練習・発声のコツ

歌ってみたの著作権、のせる前に確かめたいこと。歌の動画を投稿するときの曲の権利のきほん

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「歌ってみたの動画をのせたいけれど、著作権は大丈夫?」 「歌の動画を投稿するとき、何を確かめればいいの?」 「伴奏の音源は、自由に使っていいの?」

歌の動画を投稿してみたいと思ったとき、気になるのが曲の権利のことです。むずかしそうで、どこから調べたらいいのかわからない、という方もいらっしゃると思います。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、歌ってみたなどの歌の動画を投稿する前に、まず確かめておきたいポイントをまとめました。はじめにお伝えしておきたいのは、この記事は法律の説明ではない、ということです。曲の権利についてのきまりや手続きは、投稿するサービスによってちがい、変わることもあります。くわしいことは、かならず各サービスの公式案内や、専門家に確認してください。

ここでは、「何を確かめればいいのか」「どこで確かめればいいのか」という、確かめ方にしぼってお伝えします。

歌の動画をのせる前に、曲の権利を考えるわけ

曲や音源には、かかわった人の権利がある

ひとつの曲には、メロディを作った人、歌詞を書いた人がいます。また、その曲を録音した音源には、演奏した人や、音源を作った人などがかかわっています。そうした人たちの権利があるため、曲や音源を使うときには、きまりを確かめることが大切になります。

どんな権利が、どんな形で関係してくるのかは、ここでは言い切りません。「曲そのもの」と「音源」の両方について、確かめることがある、と知っておくだけでも、見落としをへらせます。

歌ってみたでも、確かめることは同じ

自分の声で歌っているから大丈夫、短い動画だから大丈夫、と思ってしまうこともあるかもしれません。でも、どんな形の動画なら投稿できるのかは、サービスのきまりや、曲によってちがいます。思いこみで判断せず、ひとつずつ確かめていきましょう。

歌ってみたの始め方や録音のことは、こちらの記事にまとめています。大人が「歌ってみた」をはじめるとき。始め方と、録音・公開で注意したいこと

まず確かめたいポイント

歌の動画には、いくつかの「音」や「もの」が入っています。それぞれについて、確かめておきたいことを整理してみましょう。

歌う曲そのもの

まずは、歌う曲について確かめます。

  • だれが作った曲か(作曲した人、作詞した人)
  • 曲の権利を管理している団体の案内に、その曲がのっているか
  • 投稿するサービスで、その曲を歌った動画をのせてよいか

古い歌や童謡でも、確かめることは同じです。古いから自由に使える、と自分で決めてしまわず、わからないときは確認するようにしましょう。

伴奏の音源

伴奏を流して歌うときは、その伴奏音源にも権利があります。曲を歌ってよいことと、その伴奏音源を使ってよいことは、べつに確かめる必要があります。

  • だれが作った伴奏音源か
  • 動画にのせて公開してよいと、はっきり書かれているか
  • どんな使い方ならよいのか、条件が書かれているか

原曲の音源

原曲の音源(歌手が歌っているもとの音源や、そこから歌声をぬいた音源など)にも、権利があります。原曲の音源を流しながら歌った動画をのせてよいかどうかは、サービスや音源によってちがいます。自分の判断で使わず、かならず確かめてください。

動画にうつるほかの音やもの

歌のほかにも、動画の中に入っているものがあります。

  • うしろで流れているテレビやラジオの音
  • 画面にうつるポスターや絵、キャラクターのもの
  • 動画の最初やさいごにつけた音楽

歌の部分だけでなく、動画全体を見直してみると安心です。

投稿するサービスによって、きまりや手続きがちがう

公式案内を読む

歌の動画をのせてよいかどうか、どんな手続きがいるのかは、投稿するサービスによってちがいます。同じ曲でも、あるサービスではのせられて、べつのサービスではのせられない、ということもあります。

投稿する前に、そのサービスの公式案内(ヘルプページや利用のきまりなど)を読んでみてください。音楽や曲の権利についての説明が、まとめてのっていることもあります。

確かめておきたいこと

公式案内を読むときは、つぎのようなことに目を向けてみてください。

  • ほかの人が作った曲を歌った動画を、のせてよいか
  • 伴奏音源や原曲の音源を使うときの、きまりはあるか
  • 動画で収入をえる場合に、べつのきまりはあるか
  • 権利についての問い合わせ先は、どこか

