節分の歌を子供と楽しもう。豆まきの日に家や保育園で歌う歌と、歌あそびの工夫
節分が近づくと、「子供といっしょに、節分の歌を歌ってみたい」「保育園で歌っている歌を、家でも楽しみたい」と思うお父様・お母様もいらっしゃると思います。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、節分の歌をお子様と楽しむための工夫をまとめます。節分の歌として古くから歌われている「豆まき」の歌い方、歌あそびのアイデア、お部屋の飾りつけ、そして節分の意味をお子様にやさしく伝えるコツです。上手に歌うことよりも、家族で笑いながら季節の行事を楽しむことを大切にしてください。
春夏秋冬の季節の歌をまとめて知りたいときは、こちらの記事も読んでみてください。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツ
節分ってどんな日?お子様にやさしく伝える
季節の分かれ目の日
節分は、もともと「季節を分ける日」という意味のことばです。いまは、春がはじまる立春の前の日を、節分とよんでいます。寒い冬が終わって、あたたかい春がやってくる。そのさかいめの日です。
お子様には、「もうすぐ春が来るよ。その前に、おうちの中の悪いものを外に出して、いいことをよぶ日なんだよ」と伝えると、わかりやすいかもしれません。
鬼は「いやなことや、悪いもの」のしるし
節分の鬼は、病気や、こまったこと、悪いものをあらわしていると言われています。豆をまいて鬼を追いはらい、家の中に福(しあわせ)をよびこむのが、豆まきのならわしです。
小さなお子様の中には、鬼をこわがる子もいます。「鬼はこわいけど、豆をまけばにげていくよ」「みんなの中の、なまけんぼう鬼や、おこりんぼう鬼も、外に出しちゃおう」のように、お子様が自分ごととして楽しめることばをそえると、こわさがやわらぐことがあります。
豆まきのあとは、豆を食べる
豆まきのあとに、年の数(地域によっては、年の数に一つたした数)の豆を食べると、一年を元気にすごせると言われています。地域によって、落花生をまいたり、恵方巻きを食べたりと、すごし方はいろいろです。ご家庭のやり方で楽しんでください。
ただし、小さなお子様が、豆などのかたい食べものをのどにつまらせないよう、注意がよびかけられています。小さなお子様には豆を食べさせず、まくときも、あとで拾いのこしがないように気をつけてください。紙をまるめた「紙の豆」や、新聞紙のボールを使うと安心です。
節分の歌「豆まき」を歌ってみよう
どんな歌?
「豆まき」は、節分の豆まきのようすを歌った、古くから歌われている童謡です。短くて、くりかえしのあるわかりやすい歌なので、小さなお子様でも口ずさみやすい歌です。保育園や幼稚園で歌うこともあります。
節分の歌として、このほかにもいろいろな歌がありますが、この記事では、昔から歌いつがれてきた「豆まき」を中心にご紹介します。
元気に、でもどならずに
「豆まき」は、元気いっぱいに歌いたくなる歌です。ただ、鬼を追いはらうつもりで、つい大きな声でさけぶように歌ってしまうと、のどに負担がかかることもあります。
- 「大きな声」より「はずむ声」を意識する
- 口を大きくあけて、ことばをはっきり言う
- おなかから声を出すつもりで、のどをしめつけない
歌ったあとに、のどの痛みや声のかすれが続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
リズムにのって、手びょうしで
「豆まき」は、リズムがはっきりしているので、手びょうしを入れながら歌うと楽しくなります。
- はじめは、お父様・お母様が手をたたきながら歌う
- お子様もまねをして、いっしょに手をたたく
- なれてきたら、ひざをたたく、足ぶみをするなど、動きをかえてみる
体を動かしながら歌うと、リズムが体に入りやすくなります。リズム感をそだてる遊びについては、こちらの記事でもくわしく紹介しています。リズム感をよくする歌の練習。子どもも大人もできる手拍子・メトロノーム練習
歌のことばを、いっしょに考える
歌の中には、ふだんあまり使わないことばが出てくることもあります。「福ってなあに?」「どうして豆なの?」と、お子様がふしぎに思ったことばを、いっしょにお話ししてみてください。ことばの意味がわかると、歌に気持ちがこもりやすくなります。
節分の歌あそびアイデア
鬼のお面をかぶって歌う
画用紙や紙ぶくろで鬼のお面を作り、かぶって歌ってみましょう。
- お父様・お母様が鬼の役、お子様が豆をまく役になる
- 歌の終わりに合わせて、紙の豆をまく
- 役をこうたいして、お子様が鬼になってみる
