外で歌の練習はできる?公園や河川敷で歌うときの、まわりへの気くばり
「家だと大きな声が出せないから、外で歌の練習をしたい」 「公園で歌の練習をしても、だいじょうぶかな」 「河川敷で歌の練習をしている人を見かけたけれど、自分もやっていいのかな」
歌の練習をつづけていると、こんなふうに考えることがあります。外は広くて、声を思いきり出せそうに感じます。でも、そこはみんなが使う場所でもあります。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、外で歌の練習をしたいと思ったときに、まず確かめておきたいこと、公園や河川敷で歌うときのまわりへの気くばり、安全や体調のことをまとめました。家の中での練習場所の工夫は、こちらの記事にまとめています。家で大きな声が出せないときの、歌の練習場所と方法
外で歌の練習をする前に、確かめておきたいこと
場所によって、きまりがちがう
公園や河川敷は、だれでも入れる場所です。でも、だれでも何をしてもいい場所、というわけではありません。
- 大きな音を出すことを、禁止しているところ
- 楽器や音の出る機械の使用に、きまりがあるところ
- とくに何も書かれていないところ
- 届け出や許可があれば使えるところ
このように、場所によってきまりはさまざまです。同じ市や町の中でも、公園ごとにちがうこともあります。この記事でも、「ここなら歌ってよい」と言い切ることはできません。
きまりの確かめ方
外で歌の練習をしたいと思ったら、まずはその場所のきまりを確かめてみてください。
- 公園の入り口や中にある、看板や注意書きを読む
- 市役所や区役所、町役場のホームページで、公園のきまりを見る
- 公園の管理事務所があれば、たずねてみる
- 河川敷なら、その川を管理しているところのきまりを見る
わからないときは、管理しているところに「歌の練習をしてもよいですか」と、そのまま聞いてみるのが安心です。聞いてみると、「この時間ならよい」「この広場はだめ」など、くわしく教えてもらえることもあります。
看板に書かれていなくても、気をつけたいこと
きまりに何も書かれていなくても、まわりに人がいるかぎり、気くばりは大切です。「書いていないから、何をしてもいい」ではなく、「ほかの人も気持ちよく使えるか」を考えておくと、トラブルをさけやすくなります。
公園で歌の練習をするときの気くばり
人の少ない時間と場所をえらぶ
公園には、小さなお子様と遊ぶ家族、ベンチで休む方、散歩をする方など、いろいろな人がいます。
- 遊具のまわりや、ベンチの近くはさける
- 人がたくさん集まる時間帯はさける
- 広場のはしのほうなど、人から少しはなれた場所をえらぶ
人の動きを少しながめてから、場所をきめるとよいです。
住宅に近い公園では、とくに気をつける
公園のすぐとなりに家がある場合、声は思ったよりもとどきます。外は音がひろがるので、家の中より声が遠くまで聞こえることもあります。
住宅のそばの公園では、朝早い時間や夕方おそい時間はさけて、声も少しひかえめにしておくと安心です。夜の練習については、こちらの記事でもふれています。夜に歌の練習をするとき。声の大きさと、近所への気くばり
音の出る機械は、音を小さめに
伴奏を流したいときは、スマホなどの音を小さめにしてみてください。自分のまわりで聞こえるくらいにしておくと、まわりの人のじゃまになりにくくなります。
片方の耳にだけイヤホンをつけて伴奏を聞く方法もあります。ただし、外では車や自転車の音に気づけるように、両方の耳をふさがないようにしてください。
「うるさい」と言われたら
もし、まわりの人から声をかけられたら、まずは「すみません」と、すなおにあやまって、練習をやめるか、場所をかえてみてください。きまりの上ではだいじょうぶな場所でも、その日その場にいる人の気持ちは、それぞれです。
その場で言いあいになってしまうと、自分も相手も、いやな気持ちになってしまいます。外はみんなの場所だということを、心にとめておきたいですね。
河川敷で歌の練習をするときの気くばり
広いぶん、声がひびきやすいことも
河川敷は、ひらけていて、家からはなれていることもあるので、歌いやすく感じる場所です。でも、川の上は音がとおりやすく、思ったより遠くまで声がとどくこともあります。向こう岸や土手の上の家にも、声が聞こえているかもしれません。
走る人・自転車の人のじゃまをしない
河川敷には、ジョギングや散歩、自転車で通る人もいます。
