はじめての歌の先生えらび。子どもに合う先生を見つけるために見ておきたいこと
「歌を習わせてみたいけれど、どんな先生がいいのかわからない」
はじめて歌の先生をさがすとき、多くのお父様・お母様がこうなやみます。ピアノやスイミングのように、まわりにくわしい人がいないことも多く、だれに聞けばいいかもわかりにくいですよね。
わたしも、息子が歌を始めたころは、何もわからないところからのスタートでした。
この記事では、はじめての歌の先生えらびで見ておきたいことをまとめます。
まず「何のために習うか」を考える
先生をさがす前に、お子様が歌を習う目的を、家族で少し話してみましょう。
- 歌うことを、もっと楽しみたい
- 声の出し方を、きちんと身につけたい
- コンクールに挑戦してみたい
- ミュージカルなど、舞台に立ってみたい
- 合唱で、もっと上手に歌えるようになりたい
目的によって、合う先生や教室はかわります。たとえば、楽しく歌いたいなら、明るくのびのびとしたレッスンの先生。コンクールをめざすなら、コンクールにくわしい先生がいいかもしれません。
歌の習い事の種類やジャンルのちがいについては、こちらの記事にまとめています。声楽・ミュージカル・ボーカル、子どもにはどれ?3つのちがいをやさしく解説
先生のさがし方
近くの音楽教室をしらべる
まずは、家から通いやすい場所にある音楽教室をしらべてみましょう。歌のコースがある教室もあります。
個人で教えている先生
声楽などは、個人で教えている先生も多いです。教室のホームページや、地域の情報などで見つかることがあります。
オンラインのレッスン
近くに歌の先生がいないときは、オンラインでレッスンをしている先生もいます。家から受けられるので、送りむかえがいらないのもうれしいところです。ただ、小さなお子様は画面ごしだと集中しにくいこともあるので、お子様の年れいやようすに合わせて考えてみてください。
まわりの人に聞いてみる
合唱団や、学校の音楽の先生、歌を習っているお友だちのお父様・お母様に聞いてみるのもひとつの方法です。じっさいに習っている人の話は、とても参考になります。
先生にもいろいろなタイプがある
歌の先生といっても、得意なことや教え方はさまざまです。
声楽が専門の先生
クラシックの歌い方を大切にする先生です。体のつかい方や、息のつかい方を、ていねいに教えてくださることが多いです。声楽のコンクールをめざすなら、こうした先生が心づよいと思います。
童謡や合唱にくわしい先生
子どもの歌や、合唱になれている先生です。子どもらしい、まっすぐな声のよさを大切にしてくださることが多いです。
ミュージカルやポップスの先生
舞台やポップスの歌い方が得意な先生です。歌だけでなく、表現や動きも教えてくださることがあります。
どのタイプがいいかは、お子様の「やりたい」によってかわります。声楽教室については、こちらの記事でもくわしく書いています。子どもの声楽教室のえらび方。先生えらびで後悔しないための7つのポイント
体験レッスンで見ておきたいこと
気になる先生が見つかったら、まずは体験レッスンを受けてみましょう。体験レッスンのことは、こちらの記事でもくわしく書いています。歌の体験レッスンで見るべき5つのこと。聞いておきたい質問リストつき
お子様の表情
いちばん大切なのは、レッスン中のお子様の表情です。
- 楽しそうに歌っているか
- 先生の話を、しっかり聞いているか
- 「また来たい」と言っているか
お子様が楽しそうなら、それがいちばんのサインです。
先生のことばかけ
- できたところを、ほめてくれるか
- 直すところを、わかりやすく伝えてくれるか
- お子様の年れいに合ったことばで話してくれるか
子どもの歌のレッスンでは、「できた」をたくさん感じられることが大切です。きびしいだけでなく、お子様のいいところを見つけてくれる先生だと安心です。
のどや体を大切にしてくれるか
子どもの声は、まだそだっているとちゅうです。
- むりに大きな声や、高い声を出させていないか
