心のこと・声かけ

春の歌を子供と楽しもう。保育園・幼稚園で歌いたい春の童謡と遊び方

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「新しいクラスで、子供たちとどんな春の歌を歌おうかな」 「保育園で歌っている春の童謡を、おうちでもいっしょに歌いたい」 「ピアノがにがてでも、春の歌を楽しめる方法を知りたい」

春は、花がさき、虫が出てきて、外の景色がどんどんかわっていく季節です。保育園・幼稚園では、新しいクラスや新しいお友だちとの生活が始まる時期でもあります。そんな春に、季節の歌を子供と歌うと、毎日の中にある小さな変化に気づくきっかけになります。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、春の歌を保育園・幼稚園やおうちで子供と楽しむための工夫をまとめました。春に合う古くからある童謡やわらべうた、手あそび歌での遊び方、ピアノがなくても歌える工夫、春の行事と歌のむすびつけ方を紹介します。読んでくださるのは、保育園・幼稚園の先生と、お父様・お母様を思いうかべています。

春夏秋冬の季節の歌をまとめて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツこの記事では、春の歌と遊び方を、もう少しくわしくお伝えします。

春の歌を子供と歌うよさ

季節の変化に気づける

春の童謡には、花、ちょう、はち、めだかなど、子供が身近で見つけられるものがたくさん出てきます。歌ったあとに園庭やお散歩で本物を見つけると、「歌に出てきたね」と、歌と景色がつながります。

新しいクラスになじむきっかけになる

春は、子供にとって、まわりの人や場所が新しくなる時期です。知っている歌をみんなで歌うと、ほっとした気持ちになれることもあります。歌は、まだ名前をおぼえていないお友だちとも、同じことを楽しめる時間になります。入園や進級のころの歌の工夫は、こちらにもまとめています。入園・進級の時期の歌。新しい園やクラスに、子供が歌でなじむ工夫

体を動かしながら歌える

春の歌には、花がひらく、ちょうがとぶ、はちがとぶなど、体でまねしやすいものが出てきます。歌いながら動くことで、声を出すのがにがてな子も、歌の時間に入りやすくなります。

春に歌いたい、古くからある童謡

花の歌

  • 「チューリップ」
  • 「さくらさくら」

「チューリップ」は、小さな子も歌いやすい、短くてやさしい歌です。両手をつぼみの形にして、歌に合わせて少しずつひらいていくと、花がさくようすを体で感じられます。花の色の名前が出てくるので、色紙や絵本を見ながら歌うのも楽しいですね。

「さくらさくら」は、日本で古くから歌われてきた歌です。ゆっくりで、しずかな感じの歌なので、年長さんくらいになったら、お花見のあとにみんなで歌ってみるのもよいでしょう。速くならないように、先生がゆったりと歌って聞かせてから、まねをしてもらうと歌いやすくなります。

虫の歌

  • 「ちょうちょう」
  • 「ぶんぶんぶん」

「ちょうちょう」は、ちょうが花から花へとぶようすを歌った歌です。両手をちょうのはねのように動かして、部屋の中をとぶまねをしながら歌うと、小さな子もいっしょに楽しめます。

「ぶんぶんぶん」は、はちのとぶ音が楽しい歌です。「ぶんぶん」のところを、声を小さくしたり大きくしたりして、はちが近づいたり遠ざかったりするようすを表してみてください。声の大きさをかえる遊びにもなります。

生きものと春のまちどおしさの歌

  • 「めだかの学校」
  • 「春よ来い」

「めだかの学校」は、川の中をめだかがならんでおよぐようすがうかぶ歌です。子供たちが一列にならび、前の子の肩に手をおいて、めだかのようにゆらゆら歩きながら歌う遊びができます。

「春よ来い」は、春がくるのをまちわびる気持ちを歌った童謡です。まだ寒さがのこる冬の終わりから春のはじめに歌うと、季節をまつ気持ちが伝わりやすくなります。

手あそび歌とわらべうたで、春を楽しむ

春の手あそび歌

  • 「キャベツのなかから」
  • 「グーチョキパーでなにつくろう」

「キャベツのなかから」は、キャベツの中から青虫が出てくる手あそび歌です。指を少しずつふやして出していき、最後にちょうちょうになる流れがあるので、春の虫のお話とつなげやすい手あそびです。

「グーチョキパーでなにつくろう」は、季節を問わず楽しめる手あそび歌ですが、春には、花や虫など、春のものをつくってみると、季節の手あそびになります。子供たちに「春のものを、何がつくれるかな」と聞いてみると、思いがけないアイデアが出てくることもあります。

