歌の体験レッスンで見るべき5つのこと。聞いておきたい質問リストつき
「先生との相性はどうかな?」 「続けられるかな?」 「興味をもってくれるかな?」
習い事を始めるとき、お父様・お母様の不安はつきません。だからこそ大切なのが体験レッスンです。
でも、体験は30分ほどと短いことが多く、「よかった気がする」だけで終わってしまいがちです。この記事では、歌の体験レッスンで見るべきことと、聞いておきたいことをまとめます。
体験レッスンの申しこみ方
体験は、教室のサイトの申しこみフォームや、メール、電話で申しこむことが多いです。申しこむときに、つぎのことを伝えておくと、先生もお子様にあわせた準備をしやすくなります。
- お子様の年れい(学年)
- 歌や音楽を習った経験があるか
- 習いたい理由や目標(楽しみたい、コンクールに出たい など)
- 体験を受けたい日と時間の希望
メールで送るときは、たとえばこんな形で大丈夫です。
「はじめてご連絡いたします。小学2年生の子どもの歌のレッスンについて、体験をお願いしたくご連絡しました。習うのははじめてで、歌うことが大好きです。〇日か〇日の午後にお願いできますでしょうか。」
体験の前にやっておくこと
- お子様に「今日は歌の先生に会いに行くよ」と伝えておく
- お子様が好きな曲を、1曲決めておく(歌ってと言われたときにあわてない)
- 聞きたいことをメモしておく(この記事のさいごにリストがあります)
- 体験料がかかるかをたしかめておく
当日の持ち物と服装
- のみもの(水やお茶など。歌うとのどがかわきます)
- 好きな曲の楽譜や歌詞(あれば)
- メモとペン(お父様・お母様用)
- 上ばきやスリッパ(教室によって必要なことがあります)
服は、おなかや首まわりがしめつけられない、動きやすいものがおすすめです。体験の前に少し体を動かしたり、声を出したりしておくと、お子様も緊張がほぐれます。ただし、のどが痛いときや、かぜぎみのときは、むりをせず日にちをかえてもらいましょう。
見るべき5つのこと
1. 先生の話し方が、子どもにあっているか
子どもにわかることばで説明しているか、お子様の目を見て話しているかを見ましょう。「おなかに風船があるように」のように、たとえを使って教えてくれる先生は、子どもになれていることが多いです。
2. ほめ方と、なおし方
よいところをほめてから、なおすところを伝えているか。一度にたくさんのことを言わず、ひとつずつなおしているか。ここは、続けたときのお子様のやる気に大きくかかわります。
3. お子様の声にあった教え方か
子どもの声は、まだそだっているとちゅうです。大きな声をむりに出させたり、高すぎる音をくりかえし歌わせたりしていないか。「のどがいたくなったら教えてね」と声をかけてくれる先生は安心です。
4. 料金や決まりを、はっきり説明してくれるか
月謝だけでなく、入会金、発表会費、休んだときの振り替え、コンクールのときの費用などを、聞いたらはっきり答えてくれるか。
とくに「お礼」のことは、あとからは聞きにくいものです。体験のときに「発表会やコンクールのとき、みなさんどうされていますか」と、やんわり聞いておくと安心です。お礼のことはこちらにまとめています。声楽の先生へのお礼はいくら?相場とわたし方を、コンクールに出てきた母が本音で書きます
5. お子様の表情
いちばん大切なのは、ここです。
- 先生の前で、いつもの声が出せていたか
- 笑顔があったか
- 帰り道で、レッスンのことを話していたか
経歴がすばらしい先生でも、お子様がこわがっていたら続きません。
体験中、お父様・お母様はどうしていればいい?
