子どものミュージカルスクールにかかる費用の種類。レッスン代のほかに考えておきたいこと
「子供がミュージカルを習いたいと言っているけれど、費用はどんなものがかかるのだろう」 「ミュージカルスクールの月謝はわかったけれど、公演のときには何が必要になるのかな」
歌もダンスもお芝居も習えるミュージカルスクールは、お子様にとって楽しい場所になるかもしれません。いっぽうで、習うことがいくつもあるぶん、費用の種類もいろいろに分かれていることがあります。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、子どものミュージカルスクールにかかる費用を、種類ごとに整理します。金額はスクールや地域によってまったくちがうので、ここでは数字は書きません。「どんな費用があるのか」「契約の前に何を確かめておくとよいか」を中心にお伝えします。
ミュージカルの歌のレッスンがどんなものか、はじめ方については、こちらの記事にまとめています。子どものミュージカル・劇団の歌のレッスンとは?声楽やボイトレとのちがいと、はじめ方
ミュージカルスクールの費用が、わかりにくい理由
習うことが、いくつにも分かれている
ミュージカルでは、歌、ダンス、お芝居の三つを学びます。スクールによっては、これらをひとつのクラスでまとめて習えるところもあれば、歌のクラス、ダンスのクラスと、べつべつに申しこむ形のところもあります。
べつべつに申しこむ形では、とるクラスの数によって月謝がかわります。「月謝」と書かれている金額が、どのクラスの分なのかを確かめておくことが大切です。
公演や発表の場があるかどうかで、かわる
ミュージカルスクールでは、習ったことを発表する公演や発表会があることがあります。公演がある年とない年、出る役の大きさ、けいこの期間の長さなどによって、その年にかかる費用が大きくかわることもあります。
入会するときにかかる費用
入会金・登録料
入会するときに、はじめに一度だけかかる費用です。名前は「入会金」「登録料」「入所金」など、スクールによってちがいます。入会のキャンペーンなどで、あつかいがかわることもあるかもしれません。
体験レッスン・オーディションの費用
体験レッスンは、費用がかからないところもあれば、かかるところもあります。入るときにオーディションがあるスクールでは、その審査のための費用があるかどうかも確かめておきましょう。
入るときのオーディションの流れや準備については、こちらの記事にまとめています。子どもの歌のオーディション、どんな流れ?ミュージカルなどに挑戦する前の準備
はじめにそろえる物
ダンスのレッスンでは、動きやすい服、ダンス用のくつ、スクールで決められたTシャツなどが必要になることがあります。決まったものを買う必要があるのか、ふだんの服でよいのかを確かめておくと安心です。
毎月・毎年かかる費用
月謝
毎月のレッスンにかかる費用です。月謝の考え方は、次のような点でスクールによってちがいます。
- 歌・ダンス・お芝居が、ひとつの月謝にまとまっているか
- クラスごとに、べつの月謝になっているか
- 月のレッスンの回数が決まっているか、回数で決まるか
- 個人レッスンを、べつにつけられるか
月謝には、レッスンのほかに何がふくまれているのかも聞いておきましょう。
施設費・管理費・年会費
月謝とはべつに、スタジオの使用や運営のための費用がかかることがあります。毎月はらう形のものもあれば、年に一度はらう形のものもあります。
個人レッスン・特別レッスン
ふだんのクラスとはべつに、歌の個人レッスンや、季節ごとの特別なレッスン、ワークショップなどがあるスクールもあります。こうしたレッスンは、うけるかどうかをえらべることもありますが、公演の前など、うけることが前提になっている場合もあるので、確かめておきましょう。
保険料
レッスン中のけがなどにそなえて、保険に入ることがあります。保険料が月謝や年会費にふくまれているかどうかも聞いておくと安心です。
公演・発表会のときにかかる費用
ミュージカルスクールの費用で、とくに前もって知っておきたいのが、公演や発表会のときの費用です。
出演費・参加費
公演や発表会に出るときに、出演のための費用がかかることがあります。会場を借りる費用や、照明・音響、舞台の準備などにあてられることがあります。役の大きさや、出る場面の数によって、費用がかわるスクールもあります。
衣装代
役に合わせた衣装を、スクールで用意して貸し出すところもあれば、衣装代として集めるところ、各家庭で用意するところもあります。衣装をあとで持ち帰れるのか、返すのかも確かめておくとよいでしょう。
