雨の日はおうちで歌あそび。外で遊べない日に、子供と楽しむ雨の童謡と工夫
雨がつづくと、お子様は外で思いきり遊べず、おうちの中でたいくつしてしまうことがあります。お父様・お母様も、「今日は何をして遊ぼうかな」と、なやんでしまう日があるかもしれません。
「雨の日に、子供とおうちでできる遊びはないかな」 「雨の童謡を、子供といっしょに歌ってみたい」 「外で遊べない日に、少しでもからだを動かしてほしい」
そんなお父様・お母様に向けて、この記事では、雨の日におうちで楽しめる歌あそびをまとめました。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
ここでは、コンクールのための練習ではなく、雨の日ならではの歌の楽しみ方をお伝えします。雨にまつわる童謡や唱歌、雨の音を使った遊び、おうちの中でからだを動かせる歌あそびを、やさしく紹介します。
小さなお子様とのふだんの歌あそびについては、こちらの記事にまとめています。この記事では、雨の日の楽しみ方にしぼってお話しします。幼児とおうちの歌あそび。0〜5歳の歌の時間のつくり方
雨の日だからこそ、歌の時間を
雨の日を「つまらない日」にしない
外で遊べない日は、お子様にとって、がまんの日になってしまうことがあります。でも、雨の日には、雨の日ならではの楽しみもあります。雨の音を聞いたり、雨の歌をうたったりする時間は、晴れの日にはできないことです。
「今日は雨だから、雨の歌をうたおうか」と声をかけるだけで、雨の日が少し特別な日にかわるかもしれません。
季節を感じるきっかけに
雨の歌には、かえるやかたつむり、あじさいなど、雨の季節に見られるものが出てくる歌があります。歌をきっかけに、「かたつむりって、雨の日に見かけるね」と、季節の話を広げることもできます。
声を出すと、気分がかわる
おうちの中にいると、なんとなく気持ちがしずんでしまうこともあります。お子様といっしょに歌って声を出すと、気分が少し明るくなることがあります。
雨の日に歌いたい童謡・唱歌
ここでは、古くから歌いつがれてきた歌の中から、雨や雨の季節にまつわる歌を紹介します。
童謡「あめふり」
雨の日に、お母さんがかさを持ってむかえに来てくれる、というようすをうたった童謡です。雨の音をあらわすような楽しいことばが出てきて、お子様も口ずさみやすい歌です。
かさや長ぐつを用意して、雨の日のおでかけごっこをしながら歌うのも楽しいですね。
唱歌「かたつむり」
かたつむりに話しかけるようにうたった唱歌です。短くておぼえやすく、小さなお子様とも歌いやすい歌です。
歌いながら、指でかたつむりのつのを作ってみるなど、手の動きをつけると、さらに楽しくなります。
童謡「あめふりくまのこ」
雨の日の小さなくまの子のようすをうたった童謡です。お話のように場面がかわっていくので、絵本を読むような気持ちで歌えます。
歌のあとに、「くまのこは、何をしていたのかな」と、お子様と歌のお話をふりかえってみるのもよいでしょう。
童謡「てるてる坊主」
あしたは晴れてほしい、という気持ちをこめて、てるてる坊主にお願いする歌です。雨の日に、てるてる坊主を作りながら歌うと、歌と遊びがひとつにつながります。
輪唱「かえるの合唱」
かえるの鳴き声がつぎつぎにひびいていく、楽しい歌です。追いかけるように歌う輪唱は、小学生のお子様にも楽しめます。
はじめはみんなで同じように歌い、なれてきたら、お父様・お母様が少しおくれて歌い始めてみてください。声が重なる楽しさを味わえます。
雨の音を使った歌あそび
雨の音を聞いてみよう
まずは、窓の近くで、お子様といっしょに雨の音に耳をすませてみてください。「ぽつぽつ」「ざあざあ」「しとしと」など、雨の音はその日によってかわります。
「今日の雨は、どんな音かな」と話しながら、聞こえた音をことばにしてみましょう。
雨の音をまねして歌う
聞こえた雨の音を、声でまねしてみるのも楽しい遊びです。小さな雨は小さな声で、強い雨は大きめの声で、と声の大きさをかえてみると、声を使い分ける練習にもなります。
そのあとで「あめふり」などの歌をうたうと、雨の音をイメージしながら歌えるかもしれません。
おうちにあるもので、雨の音を作る
おうちにあるもので、雨の音を作ってみるのもおすすめです。
- ペットボトルに、お米や小さなビーズを入れて、ゆっくりかたむける
- 指先で、テーブルをとんとんとたたく
