敬老会で歌う歌のえらび方。お子様や地域の方が歌をとどけるときのコツ
「敬老会で歌を歌うことになったけれど、どんな歌がおすすめなのかな」 「敬老の日に、子供たちの歌をとどけたい」
秋の敬老会は、地域のおじいさま・おばあさまに、日ごろの感謝をつたえる行事です。お子様の歌や、地域の方の歌声は、会場をあたたかい空気でつつんでくれます。ただ、いざ歌をえらぶとなると、「どの歌なら喜んでもらえるかな」と迷ってしまうこともあると思います。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、敬老会で歌う歌のえらび方と、お子様や地域の方が歌をとどけるときのコツをまとめます。季節ごとの歌をまとめて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。シニアに人気の季節の歌。春夏秋冬、みんなで歌いたい日本の歌と歌い方のコツ
ここでは、敬老会という場にしぼって、歌のえらび方、歌の前のあいさつ、いっしょに歌ってもらう工夫、当日の心くばりまでお伝えします。曲名だけを紹介しますので、歌詞は歌の本などでたしかめてください。
敬老会で歌をとどける意味
歌は、感謝の気持ちをつたえる手紙のようなもの
「いつもありがとう」「いつまでも元気でいてね」という気持ちは、ことばにするとてれくさいこともあります。歌にのせると、その気持ちがすっと相手にとどくことがあります。上手に歌うことよりも、心をこめて歌うことを大切にしてみてください。
世代をこえて、同じ歌を楽しめる
むかしから歌われてきた童謡や唱歌は、お子様も、おじいさま・おばあさまも、どちらも知っていることがある歌です。同じ歌を口ずさむことで、世代をこえた、あたたかいつながりが生まれます。
思い出話のきっかけになる
なつかしい歌を聞くと、子どものころの思い出がよみがえることもあります。歌のあとに、「この歌、学校で歌ったよ」とお話がはじまることもあるでしょう。
敬老会で歌う歌のえらび方
秋の季節に合う歌をえらぶ
敬老の日は、9月です。夏の終わりから秋のはじまりにかけての季節に合う歌をえらぶと、会場の方も季節を感じやすくなります。お月見のころでもあるので、月やうさぎ、虫の声などが出てくる歌もよく合います。
おじいさま・おばあさまがなじみのある歌をえらぶ
お子様が知っている新しい歌もすてきですが、聞く方がなじみのある歌をまぜると、いっしょに口ずさんでもらいやすくなります。むかしから歌われてきた童謡や唱歌の中から、えらんでみてください。
お子様が歌いやすい歌をえらぶ
お子様が歌うときは、高すぎず、ことばがむずかしすぎない歌を。お子様が自信をもって歌える歌のほうが、のびのびとした歌声がとどきます。むかしのことばが出てくる歌は、意味をかんたんに説明してあげると、気持ちをこめやすくなります。
明るい歌と、しっとりした歌をまぜる
何曲か歌うときは、明るくはずむ歌と、ゆったりとした歌をまぜると、聞く方もあきずに楽しめます。
敬老会におすすめの童謡・唱歌の例
ここでは、むかしから歌われてきた童謡・唱歌から、敬老会で歌いやすい歌を紹介します。あくまで例のひとつとして、会場の方に合わせてえらんでください。
感謝の気持ちをこめて
- 肩たたき
おかあさんの肩をたたいてあげる、やさしい童謡です。歌いながら、お子様がおじいさま・おばあさまの肩をやさしくトントンするしぐさをすると、会場がなごやかになります。
お月見のころの歌
- うさぎ
- 月
「うさぎ」は、月を見てはねるうさぎの、むかしからのわらべうたです。「月」は、まるい月を見上げる、短くて歌いやすい唱歌です。お子様にも歌いやすく、聞く方もいっしょに口ずさみやすい歌です。
秋の夕ぐれの歌
- 赤とんぼ
- 夕焼小焼
- 七つの子
ゆったりとした、なつかしい童謡です。子どものころの夕方の帰り道を思い出す方もいらっしゃいます。お子様が歌うときは、あわてずに、ひとつひとつのことばを大切に歌ってみましょう。
秋の虫の声を楽しむ歌
- 虫のこえ
いろいろな虫の鳴き声が出てくる、楽しい唱歌です。鳴き声のところを、会場の方とかけあいで歌うと、もり上がります。
みんなで声を合わせる歌
- ふるさと
会のしめくくりに、会場のみなさんといっしょに歌いたい歌です。前もって歌詞カードを配っておくと、声を合わせやすくなります。
歌の前のあいさつと、ひとことのそえ方
歌う前に、気持ちをことばにする
歌う前に、短いあいさつを入れると、歌に気持ちがこもります。
