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伴奏音源はどうする?歌のコンクールでカラオケが使えない理由と、5つの用意のしかた

更新日:2026年11月4日 ・ 書いた人:うみ

曲が決まって練習をはじめると、つぎにぶつかるのが「伴奏、どうしよう?」です。

「ピアノを弾ける人がいない」 「カラオケの音源ではだめなの?」

この記事では、伴奏の用意のしかたと、気をつけたいことをまとめます。

まず募集要項の「伴奏の決まり」を見る

伴奏のルールは、コンクールによって大きくちがいます。

  • ピアノ伴奏だけか、ほかの楽器もいいか
  • 無伴奏(伴奏なし)でもいいか
  • 伴奏音源(録音した伴奏)でもいいか
  • 市販のCDやカラオケ音源を使っていいか

たとえば全日本こどもの歌コンクールでは、伴奏はピアノだけでなくギターなどもOKで、無伴奏もできます。予選だけはCDなどの音源にあわせて歌えますが、本選と全国大会では、著作権の関係で市販のCDやカラオケ音源は使えないと決めています。(募集要項)

いっぽう、こども童謡コンクールでは、伴奏音源か生伴奏が必要で、無伴奏では出られません。(募集要項)

「前のコンクールでは大丈夫だった」ではなく、出るコンクールごとにかならずたしかめましょう。

なぜカラオケが使えないことがあるの?

市販のCDやカラオケの音源には、曲をつくった人だけでなく、その音を録音・制作した会社などにも権利があります。その音源を使った動画をコンクールに出したり、サイトやSNSで公開したりすると、問題になることがあるのです。

とくに、入賞者の動画を公開するコンクールでは、この点にきびしくなります。ただ、どこまでがだめかはコンクールや音源によってちがうので、迷ったらコンクールの事務局に聞くのがいちばん安心です。

伴奏の用意のしかた5つ

1. 家族や知り合いがピアノを弾く

いちばん身近な方法です。お子様の息つぎやテンポにあわせて弾けるのが、生伴奏のいちばんのよさです。

2. 習っている先生や、伴奏者にお願いする

歌を習っているなら、まず先生に相談しましょう。伴奏者を紹介してもらえることもあります。そのときは、本番だけでなく合わせの練習の分もふくめて、費用を先にたしかめておきます。

3. コンクールが用意した伴奏音源を使う

コンクールによっては、伴奏音源を無料で用意しています。たとえばこども童謡コンクールでは、公式サイトに伴奏音源のリストがあり、練習にも動画審査にも使えます。

4. 伴奏音源づくりサービスにお願いする

ピアニストが、お子様の曲の伴奏を録音してくれるサービスです。全日本こどもの歌コンクールのように、事務局のピアニストが有料で伴奏音源をつくってくれるコンクールもあります。わたしが開くこどもの歌声グランプリでも、伴奏音源づくりを8,800円(税込)でお受けしています。

声の高さにあわせて、曲の高さをかえてもらえることもあります。

5. 自分で弾いて録音する

お父様・お母様がピアノを弾けるなら、先に伴奏だけ録音しておき、それにあわせて歌う方法もあります。何度でも練習に使えるのもよいところです。

生伴奏と伴奏音源、どちらがいい?

生伴奏 伴奏音源
よいところ お子様の息つぎやテンポにあわせてくれる いつでも、何度でも練習できる
気をつけるところ 伴奏者と時間をあわせる必要がある。費用がかかることも テンポがきまっているので、お子様があわせる必要がある

小さなお子様は、息つぎのタイミングがずれやすいので、生伴奏のほうが歌いやすいこともあります。伴奏音源なら、早めに用意して、たくさんあわせる練習をしておきましょう。

伴奏を用意するまでの流れ

伴奏は、思ったより時間がかかります。本番からさかのぼって、つぎのような流れで考えておくと安心です。

  1. 曲が決まったら、すぐに募集要項で伴奏の決まりをたしかめる
  2. 生伴奏にするか、伴奏音源にするかを決める
  3. 曲の高さ(そのままか、下げるか)と、何番まで歌うかを決める
  4. 伴奏者や音源サービスにお願いする(できれば本番の2か月ほど前まで)
  5. 伴奏ができたら、本番まで何度も合わせて歌う

