子どもの歌のオンラインレッスンはあり?よいところ・注意点・うまくいくコツ
「近くに、子どもの声楽を教えてくれる先生がいない」 「送り迎えの時間がとれない」
そんなときに考えたいのが、オンラインレッスンです。でも、歌は「生の声」が大切な習い事。画面ごしで本当にうまくなるのでしょうか。
この記事では、子どもの歌のオンラインレッスンのよいところと注意点をお伝えします。
子どもの音楽のオンラインレッスンはふえている
オンラインの習い事サイト「カフェトーク」では、ピアノ、バイオリン、声楽、歌などの音楽レッスンをうけられ、大人だけでなく未就学児から小学生、中学生、高校生の生徒もここ数年で大きくふえているそうです。(Kouboの記事)
オンラインで学ぶ人のための発表会や、動画で出られるコンクールもふえていて、「オンラインで習って、オンラインで発表する」という形もできるようになってきました。
オンラインレッスンのよいところ
全国の先生からえらべる
子どもの声楽や童謡を教えられる先生は、地域によってはなかなか見つかりません。オンラインなら、住んでいる場所に関係なく先生をえらべます。
送り迎えがいらない
おうちでうけられるので、きょうだいがいるご家庭や、お仕事でいそがしいお父様・お母様にもうれしい形です。
料金のはばが広い
声楽のオンラインレッスンの料金は、先生の経歴やレッスンの長さによって大きくちがいます。くらべるときは、1回の時間と料金、入会金や体験料があるか、休んだときの決まりまでたしかめると、予算にあわせてえらびやすくなります。
自分の声を記録しやすい
レッスンを録画できる先生もいて、あとで見かえして練習できます(録画していいかは、かならず先生に聞きましょう)。
気をつけたいところ
音が少しおくれる
オンラインでは、音が少しおくれて届きます。そのため、先生のピアノにあわせて同時に歌うのはむずかしいことがあります。伴奏音源をおうちで流すなど、先生ごとに工夫があるので、体験でたしかめましょう。
声のひびきは伝わりにくい
マイクごしでは、声のひびきや、小さな声のちがいが伝わりにくいことがあります。声楽を本格的に学ぶなら、ときどき対面のレッスンをまぜるのもよい方法です。
小さなお子様は、おうちの人のサポートがいる
幼児は、画面の前にずっといるだけでも大変です。はじめのうちは、お父様・お母様がそばにいて、カメラの位置をなおしたり、声をかけたりする必要があります。
1回のレッスンは、こんな流れが多い
オンラインの歌のレッスンは、たとえばつぎのような流れで進むことが多いです。教室によってちがうので、体験のときにたしかめてみてください。
- つながり方の確認(音が聞こえるか、顔がうつっているか)
- 体をほぐす運動や、息の練習
- 発声練習(先生のお手本をまねして声を出す)
- 曲の練習(伴奏音源をおうちで流して歌うことも)
- 今日のふりかえりと、つぎまでの練習の宿題
はじめの「つながり方の確認」で時間がかかると、レッスンの時間がへってしまいます。レッスンの5分ほど前には、機械の準備をすませておきましょう。
はじめる前の準備
- インターネットが安定している部屋をえらぶ
- スマホより、タブレットやパソコンなど大きな画面で
- お子様の上半身がうつるように、台や三きゃくでとめる
- コンクールの動画と同じように、しずかでひびきすぎない部屋で
- 楽譜や歌詞は、印刷して手元に用意する
部屋えらびやカメラの位置は、動画審査のとり方と同じ考え方で大丈夫です。歌の動画審査、スマホでのきれいなとり方。おうちでできる10のコツ
音のトラブルをへらす工夫
オンラインで歌うと、「声がとぎれる」「音がわれる」ということがあります。つぎのような工夫で、少しずつよくなることがあります。
- ほかの家族が同じインターネットで動画を見ていないか、たしかめる
- 使っているアプリの音の設定(雑音をけす機能など)を、先生に聞いて調整する
- 伴奏を流すスピーカーと、お子様の口の間を少しはなす
