習い事の先生への菓子折り。えらび方とわたし方のマナー
習い事を続けていると、発表会やコンクールのたびに「先生に菓子折り、いるかな?」と迷う場面があります。
わたしは息子の声楽のコンクールのたびに、先生へ菓子折りを用意してきました。その中でわかった「えらび方」と「わたし方」をまとめます。
菓子折りをわたすことが多い場面
- 発表会の当日、またはそのあとのレッスン
- コンクールの当日(先生が会場に来てくださったとき)
- 年末・年始のあいさつ
- 教室をやめるとき、先生がかわるとき
どれも「必ず」ではありません。教室によっては、いっさい受け取らないところもあるので、先にたしかめておくと安心です。
菓子折りのえらび方
1. 日もちするもの
先生は、同じ日にたくさんのご家庭からいただくことがあります。生菓子より、焼き菓子やせんべいなど、日もちするものがよろこばれます。
2. 常温で大丈夫なもの
コンクールの日は、先生も一日会場にいます。冷蔵庫に入れなくていいものをえらびましょう。
3. ひとつずつ包まれているもの
個包装のものなら、先生が教室でほかの方と分けたり、少しずつ食べたりできます。
4. 金額の目安
金額に決まりはありません。高すぎると先生がかえって気をつかうので、ご家庭で無理のない金額で大丈夫です。
場面ごとの、えらび方のヒント
同じ菓子折りでも、わたす場面によって、よろこばれるものは少しちがいます。
コンクールや発表会の当日
先生は、会場で荷物が多くなりがちです。小さめで、かさばらない箱をえらぶと、持ち帰りの負担になりません。夏場はチョコレートなど、とけやすいものはさけましょう。
年末・年始のあいさつ
先生がご家族と楽しめるように、数が多めの詰め合わせもよいですね。年末は、のしに「御歳暮」、年明けなら「御年賀」とする形もありますが、教室ではそこまで改まらず、「御礼」や、のしなしでも失礼にはなりません。
教室をやめるとき、先生がかわるとき
これまでの感謝をこめて、ふだんより少していねいなものにするご家庭が多いです。お子様の手紙をそえると、気持ちがしっかり伝わります。
声楽の先生ならではの、ひと工夫
声をつかうお仕事の先生には、のどにやさしいはちみつのお菓子や、のど飴の詰め合わせをえらぶのも、1つの方法です。からすぎるものや、においの強いものは、レッスン前に食べにくいので、さけておくと安心です。
さけたほうがいい菓子折り
- 生クリームやフルーツをつかった生菓子:その日のうちに食べなければならず、先生をこまらせます。
- 大きすぎる箱:持ち帰りが大変です。会場では、とくに気をつけましょう。
- お酒をつかったお菓子:先生が車で来られていることもあります。
- 量がとても少ないもの:教室のスタッフの方と分けにくくなります。
先生にアレルギーがあるとわかっているときは、原材料の表示をよくたしかめてからえらびましょう。
のしはつける?つけない?