- 紙をくしゃくしゃと軽くまるめる
作った雨の音に合わせて歌うと、手作りの伴奏のようになります。小さなものを使うときは、お子様が口に入れないよう、そばで見守ってください。
からだを動かす、雨の日の歌あそび
かえるになって、ぴょんぴょん
「かえるの合唱」を歌いながら、かえるのようにしゃがんで、ぴょんととんでみましょう。外で遊べない日でも、からだを動かすことができます。
集合住宅などで下の階の音が気になるときは、大きくとばずに、ひざを曲げのばしするくらいにしてください。
かたつむりになって、ゆっくり
「かたつむり」を歌いながら、ゆっくりとはうように動くのも楽しい遊びです。かえるの速い動きと、かたつむりのゆっくりした動きをくらべてみると、お子様もおもしろがってくれることがあります。
手あそび歌で、すわったまま楽しむ
からだを大きく動かせないときは、すわったままできる手あそび歌がおすすめです。「グーチョキパーでなにつくろう」なら、手の形でかたつむりやかえるを作ってみることもできます。
「むすんでひらいて」のように、手を動かしながら歌える歌も、雨の日のおうちで楽しめます。手あそび歌をもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。親子で楽しめる手あそび歌。小さなお子様と、歌うことを好きになる時間
歌にふりつけをつけてみる
雨の歌に、自分たちでふりつけを考えてみるのも楽しい遊びです。かさをさすしぐさ、雨がふるようすを指であらわすしぐさなど、お子様のアイデアをとりいれてみてください。ふりつけの作り方は、こちらの記事でも紹介しています。童謡にふりつけをつけて歌おう。小さなお子様と楽しむ、歌の振り付けの作り方
雨の日の歌あそびを、もっと楽しくする工夫
てるてる坊主を作って歌う
ティッシュや布でてるてる坊主を作り、窓辺につるしてから「てるてる坊主」を歌ってみましょう。顔をかくのも、お子様にとって楽しい時間になります。
作ったてるてる坊主を観客にして、小さな歌の発表会をひらくのもすてきです。
かさや長ぐつを小道具に
おうちの中で、かさ(とじたもの)や長ぐつを小道具にして歌うと、ごっこ遊びのようになります。とがったところでけがをしないよう、使い方には気をつけてください。
雨の絵をかいて、歌う
雨の歌を歌ったあとに、歌に出てきたものを絵にかいてみるのもよい方法です。かたつむり、かえる、かさ、あじさいなど、お子様が思いうかべたものを自由にかいてもらいましょう。
かいた絵を見ながらもう一度歌うと、歌のようすがよりはっきりと思いうかぶかもしれません。
録音して、あとで聞いてみる
雨の日に歌った歌を、スマホで録音しておくのもおすすめです。晴れた日に聞きかえすと、「雨の日にこんな歌をうたったね」と、思い出話ができます。
雨の日に気をつけたいこと
声を出しすぎない
おうちの中で楽しくなると、つい大きな声でさけぶように歌ってしまうことがあります。のどにむりがかからないよう、話すくらいの声の大きさで歌うことを、ときどき思い出させてあげてください。のどの痛みや声のかすれがつづくときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
部屋の空気と、しっけ
雨の季節は、部屋の中がむしむしすることもあります。ときどき換気をしたり、水分をとったりしながら、気持ちよく歌える環境をととのえてください。
むりにさそわない
お子様が歌う気分ではないときは、むりにさそわなくてもかまいません。お父様・お母様が楽しそうに歌っていると、お子様が自分から近よってくることもあります。
まとめ
- 雨の日は、雨の日ならではの歌の楽しみがある
- 「あめふり」「かたつむり」「あめふりくまのこ」「てるてる坊主」「かえるの合唱」などで雨の季節を感じる
- 雨の音を聞いたり、声でまねしたり、おうちにあるもので作ったりして遊ぶ
- かえるやかたつむりになって、からだを動かしながら歌う
- 手あそび歌やふりつけで、すわったままでも楽しめる
- てるてる坊主や絵、録音で、雨の日の歌の時間をもっと楽しく
- 声を出しすぎず、むりにさそわず、気持ちよく歌える環境で
雨の日のおうちの歌あそびから、お子様が歌うことをもっと好きになることもあります。おうちで歌を楽しむお子様の、ひとつの目標になる場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