歌の習い事・教室えらび

大人から合唱団に入るには。はじめての方が知っておきたい、さがし方と見学のポイント

更新日:2026年11月4日 ・ 書いた人:うみ

「みんなで声を合わせて歌ってみたい」 「学生のころの合唱が楽しかったから、もう一度やってみたい」

大人になってから、こんなふうに思う方は少なくありません。でも、「楽譜が読めないけれど、だいじょうぶかしら」「いまから入って、ついていけるかしら」と、なかなか一歩がふみ出せないこともあると思います。

わたしは、息子の歌の習い事をとおして、いろいろな演奏会に足をはこんできました。そのなかには、おとなの合唱団の演奏会もありました。年代もさまざまな方が、ひとつの歌を心をこめて歌いあげる姿は、とてもすてきでした。演奏が終わったあと、団員の方どうしが笑顔で声をかけ合っているのを見て、「仲間がいるっていいな」と感じたのをおぼえています。

この記事では、大人から合唱団に入りたい方のために、さがし方や見学のポイントをまとめます。

合唱のよいところ

ひとりではないので、始めやすい

合唱は、同じパートの仲間といっしょに歌います。ひとりで歌うのは少しはずかしいという方でも、みんなの声にささえられながら歌えるので、始めやすいと感じることが多いようです。

ハーモニーのよろこび

ちがうパートの声が重なって、ひとつのひびきになったとき、なんともいえないよろこびがあります。これは、合唱ならではの楽しさです。

人とのつながり

週に1回、月に何回かと、きまった日に集まって練習することで、仲間との出会いがうまれます。歌のことだけでなく、いろいろな話ができる友だちができることもあります。

合唱団には、いろいろなタイプがある

地域の合唱団

地域の方が集まって歌う合唱団です。公民館などで練習していることが多く、はじめての方でも入りやすいところが多いようです。

年代を問わない合唱団

若い方からシニアの方まで、いろいろな年代の方がいっしょに歌う合唱団です。いろいろな世代の方と話せるのも、楽しいところです。

シニアの方が中心の合唱団

同じくらいの年代の方が集まる合唱団です。練習のペースや、休けいの取り方などが、体に合っていると感じる方もいるようです。

女声合唱・男声合唱・混声合唱

女性だけの女声合唱、男性だけの男声合唱、男女がいっしょに歌う混声合唱があります。自分が入れるかどうかを、さいしょにたしかめておきましょう。

演奏会やコンクールを目ざす合唱団

定期的に演奏会をひらいたり、合唱のコンクールに出たりする合唱団もあります。しっかり練習したい方に向いていますが、練習の回数が多いこともあります。

子どもの合唱団についての記事ですが、合唱団のしくみについては、こちらも参考になると思います。子どもの合唱団に入るには?さがし方、オーディション、入る前にたしかめること

合唱団のさがし方

  • 市や町の広報や、公民館の掲示板を見る
  • 地域の文化センターに問い合わせる
  • インターネットで「地域名」と「合唱団」でしらべる
  • 合唱の演奏会に行って、パンフレットを見る
  • 歌を習っている知り合いに聞く

演奏会に行ってみるのは、とてもいい方法です。じっさいの歌声や、団員の方のふんいきを知ることができます。

歌の教室もふくめてさがしたいときは、こちらのページもつかってみてください。歌の教室さがし

見学のときに見ておきたいこと

気になる合唱団が見つかったら、まずは練習を見学させてもらいましょう。見学や体験を受け入れている合唱団も多いので、ホームページや問い合わせ先から、えんりょなく聞いてみてください。

練習のふんいき

  • 指導している先生の話し方は、わかりやすいか
  • 団員の方どうしが、なかよくしているか
  • はじめての人にも、声をかけてくれるか

練習の内容

  • 練習のさいしょに、発声練習があるか
  • 新しい曲を、どのようにおぼえていくか
  • 休けいの時間があるか

体へのやさしさ

  • 長い時間、立ちっぱなしではないか
  • いすにすわって歌える時間があるか
  • 練習場所に、階段が多くないか

シニアの方は、体にむりがないかどうかも、大切なポイントです。

聞いておきたいこと

見学のときに、つぎのことを聞いておくと安心です。

  • 練習の日と時間、月に何回か
  • 会費や、そのほかにかかるお金(楽譜代、演奏会の費用、衣装など)
  • お休みしたときは、どうすればいいか
  • 演奏会や、イベントはいつごろあるか
  • 楽譜が読めなくても、だいじょうぶか

かかるお金は、合唱団によって大きくちがいます。会費のほかに、演奏会のときの費用や、衣装代がかかることもあるので、さいしょにたしかめておきましょう。

楽譜が読めなくても、だいじょうぶ?

