本番の準備(動画・衣装・持ち物)

コンクール当日が雨・雪・台風のとき。移動と会場でのそなえ

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「コンクール当日、雨の予報が出ている」 「台風が近づいているけれど、コンクールは中止になるの?」 「雪で電車が止まったら、どうしよう」

本番の日が近づくと、天気予報が気になってくるものです。晴れていれば何も気にせず出かけられますが、雨や雪、台風となると、移動のことも、衣装のことも、のどのことも心配になります。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、コンクール当日の天気にしぼって、前の日から当日までにできるそなえをまとめました。中止や延期の知らせをどう確かめるか、雨の日の移動の工夫、ぬれないための持ち物、会場に着いてからのすごし方を、順番に見ていきます。

はじめにお伝えしたいのは、どんなときも安全が第一、ということです。歌の本番はとても大切ですが、お子様とご家族の安全より大切なものはありません。

コンクール当日が雨・台風のとき、まず確かめること

中止・延期は、主催者の発表にしたがう

台風や大雪の予報が出ると、「この天気なら中止になるはず」と考えてしまうことがあります。でも、中止や延期を決めるのは、コンクールの主催者です。天気がわるくても予定どおり行われることもありますし、反対に、思ったより早く中止が決まることもあります。

自分で「たぶん中止だろう」と決めてしまわずに、主催者からの発表を確かめるようにしてください。

知らせが出る場所を、前もって調べておく

中止や延期の知らせが、どこに出るのかは、コンクールによってちがいます。

  • コンクールのホームページ
  • 申しこみのときに登録したメール
  • 主催者のSNSのページ
  • 申しこみの書類や、とどいた案内のお知らせ

天気があやしくなってから調べはじめると、あわててしまいます。申しこみの書類や案内をもう一度読み、「何かあったときは、どこを見ればよいか」を、前の日までに家族で確かめておくと安心です。問い合わせ先の電話番号も、すぐ見られるところにメモしておきましょう。

発表がないときは、問い合わせてみる

予報が大きく荒れているのに、まだ何も発表がない、ということもあります。そんなときは、案内に書かれている問い合わせ先に、連絡してみてください。

ただ、天気がわるい日は、同じような問い合わせが主催者に集まることもあります。電話がつながりにくいときは、少し時間をおいてから、ホームページやメールをもう一度見てみましょう。

「行かない」と決めることも、だいじな判断

コンクールが予定どおり行われるとしても、お住まいの地域や通る道のようすによっては、出かけるのが危ないこともあります。大雨や大雪の警報が出ている、川の近くを通らなければならない、山道を車で走ることになる、といったときは、無理をして向かわないことも考えてください。

行かないと決めたときは、主催者にきちんと連絡を入れます。連絡のしかたや例文は、こちらの記事にまとめています。コンクールを辞退するとき。連絡の方法と例文、気をつけたいこと

前の日にしておきたい、天気へのそなえ

天気予報と交通の情報を、何回か見ておく

前の日は、天気予報をときどき見て、雨や雪がいつごろ強くなりそうかを確かめておきます。あわせて、電車やバスの運転の情報、道路のようすなども見ておくと、当日の動き方を考えやすくなります。

台風のときは、前の日のうちに「電車を止める予定です」と、鉄道会社から知らせが出ることもあります。そうした知らせにも気をつけておきましょう。

行き方を、ふたつ考えておく

ふだんの行き方が使えなくなったときのために、別の行き方も調べておくと安心です。

  • 電車が止まったら、バスで行けるか
  • 車で行くなら、ほかの道はあるか
  • タクシーをつかうなら、どのあたりで乗れそうか

ほかの道がなかなか見つからないときもあります。そんなときこそ、「そのときは行くのをやめる」というえらび方も、家族で話しておくとよいでしょう。

遠くの会場へ出かけるときの移動や宿のことは、こちらの記事でくわしく紹介しています。遠くのコンクールに出るとき。移動・宿泊・前日のすごし方

持ち物を、雨の日用にととのえる

ふだんの持ち物に、雨や雪の日ならではのものを足しておきます。

  • 大きめのかさ、レインコート
  • 衣装や楽譜を入れる、ビニールのふくろ
  • タオルを何まいか
  • くつ下や下着の着がえ
  • ぬれたものを入れるふくろ
  • 寒い日なら、はおるものやカイロ

楽譜は、とくにぬれやすいものです。クリアファイルに入れてから、さらにふくろに入れておくと、かばんの中まで雨がしみてきても安心です。

衣装は、会場で着がえる前提にする

雨や雪の日に、家から衣装を着て出かけると、すそがぬれたり、どろがはねたりしてしまうことがあります。会場に着がえる場所があるかどうかを案内で確かめ、着がえられるなら、衣装は持っていくほうが安心です。

