コンクールや発表会の付きそい、お父様・お母様の服装は?会場で動きやすく、きちんと見える服えらび
「コンクールの付き添いって、親はどんな服で行けばいいの?」 「発表会の保護者の服装、スーツのほうがいいのかな」 「荷物もあるし、動きやすい服がいいけれど、きちんとも見せたい」
お子様の歌のコンクールや発表会が近づくと、お子様の衣装のことで頭がいっぱいになります。そして前の日の夜になって、「わたしは何を着ていこう」と、ふと手が止まってしまうこともあります。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、コンクールや発表会に付き添うお父様・お母様の服装について考えます。主役はお子様なので、付き添う大人の服は、目立つことよりも「動きやすさ」と「きちんと感」のバランスが大切です。会場やコンクールによって雰囲気はちがうので、決まった正解があるわけではありません。考え方のヒントとして、読んでみてください。
お子様の衣装のえらび方は、こちらの記事にまとめています。歌の発表会・コンクールの服えらび。子どもらしく、歌いやすい衣装の考え方
コンクールの付き添い、親の服装を考える前に
まずは会場とコンクールの雰囲気を知る
付き添いの服装は、会場によって考え方が変わります。
- 大きなホールで行われるコンクール
- 地域の公民館や集会所での発表会
- 教室のスタジオや、小さなサロンでの発表会
- 学校の体育館や講堂
ホールの場合は、客席にすわって聞く時間が長くなるので、少しあらたまった服がなじみやすいかもしれません。教室の発表会なら、もう少しやわらかい服装でも落ちつくこともあります。
どんな雰囲気かわからないときは、案内の紙やホームページをよく読んでみてください。服装について書かれていることもあります。前の年の写真がのっていれば、客席のようすも参考になります。
迷ったら、先生やほかの保護者の方に聞いてみる
はじめての会場だと、どれくらいの服装がちょうどよいのか、想像しにくいものです。そんなときは、教室の先生に「付き添いの服は、どんな感じがよいでしょうか」と、気軽に聞いてみてください。同じ教室の保護者の方に聞いてみるのもよい方法です。
聞いてみると、「ふだんより少しきれいめなら大丈夫ですよ」のように、目安を教えてもらえることもあります。
付き添う大人は「わき役」と考える
コンクールや発表会の主役は、ステージで歌うお子様です。付き添うお父様・お母様は、お子様を支えるわき役です。
わき役の服えらびで大切にしたいのは、次のようなことです。
- 目立ちすぎない色や形
- 長い時間すわっていても、つかれにくい
- 荷物を持って、すばやく動ける
- 会場の雰囲気から、うきすぎない
きちんと見えて動きやすい、保護者の服装の考え方
「きれいめ」と「動きやすい」のあいだをねらう
付き添いの日は、思っている以上に体を動かします。受付にならんだり、ひかえ室でお子様の着がえを手伝ったり、ろうかを行ったり来たりしたり。しゃがんで、お子様の衣装をなおすこともあります。
そのため、きっちりしすぎた服だと、動きにくくてつかれてしまうことがあります。反対に、ふだん着のままだと、ホールの客席で少し落ちつかない気持ちになるかもしれません。
ちょうどよいのは、「きれいめだけれど、体を動かしやすい服」です。
- しわになりにくい生地のシャツやブラウス
- のびる生地のパンツや、ひざが少しかくれるスカート
- 上にはおれるジャケットやカーディガン
上にジャケットをはおるだけで、きちんとした印象になります。動くときはぬいで、客席にすわるときにはおる、というように使い分けることもできます。
色は、落ちついたものをえらぶ
付き添う大人の服の色は、紺やグレー、ベージュ、黒など、落ちついた色がなじみやすいです。
ステージの近くの席にすわる場合、明るすぎる色やきらきらした服は、客席の中で目に入りやすいことがあります。お子様や、ほかの出演者さんの歌に集中してもらうためにも、ひかえめな色を意識してみてください。
ただし、教室の発表会などで、「家族も明るい服で楽しみましょう」という雰囲気のこともあります。こうしたときは、会場の雰囲気に合わせてかまいません。
お父様の服装の考え方
お父様の場合は、えりのあるシャツに、きれいめのパンツを合わせると、落ちついた印象になります。ホールのコンクールなら、ジャケットを持っていくと安心です。ネクタイまでしめるかどうかは、会場や雰囲気によってちがいます。迷ったら、ネクタイはなしにして、ジャケットで整えるという考え方もあります。
お母様の服装の考え方
お母様の場合は、ワンピースや、ブラウスとスカート、ブラウスとパンツの組み合わせなどが考えやすいです。お子様の着がえを手伝ったり、しゃがんだりすることを考えると、すそが広がりすぎない形や、パンツスタイルも動きやすくて便利です。