見学できる体験では、お父様・お母様は少しはなれた場所から見守りましょう。
- お子様が答えにつまっても、すぐに代わりに答えない
- 「ちゃんとやりなさい」などと、レッスン中に声をかけない
- 先生の教え方や、お子様のようすを、メモしておく
おうちの人が見ていると、かえって緊張するお子様もいます。そんなときは、先生に相談して、少しだけ部屋の外で待つのもひとつの方法です。
年れいによって、見るところは少しちがう
幼児
小さなお子様は、はじめての場所で声が出なくても当たり前です。先生がおもちゃや手あそびなどを使って、楽しく声を出せるように工夫してくれるかを見てください。歌えたかどうかより、「楽しそうだったか」が大切です。
小学生
先生の説明を聞いて、自分でやってみることができる年れいです。体験の中で「さっきより声がよく出たね」と、変化を感じさせてくれるレッスンだと、お子様も「また行きたい」と思いやすくなります。
聞いておきたい質問リスト
- 子どもを教えた経験はどのくらいありますか
- どんな曲を歌いますか(童謡、声楽、ミュージカルなど)
- 発表会はありますか。費用はいくらですか
- コンクールに出ている生徒さんはいますか
- コンクールの前に、追加のレッスンはありますか
- 休んだときの振り替えはできますか
- 楽譜代など、月謝のほかにかかるものはありますか
- 家ではどのくらい練習すればいいですか
全部聞かなくても大丈夫です。気になるものをえらんで、メモを見ながら聞いてみてください。
体験のあと、お子様に聞きたいこと
「どうだった?」だけでは、「ふつう」で終わってしまうことも。こんな聞き方もおすすめです。
- 「いちばん楽しかったのはどこ?」
- 「先生のこと、どう思った?」
- 「また行きたい?」
2〜3か所くらべるのがおすすめ
ひとつだけだと、よいのかどうか判断がつきにくいものです。できれば2〜3か所の体験をうけて、くらべてみましょう。声楽教室のえらび方はこちら。子どもの声楽教室のえらび方。先生えらびで後悔しないための7つのポイント
くらべるときは、体験のすぐあとに、つぎのようなメモをつけておくとわすれません。
| 見たところ | 教室A | 教室B | 教室C |
|---|---|---|---|
| 先生の話し方 | |||
| ほめ方・なおし方 | |||
| 声へのやさしさ | |||
| 料金・決まりの説明 | |||
| 通いやすさ | |||
| お子様の表情 |
それぞれに「○・△・×」をつけるだけでも、あとでくらべやすくなります。
オンラインで体験するとき
オンラインレッスンの体験では、先生の教え方にくわえて、音のおくれが気にならないか、お子様が画面の先生の話を聞けているかも見ておきましょう。オンラインレッスンのよいところと注意点は、こちらにまとめています。子どもの歌のオンラインレッスンはあり?よいところ・注意点・うまくいくコツ
よくあるしつもん
体験の場で、入会を決めないといけない?
いいえ、その場で決めなくて大丈夫です。「家族と相談して、〇日までにお返事します」と伝えれば、ほとんどの先生はわかってくれます。お子様の気持ちも、一晩たってから聞くと、本音が出てくることがあります。
お子様が体験で歌えなかったら?
はじめての場所や先生の前で、声が出ないのはよくあることです。それだけで「向いていない」と決めず、先生がそのときどう接してくれたかを見てください。歌えなかったお子様にもやさしく声をかけてくれる先生なら、通ううちに少しずつなれていきます。
きょうだいもいっしょに行っていい?
小さなきょうだいがいるときは、つれて行ってよいか先に聞いておきましょう。レッスン中に声を出してしまうこともあるので、しずかにすごせる絵本などを用意しておくと安心です。
ことわるときは
体験をうけて、入会しないことにしたら、早めに伝えましょう。「今回はほかの教室にすることにしました。ていねいに見ていただき、ありがとうございました」と、お礼をそえて伝えれば十分です。
まとめ
体験レッスンで見るのは、つぎの5つです。
- 先生の話し方が、子どもにあっているか
- ほめ方と、なおし方
- お子様の声にあった教え方か
- 料金や決まりを、はっきり説明してくれるか
- お子様の表情
申しこむときにお子様のことを伝え、当日はメモをとりながら見守り、2〜3か所をくらべて決めると安心です。
「また行きたい!」と言える先生に出会えるように。体験は、お子様といっしょに先生をえらぶ大切な時間です。