コンクール当日の食事とお弁当。歌う前に食べる時間と、会場でのすごし方
「コンクール当日、お弁当は持っていったほうがいいの?」 「出番がお昼ごろだと、昼食はいつ食べさせればいいのかな」 「会場の中で、子供がごはんを食べられる場所はあるの?」
歌のコンクールの当日は、受付、着がえ、声出し、出番、結果発表と、やることがたくさんあります。その中で、意外と後まわしになってしまうのが「食事」のことです。おなかがすきすぎても、食べてすぐに歌うのも、お子様にとっては落ちつかないものです。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、コンクール当日の食事の段取りについて考えます。いつ食べるか、どこで食べるか、何をどうやって持っていくか、という「流れ」にしぼってまとめました。会場やコンクールによって、きまりや会場のつくりはちがいます。お子様と会場に合わせて、できそうなところから取り入れてみてください。
歌う前に食べるもの・飲むものの中身については、こちらの記事でくわしく書いています。歌う前に食べるもの・飲むもの。本番の日に気をつけたいこと
コンクール当日の食事は「出番」から考える
まずは、当日の流れを紙に書き出してみる
食事の段取りを考えるときは、はじめに当日の流れを書き出してみるのがわかりやすいです。
- 家を出る時間
- 会場に着いて、受付をする時間
- 着がえや、声出しの時間
- 出番の時間
- 結果発表や、表彰の時間
- 帰りの時間
案内の紙に、受付の時間や出番の順番、だいたいの進み方がのっていることがあります。それを見ながら、家族でいっしょに流れをたしかめておくと、「どこで食事を入れられそうか」が見えてきます。
当日の受付から結果発表までの流れは、こちらの記事にもまとめています。歌のコンクール当日の流れ。受付から結果発表まで、はじめてでもあわてないために
歌う前は、出番から少し前に食べ終えるようにする
食べてすぐに歌うと、おなかが苦しく感じたり、息がすいにくく感じたりすることがあります。反対に、おなかがすきすぎていると、力が出にくかったり、気持ちが落ちつかなかったりすることもあります。
そのため、歌う前の食事は、出番から少し前に食べ終えるように、ゆとりをもって考えておくと安心です。どれくらい前がちょうどよいかは、お子様によってちがいます。ふだんのレッスンや、おうちでの練習のときに、「食べてから歌うまで、どのくらいあいていると歌いやすいか」を、お子様といっしょにたしかめておくと、当日の目安になります。
出番の時間ごとに、食事の入れ方を考える
出番がいつになるかで、食事の入れ方は変わってきます。
- 出番が朝のうちのとき:朝ごはんを、家で少し早めに、ゆっくり食べておく。昼食は歌い終わってから食べる
- 出番がお昼ごろのとき:朝ごはんをしっかり食べておき、出番の前は軽いものにする。しっかりした昼食は歌い終わってから
- 出番が午後のとき:昼食は、出番から少し前に食べ終えるようにする。量はふだんより軽めにして、足りない分は歌い終わってからおぎなう
コンクールは、進み方が予定より早くなったり、おそくなったりすることもあります。「予定どおりにいかないこともある」と考えて、少し早めに食べ終える段取りにしておくと、あわてずにすみます。
お弁当や軽食の持っていき方
お弁当は、食べやすさを大切にする
会場では、ひかえ室のすみや、ロビーのいすなど、ゆっくりテーブルを使えない場所で食べることもあります。お弁当は、見た目よりも「食べやすさ」を大切にして考えてみてください。
- ひと口で食べられる大きさにしておく
- はしを使わなくても、手やピックで食べられる形にする
- 衣装をよごしにくいよう、汁気の少ないおかずにする
- においの強いものは、ひかえめにする
ひかえ室では、ほかの出演者さんもいっしょにすごします。においの強い食べ物は、まわりの方が気になることもあるので、気をつかっておくと安心です。
少しずつ食べられる軽食を、別に用意しておく
出番の前に、しっかりしたお弁当を食べるのはむずかしいこともあります。そんなときのために、少しずつ食べられる軽食を、お弁当とは別に用意しておくと便利です。
- 小さなおにぎりや、小さく切ったパン
- ひと口の大きさに切ったくだもの
- お子様が食べなれている、軽いおやつ
「歌う前は少しだけ、歌い終わったらお弁当」というように、分けて考えておくと、出番の時間が変わっても合わせやすくなります。
食べなれたものを持っていく