アクセサリーは、ひかえめなものにしておくと安心です。ステージの照明で光ったり、動いたときに音が鳴ったりするものは、客席では気になることがあります。
くつ・バッグ・小物のえらび方
くつは、音が出にくく歩きやすいものを
付き添いの日は、ホールの中や、ろうか、階段を何回も歩きます。くつは、歩きやすさを大切にしてえらんでみてください。
- かかとが高すぎず、ぐらつきにくい
- 歩いたときに、コツコツと音がひびきにくい
- 長い時間はいていても、足がいたくなりにくい
ホールの客席は、とても静かです。演奏中に出入りすることはひかえるのが基本ですが、休けいのときなどに歩く音が気になることもあります。音が出にくいくつだと、まわりにも気をつかわずにすみます。
バッグは、両手があくものが便利
付き添いの日は、お子様の衣装、楽譜、水とう、着がえ、タオルなど、荷物がふえがちです。そのうえで、お子様の手を引いたり、衣装を持ったりすることもあります。
- 大きめの肩かけバッグや、リュック
- 衣装や小物を入れる、サブのバッグ
- 客席では、足もとに置ける大きさのもの
両手があくバッグにしておくと、受付で書類を出すときや、ひかえ室で着がえを手伝うときにも、あわてずにすみます。持っていく物については、こちらのチェックリストも参考にしてください。歌のコンクール当日の持ち物チェックリスト。忘れ物をしないために
小物は、ひかえめなものにしておく
バッグにつけたキーホルダーや、音の鳴るアクセサリーは、客席では思ったより気になることがあります。演奏中に音が出ないように、前もって外したり、バッグの中にしまったりしておくと安心です。
季節や会場の温度に合わせる工夫
着たりぬいだりできる重ね着がべんり
ホールの中は、外とくらべて暑かったり、寒かったりすることがあります。客席はすずしくても、ひかえ室はあたたかい、ということもあります。
そのため、付き添いの服は、着たりぬいだりできる重ね着にしておくと調整しやすくなります。
- 夏でも、うすいカーディガンなどのはおりものを持っていく
- 冬は、コートの下に、温度に合わせてぬげる服を着ておく
- ひざかけや、うすいストールを持っていく
客席でコートをぬいだあと、ひざの上にのせておくと、場所をとらずにすみます。
雨の日の服装と持ち物
雨の日は、くつや服のすそがぬれやすくなります。会場に着いてから、ぬれた服のまま長い時間すわっているのは、つかれのもとになります。
- タオルをよぶんに持っていく
- かさ袋や、ぬれた物を入れる袋を用意しておく
- すそが長すぎない服をえらぶ
お子様の衣装がぬれないように、袋に入れて持っていく工夫も、いっしょに考えておけると安心です。
付き添う大人が気をつけたい、服装以外のこと
写真や動画のとりかたは、会場のきまりにしたがう
付き添いの日は、お子様の晴れ姿を写真や動画にのこしたくなります。けれども、写真や動画の撮影ができるかどうかは、会場やコンクールによってちがいます。撮影してよいかどうか、どこからならよいかは、案内をよく読んで、きまりにしたがってください。
香りにも気をつかう
客席では、となりの人との距離が近くなります。香りの強い香水や柔軟剤は、ほかの方が気になることもあります。これから歌う方の中にも香りが気になる方がいるかもしれないので、香りはひかえめにしておくと安心です。
家族として客席で応援するときのマナーについては、こちらの記事でくわしく書いています。お子様の歌の本番を見に行くときの、家族のマナーと応援のしかた
前の日のうちに、服をそろえておく
当日の朝は、お子様の準備でばたばたしがちです。付き添う大人の服も、前の日のうちにそろえて、ハンガーにかけておくと、朝の気持ちに余裕ができます。くつやバッグもいっしょに用意しておくと、出かける前にあわてずにすみます。
当日の受付から結果発表までの流れを知っておきたいときは、こちらも読んでみてください。歌のコンクール当日の流れ。受付から結果発表まで、はじめてでもあわてないために
まとめ
- コンクールの付き添いの服装は、会場やコンクールの雰囲気によってちがう
- 迷ったら、案内を読んだり、先生やほかの保護者の方に聞いたりしてみる
- 付き添う大人はわき役。目立ちすぎない、落ちついた色をえらぶ
- 「きれいめ」と「動きやすい」のあいだをねらい、ジャケットなどで整える
- くつは歩きやすく音の出にくいもの、バッグは両手があくものが便利
- 重ね着で、会場の暑さ・寒さに合わせられるようにする
- 撮影は会場のきまりにしたがい、香りはひかえめにする
- 服やくつ、バッグは前の日のうちにそろえておく
付き添う大人の服が決まっていると、当日はお子様の歌に、ゆっくり心を向けることができます。お子様の歌を家族で応援できる場は、ほかにもあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