キッズミュージカルスクールのえらび方。入る前にたしかめたい7つのこと
「歌もダンスも好きだから、ミュージカルをやらせてみたい」
キッズミュージカルは、歌、ダンス、お芝居をいっしょに学べる習い事です。でもスクールによって、練習の中身も費用も大きくちがいます。この記事では、キッズミュージカルスクールのえらび方をお伝えします。
キッズミュージカルで身につくこと
ミュージカルの習い事のよさは、ひとつのことだけでなく、いろいろな力がいっしょに育つことです。
- 歌:役の気持ちをのせて歌う力
- ダンス:リズム感や、体を大きく使う力
- お芝居:せりふを人に伝える声と、表情
- なかまと一つの舞台をつくる協力の気持ち
- 大勢の前に立つ度胸
とくに「せりふを人に伝える」練習は、学校の発表や、人前で話す場面でも役に立ちます。
こんなお子様に向いている
- 歌うことも、体を動かすことも好き
- 人のまねをしたり、ごっこ遊びをしたりするのが好き
- みんなでいっしょに何かをするのが楽しい
- テレビや舞台を見て、まねをして歌っている
いっぽうで、「ひとりでじっくり歌に向きあいたい」というお子様には、声楽のほうが合うこともあります。はずかしがりやのお子様でも、役になりきることで、ふだんより大きな声が出せるようになることもあるので、まずは体験してみるのがいちばんです。
何歳から始められる?
ミュージカルの習い事に、「何歳から」という決まりはありません。会話ややりとりができる3歳ごろから始めるのがおすすめという声もあります。(HugKumの記事)
スクールによって、小さなお子様向けのクラスがあるところ、小学生からのところなど、さまざまです。
えらぶときにたしかめたい7つのこと
1. 歌・ダンス・お芝居のバランス
スクールによって、ダンスが中心のところ、お芝居が中心のところがあります。歌をしっかり学びたいお子様は、ボイストレーニングの時間があるかをたしかめましょう。
2. 先生の経歴
ミュージカルの舞台に出ていた先生や、子どもの指導になれた先生がいるか。歌、ダンス、お芝居で、それぞれ専門の先生がいるスクールもあります。
3. クラスの分け方
年れいや経験でクラスが分かれているか。小さなお子様が大きなお子様と同じクラスだと、ついていけずに自信をなくしてしまうこともあります。
4. 公演の回数と費用
ミュージカルスクールでは、舞台公演が大きな目標になります。そのぶん、月謝とは別に、公演の参加費や衣装代がかかることが多いです。
- 公演は1年に何回あるか
- 公演の参加費はいくらか
- 衣装やヘアメイクの費用はふくまれているか
- 家族が見るためのチケットはどうなっているか
入る前に、「1年で全部でいくらか」を聞いておくと安心です。
5. 練習の日と時間
公演が近づくと、練習の回数がふえることもあります。学校やほかの習い事と、むりなく両立できるかをたしかめましょう。
6. 短期クラスや体験があるか
いきなり入会せず、短期クラスやワークショップからためせるスクールもあります。たとえば、少ない回数の短期クラスや、安い体験レッスンを用意している教室もあります。(教室の例)
7. お子様が楽しそうか
いちばん大切なのは、体験のときのお子様の顔です。ほかのお子様といっしょに楽しめていたか、帰り道で「また行きたい」と言っていたかを見てください。
体験レッスンで見ておきたいこと
体験レッスンでは、お子様だけでなく、お父様・お母様も見るところがあります。
| 見るところ | たしかめたいこと |
|---|---|
| 先生の声かけ | できないお子様に、どんなことばをかけているか |
| ほかの生徒さん | 楽しそうか。上の学年の子が、小さい子にやさしくしているか |
| 歌の時間 | 声をむりにはり上げさせていないか |
| けがへの気づかい | ダンスの前に準備体操をしているか |
| 保護者への説明 | 費用や公演のことを、わかりやすく話してくれるか |
