歌の発表会・コンクールの髪型とメイク。お子様と大人の、歌いやすい整え方
「発表会の髪型、子供はどんなふうにすればいいの?」 「コンクールで歌うとき、メイクはしたほうがいい?」
歌の本番が近づくと、服や靴といっしょに、髪型やメイクのことも気になってきますよね。見た目をととのえると、気持ちがしゃきっとして、本番にむかう力にもなります。ただ、歌はいつもの発表会とちがって、口を大きくあけたり、深く息をすったりします。歌いやすさを考えた整え方が大切です。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、歌の発表会・コンクールの髪型とメイクにしぼって、お子様と大人それぞれの、歌いやすい整え方をまとめます。服のえらび方については、こちらの記事でくわしくお話ししています。歌の発表会・コンクールの服えらび。子どもらしく、歌いやすい衣装の考え方
なお、コンクールや発表会によっては、髪型やメイクについてのきまりがあることもあります。きまりがあるときは、まずそれにしたがってください。
歌の本番の髪型・メイクで大切にしたいこと
1 顔がよく見えること
歌は、声だけでなく、表情でも気持ちを伝えます。前髪や横の髪が顔にかかると、表情が見えにくくなります。おでこや目もとが、すっきり見えるようにととのえるのが基本です。
2 歌っているあいだに、くずれにくいこと
歌うと、顔を少し動かしたり、おじぎをしたりします。そのたびに髪がばらばらと落ちてくると、気になって歌に集中できません。
3 体がらくであること
きつくむすびすぎた髪や、重いかざりは、頭や首につかれを感じさせることがあります。歌うときに、首のまわりが楽に動かせることも大切です。
4 その人らしいこと
がんばってかざりすぎると、かえって本人らしさが見えにくくなることもあります。お子様なら子どもらしく、大人の方なら、ふだんより少しきちんとした、くらいがちょうどよいことが多いです。
お子様の髪型のえらび方
女の子
髪の長さによって、いろいろなまとめ方があります。
- 長い髪は、ひとつにむすぶ、まとめ髪にする、編みこみにする
- 肩くらいの髪は、ハーフアップにする、耳の横でピンでとめる
- 短い髪は、前髪や横の髪をピンでとめて、顔まわりをすっきりさせる
おじぎをしたときに、髪が前に落ちてこないかを、家でためしておきましょう。
男の子
男の子は、清潔感がいちばんです。前髪が目にかかっているときは、本番の少し前に切っておくか、横に流すようにととのえると、顔がよく見えます。髪を切るのは、本番の直前より、数日から1週間くらい前にしておくと、自然になじみやすいです。
前髪のととのえ方
前髪が長いお子様は、歌っているあいだに目に入ると、気になって目をこすってしまうことがあります。
- ピンで横にとめる
- 少し斜めに流して、ピンでとめる
- 全部あげて、おでこを出す
どれがよいかは、お子様の顔立ちや、ふだんのようすに合わせて考えてみてください。
むすぶ位置に注意
髪を高い位置でむすぶと、元気な印象になります。ただ、大きなおだんごや、高すぎる位置のむすび方は、上を向いたときに頭が重く感じることもあります。お子様が「いたい」「重い」と言わない位置にしましょう。
かざりは小さめに
リボンや髪かざりは、服に合わせて、小さめのものにすると、すっきり見えます。大きなかざりは、歩いたり、おじぎをしたりするときに、ずれてしまうこともあります。
お子様のメイクはどうする?
