歌の習い事・教室えらび

子どもの合唱団に入るには?さがし方、オーディション、入る前にたしかめること

更新日:2026年11月4日 ・ 書いた人:うみ

「みんなといっしょに歌うのが好き」 「学校の合唱より、もっと本格的に歌ってみたい」

そんなお子様におすすめなのが、児童合唱団です。この記事では、子どもの合唱団のさがし方と、入る前にたしかめたいことをまとめます。

児童合唱団ってどんなところ?

子どもたちがいっしょに練習して、演奏会やイベントで歌う団体です。地域の合唱団、放送局に関わる合唱団など、全国にいろいろな合唱団があります。

たとえば、全日本こどもの歌教育協会が開く子どもの歌のコンサートには、これまでに杉並児童合唱団、NHK福岡児童合唱団MIRAI、熊本NHK児童合唱団、HBC少年少女合唱団などが出演しています。(全日本こどもの歌教育協会)

合唱団にはいろいろなタイプがある

ひと口に「児童合唱団」といっても、目的や活動のしかたはさまざまです。

タイプ よくある特徴
地域の合唱団 市や町を中心に活動。地域のイベントや演奏会で歌う。はじめての子も入りやすい
放送局などに関わる合唱団 テレビやラジオ、大きなコンサートに出る機会がある。オーディションがあることも多い
教会や学校に関わる合唱団 決まった場所で、定期的に歌う。宗教音楽や学校行事の歌も歌う
演奏会やコンクールを目指す合唱団 練習の回数が多め。合唱コンクールに出ることもある

「楽しく歌いたい」のか、「大きな舞台を経験したい」のか。お子様のねがいにあわせて、タイプをえらぶとよいでしょう。

何歳から入れる?

合唱団によってちがいますが、小学生からを対象にしているところが多く、なかには幼児クラスがある合唱団もあります。上は中学生や高校生まで在籍できるところもあります。

小さなお子様向けのクラスでは、リズム遊びや、みんなで声を出すことの楽しさを中心に活動していることが多いです。気になる合唱団があれば、対象の年れいを募集要項でたしかめましょう。

合唱団で身につくこと

  • ほかの声を聞きながら歌う力
  • 正しい音の高さや、ハーモニーの感覚
  • 仲間といっしょにひとつのものをつくる経験
  • 大きな舞台で歌う機会
  • 学校や学年をこえた友だち

ひとりで歌う声楽とはちがうよさがあり、声楽と両方やっているお子様もいます。

さがし方

  • 「児童合唱団(地域名)」「少年少女合唱団(地域名)」で検索する
  • 市や町の広報誌や、文化ホールのお知らせを見る
  • 学校の音楽の先生に聞く
  • 地域の放送局のホームページで、団員募集をさがす

気になる合唱団が見つかったら、まずは演奏会を聞きに行ってみるのもおすすめです。舞台の上の子どもたちのようすから、合唱団のふんいきがよくわかります。子どもたちの表情、先生とのやりとり、客席の家族のようすなど、パンフレットだけではわからないことが見えてきます。お子様といっしょに行けば、「ここで歌ってみたい」と思えるかどうかも、自然にたしかめられます。

入り方は合唱団によってちがう

入り方 よくある形
いつでも入れる 見学や体験のあと、そのまま入団できる
募集の時期がきまっている 年に1〜2回、団員を募集する
オーディションがある 歌や音の高さのテストをうけて入る

オーディションがある合唱団では、「知っている曲を1曲歌う」「ピアノの音をまねして歌う」などがよくあります。くわしくは、各合唱団の募集要項をたしかめてください。

オーディションの前に、おうちでできる準備

オーディションといっても、子どもの合唱団では「今どれだけ上手か」だけでなく、「楽しく歌えるか」「先生の話を聞けるか」を大切にしているところもあります。あまり身がまえず、こんな準備をしておきましょう。

  • 自分の声に合った高さの、よく知っている曲を1曲えらんでおく
  • ピアノやアプリの音を聞いて、同じ高さで「あー」と声を出す遊びをする
  • 名前や学年を、はっきり言えるように練習する
  • 前の日は早めにねて、当日はのどをかわかさないようにする