くつも、移動のときは歩きやすいくつにして、本番用のくつは別に持っていくとよいでしょう。

早めにねる

天気がわるいと、当日は家を出る時間が早くなることもあります。前の日は、いつもより早めにねるようにして、体を休めておきましょう。

本番の日の朝のすごし方は、こちらにまとめています。本番の日の朝のすごし方。起きてから歌うまでにできること

当日の移動で気をつけたいこと

家を出る前に、もう一度確かめる

当日の朝も、出かける前に、主催者からの知らせと、交通の情報を確かめます。夜のうちに予定が変わっていることもあるからです。

時間に、たっぷりゆとりをもつ

雨や雪の日は、道がこんだり、電車がおくれたりすることがあります。いつもより早めに家を出て、時間にゆとりをもたせておくと、あせらずにすみます。

早く着きすぎたときは、会場の近くで休める場所をさがしておくと安心です。

足もとと、まわりに気をつける

雨や雪の日の道は、すべりやすくなっています。お子様の手をつなぎ、ゆっくり歩くようにしてください。

  • 駅の階段や、マンホールのふたはすべりやすい
  • 水たまりや、とけかけた雪に気をつける
  • かさで前が見えにくくならないようにする
  • 車の水はねに気をつける

あわてて走ると、ころんでけがをしてしまうこともあります。「時間にまにあうか」より「けがをしないか」を大切にしてください。

移動中に、のどと体を冷やさない

雨にぬれたり、寒い風にあたったりすると、体が冷えてしまいます。首もとをマフラーやタオルでつつみ、手足が冷たくならないようにしましょう。

マスクをすると、のどのかわきや冷えがやわらぐように感じる方もいます。

遅れそうなときは、早めに連絡する

電車が止まるなどして、受付の時間にまにあいそうにないときは、わかった時点で主催者や受付に連絡を入れてください。天気による遅れについて、どうあつかうかは、コンクールによってちがいます。自分で決めずに、主催者の案内にしたがいましょう。

会場に着いてからのすごし方

まず、ぬれたものをふく

会場に着いたら、まずタオルで髪や体、かばんをふきます。くつ下がぬれていたら、早めにはきかえましょう。ぬれたままでいると、体が冷えて、声も出しにくくなることがあります。

ぬれたかさやレインコートは、会場のきまりにしたがって、かさ立てやふくろにしまいます。ほかの方の衣装や楽譜をぬらさないよう、気をつけてください。

体をあたためて、気持ちを落ちつける

体が冷えているときは、あたたかいのみものを少しずつのんだり、手をにぎったりひらいたりして、ゆっくり体をあたためます。かたの力をぬいて、深く息をはくと、気持ちも少し落ちつきます。

天気がわるい日は、移動だけでつかれてしまうこともあります。本番までの時間は、なるべく座って休むようにしましょう。

のどのかわきと、冷えに気をつける

雨の日はしめっていても、会場の中は空気がかわいていることもあります。こまめに水をのみ、のどをうるおしておきましょう。冷たすぎるのみものより、常温やあたたかいもののほうが、のどにやさしいと感じる方もいます。

のどに痛みやかすれがあるときは、無理に声を出さないでください。痛みやかすれが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

お子様の気持ちに、よりそう

雨の音や、ぬれた服の感じ、いつもとちがう移動で、お子様の気持ちがざわざわしていることもあります。

「雨の中、よくがんばって来たね」「ここまで来られたら、もうだいじょうぶ」と、ここまで来たことをみとめる声をかけてあげてください。天気のことで、お子様をせかしたり、しかったりしないようにしましょう。

帰りの道も、考えておく

本番がおわるころには、天気がもっとわるくなっていることもあります。結果発表まで残るかどうかは、帰りの道のようすを見ながら、家族で決めてかまいません。早めに帰るときは、受付に声をかけておくと安心です。

天気で出られなかったときの気持ちの持ち方

出られなかったのは、だれのせいでもない

台風で中止になった、雪で行けなかった。そんなとき、お子様はがっかりするかもしれません。お父様・お母様も、くやしい気持ちになると思います。

でも、天気はだれにも変えられないものです。それまでの練習は、なくなるわけではありません。「ここまでがんばった声は、ちゃんと育っているよ」と伝えてあげてください。

次の目標を、いっしょにさがす

延期になったときは、新しい日に向けて、練習のペースを少しゆるめながら、もう一度目標をたてなおします。中止になったときは、ほかのコンクールや発表の場を、お子様といっしょにさがしてみるのもよいでしょう。

体調がわるいときの考え方は、こちらの記事にまとめています。天気のわるい日の移動でつかれが出たときにも、参考にしてください。コンクール当日に体調がわるいとき。出るか休むかの考え方と、その日にできること

まとめ

  • 中止や延期は、自分で決めずに、主催者の発表にしたがう
  • 知らせが出る場所と問い合わせ先を、前の日までに確かめておく
  • 危ないと感じたら、行かないこともだいじな判断。そのときは主催者に連絡する
  • 前の日に、天気と交通の情報を見て、別の行き方も考えておく
  • 楽譜や衣装はふくろに入れ、タオルや着がえを持っていく
  • 当日は早めに出て、足もとに気をつけ、けがをしないことを大切にする
  • 会場ではぬれたものをふき、体をあたためて、のどをうるおす
  • 天気で出られなかったときは、だれのせいでもないと伝え、次の目標をさがす

会場まで出かけなくても、歌を聞いてもらえる場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ

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