります。小さなお子様のときは、親が書いておいてあげましょう。

練習の記録をのこす

ノートに、練習した日と、その日のひとことをのこしておくのもおすすめです。

  • 「今日は高い音がきれいに出た」
  • 「歌詞をさいごまでおぼえた」
  • 「のどが少しつかれていたので、短めに」

あとで読み返すと、お子様の成長がよくわかります。のどの調子も書いておくと、体のようすに気づきやすくなります。お子様が自分で書けるようになったら、自分のことばで書いてもらうのもいいですね。ノートは、がんばってきた日々の大切な宝物になります。

つづけてきたことは、きっと力になる

毎日の練習は、地味で、たいくつに感じることもあります。でも、少しずつつづけてきたことは、きっとお子様の力になっています。

歌をつづけてきてよかったと感じたことは、こちらの記事にまとめています。子どもの声楽、続けてよかったこと。歌のほかにも身につく6つの力

まとめ

  • 歌の練習は、長さより「毎日少しずつ」
  • 目安は、幼稚園で5分、低学年で10分、高学年で15分〜20分くらい
  • 時間を決める、カレンダー、親もいっしょに、で習慣に
  • いやがるときは、理由を聞いて、時間を短くしたり曲をかえたり
  • 本番前も練習しすぎない。声を出さない練習もある

毎日の練習の成果を、だれかに聞いてもらうのも、つづける力になります。こどもの歌声グランプリは、おうちでとった動画1本で応募でき、全員に講評が届きます。練習をがんばってきたお子様の、ひとつの目標にしてみてはいかがでしょうか。こどもの歌声グランプリ

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