手あそび歌のきほんの楽しみ方は、こちらの記事も参考になります。親子で楽しめる手あそび歌。小さなお子様と、歌うことを好きになる時間

外でも遊べるわらべうた

  • 「たけのこいっぽん」
  • 「なべなべそこぬけ」

「たけのこいっぽん」は、たけのこぬきの遊びと合わせて歌うわらべうたです。子供たちが前の子のおなかに手をまわして一列になり、おにの子が、たけのこをぬくように引っぱります。たけのこが出てくる春に合う遊びです。引っぱるときは、強くしすぎないよう、大人が見守ってください。

「なべなべそこぬけ」は、ペアで手をつないで、くるりと背中合わせになる遊びです。新しいお友だちとペアになって遊ぶと、手をつなぐきっかけになります。人数をふやしていくと、クラスみんなでひとつの輪になって遊ぶこともできます。

ピアノがなくても、春の歌は楽しめる

先生の声だけで歌い出す

ピアノがなくても、先生や大人の声だけで、春の歌は楽しめます。まず大人がゆっくり歌って聞かせ、子供はそれをまねします。最初は聞くだけでもかまいません。何回か聞くうちに、子供の口が自然に動き出すこともあります。

歌い出しの高さに気をつける

声だけで歌うときは、歌い出しの音が低すぎたり高すぎたりすると、子供が歌いにくくなります。大人がらくに出せる声よりも、少し明るめの高さで始めてみてください。歌っていて苦しそうな子がいたら、高さを少しかえてみましょう。

手びょうしや、体の動きでリズムをそろえる

ピアノがないと、歌がだんだん速くなることがあります。手びょうしや、体を左右にゆらす動きを入れると、テンポが落ちつきます。「ちょうちょう」なら、はねを動かす速さで、テンポをそろえることもできます。

外で歌うのも春らしい楽しみ

春はあたたかく、外ですごしやすい季節です。園庭やお散歩先で、見つけた花や虫に合わせて歌うのもすてきです。ピアノがない場所だからこそ、景色を見ながら、のびのびと歌えます。

春の行事と、歌のむすびつけ方

入園・進級のころ

新しいクラスが始まったばかりのころは、子供たちは緊張していることもあります。まずは、みんなが知っている短い歌や、手あそび歌から始めると、歌の時間に入りやすくなります。新しい歌をおぼえるより、知っている歌で安心できる時間をつくることを大切にしてください。

お花見や春のお散歩

お散歩の前に「チューリップ」や「ちょうちょう」を歌っておくと、外で花やちょうを見つけたときに、子供たちの目がかがやきます。帰ってきてから、見つけたものをお話ししながら、もう一度歌うのもよいでしょう。

こどもの日のころ

春の終わりには、こどもの日があります。こいのぼりの歌や、かしわもちの話など、行事に合わせた楽しみ方は、こちらの記事でくわしく紹介しています。こどもの日の歌を子供と楽しもう。こいのぼりの歌の歌い方と、柏餅や兜でもりあがるおうちの工夫

おうちで春の歌を楽しむ

保育園や幼稚園で歌っている歌を聞いてみる

お子様が保育園や幼稚園で歌っている春の歌を、おうちで聞いてみてください。「どんな動きをするの」「先生といっしょにどうやって歌うの」と聞くと、お子様がよろこんで教えてくれることもあります。

春のお散歩で歌を思い出す

おうちの近くで花や虫を見つけたら、それに合う歌を歌ってみましょう。上手に歌うことより、季節を感じながら、親子で歌う時間を楽しむことを大切にしてください。

春は花粉や寒暖差にも気をつけて

春は、花粉や、朝と昼の気温の差で、鼻やのどの調子がかわりやすい時期でもあります。むりに大きな声を出させず、つらそうなときは歌をお休みしてください。せきやのどの痛み、声のかすれが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

まとめ

  • 春の歌は、季節の変化に気づき、新しいクラスになじむきっかけになる
  • 「チューリップ」「さくらさくら」「ちょうちょう」「ぶんぶんぶん」「めだかの学校」「春よ来い」など、花や虫、生きものの歌を楽しむ
  • 「キャベツのなかから」「グーチョキパーでなにつくろう」の手あそびや、「たけのこいっぽん」「なべなべそこぬけ」のわらべうたで、体を動かして遊ぶ
  • ピアノがなくても、大人の声、手びょうし、体の動きで春の歌は楽しめる
  • 入園・進級、お花見、こどもの日など、春の行事と歌をむすびつける
  • 鼻やのどの調子がつらそうなときは、むりをさせない

春の歌を歌うお子様の声を、季節の思い出として形にのこしてみたいときには、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ

幼児小学生童謡

つぎの一歩を さがす

あわせて読みたい