歌のコンクール当日の流れ。受付から結果発表まで、はじめてでもあわてないために
「コンクールの当日って、会場に着いたら、まず何をすればいいの?」 「受付のあと、本番まではどこで待つのかな」
はじめて歌のコンクールに出るとき、当日の流れがわからないと、お子様もお父様・お母様も、それだけで緊張してしまいますよね。わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。流れを少しでも知っておくと、当日は心にゆとりが生まれます。
この記事では、歌のコンクール当日の流れを、会場に着いてから結果発表までにしぼってお話しします。くわしい時間や決まりはコンクールによってちがうので、かならず要項や、とどいた案内を確かめてください。ここでは、多くのコンクールで共通しやすい流れをまとめます。
持ち物については、こちらの記事にまとめています。歌のコンクール当日の持ち物チェックリスト。忘れ物をしないために
会場に着いたら、まず受付へ
受付の時間を確かめておく
コンクールでは、出る順番や部門ごとに、受付の時間が決まっていることが多いです。受付の時間は、本番の時間とはちがいます。本番の少し前ではなく、もっと早い時間に受付をすませるように書かれていることもあります。
- 受付の開始時間と、しめきりの時間
- 受付の場所(入り口、ロビー、別の部屋など)
- 部門ごとに受付がわかれているか
案内に書かれた時間より、少し早めに会場に着くようにしておくと安心です。はじめての会場では、入り口がわかりにくいこともあります。
受付ですること
受付では、つぎのようなことをすることが多いです。
- 名前と出場番号を伝える
- 参加票や受付票をわたす
- 出場者用の名札やリボン、番号札を受けとる
- 楽譜を出すように決められている場合は、審査員用の楽譜をわたす
受付票や参加票は、前もってプリントしておくように言われることがあります。案内のメールや郵便物をよく読んで、必要なものをそろえておきましょう。
番号札をつける位置が決められていることもあります。わからないときは、受付の方に聞いてみてください。
当日の変更がないか確かめる
受付のときに、出る順番や時間の変更が伝えられることもあります。ロビーに、当日の進行表がはり出されていることもあるので、目を通しておくとよいと思います。
本番までのすごし方
控え室・待つ場所
受付のあとは、控え室やロビーで待つことが多いです。控え室があるかどうか、家族もいっしょに入れるかどうかは、コンクールによってちがいます。
- 着がえをする場所はあるか
- 声出しをしてもよい場所はあるか
- 家族が付きそえる場所はどこまでか
会場によっては、控え室で声を出してはいけない決まりがあることもあります。まわりの人の練習のじゃまにならないよう、決まりを守りましょう。
着がえと身じたく
衣装に着がえるタイミングは、会場によってちがいます。家から衣装を着て行くご家庭もありますし、会場で着がえるご家庭もあります。更衣室がこみあうこともあるので、時間に余裕をもっておくと安心です。
身じたくがすんだら、鏡で全体を見て、髪や服がみだれていないか確かめましょう。お手洗いも、早めにすませておくようお子様に声をかけてあげてください。
声出しと気持ちの準備
声出しの部屋が用意されているコンクールもあります。時間が決まっていることが多いので、受付のときに確かめておきましょう。声出しの部屋がないときは、小さな声のハミングや、体をほぐす動きで、体を温めておくとよいと思います。
本番前のお子様には、たくさんの注意をするより、「いつもどおりでだいじょうぶだよ」と、安心できることばをかけてあげてください。
待ち時間が長いときのすごし方
出る順番によっては、受付から本番まで、長い時間待つこともあります。ずっと緊張したままだと、お子様はつかれてしまいます。
- 静かに読める本や、歌詞を書いた紙を見る
- 少しだけ歩いて、体を動かす
- 水を少しずつ飲んで、のどをうるおす
- おなかがすきすぎないよう、軽く食べておく
衣装をよごさないよう、食べるときはハンカチやタオルをひざにかけておくと安心です。また、ロビーではほかの出場者の方もすごしています。大きな声で話したり、走ったりしないよう、お子様にも伝えておきましょう。
付きそいのお父様・お母様が気をつけたいこと