「楽譜が読めないから、合唱はむり」と思っている方もいるかもしれません。でも、楽譜が読めなくても、合唱を楽しんでいる方はたくさんいます。

  • 練習用の音源を、くばってくれる合唱団もある
  • 同じパートの方の声を聞きながら、おぼえていける
  • つづけていくうちに、楽譜に少しずつなれていく

不安な方は、見学のときに「楽譜が読めないのですが」と、正直に聞いてみてください。

パートはどうやって決まる?

合唱には、ソプラノ、アルト、テノール、バスなどのパートがあります。どのパートで歌うかは、先生が声を聞いて決めてくれることが多いです。

年を重ねて、若いころとは声の高さがかわっていることもあります。いまの自分の声に合ったパートで歌うことが、のどにやさしく、楽しくつづけるコツです。

声が出にくくなったと感じるときの練習は、こちらの記事にまとめています。年をとって声が出にくいと感じたら。歌がすきな方のための、やさしい発声練習

新しい曲のおぼえ方

合唱では、新しい曲をおぼえる場面がたくさんあります。

  • 練習用の音源を、くりかえし聞く
  • 自分のパートのところに、えんぴつでしるしをつける
  • ことばの意味を、しらべておく
  • 家で、ハミングで口ずさんでみる

演奏会で、楽譜を見ずに歌うこともあります。歌をおぼえるコツは、こちらの記事にまとめています。子どもが歌詞と曲を早くおぼえるコツ。暗譜がにがてな子も楽しくできる6つの方法

入ってからつづけるためのコツ

はじめは、わからなくてあたりまえ

入ったばかりのころは、練習の流れや、ことばの意味がわからないこともあります。でも、だれでもはじめはそうです。わからないことは、同じパートの方や先生に、えんりょなく聞いてみましょう。

家で少しだけ練習する

練習の日以外に、家で少しだけ音源を聞いたり、口ずさんだりしておくと、つぎの練習が楽になります。発声練習は、子ども向けの記事ですが、こちらも参考になります。おうちでできる子どもの発声練習。5分でできる遊びのような練習法

体調がわるいときは、むりをしない

のどの調子がわるいときや、体がつかれているときは、むりに練習に出なくてもだいじょうぶです。声のかすれが長くつづくときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

はじめての演奏会にむけて

合唱団に入ると、いつか演奏会の日がやってきます。はじめての舞台は、とてもどきどきするものです。

でも、合唱はひとりで歌うのではありません。となりには、同じパートの仲間がいます。わからなくなったら、まわりの声をよく聞けばだいじょうぶです。

  • 当日の集合時間や、持ちものを前の日にたしかめる
  • 衣装や、くつを、早めに用意しておく
  • 長い時間立つときは、休める時間を先生に聞いておく

演奏会が終わったあとの、「みんなで歌いきった」という気持ちは、きっと、つぎの練習へのはげみになります。

合唱団が合わないと感じたら

しばらく通ってみて、「ちょっとちがうかな」と感じることもあるかもしれません。練習が多すぎたり、目ざしているところが自分とちがったりすることもあります。

そんなときは、ほかの合唱団を見学してみるのもいいと思います。合唱団にもいろいろなふんいきがあるので、自分に合うところは、きっと見つかります。

合唱団のほかにも、いろいろな歌の習い方があります。ちがいは、こちらの記事にまとめています。シニアの歌の教室えらび。カラオケ教室・ボイトレ・声楽・合唱のちがいと、自分に合う教室の見つけ方

まとめ

  • 合唱は、仲間と声を合わせるよろこびがあり、始めやすい
  • 地域、年代、声の種類、目ざすところで、いろいろな合唱団がある
  • 広報や演奏会、知り合いの話などからさがす
  • 見学では、ふんいき、練習の内容、体へのやさしさを見る
  • 会費やそのほかのお金、練習の回数は、さいしょにたしかめる
  • 楽譜が読めなくても、合唱を楽しんでいる方はたくさんいる

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