子どもの声楽教室のえらび方。先生えらびで後悔しないための7つのポイント
「歌が好きだから、きちんと習わせてあげたい」
そう思って声楽教室をさがしはじめると、ピアノ教室ほど数がなく、どうえらべばいいのか迷います。しかも声楽は、先生との相性がとても大きい習い事です。
この記事では、息子の声楽でいろいろな先生と出会ってきたわたしが、子どもの声楽教室のえらび方をまとめます。
そもそも「声楽」ってどんな習い事?
声楽というと、オペラのようなむずかしいものを想像するかもしれません。でも子どもの声楽は、もっと身近なものです。
たとえば島村楽器の声楽教室では、小学生から受けられ、楽譜が読めなくても大丈夫としています。歌う曲は先生と相談して決め、合唱曲、童謡、ミュージカルの曲から、イタリアやドイツの歌曲までえらべます。(島村楽器 声楽教室の案内)
つまり声楽は、「自分の声という楽器を、正しく、のびのび使えるようになる習い事」だと考えるとわかりやすいです。
さがしはじめる前に、家族で決めておくこと
教室をさがす前に、つぎのことをご家族で話しておくと、えらぶときに迷いにくくなります。
- なんのために習いたいか(楽しみたい、コンクールに出たい、合唱でいかしたい など)
- 通える曜日と時間(学校、ほかの習い事、きょうだいの予定)
- 送り迎えはだれがするか
- 月謝のほかの費用もふくめて、むりなく続けられるはんいはどれくらいか
- どれくらいの期間、まず続けてみるか
とくに費用は、教室によって考え方が大きくちがいます。「いくらまで」と金額だけで決めるより、「月謝のほかに何がかかるか」までふくめて考えることが大切です。月謝の見方は、こちらの記事にまとめています。子どもの声楽レッスン、月謝の見方。金額だけでくらべないための5つのポイント
大手の音楽教室と、個人の先生のちがい
声楽を習う場所は、大きく2つに分かれます。
| 大手の音楽教室 | 個人の先生 | |
|---|---|---|
| よいところ | 料金やルールがはっきりしている。体験レッスンがうけやすい。発表会がある | 先生の得意なことがはっきりしている。コンクールの指導にくわしい先生もいる |
| 気をつけるところ | 先生がかわることがある。子どもの指導になれているかは先生しだい | 料金やお礼など、決まりが教室ごとにちがう |
大手の教室は、月謝のほかに入会金や運営管理費がかかることが多いです。料金は、教室や店舗、レッスンの時間によってちがいます。体験のときに「月謝のほかに、毎月や毎年かかるものはありますか」と聞いて、ぜんぶでいくらになるかをくらべましょう。
レッスンの形も、教室によってちがう
同じ声楽教室でも、レッスンの形はいろいろです。お子様の年れいや性格にあうかを考えてみましょう。
個人レッスンとグループレッスン
声楽は、先生とお子様の1対1の個人レッスンが多いです。ひとりひとりの声にあわせて教えてもらえるのがよいところです。いっぽうで、はじめての小さなお子様には、友だちといっしょに歌うグループのほうが、緊張せずに楽しめることもあります。
レッスンの時間と回数
子どもの声楽は、30分ほどのレッスンが多いです。小さなお子様は、長い時間集中するのがむずかしいので、短めの時間から始めるのが安心です。毎週通うか、2週間に1回にするかも、教室によってえらべることがあります。
声楽教室をえらぶ、7つのポイント
1. 子どもを教えた経験があるか
子どもの声は、まだそだっているとちゅうです。大人と同じやり方で声を出させると、のどをいためることもあります。子どもを教えた経験があるか、かならず聞いてみましょう。
2. お子様の「目標」にあっているか
- 歌うことを楽しみたい
- 合唱団や学校の合唱で活かしたい
- コンクールに出たい
- ミュージカルに出たい
目標によって、向いている先生はちがいます。コンクールに出たいなら、生徒さんがコンクールに出ているかも聞いてみるとよいです。
3. 料金がはっきりしているか
