歌の動画審査、スマホでのきれいなとり方。おうちでできる10のコツ
動画で出られるコンクールは、おうちから挑戦できるのがうれしいところです。でも、とり方ひとつで、声の聞こえ方やお子様の印象は大きくかわります。
この記事では、スマホ1台でできる、動画のとり方のコツをお伝えします。
まず募集要項の決まりをたしかめる
コンクールによって、動画の決まりがちがいます。たとえば全日本こどもの歌コンクールの本選では、カメラを横向きにし、正面と横からの2台で同時にとるか、正面の1台でとり、画質はフルハイビジョンにするよう決めています。(募集要項)
曲の途中で切ったりつないだりする「編集」は、ほとんどのコンクールでできません。かならず最初に読んでおきましょう。
とる前の準備
1. スマホは横向きにする
審査員はパソコンや大きな画面で見ることが多いので、横向きが基本です。
2. 三きゃくでとめる
手で持つと、どうしてもゆれます。スマホ用の三きゃくは、安いもので大丈夫です。
3. お子様の上半身と表情が見える距離に
顔の表情も、審査で見られています。ひざから上か、上半身が入るくらいが目安です。スマホはお子様の目の高さにあわせます。
4. 部屋えらび
- 外の音やエアコンの音が入らない、しずかな部屋
- 音がひびきすぎない部屋(お風呂場のようにひびく場所はさける)
- うしろは、できるだけすっきりした壁やカーテン
5. 明るさ
窓を背にすると、顔が暗くうつります。窓の光はお子様の正面から当たるようにしましょう。
6. スマホの設定
- 通知が鳴らないように、機内モードにする
- 画質はフルハイビジョン(1080p)にする
- とる前に、のこりの容量をたしかめる
とるときのコツ
7. まず「ためしどり」をする
最初に少しだけ歌ってとり、音がわれていないか、伴奏と歌の大きさのバランスはいいか、イヤホンで聞いてたしかめます。
8. 伴奏の音は、歌より少し小さく
伴奏音源を使うときは、スピーカーをお子様の少しうしろに置き、歌声がかき消されない大きさにします。
9. 歌う前と後に、少し間をとる
とりはじめてすぐ歌いはじめず、最後も伴奏がおわってから数秒待って止めます。
10. とりすぎない
何度もとりなおすと、お子様の声も気持ちもつかれます。「今日は3回まで」など、先に決めておくのがおすすめです。
よくあるしっぱい
- たて向きでとってしまった
- 光が逆光で、顔が見えない
- 伴奏が大きすぎて、歌が聞こえない
- とちゅうで通知音が鳴った
- 歌詞を見ながら歌っている(おぼえて歌う「暗譜」を決まりにしているコンクールもある)
年れい別、とるときのひと工夫
幼児さん
小さなお子様は、とちゅうでうごいて画面から出てしまうことがあります。床に小さなシールやテープで「ここに立ってね」という印をつけておくと安心です。集中できる時間は短いので、とるのは1日に数回まで。「おうちの人に聞かせてね」と、発表会ごっこのような気持ちでとると、表情もやわらかくなります。
小学校低学年
ためしどりした動画を、お子様と一緒に見てみましょう。「声がよく聞こえるね」「ここで顔が下を向いたね」など、自分の姿を見ることで、つぎのとりで気をつけるところがわかります。
小学校高学年・中学生
自分でスマホの位置を決めたり、ためしどりを聞いてたしかめたりできる年れいです。お父様・お母様は、うしろでそっと見守り、「どれを送るか」も、できるだけお子様と相談して決めましょう。
のどをまもるために
とる日が近づくと、つい何度も歌わせたくなります。でも、のどは使いすぎるといためてしまいます。
- とる前に、水を少しのんでのどをうるおす
- 大きな声を出しつづけない。休けいをはさむ
- かぜぎみの日や、声がかすれている日はとらない
声の調子がおかしい日が続くときは、むりをせず、耳鼻科でみてもらってください。
あると便利な道具
スマホ1台でも十分にとれますが、つぎの道具があると、もっと楽にきれいにとれます。
| 道具 | あると何がいい? | なくてもいい? |
