心のこと・声かけ

冬の歌を子どもと楽しむ。保育園・幼稚園で歌いたい冬の童謡と遊び方

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「冬の歌を、保育園のクラスでみんなと歌いたい」 「子どもと歌える冬の童謡を知りたい」 「寒くて外に出られない日に、歌で楽しく過ごしたい」

吐く息が白くなり、霜や氷が見られるようになると、冬の歌がしっくりくるようになります。冬は、寒さの中であたたかさを感じる歌や、雪あそびを思いうかべる元気な歌を楽しめる季節です。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、保育園・幼稚園の先生と、お父様・お母様に向けて、子どもと楽しめる冬の歌と、その遊び方をまとめました。クリスマスやお正月の歌ではなく、冬のあいだずっと楽しめる童謡やわらべうた、寒い日の歌あそび、ピアノがなくても歌える工夫を紹介します。

春夏秋冬の童謡をまとめて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツ

冬の歌を子どもと歌うよさ

寒い日でも、体と心があたたまる

冬は、寒さで体が縮こまりやすい季節です。体を動かしながら歌ったり、みんなでくっついて歌ったりすると、体も気持ちもぽかぽかしてきます。

冬ならではの景色に気づける

霜柱、氷、雪、北風など、冬にしか出会えないものがあります。歌に出てくることばをきっかけに、「今朝は霜がおりていたね」「風が冷たかったね」と話すと、冬の自然に目を向けるきっかけになります。

室内で過ごす時間を楽しくできる

寒い日や雪の日は、外あそびができないこともあります。そんな日も、歌があれば、室内で体を動かしたり、みんなで声を合わせたりする時間を作れます。

保育園・幼稚園で歌いたい冬の童謡

「たきび」

寒い日に、落ち葉をたいて火にあたるようすを歌った童謡です。冬の歌として長く歌いつがれてきた歌なので、おじいさま・おばあさまとも、いっしょに歌いやすい歌です。

  • 手をこすり合わせて、火にあたるまねをしながら歌う
  • 北風が出てくるところで、体をぶるぶるふるわせる
  • 歌のあとに「寒いとき、みんなはどうやってあたたまる?」と話す

たき火は、いまの子どもたちにとっては見る機会が少ないものかもしれません。絵本や写真で見せてから歌うと、歌の場面が伝わりやすくなります。

「雪」

雪がふってうれしい気持ちを、元気に歌う唱歌です。雪がふった日に歌うと、子どもたちの気持ちもいっそうはずみます。

元気な歌ですが、さけぶような声にならないように、「雪がふわふわふってくるように、軽い声で歌ってみよう」と声をかけてみてください。歌のあとで、紙をちぎって雪にみたて、ひらひらと落としてみるのも楽しい遊びです。

「こぎつね」

外国の歌に日本語のことばをつけた童謡で、こぎつねが季節の中で過ごすようすが歌われています。冬の山が出てくるところもあり、冬の時期にも楽しめる歌です。

両手で耳を作って、きつねになりきって歌うと、小さなお子様もよろこびます。歌がわかりやすく、くり返し歌ううちに覚えやすい歌です。

「ペチカ」

ペチカとは、寒い国で使われてきた、部屋をあたためるだんろのことです。ゆったりとした、あたたかい雰囲気の歌なので、年長さんや小学生のお子様と、ことばを味わいながら歌うのに向いています。

歌う前に「ペチカって何だろう」と、いっしょに調べてみてください。知らないことばの意味がわかると、歌の世界がぐっと身近になります。

「冬の夜」

寒い冬の夜に、家族が火のそばで過ごすようすをえがいた唱歌です。少しむかしのくらしが出てくる歌なので、小学生くらいのお子様と、昔の冬の過ごし方を話しながら歌うと、歌への興味が深まります。

小さなお子様には、まず先生やお父様・お母様が歌って聞かせ、静かな冬の夜の雰囲気を感じてもらうところから始めてみてください。

「スキー」

雪の山をスキーですべる、明るく元気な唱歌です。歌に合わせて、ひざを軽く曲げ、スキーですべるまねをしながら歌うと、体が自然と動きます。

音の上がり下がりがはっきりしている歌なので、年長さんや小学生のお子様が、元気よく歌うのに合っています。

冬のわらべうた・歌あそびで遊ぶ

「おしくらまんじゅう」

みんなでせなかを合わせて、押し合いながらとなえる、むかしからある冬のわらべうたです。寒い日に体をあたためる遊びとして、子どもたちのあいだで楽しまれてきました。

  • 輪になって外向きに立ち、うでを組んで、せなかどうしで押し合う
  • 強く押しすぎないよう、「やさしく押そうね」と伝えておく
  • 転んでもけがをしないよう、まわりに物がない広い場所で遊ぶ

