夏の歌を子供と楽しもう。保育園・幼稚園で歌いたい夏の童謡と遊び方
「夏になったら、保育園で子供たちとどんな歌を歌おうかな」 「プールや水あそびの季節に合う童謡を知りたい」 「ピアノがなくても、夏の歌をみんなで楽しみたい」
夏は、水あそび、虫とり、海や川、星空など、子供が外の世界にふれる楽しみがたくさんある季節です。保育園・幼稚園でも、プールや水あそび、七夕、夏祭りなど、夏ならではの行事が続きます。そんな季節に夏の歌を歌うと、毎日の遊びと歌がつながり、夏の思い出がより心にのこります。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、夏の歌を保育園・幼稚園やおうちで子供と楽しむための工夫をまとめました。夏に合う古くからある童謡やわらべうた、手あそび歌での遊び方、ピアノがなくても歌える工夫、暑い時期に気をつけたいことを紹介します。読んでくださるのは、保育園・幼稚園の先生と、お父様・お母様を思いうかべています。
春夏秋冬の季節の歌をまとめて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツこの記事では、夏の歌と遊び方を、もう少しくわしくお伝えします。
夏の歌を子供と歌うよさ
遊びと歌がつながる
夏の童謡には、水、かえる、海、ほたるなど、子供が夏の遊びの中で出会うものがたくさん出てきます。水あそびの前に水の歌を歌ったり、雨上がりにかえるの歌を歌ったりすると、遊びと歌がむすびつき、歌の中の景色がぐっと身近になります。
体を動かして楽しめる
夏の歌には、水をはねる、波がゆれる、かもめがとぶなど、体でまねしやすい動きが出てきます。歌いながら動くと、声を出すのがはずかしい子も、歌の時間に入りやすくなります。
暑い日も、すずしい気分になれる
外に出られないほど暑い日も、海や川、ほたるの歌を歌うと、すずしい景色を思いうかべられます。歌は、室内ですごす時間を楽しくするきっかけにもなります。
夏に歌いたい、古くからある童謡
水あそびの歌
- 「水あそび」
水をくんで、かけたり、とばしたりして遊ぶようすを歌った唱歌です。プールや水あそびの前に歌うと、子供たちの楽しみがふくらみます。手で水をすくうまね、ぱしゃっとかけるまねなど、動きをつけて歌ってみてください。
かえるの歌
- 「かえるの合唱」
かえるの鳴き声が楽しい歌です。はじめはみんなで同じように歌い、なれてきたら、追いかけるように歌い出す「輪唱」に挑戦することもできます。輪唱は、年長さんくらいの子供たちが、グループに分かれて歌うと楽しめます。小さな子は、鳴き声のところだけ声を出す、という参加のしかたでもかまいません。
海の歌
- 「かもめの水兵さん」
- 「われは海の子」
「かもめの水兵さん」は、明るく元気な感じの童謡です。両手をかもめのつばさのように広げて、ゆらゆらとびながら歌うと、小さな子も楽しめます。行進するように足ぶみをしながら歌うのもよいでしょう。
「われは海の子」は、海辺でそだった子供の気持ちを歌った唱歌です。少しむかしのことばが出てくるので、年長さんくらいになったら、海の写真や絵本を見ながら、どんな景色かを話してから歌ってみてください。
夏の夜の歌
- 「ほたるこい」
- 「たなばたさま」
「ほたるこい」は、子供たちが歌いついできたわらべうたです。ほたるをよぶように、ゆっくりと手まねきしながら歌ってみてください。部屋を少し暗くして、ほたるが光るようすを思いうかべながら歌うのも、夏の夜らしい楽しみ方です。
「たなばたさま」は、七夕のころに歌いたい歌です。七夕の行事と歌の楽しみ方は、こちらの記事でくわしく紹介しています。七夕の歌を子供と楽しむ。星を見ながら歌う時間と、保育園やおうちでできる七夕の歌あそび
手あそび歌とわらべうたで、夏を楽しむ
夏の生きものをつくる手あそび
- 「グーチョキパーでなにつくろう」
季節を問わず楽しめる手あそび歌ですが、夏には、海や川の生きものなど、夏の生きものをつくってみると、季節の手あそびになります。「海にいる生きものは、何がつくれるかな」と子供たちに聞いてみると、思いがけないアイデアが出てくることもあります。
かえるになって遊ぶ
「かえるの合唱」に合わせて、しゃがんだ姿勢からぴょんととぶ、かえるのまねをする遊びもできます。とぶ動きは、まわりの子とぶつからないように、間をあけて行ってください。暑い日は、とぶ回数を少なめにし、すわったまま手だけでかえるのまねをするのもよい方法です。