|---|---|---|
| スマホ用の三きゃく | ゆれない。高さを目にあわせられる | 本を重ねた台でも代わりになる |
| スマホにつける小さなマイク | 声がはっきり入る。部屋のひびきが入りにくい | なくてもOK。まずはスマホのマイクで |
| 小さなライト | 夜や暗い部屋でも顔が明るくうつる | 昼間の窓の光で十分 |
| スピーカー | 伴奏音源を流すとき、音がききやすい | スマホとは別の機械で流せばOK |
はじめから全部そろえる必要はありません。まずはスマホと三きゃくだけでとってみて、気になるところがあれば道具を足していきましょう。
撮影の日のチェックリスト
- 募集要項の動画の決まりを読みなおした
- スマホは横向き、三きゃくでとめた
- スマホの充電と、のこりの容量をたしかめた
- 機内モードにした
- 顔が明るくうつっている
- ためしどりで、歌と伴奏の音のバランスをたしかめた
- 衣装と髪型を整えた
- 前奏の前と、後奏のあとに数秒ずつ間をとった
- とった動画を、イヤホンで最後まで聞いた
動画の送り方
コンクールによって送り方はちがいますが、よく使われるのは「YouTubeに限定公開でアップして、そのURLを送る」方法です。限定公開は、URLを知っている人だけが見られる設定です。
- YouTubeのアプリを開き、Googleのアカウントでログインする
- 動画をアップロードする
- 公開の設定で「限定公開」をえらぶ(「非公開」だと、コンクールの人も見られません)
- タイトルに、部門やお名前など、コンクールが決めた内容を入れる
- 動画のURLをコピーして、申込みフォームにはり付ける
ファイルを直接送る方法や、ファイル送信サービスを使う方法をえらべるコンクールもあります。どの方法でも、しめきりのぎりぎりにならないように、早めに送りましょう。
お子様の安全のために、気をつけたいこと
限定公開は、URLを知っている人だけが見られる設定ですが、URLがほかの人に伝われば、だれでも見られてしまいます。動画をとる前と送る前に、つぎのことをご家族でたしかめておきましょう。
- お子様の顔をうつすかどうかは、ご家族で話しあって決める
- 学校の制服、名札、ランドセルなど、学校がわかるものはうつさない
- まどの外の景色や、家の前の様子など、場所がわかるものはうつさない
- うしろのかべに、お子様のフルネームが書かれたものがないか見る
- 動画のタイトルや説明に、コンクールが決めたこと以外の個人の情報を書かない
- 結果が出てしばらくしたら、動画を消すか、非公開にする
心配なことがあれば、コンクールの事務局に「動画はだれが見ますか」と聞いてみてください。安心して送れることが、いちばん大切です。
よくあるしつもん
少しまちがえた動画でも出していい?
小さなまちがいがあっても、全体として気持ちよく歌えている動画のほうが、よい印象になることがあります。何十回もとりなおして、つかれた声になるよりも、のびのび歌えた1本をえらびましょう。
家族の声や生活音が入ってしまった
歌の途中で大きな音が入ったときは、とりなおしたほうが安心です。とる前に、家族に「今からとるね」と声をかけておくとよいです。
古いスマホでも大丈夫?
フルハイビジョン(1080p)でとれれば、ほとんどのコンクールで問題ありません。設定画面で、動画の画質をたしかめてみてください。
ピアノの生伴奏でとるときは?
ピアノがお子様のすぐうしろにあると、伴奏の音が大きく入りすぎてしまいます。お子様をピアノから少しはなれた場所に立たせ、スマホはお子様の正面に置きましょう。ためしどりで、歌と伴奏のどちらもはっきり聞こえるかたしかめてから、本番をとると安心です。
まとめ
スマホは横向き、三きゃくでとめて、しずかで明るい部屋で。ためしどりで音をたしかめれば、特別な道具がなくても、お子様のいいところが伝わる動画になります。
動画で出られるコンクールはこちら。動画で出られる子どもの歌のコンクールまとめ。おうちから挑戦できます