こどもの日の歌を子供と楽しもう。こいのぼりの歌の歌い方と、柏餅や兜でもりあがるおうちの工夫
5月5日のこどもの日が近づくと、「こいのぼりの歌を、子供といっしょに歌いたい」「こどもの日の歌で、家族みんなでもりあがりたい」と思うお父様・お母様もいらっしゃると思います。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、こどもの日の歌をお子様と楽しむための工夫をまとめます。古くから歌いつがれている二つの「こいのぼり」の歌と「背くらべ」の歌い方、こいのぼりや兜を使った歌あそび、柏餅や菖蒲湯の話、手作りの飾りつけ、そしてこどもの日の意味をやさしく伝えるコツです。男の子も女の子も、家族みんなで楽しめる内容にしています。
ほかの季節の歌もまとめて知りたいときは、こちらの記事も読んでみてください。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツ
こどもの日ってどんな日?お子様にやさしく伝える
お子様のしあわせをねがう日
こどもの日は、お子様の育ちをお祝いし、しあわせをねがう日です。もともとは「端午の節句」とよばれる行事で、男の子の元気な育ちをねがう日とされてきました。いまでは、男の子も女の子も、すべてのお子様のための日になっています。
お子様には、「あなたが元気に大きくなってくれて、うれしいね、ってお祝いする日なんだよ」と伝えると、わかりやすいかもしれません。
こいのぼりにこめられたねがい
こいのぼりには、「鯉が川の流れにさからって滝をのぼり、竜になった」という中国の言い伝えにちなんだ、ねがいがこめられていると言われています。「こいのぼりみたいに、どんなことにもまけずに、元気に大きくなってね」というねがいです。
空を泳ぐこいのぼりを見ながら、「上のほうでひらひらしているふきながしは何だろう」「大きい鯉と小さい鯉は、だれかな」とお話しするのも楽しい時間です。
柏餅とちまき、菖蒲湯
こどもの日には、柏餅やちまきを食べるならわしがあります。柏の木は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「家がずっとつづくように」というねがいがこめられていると言われています。
また、菖蒲の葉をおふろに入れる「菖蒲湯」に入るならわしもあります。菖蒲は香りが強く、悪いものを追いはらうと考えられてきました。柏餅を食べたり、菖蒲湯に入ったりしながら、行事の話をしてみてください。
こどもの日の歌を歌ってみよう
二つの「こいのぼり」の歌
こいのぼりを歌った歌には、古くから歌いつがれている「こいのぼり」という同じ名前の歌が二つあります。
ひとつは、こいのぼりの家族を歌った、短くてやさしい童謡です。小さなお子様でも歌いやすく、保育園や幼稚園で歌うこともあります。
もうひとつは、学校で歌われてきた唱歌で、こちらは「鯉のぼり」と漢字で書かれることもあります。いまではあまり使わないむずかしいことばが出てくるので、少し大きなお子様向けです。どちらも同じこいのぼりの歌ですが、曲の感じがずいぶんちがいます。
小さなお子様向けの歌は、のびのびと
こいのぼりの家族を歌った歌は、空を泳ぐこいのぼりのように、のびのびと歌うのがおすすめです。
- 両手を大きく広げて、空を思いうかべながら歌う
- 音をのばすところは、こいのぼりが風に泳ぐように、ゆったりのばす
- 家族のだれが出てくるか、お子様と話してから歌う
歌に出てくるこいのぼりの家族を、自分の家族にあてはめて考えると、お子様は楽しそうに歌ってくれることがあります。ご家族の形はいろいろですので、ご家庭に合ったお話をしてあげてください。
唱歌の「鯉のぼり」は、力強く
唱歌のほうは、力強く、堂々とした感じの曲です。むずかしいことばは、まず意味をいっしょにしらべてから歌うと、歌の中の景色が見えてきます。童謡や唱歌に出てくる昔のことばについては、こちらの記事でくわしくまとめています。童謡の昔のことばを子どもに伝える。意味のしらべ方と、気持ちのこめ方
力強く歌おうとして、どなるような声になると、のどに負担がかかることもあります。「大きな声」より「しっかりした声」を意識してみてください。
「背くらべ」も、こどもの日の歌
こどもの日の歌としては、「背くらべ」もあります。こどもの日に、柱に背の高さのしるしをつけて、背くらべをするようすを歌った、古くから歌いつがれている童謡です。
この歌を歌うときは、お子様の身長をはかって、柱や紙にしるしをつけてみるのも楽しいあそびです。「去年より大きくなったね」とお話ししながら歌うと、歌がぐっと身近になります。
