歌の習い事・教室えらび

リトミックは何歳から?どんなことをするのか、歌の習い事とのちがい

更新日:2026年11月4日 ・ 書いた人:うみ

「音楽が好きな子になってほしい。でも、楽器はまだ早いかな」

そんなときによくえらばれるのが、リトミックです。この記事では、リトミックは何歳から始められるのか、どんなことをするのかをお伝えします。

リトミックってなに?

リトミックは、スイスの音楽教育家ダルクローズが考えた音楽教育がもとになっています。音楽にあわせて体を動かしながら、リズムや音の高さ、音の大きさなどを、遊びのように感じていきます。

よくあるレッスンの例です。

  • ピアノの音にあわせて歩く、走る、止まる
  • 高い音はつま先で、低い音はしゃがんで
  • たいこや鈴を、リズムにあわせて鳴らす
  • 歌いながら手あそびをする

何歳から始められる?

リトミックは、とても小さなころから始められるのが特ちょうです。教室によって、つぎのようなクラスがあります。

年れい よくあるクラス
赤ちゃん〜2歳ごろ 親子いっしょのクラス
3歳〜就学前 子どもだけのクラス。音符を学ぶことも

たとえば島村楽器には、3歳から就学前のお子様が、歌ったり体で音楽を感じたりしながら、音符の読み書きも学べるコースがあります。(島村楽器の子ども向けコース)

年れいごとの、レッスンの様子

同じリトミックでも、年れいによってレッスンの中身はかわります。おおまかなイメージです。

年れい レッスンでよくあること お父様・お母様のかかわり
0〜1歳ごろ だっこでゆれる、音にあわせてさわる、鈴の音を聞く ひざの上やだっこで、いっしょに体を動かす
2歳ごろ 歩く・止まるをまねする、かんたんな楽器を鳴らす となりで見守り、いっしょに動く
3〜4歳ごろ 音の高い・低いを体であらわす、みんなで順番に楽器を鳴らす 見学か、後ろで見守ることが多い
5〜6歳ごろ リズムを手でたたく、音符カードを使う、みんなで声をあわせて歌う レッスンのあとに、できたことを聞いてあげる

小さいうちは「音楽を聞いて体が動く」こと、大きくなると「音をよく聞いて、みんなとあわせる」ことに、少しずつ重心がうつっていきます。

リトミックで身につくこと

  • リズム感
  • 音をよく聞く力
  • 音楽にあわせて体を動かす力
  • みんなといっしょに楽しむ経験

歌にも楽器にもつながる「音楽の土台」を、遊びながら育てられます。

歌の習い事やピアノとのちがい

「リトミックと歌の習い事、どちらがいいの?」と聞かれることがあります。どちらがよい・わるいではなく、目的が少しちがいます。

くらべること リトミック 歌の習い事(童謡・声楽など) ピアノ
中心になること 体で音楽を感じる 声で歌をあらわす 指で楽器をひく
始めやすい時期 赤ちゃんのころから 教室によるが、幼児から 教室によるが、幼児から
1回のレッスン グループが多い 個人もグループもある 個人が多い
おうちでの練習 ほとんどいらない 少しずつ歌う練習がある 毎日ひく練習があることが多い

リトミックは、「何かを上手にする」よりも、「音楽って楽しい」と感じることを大切にしています。歌の習い事は、声の出し方や、ことばのつたえ方など、「歌うこと」そのものを学んでいきます。

声楽や童謡を何歳から始めるかは、こちらの記事でくわしく書いています。子どもの声楽は何歳から?習いはじめとコンクールデビューのめやす

えらび方のポイント

  • お子様の年れいにあったクラスか
  • 1クラスの人数はちょうどよいか
  • 先生が子どもの様子をよく見ているか
  • 親子クラスなら、親の参加のしかた
  • 通いやすい場所、曜日か

小さなお子様は、最初はなかなか参加できないこともあります。見ているだけでも、音楽は心に入っています。あせらず見守りましょう。

体験レッスンで見ておきたいこと

多くの教室では、体験レッスンを受けられます。そのとき、つぎのようなところを見ておくと、えらびやすくなります。

  • お子様が、帰り道で「楽しかった」と言っているか
  • 動けない子、泣いてしまう子に、先生がどう声をかけているか
  • 音楽が生の楽器か、音源か(どちらにもよさがあります)
  • お休みしたときの、ふりかえのしくみ
  • 月謝のほかに、教材や発表会などの費用があるか