わらべうたは、輪になって
「ほたるこい」は、輪になってすわり、みんなで手まねきをしながら歌うと、ゆったりとした時間になります。歌のあとに、だれかひとりがほたるの役になり、輪の中をひらひら歩く遊びにすることもできます。わらべうたの遊び方は、こちらの記事でも紹介しています。わらべうたとは?昔から子どもたちが歌いついできた歌と、おうちでの遊び方
ピアノがなくても、夏の歌は楽しめる
先生の声と、まねっこから
ピアノがなくても、先生や大人の声だけで、夏の歌は楽しめます。まず大人がゆっくり歌って聞かせ、子供はまねをします。かえるの鳴き声や、水のはねる音など、まねしやすいところから入ると、子供たちが声を出しやすくなります。
手びょうし・足ぶみ・体のゆれでテンポをそろえる
声だけで歌うと、だんだん速くなることがあります。「かもめの水兵さん」は足ぶみ、「ほたるこい」は手まねきのゆっくりした動き、のように、歌に合った動きを入れると、テンポが自然にそろいます。
水の音を楽器にする
- ペットボトルに水を少し入れ、ふたをしっかりしめて、ゆらす
- たらいの水を、手でぱしゃぱしゃする
- 紙をくしゃくしゃにして、波の音をつくる
夏ならではの音を伴奏のかわりにすると、歌の世界に入りやすくなります。水を使うときは、子供から目をはなさず、床がぬれてすべらないよう、大人が気をつけてください。
プールや水あそびの合間に
プールや水あそびの前後は、子供たちの気持ちが高まっている時間です。ピアノのない場所でも、先生の声ひとつで歌い出せる歌を、いくつか用意しておくと、待ち時間も楽しくすごせます。
夏の行事と、歌のむすびつけ方
梅雨のころ
雨の日が続くころは、「かえるの合唱」を歌うと、雨の季節も楽しく感じられます。外で遊べない日の歌あそびは、こちらの記事でもくわしく紹介しています。雨の日はおうちで歌あそび。外で遊べない日に、子供と楽しむ雨の童謡と工夫
七夕・夏祭りのころ
七夕のころは「たなばたさま」、夏祭りの前には夏祭りに合う歌など、行事に合わせて歌をかえていくと、子供たちも季節の流れを感じやすくなります。
夏休みの前後
夏休みでしばらくお休みする子もいます。お休みの前に、みんなで歌った夏の歌をおうちの方にも伝えておくと、おうちでも同じ歌を楽しめます。
暑い時期に、気をつけたいこと
夏は、歌やおどりで体を動かすと、思っているより汗をかきます。
- 歌う前とあとに、水やお茶をのむ時間をとる
- 外で歌うときは、日かげや風のとおる場所をえらぶ
- 動きの大きい歌あそびは短めにして、こまめに休む
- 顔が赤い、ぼんやりしているなど、いつもとようすがちがう子がいないか、大人が気をつける
熱中症が心配なときは、むりをせず、すずしい場所で休ませてください。ぐあいが悪そうなときは、早めにお医者さんに相談してください。
また、冷房のきいた部屋では、空気がかわいて、のどが乾燥することもあります。さけぶような大きな声で歌わないよう、「となりの子にとどくくらいの声で」と伝えてあげてください。のどの痛みや声のかすれが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
おうちで夏の歌を楽しむ
保育園や幼稚園の歌を教えてもらう
お子様が保育園や幼稚園で歌っている夏の歌を、おうちで聞いてみてください。「どんな動きをするの」と聞くと、お子様がよろこんで見せてくれることもあります。
おふろや水あそびで歌う
おふろの時間や、大人がそばで見守る水あそびのときに「水あそび」や「かもめの水兵さん」を歌うと、毎日のくらしの中で夏の歌を楽しめます。上手に歌うことより、親子で笑いながら歌う時間を大切にしてください。
まとめ
- 夏の歌は、水あそびや虫、海、星空など、夏の遊びと歌をつなげるきっかけになる
- 「水あそび」「かえるの合唱」「かもめの水兵さん」「われは海の子」「ほたるこい」「たなばたさま」など、場面に合わせて歌をえらぶ
- 「グーチョキパーでなにつくろう」やかえるのまね、わらべうたの輪の遊びで体を動かす
- ピアノがなくても、大人の声、手びょうし、水の音などで夏の歌は楽しめる
- 梅雨、七夕、夏祭り、夏休みなど、夏の行事と歌をむすびつける
- 暑い時期は、水分と休けいを大切にし、子供のようすに気をつける
夏の歌を元気に歌うお子様の声を、季節の思い出として形にのこしてみたいときには、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