ヘアメイク・小物
本番のヘアメイクを、スクールで用意したスタッフがするのか、各家庭でするのかによって、かかるものがかわります。くつや髪かざりなど、小物を各家庭で用意することもあります。本番の髪型やメイクの整え方は、こちらの記事にまとめています。歌の発表会・コンクールの髪型とメイク。お子様と大人の、歌いやすい整え方
けいこ期間の費用
公演の前には、ふだんのレッスンとはべつに、けいこの日がふえることがあります。追加のけいこにかかる費用や、通うための交通費、長い時間のけいこのときの食事などもふくめて、考えておくと安心です。
写真・映像
本番の写真や映像を、あとから買えるかどうかをえらべることがあります。買うかどうかを各家庭で決められるのか、申しこみが前提になっているのかを確かめておきましょう。
チケットのお願いについて
ミュージカルスクールや劇団によっては、公演のチケットを、出演する家庭で何枚か買ったり、知り合いにすすめたりするお願いがあるところもあります。いわゆる「チケットノルマ」とよばれることもあります。
チケットのお願いがあるかどうか、ある場合はどのような形なのかは、スクールによってちがいます。売れなかった分をどうするのかもふくめて、前もって聞いておくと、あとでとまどうことをへらせます。
チケットのことは、入会してから知ることもあるので、公演のあるスクールを考えているときは、体験や説明会のときに、すなおに聞いてみてください。
契約の前に、確かめておきたいこと
ミュージカルスクールに入るときは、入会の申しこみ書や規約などの書類を受けとることがあります。費用のことは、口で説明を聞くだけでなく、書類でも確かめておくと安心です。
確かめておきたいことのリスト
- 入会金・登録料など、はじめにかかる費用は何か
- 月謝には、どのクラス・どのレッスンがふくまれているか
- 施設費や年会費など、月謝のほかにかかる費用はあるか
- 公演や発表会はあるか。出るのは自由か、全員が出るのか
- 公演のときの出演費、衣装代、ヘアメイクの費用はどうなっているか
- チケットのお願いはあるか。ある場合はどのような形か
- 個人レッスンや特別レッスンは、うけるかどうかえらべるか
- 月謝や費用をはらう方法と、はらう時期
- レッスンを休んだときの振りかえはあるか
- 途中でやめるときの手続きと、もどってくる費用はあるか
わからないことは、その場で聞く
書類を読んでいて、わからないことばや、はっきりしないところがあれば、申しこむ前にスクールに聞いてみましょう。「こんなことを聞いてもいいのかな」と思うことでも、お金のことは大切なことです。
スクール全体のえらび方については、こちらの記事でも紹介しています。キッズミュージカルスクールのえらび方。入る前にたしかめたい7つのこと
費用のことを、お子様とどう話すか
ミュージカルは、お子様にとってわくわくする習い事です。公演に出たい、大きな役に挑戦したいという気持ちがふくらむこともあるかもしれません。
費用のことをお子様にどこまで話すかは、ご家庭の考え方によってちがいます。ただ、「この公演には出よう」「この特別レッスンはまた今度にしよう」と、家族で話し合って決めることで、お子様も自分でえらぶ経験ができます。
できること、できないことを、お父様・お母様が前もって整理しておくと、お子様の気持ちにも、落ちついて向き合いやすくなります。
まとめ
- ミュージカルスクールの費用は、月謝のほかにもいろいろな種類がある
- 歌・ダンス・お芝居をまとめて習うか、べつべつに習うかで、月謝の形がかわる
- 入会金、施設費、年会費、保険料など、スクールによって分け方がちがう
- 公演や発表会では、出演費、衣装代、ヘアメイク、けいこの費用がかかることがある
- チケットのお願いがあるところもあるので、前もって聞いておく
- 契約の前に、書類で費用や、やめるときの手続きを確かめる
- 金額はスクールや地域によってちがうので、迷ったら、まわりの保護者やスクールに聞いてみる
費用のことを整理しておくと、お子様の「舞台で歌いたい」という気持ちを、安心しておうえんしやすくなります。近くで歌やミュージカルを習える場所をさがしたいときは、こちらも見てみてください。歌の教室さがしそして、スクールでの練習とはべつに、ひとりで歌う力をためしてみたいお子様には、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