お礼・費用

子どもの声楽、1年でかかる本当の費用。レッスン代だけじゃないお金の話

更新日:2026年11月4日 ・ 書いた人:うみ

「声楽を習わせたいけど、いくらかかるの?」

月謝は教室のページを見ればわかります。でも、実際に続けてみると、月謝のほかにもいろいろなお金がかかります。

わたしは息子の声楽で、レッスン代のほかにかかる費用の多さに、何度もおどろきました。この記事では、1年でかかるお金を、まるごと書き出します。

かかるお金は、大きく6つ

  1. レッスン代(月謝・入会金)
  2. コンクールの参加費
  3. 伴奏の費用
  4. 衣装
  5. 交通費・宿泊費
  6. 先生へのお礼・菓子折り

ひとつずつ見ていきます。

1. レッスン代

月謝は、教室や地域、1回のレッスンの長さによって大きくちがいます。同じ教室でも、30分と60分では月謝がかなりかわります。大手の音楽教室では、月謝のほかに入会金や、毎月の運営費・設備費がかかることもあります。

くらべるときは、「月謝+毎月かかるほかのお金」を12倍して、1年でいくらになるかを出してみると、ちがいがわかりやすくなります。金額は変わることがあるので、かならず教室の最新の案内でたしかめてください。

個人の先生の教室は、先生の経歴や地域で大きくちがいます。体験レッスンのときに、月謝のほかにかかるお金も聞いておくと安心です。

2. コンクールの参加費

子どもの歌のコンクールは、無料のものから、2万円をこえるものまであります。

  • 童謡こどもの歌コンクール(テレビ朝日系列など):参加費は無料(募集要項)
  • こども童謡コンクール:予選6,000円、ソロの本選は10,000〜13,500円(募集要項)
  • 全日本こどもの歌コンクール:予選税込9,900円、本選税込15,400〜18,700円、全国大会税込18,700〜22,000円(募集要項)

予選から全国大会まで進むと、1つのコンクールで5万円をこえることもあります。年に2〜3回出ると、それだけで大きな金額になります。

3. 伴奏の費用

会場で歌うコンクールでは、伴奏者にお願いする費用がかかります。本番だけでなく、合わせの練習の分もかかることがあるので、お願いする前にたしかめておきましょう。

動画で出られるコンクールでは、伴奏音源をつくってもらう方法もあります。事務局が有料で伴奏音源づくりを受けているコンクールもあります。こどもの歌声グランプリでも、伴奏音源づくりを8,800円(税込)でお手伝いしています。

4. 衣装

コンクールや発表会では、ドレスやスーツを用意することが多いです。子どもはすぐに大きくなるので、毎年買いかえることになりやすいです。レンタルやおさがりを使うご家庭もあります。

5. 交通費・宿泊費

本選や全国大会は、東京や大阪などの大きな会場で開かれることが多いです。遠くに住んでいると、親子の新幹線代やホテル代もかかります。わたしはもう、いくら使ったかわからないほどです。

6. 先生へのお礼・菓子折り

年末のあいさつ、発表会、コンクールの当日、入賞したときなど、お礼を考える場面があります。くわしくはこちらの記事にまとめています。声楽の先生へのお礼はいくら?相場とわたし方を、コンクールに出てきた母が本音で書きます・コンクールで入賞したら、先生にお礼は必要?金額の考え方とわたし方・習い事の先生への菓子折り。えらび方とわたし方のマナー

1年でどのくらいかかる?

まず、月謝が12か月分かかります。運営費などが毎月かかる教室なら、それも12か月分です。そこに、コンクールの参加費、伴奏、衣装、交通費、お礼などが加わります。

ただ、ここから先は教室によっても、ご家庭によっても、出るコンクールの数によっても、大きくちがいます。年に1回だけ近くのコンクールに出るご家庭と、全国大会まで何度も出るご家庭では、まったくちがう金額になります。

大切なのは、「どこにお金がかかるのか」を始める前に知っておき、ご家庭で「ここまで」と決めておくことです。

始める前に、家族で決めておきたい3つのこと

お金の話は、始めてからだと、なかなか切り出しにくいものです。わたしの体験から、始める前に話しておくとよかったと思うことを、3つあげます。

1. 1年でつかえる「上限」

月謝のほかに、1年でいくらまでならつかえるか。ざっくりでいいので、ご家庭で上限を決めておきます。上限があると、「このコンクールは出る、これは見送る」という判断がしやすくなります。

