本番の準備(動画・衣装・持ち物)

歌の動画審査、スマホでのきれいなとり方。おうちでできる10のコツ

更新日:2026年11月4日 ・ 書いた人:うみ

動画で出られるコンクールは、おうちから挑戦できるのがうれしいところです。でも、とり方ひとつで、声の聞こえ方やお子様の印象は大きくかわります。

この記事では、スマホ1台でできる、動画のとり方のコツをお伝えします。

まず募集要項の決まりをたしかめる

コンクールによって、動画の決まりがちがいます。たとえば全日本こどもの歌コンクールの本選では、カメラを横向きにし、正面と横からの2台で同時にとるか、正面の1台でとり、画質はフルハイビジョンにするよう決めています。(募集要項)

曲の途中で切ったりつないだりする「編集」は、ほとんどのコンクールでできません。かならず最初に読んでおきましょう。

とる前の準備

1. スマホは横向きにする

審査員はパソコンや大きな画面で見ることが多いので、横向きが基本です。

2. 三きゃくでとめる

手で持つと、どうしてもゆれます。スマホ用の三きゃくは、安いもので大丈夫です。

3. お子様の上半身と表情が見える距離に

顔の表情も、審査で見られています。ひざから上か、上半身が入るくらいが目安です。スマホはお子様の目の高さにあわせます。

4. 部屋えらび

  • 外の音やエアコンの音が入らない、しずかな部屋
  • 音がひびきすぎない部屋(お風呂場のようにひびく場所はさける)
  • うしろは、できるだけすっきりした壁やカーテン

5. 明るさ

窓を背にすると、顔が暗くうつります。窓の光はお子様の正面から当たるようにしましょう。

6. スマホの設定

  • 通知が鳴らないように、機内モードにする
  • 画質はフルハイビジョン(1080p)にする
  • とる前に、のこりの容量をたしかめる

とるときのコツ

7. まず「ためしどり」をする

最初に少しだけ歌ってとり、音がわれていないか、伴奏と歌の大きさのバランスはいいか、イヤホンで聞いてたしかめます。

8. 伴奏の音は、歌より少し小さく

伴奏音源を使うときは、スピーカーをお子様の少しうしろに置き、歌声がかき消されない大きさにします。

9. 歌う前と後に、少し間をとる

とりはじめてすぐ歌いはじめず、最後も伴奏がおわってから数秒待って止めます。

10. とりすぎない

何度もとりなおすと、お子様の声も気持ちもつかれます。「今日は3回まで」など、先に決めておくのがおすすめです。

よくあるしっぱい

  • たて向きでとってしまった
  • 光が逆光で、顔が見えない
  • 伴奏が大きすぎて、歌が聞こえない
  • とちゅうで通知音が鳴った
  • 歌詞を見ながら歌っている(おぼえて歌う「暗譜」を決まりにしているコンクールもある)

年れい別、とるときのひと工夫

幼児さん

小さなお子様は、とちゅうでうごいて画面から出てしまうことがあります。床に小さなシールやテープで「ここに立ってね」という印をつけておくと安心です。集中できる時間は短いので、とるのは1日に数回まで。「おうちの人に聞かせてね」と、発表会ごっこのような気持ちでとると、表情もやわらかくなります。

小学校低学年

ためしどりした動画を、お子様と一緒に見てみましょう。「声がよく聞こえるね」「ここで顔が下を向いたね」など、自分の姿を見ることで、つぎのとりで気をつけるところがわかります。

小学校高学年・中学生

自分でスマホの位置を決めたり、ためしどりを聞いてたしかめたりできる年れいです。お父様・お母様は、うしろでそっと見守り、「どれを送るか」も、できるだけお子様と相談して決めましょう。