月謝だけでなく、入会金、発表会費、楽譜代、コンクールのときの追加レッスンなど、ぜんぶでいくらかかるかを先に聞いておきましょう。
4. お礼の決まりを先に聞けるか
声楽の世界では、入賞したときなどにお礼をするならわしがあることもあります。あとからおどろかないように、気になることははじめに聞いておくと安心です。お礼のことはこちらにまとめています。声楽の先生へのお礼はいくら?相場とわたし方を、コンクールに出てきた母が本音で書きます
5. 通いやすいか
声楽は、続けてはじめて力がつく習い事です。場所や曜日が、学校やほかの習い事とむりなくあうかをたしかめましょう。通うのが大変なときは、オンラインレッスンもえらべます。子どもの歌のオンラインレッスンはあり?よいところ・注意点・うまくいくコツ
6. 発表の場があるか
人前で歌う経験は、お子様の大きな自信になります。発表会があるか、コンクールに出る人がいるかも、えらぶときの目安になります。
7. お子様が「また行きたい」と言うか
いちばん大切なのは、ここです。経歴がすばらしい先生でも、お子様がこわがったり、楽しくなさそうだったりすると、つづきません。体験のあとのお子様の顔をよく見てください。
年れい別、声楽を始めるときの考え方
幼児
小さなお子様は、まだ体も声もとても小さいので、本格的な声楽より、歌あそびやリトミックのような楽しい形から始めるのもよい方法です。幼児を受け入れている声楽教室なら、遊びの中で声を出すレッスンをしているかを聞いてみましょう。
小学校の低学年
楽譜が読めなくても、先生のまねをしながら歌えるようになる時期です。姿勢や息の使い方など、基礎を楽しく身につけられるかを見てください。
小学校の高学年
自分で目標をもって練習できるようになります。コンクールや合唱など、お子様のやりたいことを先生に伝えて、目標にあったレッスンをしてもらえるかをたしかめましょう。
何歳から始めるのがよいかは、こちらの記事でもくわしく書いています。子どもの声楽は何歳から?習いはじめとコンクールデビューのめやす
さがし方
- 「声楽教室 子ども 地域名」で検索する
- 大手の音楽教室のサイトで、近くの教室をさがす
- 合唱団や、学校の音楽の先生に、知っている先生を聞く
- コンクールの入賞者の先生を調べる(指導者の名前がのっていることもあります)
全国の歌の教室・声楽教室は、こちらからさがせます。歌の教室さがし
体験レッスンは2〜3か所うける
ひとつだけで決めず、できれば2〜3か所の体験をうけてくらべるのがおすすめです。くらべることで、先生の教え方のちがいがよくわかります。
体験レッスンで見るポイントは、こちらの記事にまとめています。歌の体験レッスンで見るべき5つのこと。聞いておきたい質問リストつき
入ってから「合わないかも」と思ったら
よく考えてえらんでも、通いはじめてから「合わないかも」と感じることはあります。つぎのようなようすがあれば、一度立ちどまって考えてみましょう。
- レッスンの前になると、毎回いやがる
- レッスンのあと、のどがいたい、声がかれることが多い
- 先生にしかられることがこわくて、声が出なくなっている
のどのいたみや声がれがつづくときは、まず練習を休み、心配なら耳鼻科で見てもらってください。気になることは、先生に相談してみると、教え方を工夫してもらえることもあります。それでもむずかしいときは、教室をかえることも、わるいことではありません。先生をかえるときの伝え方は、こちらにまとめています。習い事の先生を変えたいとき、どう伝える?気まずくならない伝え方と例文
まとめ
- 子どもを教えた経験があるか
- お子様の目標にあっているか
- 料金がはっきりしているか
- お礼の決まりを先に聞けるか
- 通いやすいか
- 発表の場があるか
- お子様が「また行きたい」と言うか
さがす前に家族で目標や通い方を決めておき、体験を2〜3か所うけてくらべると、えらびやすくなります。
声楽は、先生との出会いで大きくかわる習い事です。あせらず、お子様にあった先生をさがしてみてください。