2. 本選・全国大会に進んだときの方針

予選を通ると、うれしい半面、参加費や交通費がまとめてかかります。「本選までは出る」「遠くの会場なら動画のコンクールにする」など、進んだときのことも先に決めておくと、あわてずにすみます。

3. お子様にどこまで話すか

お金のことを、お子様にくわしく話す必要はありません。ただ、高学年くらいになったら、「1年に出られるのは2回までね」など、わかりやすい形で伝えておくと、お子様も目標を立てやすくなります。

お金がかかるタイミング

1年のうちで、お金が出ていくタイミングを知っておくと、計画が立てやすくなります。

タイミング かかるもの
始めるとき 入会金、楽譜、体験レッスン代
毎月 月謝、運営費
コンクールの前 参加費、伴奏の練習、追加のレッスン、衣装
コンクールの当日 交通費、宿泊費、菓子折り
結果が出たあと 本選・全国大会の参加費、お礼
年末・発表会 発表会費、あいさつの品

とくにコンクールの前後は、短いあいだにまとめてお金が出ていきます。出るコンクールを決めたら、「本選まで進んだらいくらか」まで、先に見ておきましょう。

月謝を見るときのポイント

教室の月謝をくらべるときは、金額だけでなく、つぎのことも見てください。

  • 1回のレッスンは何分か(30分と45分では、同じ月謝でも中身がちがう)
  • 1年に何回レッスンがあるか(月3回か、月4回か)
  • 月謝のほかに、運営費や設備費がかかるか
  • 休んだときに、振り替えができるか

大手の教室では、1年のレッスン回数を決めているところもあります。「月4回」と思っていたら、1年の回数で見るとそれより少なかった、ということもあるので、入会の前にたしかめておきましょう。

月謝のくらべ方は、こちらの記事でもくわしく書いています。子どもの声楽レッスン、月謝の見方。金額だけでくらべないための5つのポイント

費用をおさえるコツを、もう少しくわしく

コンクールは「えらんで」出る

全部のコンクールに出る必要はありません。お子様の目標にあったものを、年に1〜2回えらぶだけでも、十分に力がつきます。

動画のコンクールを上手に使う

動画で出られるコンクールなら、交通費や宿泊費、伴奏者への謝礼がかかりません。会場のコンクールは「ここぞ」という1回にして、ほかは動画で、という組み合わせもおすすめです。

衣装はレンタルやおさがりも

子どもはすぐに大きくなります。レンタルや、教室の先輩からのおさがりを上手に使っているご家庭もあります。

お礼は教室の決まりを先に聞く

お礼は、教室や先生によって考え方が大きくちがいます。あとからこまらないように、入会のときに聞いておくのがいちばんです。

よくあるしつもん

声楽はほかの習い事より高い?

月謝だけを見ると、ほかの音楽の習い事と大きくは変わらないことも多いです。ちがいが出るのは、コンクールや発表会、お礼など、月謝のほかにかかるお金です。どこまで出るかを家庭で決めておけば、おさえることもできます。

途中でやめると、お金はもどる?

入会金やコンクールの参加費は、もどらないことがほとんどです。月謝についても、いつまでに言えば止められるかを、入会のときにたしかめておきましょう。

動画のコンクールなら、お金はかからない?

会場までの交通費や宿泊費、伴奏者への謝礼はかかりませんが、参加費はかかるのがふつうです。伴奏音源を用意するお金が必要になることもあります。撮影は、ふだんつかっているスマートフォンで十分なので、高い機材を買う必要はありません。

お金の心配が少ないコンクールもあります

わたしが開くコンクールは、おうちでとった動画で出られ、審査員へのお礼も不要です。参加費は1部門8,800円(税込)で、入賞したあとに追加のお金がかかることもありません。交通費も衣装代もおさえられます。こどもの歌声グランプリ

まとめ

声楽は、月謝だけでなく、コンクール・伴奏・衣装・交通費・お礼と、いろいろなお金がかかる習い事です。始める前に「1年でいくらになりそうか」を知っておくと、あとであわてずにすみます。

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