伴奏音源づくりのサービスは、本番が近い時期にはこみあうこともあります。高さや番数が決まったら、早めに動いておきましょう。

伴奏音源にあわせて歌う練習のコツ

伴奏音源は、お子様にあわせて待ってはくれません。だからこそ、つぎのような練習が役に立ちます。

前奏をおぼえる

歌い出しでずれてしまうのは、前奏の長さがわかっていないことが多いです。前奏を何回も聞いて、「ここまできたら息を吸う」という場所を、お子様といっしょに決めておきます。

息つぎの場所を決めて、しるしをつける

歌詞を紙に書いて、息を吸う場所にしるしをつけます。伴奏音源は止まらないので、息つぎがおくれると、つぎのことばがおくれてしまいます。

はじめはゆっくり、だんだん本番のテンポに

テンポをかえられるアプリや、ゆっくりめの練習用音源を使える場合は、はじめはゆっくり歌い、なれてきたら本番の速さにしていきます。

歌だけで、メロディーを先にしっかりおぼえる

伴奏にあわせる前に、メロディーと歌詞を歌だけでしっかりおぼえておくと、伴奏の音にまどわされにくくなります。歌詞のおぼえ方は、こちらの記事にまとめています。子どもが歌詞と曲を早くおぼえるコツ。暗譜がにがてな子も楽しくできる6つの方法

生伴奏をお願いするときに気をつけたいこと

先生や伴奏者に生伴奏をお願いするときは、つぎのことを先に話しておくと、おたがいに気持ちよく進められます。

  • 曲名、高さ、何番まで歌うか
  • 楽譜は、どちらが用意するか
  • 合わせの練習は、何回、どこでするか
  • 本番の日時と場所(動画なら、とる日と場所)
  • 費用やお礼はどうするか

費用やお礼は、伴奏者や地域によって考え方がちがいます。言いにくくても、はじめに「どのようにお考えですか」とていねいに聞いておくのがいちばんです。伴奏者へのお礼のことは、こちらの記事にまとめています。伴奏者へのお礼はどうする?コンクールや発表会でこまらないために

伴奏を用意するときのチェックリスト

  • 募集要項で、使える伴奏の種類をたしかめた
  • 曲の高さが、お子様の声にあっている
  • 歌う時間(前奏・後奏をふくむ)が、決まりの中におさまっている
  • 何番まで歌うか決めた
  • 伴奏者にお願いするなら、日どりと費用をたしかめた

よくあるしつもん

曲の高さは、かえてもいい?

多くのコンクールでは、お子様の声にあわせて高さをかえてもよいとしています。ただ、課題曲の高さが決められていることもあるので、募集要項でたしかめましょう。高すぎる曲をむりに歌うと、のどをいためることがあります。

テンポを少しゆっくりにしてもいい?

曲のよさがかわらないはんいなら、お子様が歌いやすいテンポにすることは、よくあります。ただし、ゆっくりにすると歌う時間が長くなるので、時間の決まりをこえないか、もう一度はかっておきましょう。

無伴奏で出るのは不利?

無伴奏がみとめられているコンクールなら、それだけで不利になることはありません。ただ、伴奏がないと音の高さがずれやすいので、録音して何度もたしかめておくことが大切です。

伴奏の音が大きすぎる・小さすぎるときは?

練習では、スピーカーの音量をかえて、お子様が伴奏をよく聞きながら歌える大きさにします。動画をとるときは、伴奏が大きすぎると歌が聞こえにくくなります。ためしどりをして、歌と伴奏のバランスをたしかめておきましょう。

まとめ

  • 伴奏のルールはコンクールごとにちがう。かならず募集要項を見る
  • 市販のCDやカラオケは、権利の関係で使えないことがある
  • 用意のしかたは、家族の生伴奏、先生・伴奏者、コンクールの伴奏音源、音源づくりサービス、自分で録音の5つ
  • 伴奏は早めに用意して、前奏と息つぎを決めてたくさん合わせる
  • 迷ったらコンクールの事務局に聞く

わたしが開くコンクールでは、伴奏音源づくり(8,800円・税込)のほかに、先生とのオンライン講評(15分3,300円)もえらべます。こどもの歌声グランプリ

動画で出るときの伴奏の音の大きさは、こちらの記事で。歌の動画審査、スマホでのきれいなとり方。おうちでできる10のコツ

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