七夕の歌を子供と楽しむ。星を見ながら歌う時間と、保育園やおうちでできる七夕の歌あそび
夏が近づくと、保育園や幼稚園で七夕の笹かざりを目にするようになります。お子様が園で七夕の歌をおぼえてきて、おうちでも口ずさむこともあるかもしれません。
「七夕の歌を、子供といっしょに楽しみたい」 「保育園で歌っている七夕の歌を、家でもいっしょに歌ってみたい」 「七夕の意味を、小さな子にどう伝えたらいいのかな」
そんなお父様・お母様に向けて、この記事では、七夕の歌をお子様と楽しむ方法をまとめました。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
ここでは、コンクールのための練習ではなく、七夕という行事を、歌といっしょに親子で味わう時間のつくり方をお伝えします。七夕の歌の歌い方、手あそびや歌あそび、笹かざりや星を見る時間とのむすびつけ方を、やさしく紹介します。
春夏秋冬の季節の歌をまとめて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツ
七夕ってどんな日?お子様にやさしく伝える
織姫と彦星のおはなし
七夕は、夜空の星にまつわる行事です。天の川をはさんで、はたを織るのがじょうずな織姫と、牛のお世話をする彦星が、年にいちどだけ会えるという、むかしからのおはなしがあります。
小さなお子様には、くわしい話よりも、「お空の上で、はなればなれのふたりが、七夕の日に会えるんだって」くらいの、短いことばで伝えるとわかりやすくなります。絵本や紙しばいを使うと、お子様も頭の中に絵を思いうかべやすくなります。
短冊にねがいごとを書く日
七夕には、短冊にねがいごとを書いて、笹にかざる習わしがあります。字がまだ書けないお子様は、お父様・お母様が代わりに書いたり、絵をかいたりしてもかまいません。
「どんなおねがいにする?」と話す時間そのものが、七夕の楽しみのひとつです。歌の前に、こうした話をしておくと、歌のことばにも気持ちがこもりやすくなります。
星を見る日として楽しむ
七夕の夜は、お天気がよければ、お子様と夜空を見上げてみるのもすてきです。天の川がはっきり見えなくても、「どれが織姫さんの星かな」と話しながら空をながめるだけで、七夕の気分が高まります。
雨やくもりの日は、カーテンをあけて「お空の上では会えているかな」と想像するのも、楽しい時間になります。
七夕の歌「たなばたさま」をお子様と歌う
古くから歌いつがれてきた七夕の歌
七夕の歌には、唱歌の「たなばたさま」があります。古くから歌いつがれてきた曲で、保育園や幼稚園、小学校でも歌われることがあります。お父様・お母様も、子どものころに歌ったおぼえがあるかもしれません。
ゆったりとした、やさしい曲なので、小さなお子様とも歌いやすい歌です。笹の葉や星のようすを思いうかべながら歌うと、ことばの景色がひろがります。
ゆっくり、ことばを大切に歌う
「たなばたさま」は、急がずにゆっくり歌うと、曲のよさが出やすくなります。お子様が歌うときは、次のようなことを意識してみてください。
- 大きな声を出そうとせず、話すような声の大きさで歌う
- ことばのひとつひとつを、ていねいに口に出す
- 息つぎの場所で、あわてずにひと休みする
- 歌い終わりの音を、ふっとやさしく終わらせる
むずかしいことばが出てきたら、歌の前に「これはどういう意味かな」と、いっしょに考えてみるのもよい方法です。昔のことばの意味をたしかめる方法は、こちらでも紹介しています。童謡の昔のことばを子どもに伝える。意味のしらべ方と、気持ちのこめ方
夜空を思いうかべながら歌う
お子様に「お空にきらきら光る星を見ているつもりで歌ってみよう」と声をかけると、声の表情がやわらかくなることがあります。
- 歌う前に、目をとじて夜空を思いうかべる
- 星を見上げるように、顔を少し上に向けて歌う
- 笹の葉がゆれるようすを、手でまねしながら歌う
うまく歌うことよりも、七夕の夜のふんいきを感じながら歌えたら、それでじゅうぶんです。
高い音がつらそうなときは
お子様の声の高さに合わないと、のどに力が入ってしまうことがあります。歌いはじめの音を、お子様が出しやすい高さにしてあげてください。ピアノやアプリで、音の高さをかえて歌うこともできます。
歌ったあとに声がかすれる、のどが痛いといったことが続くときは、無理をさせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
保育園やおうちでできる七夕の歌あそび
星のきらきら手あそび
