発表会のあと、先生へのお礼はどうする?いる・いらないの考え方
習い事の発表会がおわってほっとしたあと、ふと気になるのが「先生へのお礼」です。
ほかのご家庭が何かわたしているのを見ると、「うちも用意しないといけなかった?」とあせってしまいますよね。
発表会のお礼は「なくても失礼ではない」
まず、発表会のお礼は必ずではありません。発表会には、会場代や伴奏、記念品などをふくんだ「発表会費」をはらっていることが多く、そこに先生へのお礼がふくまれていることもあります。
ただ、先生が曲えらびから本番まで、いつもより時間をかけて見てくださったときは、その感謝を小さな形で伝えるご家庭もあります。
発表会のお礼で、なやみやすい理由
発表会は、コンクールとちがって「結果」がありません。そのため、入賞したときのお礼のように、きっかけがはっきりしないのです。
さらに、発表会の当日は、ほかのご家庭が先生に何かをわたしている場面を目にすることがあります。それを見て、「うちだけ何も用意していない」と不安になる方も多いと思います。
でも、ほかのご家庭が何をしているかと、ご自分のご家庭がどうするかは、べつのことです。まずは、自分の教室のやり方を知ることから始めましょう。
まずたしかめること
- 発表会費に、先生へのお礼がふくまれているか
- 教室として、お礼を受け取らない決まりがあるか
- ほかのご家庭はどうしているか(そっと聞いてみる)
発表会費の中身を、知っておこう
発表会費が何につかわれているかを知ると、お礼が必要かどうか、考えやすくなります。教室によってちがいますが、つぎのようなものがふくまれていることが多いです。
- ホールや会場をかりるお金
- 伴奏の先生へのお礼
- プログラムの印刷や、記念品
- 写真や動画の撮影
案内のプリントに書かれていないときは、受付の方に「発表会費には、どんなものがふくまれていますか」と聞いてみてください。聞きにくいことのように感じますが、たずねても失礼にはなりません。
お礼を考えたい、こんなとき
つぎのようなときは、ことばだけでなく、小さな形で感謝を伝えるご家庭が多いようです。
- 発表会の前に、いつものレッスンとはべつに練習をみてくださった
- 曲えらびや、衣装の相談にのってくださった
- 先生ご自身が、当日の伴奏もしてくださった
- 何年も同じ先生に習っていて、節目の発表会だった
- お子様が本番でとても緊張していて、先生がつきそってはげましてくださった
お礼がいらない、こんなとき
反対に、つぎのようなときは、ことばでのごあいさつだけでも十分です。
- 発表会費の中に、先生へのお礼がふくまれていると説明があった
- 教室の決まりで、お礼を受け取らないことになっている
- 習いはじめたばかりで、ほかの生徒さんと一緒に出た
まよったときは、「ことばだけ」でも大丈夫です。気持ちのこもったひとことは、それだけで先生にとってうれしいものです。
わたすなら、こんなもの
- 日もちするお菓子(個包装のもの)
- お子様が書いた手紙や絵
- 小さな花束
お金をわたすのは、発表会ではあまり多くありません。そういう習慣のある教室かどうか、先にたしかめておきましょう。菓子折りのえらび方はこちら。習い事の先生への菓子折り。えらび方とわたし方のマナー
花束をわたすときのポイント
発表会の当日に花束をわたすなら、先生が持ち帰りやすい、小さめのものをえらびましょう。先生は楽譜や荷物をたくさん持っています。大きな花束や、花びんが必要なアレンジは、かえって負担になることがあります。
わたすタイミング
発表会の当日は、先生はとてもいそがしいです。当日はあいさつだけにして、つぎのレッスンの日にわたすと、ゆっくりお礼を伝えられます。
当日にわたしたいときは、すべてのプログラムがおわり、先生が少し落ちついたころを見はからいましょう。ほかのご家庭の前で目立たないように、さっとわたすのがスマートです。
そえることばの例
- 「発表会まで、ていねいに見ていただき、ありがとうございました」
- 「本人もとても楽しかったようです。またよろしくおねがいします」
お子様と一緒に、発表会をふりかえる
お礼をわたす前に、お子様と発表会のことを話してみてください。
「どこがいちばん楽しかった?」「先生に、どんなことを教えてもらったっけ?」と聞くと、お子様なりのことばが出てきます。そのことばを、そのまま手紙やカードに書いてもらうと、先生にとって何よりうれしいお礼になります。
小さなお子様なら、発表会で歌っている自分の絵をかいてもらうのもよいですね。お子様にとっても、がんばった日をふりかえる、よいきっかけになります。
伴奏の先生や、手伝ってくださった方へは?