体験のあとは、「何がいちばん楽しかった?」と聞いてみましょう。歌なのか、ダンスなのか、お芝居なのか。お子様の答えが、スクールえらびの大きなヒントになります。体験レッスンで聞いておきたい質問は、こちらの記事にもまとめています。歌の体験レッスンで見るべき5つのこと。聞いておきたい質問リストつき
入る前に聞いておきたい質問リスト
- 公演の役は、どのように決まりますか(オーディション、学年など)
- 公演の前は、練習がどのくらいふえますか
- 保護者のお手伝いや当番はありますか
- 休んだときの振りかえはありますか
- やめるときは、何か月前までに伝えればよいですか
- 写真や動画を、スクールのSNSなどにのせることはありますか
さいごの質問は、とくに大切です。お子様の顔や名前を外に出すかどうかは、ご家庭の考えで決めてよいことです。のせてほしくない場合は、入る前に伝えておきましょう。
芸能事務所のスクールとのちがい
ミュージカルを教えているところには、習い事としてのスクールと、芸能事務所がやっているスクールがあります。
| 習い事のスクール | 芸能事務所のスクール | |
|---|---|---|
| 目的 | 表現する楽しさ、経験 | オーディションやお仕事をめざす |
| 入り方 | 体験のあと、すぐ入れることが多い | オーディションがあることも |
| 費用 | 月謝と公演費など | レッスン費のほかに、登録や宣材などの費用がかかることも |
どちらがよいということはありません。お子様の目標と、ご家庭の考えにあった方をえらびましょう。費用は、かならず入る前に書面でたしかめてください。
入ったあとに、家族ができること
- 公演前のいそがしい時期は、生活のリズムをととのえて、つかれをためない
- せりふや歌の練習を、お客さん役として聞いてあげる
- 役の大きさで、ほかのお子様とくらべない
- のどがかれている、いたいというときは、むりをさせず、心配なら耳鼻科へ
役が小さかったとき、お子様はくやしい思いをすることもあります。「舞台は、全員がそろってはじめてできるものだよ」と伝えて、その役をがんばったことをみとめてあげてください。
よくある質問
ダンスの経験がなくても大丈夫?
多くのスクールでは、はじめてのお子様も受け入れています。最初はステップがわからなくても、まわりのお子様を見ながら、だんだんおぼえていけます。体験のときに、「はじめての子はどのくらいいますか」と聞いてみると安心です。
声楽やピアノと両立できますか?
練習の日がかさならなければ、両立しているお子様もいます。ただ、公演の前は練習がふえるので、その時期だけほかの習い事をお休みするなど、年間の予定を見て考えましょう。
舞台に立つのをこわがる子でもやっていける?
最初はうしろの列や、みんなで歌う場面からはじまることが多いので、少しずつ舞台になれていけます。こわがっているときは、むりに前に出させず、「舞台の上で楽しかったこと」を聞いてあげましょう。
送りむかえはどのくらい大変?
練習は週末や夕方が多く、公演前は時間が長くなることもあります。会場が遠い場合もあるので、送りむかえを家族でどう分けるか、入る前に話しあっておくと、あとでこまりません。ほかのご家庭と協力しあう方法がないか、スクールに聞いてみるのもよいでしょう。
ミュージカルと声楽、どっちがいい?
どちらも「歌う」習い事ですが、中身はけっこうちがいます。くわしくはこちらでくらべています。声楽・ミュージカル・ボーカル、子どもにはどれ?3つのちがいをやさしく解説
まとめ
- 歌・ダンス・お芝居のバランス
- 先生の経歴
- クラスの分け方
- 公演の回数と費用
- 練習の日と時間
- 短期クラスや体験があるか
- お子様が楽しそうか
体験では先生の声かけや生徒さんのようすも見て、気になることは入る前に質問しておきましょう。舞台に立つ経験は、お子様にとって大きな自信になります。スクールえらびの参考にしてください。