- のどの調子が悪いときに、休ませてくれるか
- 子どもの体に合った発声を教えてくれるか
このあたりも、そっと見ておきましょう。お子様が「のどがいたい」と言ったときに、むりをさせずに休ませてくれる先生なら、長く安心してまかせられます。
教室のふんいき
- 教室の中が明るく、きれいか
- 待っているあいだの場所があるか
- 親がレッスンを見学できるか
聞いておきたいこと
体験レッスンのあとに、先生に聞いておきたいことをまとめました。
- レッスンの回数と時間(月に何回、1回何分か)
- 月謝や、そのほかにかかるお金(発表会、教材など)
- お休みしたときの、ふりかえレッスンがあるか
- 発表会やコンクールへの参加はどうなっているか
- 家での練習は、どれくらいがいいか
かかるお金は、先生や教室によって大きくちがいます。あとで「思っていたのとちがった」とならないように、さいしょに聞いておくと安心です。
「相性」はとても大切
どんなにすばらしい先生でも、お子様と相性が合わないこともあります。
- お子様が先生をこわがっている
- レッスンのあと、いつも元気がない
- 歌うことが、楽しくなくなってきた
こんなようすが長くつづくときは、先生をかえることも考えていいと思います。先生をかえるのは、わるいことではありません。
先生をかえたいときの考え方は、こちらの記事にまとめています。習い事の先生を変えたいとき、どう伝える?気まずくならない伝え方と例文
親との相性も見ておく
お子様だけでなく、お父様・お母様と先生の相性も大切です。
- れんらくが取りやすいか
- 質問に、ていねいに答えてくれるか
- 家庭の事情も、わかってくれるか
習い事は、長くつづくことも多いです。親も「この先生なら安心」と思えることが、つづけるためには大切だと思います。
通いやすさも、あなどれない
先生えらびでは、通いやすさも大切なポイントです。
- 家から通える距離か
- レッスンの曜日や時間が、学校やほかの習い事と合うか
- 送りむかえが、むりなくできるか
どんなにいい先生でも、通うのが大変だと、お子様も親もつかれてしまいます。むりなくつづけられるかどうか、生活全体で考えてみましょう。
はじめから「完ぺきな先生」をさがさなくていい
はじめての先生えらびは、わからないことだらけです。「ぜったいにまちがえられない」と思うと、なかなか決められなくなってしまいます。
でも、習い始めてから気づくこともたくさんあります。まずは「この先生なら、楽しく始められそう」と思えたら、それでじゅうぶんです。
習い始めて3か月くらいで見ておきたいこと
習い始めてしばらくたったら、お子様のようすを、もう一度ふりかえってみましょう。
- レッスンの日を、楽しみにしているか
- 家でも、歌を口ずさむことがふえたか
- 声の出し方や、歌い方に、少しでも変化があるか
- 先生のことを、家でどんなふうに話しているか
すぐに上手になるわけではありません。でも、「歌うのが前より好きになった」と感じられたら、その先生との出会いは、お子様にとってきっといいものです。
反対に、元気がなくなっていたり、歌うことをいやがるようになっていたりしたら、一度先生に相談してみましょう。それでもかわらないときは、ほかの先生をさがすことも考えてみてください。
まとめ
- まずは、何のために習うかを家族で話す
- 先生は、教室、個人、オンライン、まわりの人の紹介などでさがす
- 体験レッスンでは、お子様の表情、先生のことばかけ、のどへの気づかいを見る
- 回数、お金、お休みのときのことなどは、さいしょに聞いておく
- 相性や通いやすさも大切。はじめから完ぺきをめざさなくていい
先生をさがす前に、「この子の声のよさ」を知っておくと、先生えらびのヒントになります。こどもの歌声グランプリは、おうちでとった動画1本で応募でき、全員に講評が届きます。お子様の声の特ちょうを知るきっかけに、よかったらのぞいてみてください。こどもの歌声グランプリ