歌ったあとに、のどの痛みや声のかすれが続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
こどもの日の歌あそびアイデア
こいのぼりになって泳ぐ
歌に合わせて、お子様がこいのぼりになって、部屋の中を泳ぐように動いてみましょう。
- 両手を体の横で、ひらひらさせて泳ぐ
- 歌の高いところでは、背のびをして高く泳ぐ
- 歌が止まったら、こいのぼりも止まる
歌が止まったら止まるあそびは、お子様が耳をすませて歌を聞くきっかけにもなります。
新聞紙の兜をかぶって歌う
新聞紙で兜をおって、かぶって歌ってみましょう。兜をかぶると、お子様はちょっと強くなった気分で、胸をはって歌ってくれることがあります。胸をはった姿勢だと、声も出しやすくなることがあります。歌うときの立ち方については、こちらの記事も参考になります。歌うときの立ち方・手・目線。見た目でかわる歌の伝わり方
手あそびをつけて歌う
歌に合わせて、かんたんな手の動きをつけてみましょう。
- 両手を合わせて、鯉が泳ぐようにくねくね動かす
- 両手で、風がふくまね
- 手のひらで、柏餅をつつむまね
決まったふりつけがなくても大丈夫です。お子様が考えた動きを取り入れると、自分の歌という気持ちがうまれます。
家族でこいのぼり合唱
家族で、こいのぼりの役を分けて歌ってみるのもおもしろいあそびです。お父様は大きな鯉の声、お子様は小さな鯉の声のように、声の大きさや高さをかえて歌いつなぐと、家族の歌の時間がにぎやかになります。
手作りの飾りつけで、こどもの日を楽しむ
手作りこいのぼり
大きなこいのぼりをかざれないご家庭でも、手作りのこいのぼりで十分に楽しめます。
- 画用紙やおり紙で、こいのぼりを作って窓にはる
- 紙ぶくろや、ビニールぶくろで、風に泳ぐこいのぼりを作る
- トイレットペーパーのしんで、ミニこいのぼりを作る
お子様が自分でうろこに色をぬったり、シールをはったりすると、自分だけのこいのぼりになります。
兜や菖蒲の飾り
新聞紙やおり紙の兜をかざったり、菖蒲の葉を画用紙で作ったりするのもおすすめです。作ったものをかざりながら歌うと、お部屋が小さなステージのようになります。
背くらべのしるしをのこす
紙に背の高さのしるしをつけて、日づけを書いておくのも、すてきな記念になります。「背くらべ」の歌といっしょに、毎年のこどもの日の楽しみにしてもよいでしょう。
保育園・幼稚園のこどもの日と、おうちをつなぐ
園で作ったこいのぼりをかざる
保育園や幼稚園では、こどもの日の前に、こいのぼりや兜の製作をしたり、こいのぼりを見ながら歌ったりすることもあります。お子様が作ったこいのぼりを持ちかえってきたら、窓やかべにかざって、その前で歌ってみましょう。
園で歌った歌を、お子様に教えてもらう
「園ではどんなふうに歌ったの?」と聞いて、お子様に歌を教えてもらうのもおすすめです。お子様が先生役、お父様・お母様が生徒役になると、お子様は自信をもって、はりきって歌ってくれることがあります。
家族で楽しむこどもの日の歌の時間
じょうずに歌えなくても大丈夫
行事の歌は、正しく歌うことより、家族で楽しむことが大切です。ことばをまちがえても、音がずれても、「元気な声だったね」「こいのぼりみたいに、のびのび歌えたね」と声をかけてあげてください。
動画にのこしておく
兜をかぶって歌うすがたや、こいのぼりになって泳ぐすがたを動画にのこしておくと、来年また見返して、お子様の育ちを感じられることがあります。
もっと歌いたい気持ちが出てきたら
こどもの日の歌をきっかけに、「もっと歌いたい」と言ってくれるお子様もいます。そんなときは、歌の教室をのぞいてみるのもよいかもしれません。歌の教室さがし
まとめ
- こどもの日は、お子様の育ちをお祝いし、しあわせをねがう日
- こいのぼり、柏餅、菖蒲湯のいわれを、やさしくお話しする
- 「こいのぼり」の歌は二つ。小さなお子様向けの歌はのびのびと、唱歌は力強く
- 「背くらべ」は、背の高さをはかりながら歌うと身近になる
- こいのぼりになって泳ぐ、兜をかぶる、手あそび、家族合唱で楽しむ
- 手作りのこいのぼりや兜、背くらべのしるしで、記念をのこす
- じょうずさより、家族で楽しむ気持ちを大切にする
こどもの日の歌で、お子様の歌う楽しさがふくらんだら、歌を発表する場をさがしてみるのもひとつです。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