- 「いつもありがとうございます。感謝の気持ちをこめて歌います」
- 「これからも、元気でいてください」
- 「おじいさん、おばあさんが子どものころに歌っていた歌を、練習してきました」
お子様があいさつするときは、短いことばで、はっきりと言えるように、前もっていっしょに練習しておくと安心です。
曲の紹介をする
「つぎは、お月見の歌です」「この歌は、むかしの学校で歌われていた歌です」と、歌の前にかんたんに紹介すると、聞く方も歌の世界に入りやすくなります。
歌のあとに、問いかけをする
歌のあとに、「この歌、知っていましたか」「子どものころ、お月見はしましたか」と問いかけると、会場とのやりとりが生まれます。答えてくださった方には、「教えてくださって、ありがとうございます」とひとことそえましょう。
いっしょに歌ってもらう工夫
歌詞カードを大きな字で用意する
会場の方にもいっしょに歌ってもらうときは、大きな文字で、ふりがなをつけた歌詞カードを用意しましょう。大きな紙に書いて、前にはり出すのもひとつの方法です。
高さは低めに、テンポはゆっくりに
お子様の声に合わせた高さだと、会場の方には高く感じることがあります。いっしょに歌う歌は、少し低めの高さにすると、声を合わせやすくなります。テンポもゆっくりめにすると、息つぎがしやすく、ことばも追いやすくなります。
「つぎは、みなさんもごいっしょに」と声をかける
いきなり「いっしょに歌いましょう」と言われると、とまどう方もいらっしゃいます。はじめはお子様が歌い、くり返しのところから「つぎは、みなさんもごいっしょに」と声をかけると、自然に歌に入りやすくなります。
むりに歌ってもらわない
歌うのがにがてな方や、体調がすぐれない方もいらっしゃいます。手びょうしだけ、聞くだけでも、じゅうぶん楽しんでいただけます。
手あそびや体を動かす工夫
すわったままできる手あそび
「むすんでひらいて」や「げんこつやまのたぬきさん」のような手あそび歌は、すわったままでも楽しめます。お子様が前でお手本を見せると、会場の方もまねしやすくなります。
向かい合って手あそび
「茶摘」は、ふたりで向かい合って手を合わせる手あそびをしながら歌うこともできる歌です。お子様とおじいさま・おばあさまがペアになって楽しむと、ふれあいの時間にもなります。
歌に合わせたしぐさ
「肩たたき」では肩をトントンするしぐさ、「月」では両手でまるい月をえがくしぐさなど、歌に合わせた動きを入れると、見ている方も楽しくなります。体の動かし方は、むりのない、小さな動きにしましょう。歌に合わせた体操は、こちらの記事でも紹介しています。シニアの歌体操。歌に合わせて座ったままできる、やさしい体の動かし方
当日の心くばり
聞こえやすさに気をつける
耳が聞こえにくい方もいらっしゃるので、はっきりと、ゆっくり歌うことを心がけましょう。マイクをつかうときは、音が大きすぎないかもたしかめておきます。
時間は短めに
長い時間すわっていると、つかれてしまう方もいらっしゃいます。歌の数はしぼり、全体の時間は短めにまとめると安心です。
お子様ののどと体調にも気をつける
本番の前に、たくさん練習しすぎると、のどがつかれてしまうことがあります。当日は、水分をとりながら、むりのない声で歌いましょう。のどのいたみや声のかすれがつづくときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
歌のあとに、ふれあいの時間を
歌い終わったら、「聞いてくださって、ありがとうございました」とお礼をつたえましょう。時間があれば、お子様がひとりひとりにあいさつしたり、手をにぎったりする時間をとるのもすてきです。おじいさま・おばあさまといっしょに歌う楽しみ方は、こちらの記事にもまとめています。孫といっしょに歌う。シニアと子どもの歌の時間
まとめ
- 敬老会の歌は、感謝の気持ちをつたえる手紙のようなもの
- 秋の季節に合い、聞く方になじみがあり、お子様が歌いやすい歌をえらぶ
- 「肩たたき」「うさぎ」「月」「赤とんぼ」「ふるさと」などの童謡・唱歌が例になる
- 歌の前のあいさつや曲の紹介、歌のあとの問いかけで、会場とのやりとりを生む
- いっしょに歌う歌は、低め・ゆっくりにし、大きな歌詞カードを用意する
- 手あそびや歌に合わせたしぐさで、ふれあいの時間をつくる
- 聞こえやすさ、時間の長さ、お子様ののどと体調に気をくばる
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