付きそいのお父様・お母様も、当日は気持ちが落ちつかないものです。でも、大人があわてていると、その気持ちはお子様にも伝わります。
- 進行表で、自分の子の出番と集合時間を確かめておく
- 係の方からの案内を、聞きのがさないようにする
- 荷物は、ひとつのかばんにまとめておく
時間の確認や荷物の管理は大人がうけもって、お子様には歌のことだけを考えてもらえるようにすると、よいと思います。
舞台そでから本番へ
呼び出しと舞台そでへの移動
本番の少し前になると、係の方が出場者を呼びにきたり、舞台そで(ステージのわきの、客席から見えない場所)に集まる時間が決まっていたりします。
- 何番前の人が歌っているときに、舞台そでに行くのか
- 付きそいの家族は、どこまでいっしょに行けるのか
- 舞台そでで待つときの決まり
舞台そでには、お子様ひとりで入ることが多いです。小さなお子様の場合は、係の方が見ていてくれることもあります。はじめての場所でも落ちつけるよう、「係の人の言うことを聞いてね」と、前もって伝えておくとよいでしょう。
本番の流れ
舞台に出ると、番号や名前、曲名がよばれ、歌う流れになることが多いです。伴奏者がいる場合は、伴奏者といっしょに出て、合図をして歌いはじめます。
歌いおわったら、おじぎをして、決められた方向に退場します。入場や退場のしかた、おじぎのタイミングは、こちらの記事にまとめています。ステージでのおじぎ・入場・退場のマナー。子どものはじめての本番に
もし歌のとちゅうでことばをまちがえても、止まらずに最後まで歌いきることが大切です。前もってお子様に「まちがえても、そのまま歌ってだいじょうぶ」と伝えておくと、安心して舞台に立てます。
本番のあと、結果発表まで
客席で聞くときのマナー
自分の番がおわったあと、客席でほかの人の歌を聞けるコンクールもあります。客席に入るときは、つぎのことに気をつけましょう。
- 歌っているとちゅうに出入りしない
- 曲と曲のあいだに、静かに席に着く
- 撮影や録音の決まりを守る
撮影が禁止されているコンクールも多いです。わが子の歌をのこしたいときも、決まりにしたがいましょう。ほかのお子様の歌を聞くことは、お子様にとってもよい学びになります。
結果発表の形
結果の伝え方は、コンクールによっていろいろです。
- その日のうちに、会場で発表と表彰がある
- ロビーに結果がはり出される
- 後日、ホームページや郵送、メールで知らせる
その日に結果が出る場合は、部門がすべておわってから、まとめて発表されることが多いです。待ち時間が長くなることもあるので、お子様がつかれないよう、飲みものや軽い食べものを用意しておくとよいと思います。
講評や賞状の受けとり
審査員からの講評(コメント)をもらえるコンクールでは、当日に受付でわたされることもあれば、後日とどくこともあります。賞状や記念品も、表彰式でわたされる場合と、あとから送られる場合があります。
当日に受けとるものがある場合は、帰る前に受けとりわすれがないか確かめましょう。受けとりの場所や時間が決まっていることもあります。
帰る前に
会場を出る前に、控え室に忘れ物がないかを見ておきましょう。衣装や楽譜、水とう、ヘアゴムなど、こまかなものは忘れやすいです。
そして、どんな結果であっても、まずは「よく歌ったね」とお子様をねぎらってあげてください。大きな舞台で歌いきったこと自体が、すばらしい経験です。
まとめ
- 当日の流れは、要項やとどいた案内でかならず確かめる
- 受付の時間は、本番の時間より早いことが多い
- 受付では、参加票をわたし、番号札などを受けとる
- 控え室や声出しの部屋の決まりを守る
- 舞台そでには、お子様ひとりで入ることが多い
- 客席では、出入りのタイミングと撮影の決まりに気をつける
- 結果発表の形や、講評・賞状の受けとり方はコンクールによってちがう
はじめてのコンクールは、流れを知っておくだけで、ずいぶん気持ちがらくになります。まずは家から気軽に出てみたいときは、こどもの歌声グランプリもおすすめです。オンラインの動画審査だけで出られるので、受付や会場での待ち時間を気にせず、いつもの場所で歌えます。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、つぎのコンクールへの準備にもつながります。こどもの歌声グランプリ