本番の日は、お子様もいつもより気持ちがはりつめています。はじめて食べるものより、ふだんから食べなれているものを持っていくと、お子様も安心して口にしやすくなります。
アレルギーがあるお子様や、体のことで気になることがあるお子様は、当日の食事についても、かかりつけのお医者さんに相談しておいてください。
衣装をよごさない工夫
衣装を着たまま食べると、食べこぼしが気になります。
- 食べるときは、衣装の上から大きめのタオルや、はおりものをかける
- できれば、衣装に着がえる前に食べておく
- ウェットティッシュや、手をふくものを持っていく
着がえる前に食事をすませておけると、衣装のことを気にせず、ゆっくり食べられます。持っていく物全体の確認には、こちらのチェックリストも使ってみてください。歌のコンクール当日の持ち物チェックリスト。忘れ物をしないために
会場で食べる場所と、飲食のきまり
会場の飲食のきまりを、前もってたしかめる
ホールや公民館などの会場では、飲食についてきまりがあることがあります。
- 客席での飲食はできない
- ロビーや決まった部屋でのみ、飲食ができる
- ひかえ室での飲食は、水やお茶だけ
- 会場の中では、飲食ができない
どこで食べてよいかは、会場やコンクールによってちがいます。案内の紙やホームページをよく読み、わからないときは主催の方にたずねてみてください。当日も、会場の係の方の案内にしたがいましょう。ごみは持ち帰るきまりのこともあるので、ごみを入れる袋も持っていくと安心です。
会場の中で食べられないときを考えておく
会場の中で食べられる場所がないこともあります。そのときは、どこで食べるかを前もって考えておくと、当日あわてずにすみます。
- 会場の近くに、すわって食べられる場所があるか
- 車で行く場合は、車の中で食べられるか
- 家を出る前に、食事をすませておけるか
天気によって外で食べられないこともあるので、いくつか考えておけると安心です。
飲みものは、少しずつ口にできるように
当日は、ひかえ室や客席で待つ時間が長くなることもあります。のどがかわいたときに、少しずつ口にできるよう、水とうや、ふたのしまる飲みものを用意しておくと便利です。客席で飲めるかどうかも、会場のきまりにしたがってください。
待ち時間と、食事のあとのすごし方
食べたあとは、ゆっくりすごす時間をとる
食事のあとすぐに、大きな声で声出しをするより、少しゆっくりすごす時間があると、お子様の気持ちも体も落ちつきやすくなります。
- 静かな場所で、すわって休む
- 楽譜を見ながら、歌のイメージをたしかめる
- 小さな声で、ハミングをしてみる
食べたあとの声出しは、お子様のようすを見ながら、軽いものから始めてみてください。
緊張で食べられないときは、無理をさせない
本番前は、緊張で「食べたくない」と言うお子様もいます。そんなときは、無理に食べさせようとしなくてもかまいません。
- 少しだけ食べられそうなものを、すすめてみる
- 飲みものだけでも、少しずつ口にする
- 「歌い終わったら、お弁当を食べようね」と、楽しみをつくる
お父様・お母様があせると、お子様にもその気持ちが伝わります。おだやかに声をかけてあげてください。体調がすぐれないときの考え方は、こちらの記事にまとめています。コンクール当日に体調がわるいとき。出るか休むかの考え方と、その日にできること
歌い終わったあとの食事も、たのしみに
歌い終わると、ほっとして、おなかがすいてくることもあります。結果発表までの待ち時間に、家族でお弁当を食べながら、「よくがんばったね」と声をかけてあげると、お子様にとっても心にのこる時間になります。結果がどうであっても、歌いきったことを、いっしょによろこんであげてください。
まとめ
- コンクール当日の食事は、まず「出番」から考える
- 当日の流れを書き出して、どこで食事を入れられるかをたしかめる
- 歌う前は、出番から少し前に食べ終えるようにし、ちょうどよい間はふだんからたしかめておく
- 出番の時間に合わせて、朝ごはん・軽食・お弁当を分けて考える
- お弁当は食べやすさを大切にし、軽食も別に用意しておく
- アレルギーなど気になることは、かかりつけのお医者さんに相談する
- 会場の飲食のきまりを前もってたしかめ、当日は係の方の案内にしたがう
- 緊張で食べられないときは、無理をさせない
食事の段取りが決まっていると、当日はお子様の歌に、落ちついて向き合いやすくなります。歌を楽しむ場は、会場で行われるコンクールだけではありません。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