きまりは変わることがある

サービスのきまりは、変わることがあります。前にのせられたから今回も大丈夫、とはかぎりません。投稿のたびに、さいしんの案内を確認するようにしましょう。

伴奏音源を使うときの確かめ方

音源についている説明を読む

伴奏音源には、使い方についての説明がついていることがあります。

  • 個人で練習に使うだけならよいのか
  • 動画にのせて公開してよいのか
  • 作った人の名前を書く必要があるのか
  • 収入をえる動画に使ってよいのか

「練習用」と「公開用」で、使ってよい範囲がちがうこともあります。説明は、さいごまでていねいに読みましょう。

説明がないときは、使わない

使い方の説明が見つからない音源や、だれが作ったのかわからない音源は、動画にのせるのはひかえたほうが安心です。どうしても使いたいときは、作った人や販売しているところに問い合わせて、確かめてからにしましょう。

自分や家族がひく伴奏のとき

ピアノなどの伴奏を、自分や家族がひく方法もあります。この場合も、曲そのもののきまりは、べつに確かめる必要があります。伴奏の用意のしかたについては、こちらの記事も参考にしてください。伴奏音源はどうする?歌のコンクールでカラオケが使えない理由と、5つの用意のしかた

歌詞を画面に出したいとき

歌の動画に、歌詞を字幕で出したいと思うこともあるかもしれません。歌詞を画面に出すことについても、サービスや曲によって、きまりがちがうことがあります。歌うことと、歌詞を文字で見せることは、べつに確かめておくと安心です。わからないときは、歌詞を画面に出さない形にしておくのもひとつの方法です。

わからないときは、どこに確かめる?

投稿するサービスの公式案内

まずは、投稿するサービスの公式案内を読んでみてください。問い合わせの窓口がある場合は、そこにたずねてみるのもよい方法です。

曲の権利を管理している団体の案内

曲によっては、曲の権利を管理している団体が、案内や問い合わせ先を用意していることがあります。曲の名前などで調べられることもあります。

専門家に相談する

それでもわからないときや、動画で収入をえることを考えているときは、法律にくわしい専門家に相談することも考えてみてください。自分だけで判断して、あとでこまることのないようにしましょう。

お子様の歌の動画をのせるとき

お子様の歌の動画をのせるときは、曲の権利の確認も、お父様・お母様が行ってください。お子様といっしょに「この曲は使っていいか、調べてからにしようね」と話しておくと、ものを作る人の気持ちを大切にする、よい機会にもなります。

顔や名前、学校がわかるものなど、お子様の安全についての注意は、こちらの記事にまとめています。子どもの歌の動画をSNSにのせるときの注意。安全とマナー、「歌ってみた」をはじめる前に

投稿したあとに、権利について連絡がきたら

動画をのせたあとに、投稿したサービスから、曲の権利についてのお知らせがとどくこともあります。そんなときは、あわてずに、つぎのように進めてみてください。

  • まずは、お知らせの内容をさいごまでよく読む
  • どの曲や、どの音の部分についてのお知らせなのかを確かめる
  • サービスの公式案内で、そのお知らせについての説明をさがす
  • わからないときは、サービスの問い合わせ窓口や、専門家に相談する

自分だけの判断で、いそいで何かを決めてしまわないことが大切です。前もって確かめたことのメモがあると、このようなときにも落ちついて見直せます。

確かめたことを、記録しておく

確かめた内容は、かんたんにメモしておくと、あとで見直すときに役立ちます。

  • 歌った曲の名前と、作った人
  • 使った伴奏音源と、その使い方の説明
  • 読んだ公式案内と、読んだ日
  • 問い合わせをした場合は、その内容と返事

あとから「この動画は大丈夫だったかな」と気になったときにも、すぐに確かめられます。

まとめ

  • この記事は法律の説明ではない。くわしくは各サービスの公式案内や専門家に確認する
  • 曲そのものと、伴奏音源や原曲の音源の両方に、権利がある
  • 歌う曲、伴奏音源、原曲の音源、動画の中のほかの音やものを、ひとつずつ確かめる
  • 投稿するサービスによって、きまりや手続きがちがい、変わることもある
  • 使い方の説明がない音源は、使わないほうが安心
  • 歌詞を画面に出すときも、べつに確かめる
  • わからないときは、公式案内、曲の権利を管理している団体の案内、専門家に確かめる
  • 確かめたことは、メモに残しておく

曲の権利をていねいに確かめてから動画をのせると、安心して歌を楽しめます。歌の動画で、べつの目標にちょうせんしてみたい方には、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ

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