鬼の役をするとき、お子様がこわがるようなら、ちょっとおどけた鬼、なき虫の鬼など、こわくない鬼にしてあげてください。
「止まれ」あそび
歌に合わせて部屋の中を歩き、歌が止まったら、鬼のポーズで止まるあそびです。お父様・お母様が歌ったり止めたりすると、お子様は耳をすませて歌を聞くようになります。音をよく聞くきっかけにもなります。
手あそびをつけて歌う
歌に合わせて、かんたんな手の動きをつけてみましょう。
- 頭の上で、人さし指を立てて「鬼のつの」
- 手をにぎって、豆をまくまね
- 両手をひろげて、「福がきた」のポーズ
決まったふりつけがなくても、お子様といっしょに動きを考えるのも楽しい時間です。お子様が考えたふりを、そのまま取り入れてあげると、うれしそうに歌ってくれることがあります。
小さなお子様との手あそび歌は、こちらの記事でもまとめています。親子で楽しめる手あそび歌。小さなお子様と、歌うことを好きになる時間
鬼の声と福の声で歌いわける
同じ歌を、「こわい鬼の声(ひくい声)」と「やさしい福の神の声(明るい声)」で歌いわけてみるのも、おもしろいあそびです。声の高さや明るさを、自分でかえてみる体験になります。
ただし、ひくい声をむりに出しすぎたり、がらがら声を作ったりすると、のどにやさしくありません。遊びの中でほんの少しだけにして、ふだんの声にもどして歌うようにしてください。
お部屋の飾りつけで、節分の気分を楽しむ
ひいらぎといわし
節分には、ひいらぎの枝に焼いたいわしの頭をさして、玄関にかざるならわしがあります。ひいらぎのとがった葉が鬼の目をさし、いわしのにおいで鬼が近づかない、と言われています。
本物をかざるのがむずかしいときは、画用紙でひいらぎの葉やいわしを作って、かざってみてもよいでしょう。作りながら「どうしてこれをかざるのかな」とお話しすると、行事の意味が自然に伝わります。
お子様の作った鬼をかざる
紙皿や画用紙で作った鬼の顔を、壁にかざってみましょう。赤鬼、青鬼、黄色い鬼など、お子様の好きな色で作ると楽しくなります。かざった鬼の前で歌うと、ちょっとした発表会のような気分にもなります。
豆を入れるますを作る
牛乳パックや、おり紙で、豆を入れる「ます」を作るのもおすすめです。自分で作ったますを持つと、お子様の豆まきへの気持ちがぐっと高まります。
保育園・幼稚園の節分と、おうちをつなぐ
園で歌った歌を、おうちでも
保育園や幼稚園では、節分の前に、鬼のお面を作ったり、豆まきの会をしたりすることもあります。お子様が園で歌った歌を、おうちでも口ずさんでいたら、「その歌、教えて」と声をかけてみてください。お子様が先生役になって教えてくれると、自信にもつながります。
園での話を、歌のきっかけに
「今日はどんな鬼が来たの?」「豆まきはどうだった?」と、園でのできごとを聞きながら歌うと、お子様は思い出しながら、気持ちをこめて歌ってくれることがあります。鬼がこわかったと話すお子様には、「こわかったね、でもがんばったね」と気持ちをうけとめてから、楽しい歌の時間にしてあげてください。
家族で楽しむ節分の歌の時間
じょうずに歌えなくても大丈夫
小さなお子様は、ことばをまちがえたり、音がずれたりすることもあります。でも、季節の行事の歌は、正しく歌うことより、楽しく歌うことが大切です。「楽しそうに歌えたね」「元気な声だったね」と声をかけてあげてください。
動画にのこしておく
節分の日に、鬼のお面をかぶって歌うお子様のすがたを、動画にのこしておくのもよい思い出になります。あとで家族で見返すと、「去年はこんなだったね」と、お子様の育ちを感じられることがあります。
歌の好きな気持ちを大切に
節分の歌あそびをきっかけに、「もっと歌いたい」「ほかの歌も知りたい」と言ってくれるお子様もいます。そんなときは、季節ごとの歌を少しずつ楽しんだり、歌の教室をのぞいてみたりするのもよいかもしれません。歌の教室さがし
まとめ
- 節分は、春がはじまる前の日。悪いものを外に出して、福をよびこむ日
- 鬼をこわがるお子様には、こわくない鬼や、自分ごとのことばで伝える
- 小さなお子様には豆を食べさせず、紙の豆などを使うと安心
- 「豆まき」は、手びょうしや足ぶみを入れて、はずむ声で楽しく歌う
- 鬼のお面、止まれあそび、手あそび、声の歌いわけで、歌あそびを楽しむ
- ひいらぎといわし、手作りの鬼やますで、お部屋を節分の気分にする
- じょうずさより、家族で楽しむ気持ちを大切にする
季節の歌をきっかけに、お子様の歌う楽しさがふくらんだら、歌を発表する場をさがしてみるのもひとつです。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