- 声が大きく出るところで音がわれるときは、マイクから少しはなれて歌う
うまくいかないときは、先生にそのまま伝えて、いっしょに調整してもらいましょう。はじめの数回は、先生も音の聞こえ方をたしかめながら進めてくれることが多いので、えんりょせずに伝えて大丈夫です。
安心して受けるための約束ごと
オンラインレッスンは、おうちの中が画面にうつります。お子様が安心して受けられるように、ご家族でつぎのことを決めておきましょう。
- 画面のうしろに、住所や名前、学校名がわかるものがうつらないようにする
- 学校の制服や、名札のついた服でレッスンを受けない
- レッスン中は、おうちの人がそばか、すぐ声がとどく場所にいる
- 先生との連絡や予約は、お父様・お母様がする
- 録画をするときは、どこに保存し、だれが見るのかを先生とたしかめる
あわせて、料金の支払い方法や、休むときの決まりも、はじめに読んでおくと安心です。
オンラインレッスンが向いているお子様
| 向いている | 少したいへんかも |
|---|---|
| 小学生以上で、画面の前で集中できる | 3〜4歳で、じっとするのがにがて |
| 近くに合う先生がいない | 生の声をじっくり聞いてほしい |
| コンクールの前だけ、専門の先生に見てほしい | 先生とおしゃべりしながらなれたい |
年れい別、おうちの人のサポートのしかた
幼児
画面の前にすわること自体が、まだむずかしい年れいです。レッスンの時間を短めにしてもらう、おうちの人もいっしょに声を出すなど、親子で楽しむ形にすると続けやすくなります。はじめは、楽しく歌えたらそれで十分です。
小学校の低学年
機械の準備はおうちの人がして、レッスン中は少しはなれた場所で見守るくらいがちょうどよいです。先生に言われた宿題を、メモしておいてあげましょう。
小学校の高学年
自分で機械をつないで、レッスンを受けられるようになります。ただ、困ったときにすぐ声をかけられるように、おうちの人は近くにいるようにしてください。
対面とオンラインを「かけあわせる」のもあり
ふだんは近くの教室で習い、コンクールの前だけオンラインで専門の先生に見てもらう。そんな使い方もできます。ただし、ふだんの先生にもひとこと相談しておくと、あとで気まずくなりません。
よくあるしつもん
体験レッスンは受けたほうがいい?
はい、おすすめです。オンラインでは、先生の教え方だけでなく、おうちの機械や部屋でうまくつながるかもたしかめる必要があります。体験では、音のおくれがどれくらい気になるか、お子様が画面の先生の話を聞けているかを見てください。体験で見るポイントは、こちらにまとめています。歌の体験レッスンで見るべき5つのこと。聞いておきたい質問リストつき
先生とお子様の相性は、画面でもわかる?
わかります。ただ、はじめての画面ごしのレッスンでは、お子様が緊張して、いつもより声が小さくなることもあります。1回だけで決めず、2〜3回受けてから考えてもよいでしょう。
コンクールの練習にも使える?
使えます。動画で出るコンクールなら、ふだんのレッスンと同じ部屋や機械で練習できるので、かえってなれやすいこともあります。本番前に一度、とった動画を先生に見てもらうのもおすすめです。
まとめ
- 子どもの歌のオンラインレッスンはふえている
- 全国の先生からえらべ、送り迎えがいらない
- 音のおくれや、声のひびきが伝わりにくい点には注意
- 小さなお子様は、おうちの人のサポートがいる
- 画面にうつるものや連絡のしかたなど、安心のための約束ごとを決めておく
- 対面とのかけあわせもよい方法
先生えらびで見ておきたいことは、こちらの記事にまとめています。はじめての歌の先生えらび。子どもに合う先生を見つけるために見ておきたいこと
オンラインで習った歌を、動画で出られるコンクールで発表するのもおすすめです。動画で出られる子どもの歌のコンクールまとめ。おうちから挑戦できます