基本はしなくてよいことが多い
お子様の発表会やコンクールでは、メイクをしないで出るお子様が多いです。子どもらしい、そのままの顔のよさを大切にしたいところです。
ミュージカルなどでは、きまりにしたがう
ミュージカルや、劇のある発表会などでは、舞台用にメイクをすることがあります。その場合は、先生や会のきまりにしたがいましょう。
するなら、ほんの少しだけ
どうしても顔色が気になるときは、くちびるがかさかさしないように、色のないリップクリームをぬるくらいがおすすめです。お子様のはだは、大人よりもやわらかいので、つかうものには気をつけてください。
大人の方の髪型のポイント
顔まわりをすっきりと
大人の方も、基本は顔がよく見えることです。長い髪の方は、まとめ髪や、ハーフアップにすると、表情が伝わりやすくなります。
首のまわりを楽に
えりの高い服を着るときや、髪をおろしているときは、首のまわりに髪がまとわりつかないかをたしかめましょう。首がらくに動かせると、声も出しやすくなります。
スプレーやピンで、くずれにくく
ピンで何か所かとめておくと、歌っているあいだに落ちてきにくくなります。スプレーなどをつかうときは、つかいすぎると髪がかたまりすぎることもあるので、少しずつにしましょう。のどがびんかんな方は、スプレーをつかう場所や、すいこまないように気をつけてください。
シニアの方
むりにかざらず、ふだんより少しきちんと、くらいがよいと思います。白髪をいかした、すっきりしたまとめ方もすてきです。
大人の方のメイクのポイント
ステージでは、少しはっきりめに
ホールのステージでは、明るいライトがあたるうえ、客席からはきょりがあります。ふだんのメイクだと、顔がぼんやり見えることがあります。目もとやまゆ、くちびるの色を、ふだんより少しはっきりさせると、表情が伝わりやすくなります。
くちびるは、歌っても落ちにくく
歌うと、口を大きく動かし、水を飲むこともあります。くちびるの色が落ちたり、にじんだりしないかを、練習のときにたしかめておきましょう。くちびるがかわきやすい方は、保湿をしておくと、口を動かしやすくなります。
あせや、ライトのあつさへのそなえ
ステージのライトはあたたかく、歌っていると、あせをかくこともあります。くずれにくいように、はだをととのえておくと安心です。
男性の方
男性の方は、メイクをしない方も多いです。ステージでは、ひげをきれいにそる、まゆをととのえる、くちびるの保湿をする、くらいでも、すっきりした印象になります。
ステージと動画での見え方のちがい
ホールのステージ
客席から遠いので、細かいところよりも、全体の印象が伝わります。顔まわりがすっきりしていること、髪型の形がはっきりしていることが大切です。
動画審査
オンラインのコンクールで動画をとって送るときは、カメラが近いぶん、顔がよく見えます。
- メイクは、ステージより少しひかえめでもよい
- 前髪のうねりや、はねている毛が目立ちやすい
- あかりが顔にあたるようにすると、表情がよく見える
動画をとる前に、一度テストでとってみて、画面での見え方をたしかめるのがおすすめです。
準備のスケジュール
1か月くらい前 髪型の方向を決める
服が決まったら、それに合う髪型を考えはじめましょう。前髪を切るか、のばしてとめるかなど、時間がかかることは、早めに決めておくと安心です。
1週間くらい前 髪を切る・ためしてみる
髪を切るなら、このころがめやすです。切った直前は、形が落ち着かないこともあるので、数日おいてなじませます。かざりやピンも、このころまでにそろえておきましょう。
前の日 道具をそろえて、早めに休む
前の日は、髪をあらって、よくかわかしておきます。朝にまとめやすくなります。そして、なによりも、しっかりねむることが、声にも顔色にも大切です。
当日の朝 時間に余裕を持って
髪をまとめるのは、思ったより時間がかかります。とくに編みこみなどは、なれていないと時間がかかるので、出かける時間から逆算して、早めにとりかかりましょう。会場の控室で直す時間も、少しとっておくと安心です。
本番前の練習のしかた
本番と同じ髪型で、1回通して歌う
本番の数日前に、本番と同じ髪型にして、1曲通して歌ってみましょう。
- 歌っているあいだに、髪が落ちてこないか
- おじぎをしたとき、かざりがずれないか
- 頭や首が、いたくならないか
この3つを、たしかめておくと安心です。
メイクも、一度ためしておく
大人の方は、本番のメイクで歌ってみて、くちびるの色の落ち方や、あせでのくずれ方をたしかめておきましょう。
当日の持ち物
- ヘアピン、ヘアゴムの予備
- くし、ブラシ
- 鏡
- メイク直しの道具
- リップクリーム
当日の持ち物は、こちらのチェックリストもつかってください。歌のコンクール当日の持ち物チェックリスト。忘れ物をしないために
まとめ
- 髪型・メイクは、顔がよく見えて、くずれにくく、体がらくなことを大切に
- コンクールや発表会のきまりがあるときは、まずそれにしたがう
- お子様は、前髪や横の髪をすっきりまとめ、かざりは小さめに
- お子様のメイクは、しなくてよいことが多い
- 大人はステージでは少しはっきりめに、動画ではひかえめでもよい
- 本番前に、同じ髪型・メイクで1回通して歌ってみる
見た目がととのうと、ステージに立つ気持ちも前むきになります。練習してきた歌を、だれかに聞いてもらいたくなったら、こどもの歌声グランプリものぞいてみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、自分の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