- 道のまんなかで立ちどまらない
- 道から少しはなれた草地などで練習する
- 荷物を道にひろげない
まわりの動きに目を向けながら、練習する場所をきめてください。
スポーツをしている場所には入らない
野球やサッカーなどのグラウンドがある河川敷では、使っている人たちのじゃまをしないようにします。ボールがとんでくることもあるので、安全のためにも、はなれた場所をえらびましょう。
外で歌うときの、安全と体調のこと
暗い時間やひとりのときは、気をつける
夜や朝早くの公園や河川敷は、人が少なく、暗いところもあります。とくにひとりで出かけるときは、明るい時間をえらぶ、人の目がある場所で練習する、家族に行き先を伝えておく、などの工夫をしてください。お子様が外で練習するときは、お父様・お母様がいっしょについていくと安心です。
暑い日・寒い日の注意
外は、天気や気温の影響をそのまま受けます。
- 暑い日は、日かげをえらび、こまめに水をのむ
- 暑さがきびしい日は、外での練習をお休みする
- 寒い日は、首まわりをあたためる服を着る
- 風が強い日は、のどがかわきやすいので、むりをしない
外での練習は、気持ちよく声が出るぶん、つい長くつづけてしまうことがあります。歌ったあとにのどがいたい、声のかすれがつづく、というときは、しばらく歌うのをお休みしてください。それでもよくならないときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してみてください。
外の空気は、のどがかわきやすい
風や日ざしで、のどや口の中がかわきやすくなることがあります。水やお茶をもっていき、休みながら練習するようにしましょう。
外で練習するときの持ちもの
外に出かけるときは、つぎのようなものがあると安心です。
- 水やお茶などののみもの
- 汗をふくタオル
- 暑い日のぼうし、寒い日のマフラーや上着
- 楽譜や歌詞を書いたメモ(風でとばないように、クリップでとめる)
- 小さなごみぶくろ
使ったあとは、ごみをのこさず持ち帰りましょう。場所をきれいに使うことも、まわりへの気くばりのひとつです。
地面のようすにも気をつける
河川敷や公園の草地は、でこぼこしていたり、雨のあとでぬかるんでいたりすることがあります。歌うときは足もとが安定している場所をえらんでください。雨のあとや川の水がふえているときは、川のそばに近づかないようにしましょう。
外で練習するときの声の出し方のコツ
大きな声を出しすぎない
外だと、自分の声が返ってこないので、「声が出ていない」と感じて、つい力が入ってしまうことがあります。部屋の中のように声がひびかないのは、外ではふつうのことです。
むりに大きな声を出そうとせず、いつもと同じくらいの、楽な声で歌うようにしてみてください。のどに力が入っていないか、ときどき肩や首をゆるめて確かめるとよいです。
外の練習と、家の練習を組みあわせる
外での練習は、天気にも左右されます。毎回外で練習しようとすると、つづけにくくなることもあります。
- 外では、声をのびのび出す練習をする
- 家では、楽譜を見る、ことばをおぼえる、小さな声で音を確かめる
このように、外と家で練習の内容を分けて考えると、むりなくつづけやすくなります。とめた車の中での練習も、ひとつの方法です。車の中で歌の練習はできる?とめた車でのカラオケ・発声のコツと、安全の注意
ほかの場所も考えてみる
外で練習するのがむずかしいときは、音楽室や練習室を借りられる公民館、カラオケのお店など、声を出してもよい場所をさがすのもひとつの方法です。先生といっしょに練習できる教室に通うのもよいですね。歌の教室さがし
まとめ
- 公園や河川敷のきまりは、場所によってちがう
- 看板や、市役所・管理しているところのきまりを確かめる。わからないときは聞いてみる
- きまりに書かれていなくても、まわりの人への気くばりを大切にする
- 公園では、人の少ない時間と場所をえらび、住宅の近くではとくに気をつける
- 河川敷では、走る人や自転車、スポーツをしている人のじゃまをしない
- 暗い時間やひとりのときは、安全に気をつける。暑さ・寒さにも注意する
- 外では大きな声を出しすぎず、家での練習と組みあわせる
外で気持ちよく歌えるようになると、歌うことがもっと楽しくなるかもしれません。練習の成果を出してみる場として、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