ふだんのお礼なら、のしはなくても大丈夫です。お店で「お礼でつかいます」と伝えると、ちょうどよい形にしてもらえます。
のしをつけるときは、紅白の蝶結びで、表書きは「御礼」、下にお子様の名前を書くのが一般的です。先生はたくさんの生徒さんからいただくので、名前があると、あとでだれからのものか、すぐにわかります。
わたし方のマナー
紙袋から出してわたす
わたすときは紙袋から出し、先生から見て正面になるようにしてわたします。持ち帰り用に紙袋もそえると、先生が持ちやすくなります。
タイミングは「会場に着いたとき」か「先生が帰る前」
本番直前は先生もお子様も張りつめています。会場に着いてあいさつするときか、すべておわって先生が帰られる前にわたすのがおすすめです。
そえることばの例
- 「いつもありがとうございます。みなさんでどうぞ」
- 「今日は来てくださって、ありがとうございました。心強かったです」
- 「毎週ていねいに見ていただいて、本当に感謝しています」
むずかしいことばはいりません。お子様からも「ありがとうございました」と一緒に言えると、先生はとてもよろこばれます。
ひとことカードをそえると、気持ちが伝わる
その場でうまく話せなくても、小さなカードを1枚そえておくと、先生があとでゆっくり読んでくださいます。長い手紙でなくて大丈夫です。
- 「今日は会場まで来てくださり、ありがとうございました。先生のことばで、安心して歌えました」
- 「1年間、ていねいにみていただき、ありがとうございました。来年もよろしくおねがいします」
- 「これまで本当にお世話になりました。先生に教わったことを、これからも大切にします」
お子様が自分で書けるなら、ひとことだけでもお子様の字で書いてもらいましょう。「せんせい、ありがとう」の1行でも、先生にとってはなによりうれしいものです。
お子様と一緒にえらぶのもおすすめ
菓子折りは、親がこっそり用意するもの、と思われがちです。でも、お子様と一緒にお店に行って、「先生、どれがすきかな?」と話しながらえらぶのも、すてきな時間になります。
自分でえらんだものなら、わたすときに「ありがとうございました」のことばも、自然と出てきやすくなります。だれかに支えてもらって歌えている、ということを、お子様が感じるきっかけにもなります。
遠くの先生やオンラインの先生には、送ってもいい?
オンラインでレッスンを受けていて、先生と直接会えないこともありますよね。そのときは、お店から送ってもらう形でも失礼にはなりません。
送るときは、先に「ささやかですが、お礼の品をお送りしました」と、メッセージでひとこと伝えておきましょう。いきなり届くと、先生がおどろかれることもあります。受け取りの手間を考えて、ポストに入る大きさのものや、日もちのするものをえらぶと、先生の負担になりません。
当日にあわてないための、じゅんびリスト
コンクールの日は、衣装や楽譜の準備で、菓子折りのことをわすれがちです。前の日までに、つぎのことをたしかめておきましょう。
- 菓子折りは前日までに買っておく
- 持ち帰り用の紙袋を、1枚よぶんに入れておく
- 夏は保冷バッグに入れて、車内におきっぱなしにしない
- のしにお子様の名前が入っているか、たしかめる
- 先生が会場に来られるかどうか、前もって聞いておく
会場では、先生のまわりに人が多いこともあります。ほかの方の前でわたしにくいときは、ロビーのすみなど、少しはなれた場所でさっとわたすとスマートです。
よくある質問
Q. 先生がことわられたら、どうしますか?
むりにおしつけず、「では、また別の形でお礼させてください」と引くのがマナーです。教室の決まりで受け取れないこともあるので、気にしすぎなくて大丈夫です。
Q. 伴奏の先生にも、菓子折りはいりますか?
伴奏をしてくださった方にも、感謝を伝えるご家庭は多いです。伴奏者へのお礼の考え方は、べつの記事にまとめました。伴奏者へのお礼はどうする?コンクールや発表会でこまらないために
Q. 手づくりのお菓子はどうですか?
気持ちはうれしいものですが、衛生面やアレルギーのことを考えて、お店で買ったものにしておくほうが、先生も受け取りやすいです。
菓子折りのことで、なやみすぎないで
わたし自身、コンクールのたびに菓子折りをえらび、お礼のことを考えるのが、だんだん負担になっていきました。
だから、わたしが開くコンクールでは、審査員へのお礼や菓子折りはいっさいいらないことにしました。そのぶん、お子様が歌うことに、気持ちを向けてほしいと思っています。こどもの歌声グランプリ
まとめ
- 菓子折りは「必ず」ではない。教室の決まりを先にたしかめる
- えらぶなら、日もち・常温・個包装のもの
- 場面に合わせて、箱の大きさや中身をかえる
- 生菓子や大きすぎる箱、お酒入りのものはさける
- のしは、なくても大丈夫。つけるなら「御礼」とお子様の名前
- 紙袋から出して、ひとことそえてわたす
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