発表会では、伴奏の先生や、受付や準備を手伝ってくださった方もいます。
教室全体でお礼をまとめていることもあるので、まずは先生や教室にたしかめましょう。個人的にお礼を伝えたいときは、ことばだけでも十分です。伴奏者へのお礼の考え方は、こちらにまとめています。伴奏者へのお礼はどうする?コンクールや発表会でこまらないために
品物のかわりに、できるお礼
品物を用意しなくても、先生に感謝を伝える方法はたくさんあります。
- 発表会の感想を、先生に直接伝える
- つぎのレッスンに、しっかり練習してから行く
- 発表会でうまくいったところ、いかなかったところを、お子様と一緒に先生に話す
- 教室のアンケートなどがあれば、感謝のことばを書く
先生にとっていちばんうれしいのは、お子様が歌うことを楽しみ、続けてくれることです。その気持ちが伝われば、それが何よりのお礼になります。
よくある失敗
- 当日、出番の前にわたしてしまう:先生もお子様も、本番前は集中しています。
- 大きな品物をえらんでしまう:持ち帰りが大変になります。
- 「ほかのご家庭と同じもの」にこだわる:お礼の中身は、ご家庭ごとにちがって大丈夫です。
- お子様がいないところでだけわたす:できれば、お子様からもひとこと伝えられるとよいですね。
よくある質問
Q. グループレッスンの発表会でも、お礼はいりますか?
グループで習っている場合は、ご家庭ごとではなく、みんなでまとめてお礼をすることもあります。代表のご家庭がいれば、相談してみましょう。
Q. 発表会が毎年あります。毎回お礼をするものですか?
毎回でなくても大丈夫です。ことばのあいさつを毎回して、品物は節目の年だけ、というご家庭もあります。続けられる形にしておくのがいちばんです。
Q. 発表会のあと、すぐにやめる予定です
やめる前の発表会なら、これまでの感謝をこめて、さいごのレッスンの日に、お手紙と一緒にわたすのがよいでしょう。
Q. 発表会のあと、先生にメッセージを送ってもいいですか?
連絡をとってよい先生なら、その日のうちに「ありがとうございました」と短く送るのもすてきです。長い文章でなくても、本番のお子様の様子をひとこと書くだけで、先生も安心されます。
ほかのご家庭とちがっても、大丈夫
発表会のロビーでは、ほかのご家庭が大きな花束をわたしている姿を見て、気持ちがゆれることもあるかもしれません。
でも、お礼の形は、ご家庭の数だけあってよいものです。先生は、品物の大きさで生徒さんを見ているわけではありません。お子様が楽しそうに歌い、「ありがとうございました」と言えたなら、それで十分に気持ちは伝わっています。
まとめ
発表会のお礼は、なくても失礼ではありません。まずは発表会費と教室の決まりをたしかめて、伝えたい気持ちがあるときは、無理のない形で。
- 先生が特別に時間をかけてくださったときは、小さな形で感謝を
- わたすのは、つぎのレッスンの日か、当日のプログラムがおわってから
- お子様のことばや絵は、いちばん心にのこるお礼になる
- ほかのご家庭と同じでなくていい
お礼のことはこちらにもまとめています。声楽の先生へのお礼はいくら?相場とわたし方を、コンクールに出てきた母が本音で書きます・コンクールで入賞したら、先生にお礼は必要?金額の考え方とわたし方