当日に緊張して思うように歌えなくても、それで全部が決まるわけではありません。「楽しんでおいで」と送り出してあげてください。本番の緊張とのつきあい方はこちら。本番で緊張する子へのことば。歌のコンクール前に親ができること

入る前にたしかめたいこと

  • 対象の年れい・学年
  • 練習の曜日と時間、場所
  • 月謝(団費)、入団金
  • 衣装代、演奏会の参加費、合宿や遠征の費用
  • 保護者の当番やお手伝いはあるか
  • 演奏会やコンクールの前に、練習がふえるか

とくに「保護者の当番」は、合唱団によって大きくちがいます。お仕事をしているお父様・お母様は、先に聞いておくと安心です。

あわせて、演奏会の写真や動画をホームページやSNSにのせることがあるかも聞いておきましょう。お子様の顔や名前を外に出すかどうかは、ご家庭で決めてよいことです。

見学のときに見るところ

  • 子どもたちが楽しそうに歌っているか
  • 先生が子どもにわかることばで教えているか
  • 年れいのちがう子どもが、なかよくしているか
  • お子様が「入りたい」と言うか

入ったあとの1年の流れ(例)

合唱団によってちがいますが、1年はおおよそこんな流れで進むことが多いです。

時期 よくある活動
春 新しい団員をむかえる。新しい曲の練習をはじめる
夏 合宿や、夏のイベントで歌う
秋 演奏会やコンクールに向けて、練習がふえる
冬 クリスマスや年末のコンサート、定期演奏会

いそがしくなる時期を前もって知っておくと、学校の行事やほかの習い事との予定も立てやすくなります。

家族ができるサポート

  • 練習への送りむかえ(暗くなる時間の帰り道にも気をつける)
  • 演奏会を聞きに行き、「どこがよかったか」を具体的に伝える
  • 練習でつかれた日は、早めに休めるようにする
  • のどがいたい、声がかすれるときは、むりに練習に行かせず、心配なら耳鼻科へ

合唱は、ひとりが休むとパートの人数がへるので、「休みたくない」とがんばるお子様もいます。体のほうが大切だと、親から伝えてあげましょう。

合唱団でもコンクールに出られる

重唱や合唱の部門があるコンクールもあります。また、合唱団で練習した力をいかして、ひとりでコンクールに出るお子様もいます。子どもが出られるコンクールはこちら。子どもが出られる歌のコンクール一覧。童謡・声楽・動画で出られるものまで

よくある質問

音がとれない子でも入れる?

いつでも入れるタイプの合唱団なら、はじめは音がとれなくても大丈夫なことが多いです。まわりの声を聞きながら歌ううちに、だんだん合わせられるようになります。

声楽の教室と、両方通ってもいい?

両方に通っているお子様もいます。合唱ではまわりと声を合わせる力、声楽ではひとりで表現する力と、それぞれちがうよさがあります。ただし、練習がかさなってのどがつかれないよう、予定には気をつけましょう。

途中でやめることはできる?

もちろんできます。ただ、演奏会の前にやめると、パートの人数がかわって、ほかの団員にも影響が出ることがあります。やめるときは、区切りのよい時期を考えて、早めに先生に伝えましょう。

男の子も入れる?

多くの合唱団で、男の子も活動しています。「少年少女合唱団」という名前の団も多く、男の子どうしの仲間ができるのも楽しいところです。声がかわる時期には、パートをかえるなど、合唱団ごとに工夫をしていることが多いので、入る前に聞いてみるとよいでしょう。

まとめ

  • 児童合唱団は、みんなで声をあわせる楽しさがある
  • 地域、放送局、コンクール中心など、タイプはいろいろ
  • さがすときは「児童合唱団(地域名)」で検索。演奏会を聞きに行くのもおすすめ
  • 入り方は「いつでも」「募集時期」「オーディション」などいろいろ
  • 費用、練習の日、保護者の当番、写真ののせ方を先にたしかめる
  • 1年の流れを知り、家族でむりなくささえる

仲間といっしょに歌う経験は、お子様にとって一生の宝物になります。

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