費用は教室によって大きくちがいます。金額だけでくらべず、お子様が楽しめるか、家族がむりなく通えるかで考えると、長くつづけやすくなります。

体験レッスンで聞いておきたい質問は、こちらにまとめています。歌の体験レッスンで見るべき5つのこと。聞いておきたい質問リストつき

よくある心配

泣いてしまって、ぜんぜん参加できません

はじめての場所では、泣いたり、お父様・お母様からはなれなかったりするのは、よくあることです。何回か通ううちに、少しずつなれていく子も多いです。むりに輪に入れようとせず、「見ているだけでいいよ」と伝えてあげましょう。

親が音楽にくわしくなくても大丈夫?

大丈夫です。親子クラスでは、先生のまねをしていっしょに動けば十分です。お父様・お母様が楽しそうにしていると、お子様も安心して体を動かせます。

いつまでつづけるとよい?

教室によっては、小学校に入る前までのクラスが多いです。お子様が「もっと歌いたい」「楽器をひいてみたい」と言いはじめたら、つぎの習い事を考えるよいタイミングです。

おうちでできるリトミック遊び

教室に通わなくても、おうちでリトミックのような遊びはできます。

  • 音楽を流して歩き、音が止まったらぴたっと止まる
  • 速い曲ではちょこちょこ、ゆっくりの曲ではのっしのっしと歩く
  • 大きい音では大きく手をたたき、小さい音ではそっとたたく
  • なべやタッパーをたいこにして、リズムをまねっこする

大切なのは、正しくできるかより、いっしょに笑いながら動くことです。1回5分くらいでも、お子様にとってはたのしい音楽の時間になります。ねる前やおふろあがりなど、毎日の流れの中にとり入れると、むりなくつづけられます。

通いはじめたら、おうちでできること

教室に通いはじめたら、おうちでのちょっとしたかかわりで、楽しさがぐっとふえます。

  • レッスンで使った曲を、おうちでも流してみる
  • 「きょうは何がたのしかった?」と、できたことを聞く
  • うまくできなかった日も、「行けたね」「見ていたね」とみとめる
  • ほかの子とくらべず、その子のペースを大切にする

小さなお子様は、日によって気分がかわります。のらない日があっても、それもふつうのことです。「つづけていたら、ある日とつぜん楽しそうに動きはじめた」ということもよくあります。

リトミックのつぎは?

リトミックを楽しんだお子様は、そのあとこんな習い事にすすむことが多いです。

  • ピアノなどの楽器
  • 声楽やミュージカル
  • 児童合唱団

歌が好きな子におすすめの習い事はこちら。歌が好きな子におすすめの習い事6つ。年れいと性格からえらぶ方法

おうちでできる手あそび歌も、リトミックのよい練習になります。親子で楽しめる手あそび歌。小さなお子様と、歌うことを好きになる時間

歌の習い事を考えはじめるサイン

リトミックをつづけるうちに、こんな様子が見られたら、歌の習い事を考えてみてもよいかもしれません。

  • 家の中で、いつも何かを歌っている
  • 聞いた歌を、すぐにおぼえて歌える
  • 人の前で歌うことを、はずかしがらずに楽しめる
  • 「この歌をもっと上手に歌いたい」と言う

もちろん、リトミックと歌の習い事を両方楽しむ子もいます。お子様の「やってみたい」を、いちばんの目じるしにしてください。

まとめ

  • リトミックは、音楽にあわせて体を動かしながら音楽を感じる習い事
  • 赤ちゃんのころから親子クラスで始められる教室もある
  • 年れいによって、レッスンの中身やお父様・お母様のかかわり方がかわる
  • リズム感や音を聞く力など、音楽の土台が育つ
  • 歌の習い事は「歌うこと」そのものを学ぶもの。目的のちがいを知ってえらぶ
  • そのあと、楽器や歌の習い事につながる

「音楽って楽しい」という気持ちが、これからの学びのいちばんの土台です。

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