ことばのリズムに合わせて押すと、みんなの動きがそろって、自然と笑い声が出てきます。

手あそび歌で、手をあたためる

寒い朝は、手がかじかんでいることもあります。歌の時間のはじめに、手をこすったり、にぎったり開いたりする手あそび歌を入れると、手も体もあたたまってきます。

わらべうたで、ことばのリズムを楽しむ

わらべうたは、少ない音でことばのリズムを楽しむ歌です。輪になってすわり、わらべうたを歌いながら、毛糸の玉やお手玉をとなりへ順番にわたしていくと、冬の室内でも楽しめる遊びになります。わらべうたについては、こちらの記事でくわしく紹介しています。わらべうたとは?昔から子どもたちが歌いついできた歌と、おうちでの遊び方

冬の行事や生活とつなげる歌の時間

雪がふった日や、霜がおりた朝に

雪や霜を見つけた日は、そのことを話題にしてから冬の歌を歌ってみてください。見たばかりの景色と歌が結びついて、子どもたちの心にのこりやすくなります。

寒くて外に出られない日に

外あそびができない日は、歌に合わせて体を動かす時間を作るのもよい方法です。「たきび」で体をふるわせたり、「スキー」ですべるまねをしたりと、歌に動きをつけるだけで、室内でも体を使って楽しめます。

冬の発表会や、年度の終わりに向けて

冬は、発表会や、年度の終わりに向けた行事が近づく季節でもあります。発表会の練習ばかりにならないよう、ときどき冬の童謡やわらべうたをはさむと、歌そのものを楽しむ気持ちをわすれずにいられます。

クリスマス会や冬の発表会で歌う歌については、こちらの記事でまとめています。クリスマス会や冬の発表会で歌いたい歌。子どもと楽しむ冬の曲

ピアノがなくても冬の歌を楽しむ工夫

大人の声だけで、まねっこ歌い

ピアノがなくても、大人がゆっくり歌って聞かせ、子どもがあとからまねをする「まねっこ歌い」なら、すぐに始められます。声に自信がなくても、楽しそうに歌う大人の姿は、子どもにとって大きな安心につながります。

手びょうしや足ぶみで、リズムをとる

伴奏のかわりに、手びょうしや足ぶみでリズムをとると、歌の速さがそろいやすくなります。寒い日には、足ぶみをしながら歌うと、体もあたたまります。

身近なもので、冬の音を作る

鈴を鳴らしてそりの音のようにしたり、紙をくしゃくしゃと鳴らして雪をふむ音にしたりと、身近なもので冬らしい音を作れます。歌のはじめや終わりに鳴らすだけでも、歌の時間が楽しくなります。

声の高さは、子どもに合わせる

大人が歌いやすい高さが、子どもにとって歌いやすいとはかぎりません。子どもが苦しそうなときは、少し高さをかえて歌いなおしてみてください。

冬の歌を楽しむときに気をつけたいこと

のどの乾燥に気をつける

冬は空気が乾燥しやすく、のどがかわきやすいと感じることもある季節です。歌の前後に水を飲む、部屋の空気が乾きすぎないようにするなど、のどにやさしい工夫をしてみてください。声のかすれやのどの痛みが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談しましょう。冬ののどのケアについては、こちらの記事もどうぞ。冬の乾燥からのどを守る|歌う人のための加湿・水分・すごし方

かぜぎみの日は、むりに歌わせない

せきが出ている日や、体調がすぐれない日は、むりに声を出させず、聞くだけ、手あそびだけでもかまいません。その子のペースで参加できるようにしてあげてください。

全部を歌えなくてもいい

歌のはじめだけ、くり返しのところだけでも、じゅうぶんです。少しずつ歌えるところがふえていく過程を、いっしょに楽しんでください。

まとめ

  • 冬の歌は、寒い日に体と心をあたため、冬の景色に気づくきっかけになる
  • 「たきび」「雪」「こぎつね」は、動きをつけて小さなお子様とも楽しめる
  • 「ペチカ」「冬の夜」は、ことばの意味を調べながら、ゆったり歌う
  • 「スキー」は、すべるまねをしながら元気に歌える
  • 「おしくらまんじゅう」などのわらべうたは、安全に気をつけて体ごと楽しむ
  • ピアノがなくても、まねっこ歌い、手びょうし、身近な音で歌は楽しめる
  • 乾燥やかぜに気をつけ、のどにむりをさせない

冬に親しんだ歌を、ご家族以外の人にも聞いてもらうきっかけとして、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ

幼児小学生童謡

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