のどをまもるために

とる日が近づくと、つい何度も歌わせたくなります。でも、のどは使いすぎるといためてしまいます。

  • とる前に、水を少しのんでのどをうるおす
  • 大きな声を出しつづけない。休けいをはさむ
  • かぜぎみの日や、声がかすれている日はとらない

声の調子がおかしい日が続くときは、むりをせず、耳鼻科でみてもらってください。

あると便利な道具

スマホ1台でも十分にとれますが、つぎの道具があると、もっと楽にきれいにとれます。

道具 あると何がいい? なくてもいい?
スマホ用の三きゃく ゆれない。高さを目にあわせられる 本を重ねた台でも代わりになる
スマホにつける小さなマイク 声がはっきり入る。部屋のひびきが入りにくい なくてもOK。まずはスマホのマイクで
小さなライト 夜や暗い部屋でも顔が明るくうつる 昼間の窓の光で十分
スピーカー 伴奏音源を流すとき、音がききやすい スマホとは別の機械で流せばOK

はじめから全部そろえる必要はありません。まずはスマホと三きゃくだけでとってみて、気になるところがあれば道具を足していきましょう。

撮影の日のチェックリスト

  • 募集要項の動画の決まりを読みなおした
  • スマホは横向き、三きゃくでとめた
  • スマホの充電と、のこりの容量をたしかめた
  • 機内モードにした
  • 顔が明るくうつっている
  • ためしどりで、歌と伴奏の音のバランスをたしかめた
  • 衣装と髪型を整えた
  • 前奏の前と、後奏のあとに数秒ずつ間をとった
  • とった動画を、イヤホンで最後まで聞いた

動画の送り方

コンクールによって送り方はちがいますが、よく使われるのは「YouTubeに限定公開でアップして、そのURLを送る」方法です。限定公開は、URLを知っている人だけが見られる設定です。

  1. YouTubeのアプリを開き、Googleのアカウントでログインする
  2. 動画をアップロードする
  3. 公開の設定で「限定公開」をえらぶ(「非公開」だと、コンクールの人も見られません)
  4. タイトルに、部門やお名前など、コンクールが決めた内容を入れる
  5. 動画のURLをコピーして、申込みフォームにはり付ける

ファイルを直接送る方法や、ファイル送信サービスを使う方法をえらべるコンクールもあります。どの方法でも、しめきりのぎりぎりにならないように、早めに送りましょう。

お子様の安全のために、気をつけたいこと

限定公開は、URLを知っている人だけが見られる設定ですが、URLがほかの人に伝われば、だれでも見られてしまいます。動画をとる前と送る前に、つぎのことをご家族でたしかめておきましょう。

  • お子様の顔をうつすかどうかは、ご家族で話しあって決める
  • 学校の制服、名札、ランドセルなど、学校がわかるものはうつさない
  • まどの外の景色や、家の前の様子など、場所がわかるものはうつさない
  • うしろのかべに、お子様のフルネームが書かれたものがないか見る
  • 動画のタイトルや説明に、コンクールが決めたこと以外の個人の情報を書かない
  • 結果が出てしばらくしたら、動画を消すか、非公開にする

心配なことがあれば、コンクールの事務局に「動画はだれが見ますか」と聞いてみてください。安心して送れることが、いちばん大切です。

よくあるしつもん

少しまちがえた動画でも出していい?

小さなまちがいがあっても、全体として気持ちよく歌えている動画のほうが、よい印象になることがあります。何十回もとりなおして、つかれた声になるよりも、のびのび歌えた1本をえらびましょう。

家族の声や生活音が入ってしまった

歌の途中で大きな音が入ったときは、とりなおしたほうが安心です。とる前に、家族に「今からとるね」と声をかけておくとよいです。

古いスマホでも大丈夫?

フルハイビジョン(1080p)でとれれば、ほとんどのコンクールで問題ありません。設定画面で、動画の画質をたしかめてみてください。

ピアノの生伴奏でとるときは?

ピアノがお子様のすぐうしろにあると、伴奏の音が大きく入りすぎてしまいます。お子様をピアノから少しはなれた場所に立たせ、スマホはお子様の正面に置きましょう。ためしどりで、歌と伴奏のどちらもはっきり聞こえるかたしかめてから、本番をとると安心です。

まとめ

スマホは横向き、三きゃくでとめて、しずかで明るい部屋で。ためしどりで音をたしかめれば、特別な道具がなくても、お子様のいいところが伝わる動画になります。

動画で出られるコンクールはこちら。動画で出られる子どもの歌のコンクールまとめ。おうちから挑戦できます

幼児小学生中学生

つぎの一歩を さがす

あわせて読みたい