子どもに人気の音楽の習い事と、えらび方。ピアノだけじゃない、それぞれのよさ
「子どもに音楽を習わせたいけど、何がいいんだろう」
音楽の習い事は、子どもの習い事の人気ランキングでもいつも上のほうに入ります。(HugKumの記事)でも、種類がたくさんあるので、迷ってしまいますよね。この記事では、人気の音楽の習い事と、えらび方をお伝えします。
いちばん人気はピアノ
音楽の習い事でいちばん人気なのは、ピアノです。音を出すことから始められるので小さな子どもでも挑戦でき、教室の数も多くえらびやすいのも人気の理由のようです。(HugKumの記事)
楽譜を読む力や、音楽の基礎が身につくので、ほかの楽器や歌にもいきます。
そのほかの人気の音楽の習い事
大手の音楽教室では、子ども向けにこんなコースがあります。(島村楽器の子ども向けコース)
| 習い事 | どんなもの? | 向いているお子様 |
|---|---|---|
| ピアノ | 音感やリズム感など、音楽の基礎が身につく | こつこつ続けられる |
| 幼児の基礎音楽 | 歌ったり体で音楽を感じたりしながら、音符も学ぶ | 3歳〜就学前 |
| バイオリン | 音を自分でつくる楽器。表現する楽しさがある | 音の高さに敏感、じっくり練習できる |
| 声楽 | 正しい音程やリズム感が身につく | 歌うことが大好き |
| キッズドラム | 楽器にふれながら、リズムを学ぶ。4歳からの教室も | 体を動かすのが好き |
| キッズギター | 音楽の基礎やコードを学ぶ | 弾きながら歌いたい |
ほかにも、エレクトーンはピアノより鍵盤が軽く、小さな子どもでも弾きやすいことが人気です。(HugKumの記事)
歌が好きな子には
いつも歌っているお子様には、声楽、キッズミュージカル、児童合唱団などもおすすめです。くわしくはこちらでくらべています。歌が好きな子におすすめの習い事6つ。年れいと性格からえらぶ方法
お子様の性格から考えてみる
どの習い事がよいかは、お子様の性格によってもかわります。ふだんの様子を思いうかべながら、ひとつのヒントにしてみてください。
| お子様の様子 | 合いやすい習い事の例 | 理由 |
|---|---|---|
| じっとすわって、ひとつのことに集中できる | ピアノ、バイオリン | ひとりでこつこつ練習する時間が多い |
| 体を動かすのが大好き | ドラム、リトミック | 全身でリズムを感じられる |
| 人前で何かするのが好き | 声楽、ミュージカル | 発表の場で表現する楽しさがある |
| お友だちといっしょが好き | 合唱、グループレッスン | 仲間と音を合わせるよろこびがある |
| 好きな曲を自分で弾いて歌いたい | ギター、ピアノ | 弾きながら歌う楽しみ方ができる |
もちろん、性格だけで決まるわけではありません。おとなしいお子様が、ドラムでいきいきすることもあります。表は「最初にためしてみるもの」をえらぶときの参考にしてください。実際にさわってみたときの、お子様の表情がいちばんの答えです。
年れいによる、はじめやすさ
音楽の習い事は、何歳からでもはじめられます。ただ、習い事によって、はじめやすい年れいのめやすは少しずつちがいます。
- 3歳ごろから:リトミック、幼児の基礎音楽など、遊びの中で音楽にふれるもの
- 4〜6歳ごろから:ピアノ、バイオリン、ドラムなど。教室によって受け入れる年れいはちがいます
- 小学生から:声楽、ギター、合唱団など、ことばや楽譜の理解があるとはじめやすいもの
「早くはじめないと間に合わない」とあせる必要はありません。お子様が「やってみたい」と思ったときが、いちばんのはじめどきです。声楽をはじめる年れいについては、こちらにまとめています。子どもの声楽は何歳から?習いはじめとコンクールデビューのめやす
えらぶときのポイント
お子様が「やってみたい」と言うもの
いちばん大切なのは、お子様の「やってみたい」です。楽器屋さんでさわってみたり、演奏を聞いてみたりして、お子様の反応を見てみましょう。
おうちで練習できるか