「たなばたさま」に合わせて、手を使ったあそびをくわえてみましょう。決まった振りつけがなくても、お子様といっしょに考えるのが楽しいところです。
- 星が出てくるところで、両手をひらいてきらきらさせる
- 笹の葉のところで、両手をそっと左右にゆらす
- 歌の終わりに、両手を胸の前で合わせる
保育園やおうちで、お友だちやきょうだいとならんでやると、みんなの動きがそろって、うれしい気持ちになります。手あそび歌の楽しみ方は、こちらの記事でもまとめています。親子で楽しめる手あそび歌。小さなお子様と、歌うことを好きになる時間
織姫さん・彦星さんごっこ
お子様ふたりで、それぞれ織姫と彦星の役になって、はなれた場所から歌いながら近づいていく、というあそびもあります。
- へやのはしとはしに立つ
- 歌いながら、ゆっくり歩いて近づく
- 歌い終わりで会えたら、手をつないでおしまい
ひとりっ子のおうちなら、お父様・お母様が相手の役になってあげてください。歩く速さと歌の速さを合わせるので、自然とリズムを感じる練習にもなります。
天の川をわたる歌あそび
床にひもやテープで川のかたちをつくり、「天の川」に見立てます。歌いながら川のまわりを歩き、歌が止まったら川をとびこえる、というあそびです。
小さなお子様は、とびこえるのではなく、またいでわたるだけでもかまいません。まわりにぶつかるものがないか、先にたしかめておきましょう。
声の大きさをかえてみる
星の光にたとえて、声の大きさをかえるあそびもできます。
- 「遠くの小さな星」のときは、小さな声で歌う
- 「近くの明るい星」のときは、少し大きな声で歌う
声の大きさを自分でかえてみることは、歌の表情をつくる練習にもなります。ただし、大きな声はどなるような声にならないよう、気をつけてあげてください。
笹かざりと歌をむすびつける
かざりを作りながら歌う
折り紙で星や輪かざりを作りながら、BGMのように七夕の歌を流したり、口ずさんだりするのもおすすめです。手を動かしながら歌を聞いていると、自然と歌のことばが耳になじんでいきます。
小さなお子様は、ハサミやのりを使うときに目がはなせません。かざりの小さな部品を口に入れないよう、そばで見守ってあげてください。
短冊に「歌のねがいごと」を書く
歌が好きなお子様なら、短冊に歌にまつわるねがいごとを書いてみるのもすてきです。
- 「たなばたさまを、さいごまで歌えますように」
- 「みんなの前で、元気に歌えますように」
- 「新しい歌を、たくさんおぼえられますように」
ねがいごとをことばにすることで、お子様の中に小さな目標が生まれることもあります。
かざった笹の前で、おうち発表会
笹かざりができあがったら、その前で歌をひろうする「七夕のおうち発表会」をひらいてみましょう。家族がお客さんになって、拍手をおくるだけで、お子様にとって特別な時間になります。
スマートフォンで動画をとっておくと、あとで見返して、成長を感じることもできます。
七夕の歌を楽しむときに気をつけたいこと
夜に外で星を見るときは
夜に外へ出るときは、お子様から目をはなさないようにしましょう。暗い道や車の通る場所はさけ、ベランダや庭など、安全な場所で星を見るのがおすすめです。夏は虫も出てくるので、虫よけの用意もしておくと安心です。
歌うことを無理じいしない
お子様によっては、歌うより聞いているほうが好きなこともあります。歌わなくても、手あそびをしたり、かざりを作ったりしながら、七夕の歌にふれているだけで、じゅうぶん楽しめていることもあります。
「いっしょに歌おう」とさそってみて、のってこないときは、お父様・お母様が楽しそうに歌っている姿を見せてあげてください。
夜おそくまで歌わない
七夕の夜はうれしくて、ついおそくまで起きていたくなります。でも、つかれた状態で歌い続けると、のどにも負担がかかることがあります。ねる時間も考えて、七夕の歌の時間は、ほどよいところでおしまいにしましょう。
まとめ
- 七夕は、織姫と彦星のおはなしや、短冊にねがいを書く習わしがある、星の行事
- 七夕の歌「たなばたさま」は、ゆっくり、ことばを大切に歌うと、曲のよさが出やすい
- 夜空を思いうかべながら歌うと、声の表情がやわらかくなることがある
- 手あそび、織姫さん・彦星さんごっこ、天の川あそびなど、保育園やおうちで楽しめる歌あそびがある
- 笹かざりを作りながら歌ったり、短冊に歌のねがいごとを書いたりして、行事と歌をむすびつける
- 夜に外へ出るときの安全や、のどの負担にも気をくばる
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