ピアノはおうちにピアノか電子ピアノが必要です。ドラムは音の大きさも気になります。声楽は楽器がいらないぶん、始めやすい習い事です。
かかるお金
月謝のほかに、楽器代、楽譜代、発表会費などがかかります。楽器の習い事は、はじめに楽器をそろえる費用も考えておきましょう。
体験レッスンをうける
多くの教室で体験レッスンがあります。いくつかうけてみて、お子様がいちばん楽しそうなものをえらびましょう。体験レッスンで見るポイントはこちら。歌の体験レッスンで見るべき5つのこと。聞いておきたい質問リストつき
続けやすさを考えるチェックリスト
はじめるときは楽しみな気持ちでいっぱいですが、習い事は続けてこそ力になります。入会する前に、ご家庭でつぎのことを話しあっておくと安心です。
- 教室までの送り迎えは、だれが、どうやってするか
- 平日のおうちでの練習に、親がどれくらいつきそえるか
- 楽器を置く場所や、音を出せる時間帯はあるか
- 学年があがって、学校や勉強がいそがしくなったときも続けられそうか
- 兄弟の習い事や、家族の予定とぶつからないか
とくに小さなお子様のうちは、おうちでの練習に親のつきそいが必要なことが多いです。「子どもの習い事」であると同時に、「家族の習い事」でもあると考えておくと、むりのない計画が立てやすくなります。
よくある「えらび方の失敗」
音楽の習い事えらびで、あとから「こうすればよかった」と感じやすいのは、つぎのようなことです。
- 親がやらせたいものを、お子様の気持ちを聞かずに決めてしまった
- 近さだけで教室をえらび、先生との相性をたしかめなかった
- 楽器をいきなり高価なもので買いそろえてしまった
- お友だちが通っているから、という理由だけで決めた
楽器は、はじめはレンタルや、手ごろなものからはじめる方法もあります。お子様が続けられそうだとわかってから、あらためて考えても遅くありません。
いくつか組みあわせるのもあり
ピアノと声楽、リトミックと合唱など、組みあわせて習うお子様もいます。ピアノで身につけた音感は歌にもいき、歌で身につけた表現力はピアノにもいきます。ただし、お子様がつかれすぎないように、無理のない数にしましょう。
ピアノと歌を両方ならうときの考え方は、こちらでくわしく書いています。ピアノと歌、両方ならうときの考え方。子どもの習い事をむりなくつづけるために
よくある質問
楽器が苦手そうでも、音楽の習い事はできますか?
できます。楽器がむずかしそうなら、歌やリトミックなど、体ひとつではじめられるものもあります。音楽を楽しむ入り口は、ひとつではありません。
途中でほかの楽器にかえてもいいですか?
かまいません。ひとつの習い事で身につけたリズム感や音感は、ほかの楽器や歌にもいきます。「やめる」ではなく、「つぎの音楽にうつる」と考えると、お子様も前向きになれます。
男の子と女の子で、向いている習い事はちがいますか?
男の子だから、女の子だから、という分け方はあまり気にしなくて大丈夫です。バイオリンや声楽が大好きな男の子も、ドラムでいきいきしている女の子もたくさんいます。お子様自身が楽しめるかどうかを、いちばんに考えてください。
発表会がない教室でも大丈夫ですか?
発表会のない教室でも、しっかり力はつきます。ただ、人前で演奏したり歌ったりする経験は、大きな自信になります。発表会がない場合は、家族の前で「おうち発表会」を開いたり、動画で応募できる大会に挑戦したりする方法もあります。
週に何回くらい通うのがいいですか?
まずは週1回からはじめて、お子様の様子を見るのがおすすめです。回数をふやすより、おうちで少しずつふれる時間をつくるほうが、むりなく続けやすいものです。
まとめ
- 音楽の習い事でいちばん人気はピアノ
- バイオリン、エレクトーン、声楽、ドラム、ギター、幼児の基礎音楽なども人気
- えらぶときは、お子様の「やってみたい」、性格、おうちでの練習、かかるお金を見る
- 送り迎えや練習のつきそいなど、続けやすさも家族で話しあう
- まずは体験レッスンを
音楽は、大人になってもずっと楽しめる一生の友だちです。お子様にぴったりの音楽に出会えますように。