カラオケで疲れない歌い方。長く歌ってものどを痛めにくくするコツ
「カラオケで何曲か歌うと、すぐに声がかれてしまう」 「次の日、のどがひりひりする」 「楽しく歌いたいのに、とちゅうで疲れてしまう」
友だちや家族とのカラオケは、つい時間をわすれて歌ってしまうものです。でも、歌い方や部屋でのすごし方によっては、のどや体が疲れやすくなることもあります。カラオケで疲れない歌い方を知っておくと、さいごまで楽しく歌いやすくなります。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、カラオケの場面にしぼって、疲れない歌い方と、喉が痛くならないための工夫をまとめました。歌う前、歌っている間、歌ったあとに分けて紹介します。
歌うとすぐ疲れるときの、ふだんの練習での見直し方は、こちらの記事にまとめています。歌うとすぐ疲れるときは?原因の見直しと、声と体が疲れにくい歌い方のコツ
カラオケで疲れやすくなる理由
大きな声を出しつづけてしまう
カラオケの部屋では、伴奏の音が大きく、まわりの声もにぎやかです。自分の声を聞こえるようにしようとして、ついつい大きな声で歌いつづけてしまうことがあります。大きな声を出しつづけると、のどに力が入りやすくなります。
高い曲や、はげしい曲がつづく
もり上がる曲や、高い音がつづく曲ばかりを続けて歌うと、のどが休むひまがありません。気づかないうちに、のどに負担がかかっていることもあります。
部屋の空気がかわいている
カラオケの部屋は、エアコンが効いていて、空気がかわいていることもあります。かわいた空気の中で長く歌うと、のどがかさかさしやすくなります。
話し声でも、のどを使っている
歌っていないときも、伴奏の音に負けないように、大きな声でおしゃべりをしていることがあります。歌う声と話す声の両方で、のどを使いつづけていることになります。
歌う前にできること
からだを軽くほぐす
部屋に入ったら、すぐに高い曲を歌うのではなく、まずは肩をまわしたり、首をゆっくり左右にたおしたりして、からだをほぐしてみてください。からだがかたいままだと、のどにも力が入りやすくなります。
カラオケの前の発声練習については、こちらの記事でくわしく紹介しています。カラオケの前の発声練習。お店でできる準備と、歌いはじめのコツ
飲みものを用意しておく
歌いはじめる前に、お水やお茶など、のどをうるおす飲みものを手もとに用意しておきましょう。のどがかわいたと感じる前に、少しずつ飲むようにすると、のどがかわきにくくなります。冷たすぎる飲みものより、常温のものや、あたたかいもののほうが、からだにやさしく感じる方もいます。
さいしょの曲は、歌いやすいものにする
さいしょの曲は、自分にとって高さがちょうどよく、ゆったりした曲をえらぶのがよい方法です。声をならしてから、少しずつ高い曲やもり上がる曲にうつっていくと、のどへの負担がへりやすくなります。
カラオケで疲れない歌い方のコツ
マイクにまかせて、声を出しすぎない
カラオケには、マイクがあります。マイクが声を大きくしてくれるので、自分で大きな声を出しすぎなくてもだいじょうぶです。
- マイクを口の正面に向けて、少し近めに持つ
- 自分の声が聞こえにくいときは、マイクの音量を上げてみる
- 伴奏の音が大きすぎるときは、伴奏の音量を下げてみる
自分の声がよく聞こえるようになると、むりに声をはり上げなくても歌いやすくなります。
キーを自分の声に合わせる
高すぎるキーのまま歌うと、のどをしめつけるような声になりやすく、疲れやすくなります。少しキーを下げてみると、らくに歌えることもあります。のどにやさしい高さで歌うことは、長く楽しむための大切な工夫です。
肩や首の力をぬく
高い音や大きな音のところで、肩が上がったり、首に力が入ったりしていないか、ときどきたしかめてみてください。立って歌うときは、足を軽く開いて、からだをまっすぐにすると、力がぬけやすくなります。すわって歌うときは、背もたれによりかかりすぎず、背すじを軽くのばしてみてください。
息を使いきらないうちに、息をすう
フレーズのさいごまで、息をむりにしぼり出して歌うと、のどに力が入りやすくなります。息がくるしくなる前に、歌詞の区切りで、こまめに息をすうようにしてみてください。
サビ以外は、少しおさえて歌う
曲のはじめから終わりまで、ずっと全力で歌う必要はありません。静かなところは小さめに、サビで少し声を前に出す、というように強弱をつけると、のどが疲れにくくなることがあるうえに、歌にも表情が出やすくなります。
曲のならべ方と、休み方の工夫
高い曲と、おだやかな曲をまぜる
はげしい曲や高い曲を続けて歌うのではなく、あいだに、ゆったりした曲や低めの曲をはさんでみてください。のどが少し休まり、さいごまで声をたもちやすくなります。
みんなで歌うときは、順番を生かす
何人かで行くときは、ほかの人が歌っている間が、のどの休けい時間になります。その間は、大きな声でおしゃべりするより、静かに聞いて、飲みものを少し飲むようにすると、のどが休まりやすくなります。
ひとりで歌うときは、休けいをはさむ
ひとりカラオケでは、休まずに歌いつづけてしまうことがあります。何曲か歌ったら、マイクをおいて、少し休む時間をつくってみてください。その間に、歌った曲の録音を聞きかえすのもよい方法です。
声がかすれてきたら、やめどき
「声がかすれてきた」「高い音が出にくくなってきた」と感じたら、のどが疲れてきた合図かもしれません。もう少し歌いたい気持ちがあっても、その日は早めに切り上げるほうが、のどのためになることもあります。
部屋の中ですごすときの注意
大声でのおしゃべりをひかえめに
伴奏が流れている間に、となりの人と大きな声で話すと、歌う以上にのどを使ってしまうこともあります。話したいときは、伴奏の音量を少し下げたり、曲と曲の間に話したりすると、のどへの負担がへります。
空気のかわきに気をつける
部屋の空気がかわいていると感じたら、エアコンの風が直接当たらない席にすわる、マスクをして休む、などの工夫をしてみてください。飲みものをこまめに飲むことも大切です。
つかれているときは、むりをしない
ねぶそくの日や、体調がよくない日は、ふだんより声が出にくく、疲れやすくなることもあります。そんな日は、歌う曲を少なめにしたり、聞くほうを楽しんだりするのもよい方法です。お酒を飲みながら歌うときの注意は、こちらにまとめています。お酒を飲んで歌うときに気をつけたいこと。飲み会のカラオケでのどを守るために
歌ったあとのすごし方
のどを休ませる
カラオケのあとは、なるべく大きな声で話すのをひかえて、のどを休ませてあげてください。帰りの道で、いつもの声よりも少し小さめの声で話すだけでも、のどが休まりやすくなります。
水分をとって、早めに休む
歌ったあとも、こまめに水分をとるようにしましょう。その日はゆっくりおふろに入って、早めにねるなど、からだ全体を休ませることも大切です。
痛みやかすれが続くときは、お医者さんに相談
カラオケのあと、のどの痛みや声のかすれがしばらく続くときは、むりに歌ったり話したりせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
長く楽しむために、歌い方を見直す
何回カラオケに行っても、いつも同じように疲れてしまうときは、ふだんの歌い方に、のどに力が入るくせがあるのかもしれません。ボイストレーニングの教室では、息の使い方や、らくな声の出し方を、いっしょに見てもらえることがあります。歌い方を見直してみたい方は、教室をさがしてみるのもひとつの方法です。歌の教室さがし
まとめ
- カラオケでは、大きな声の出しすぎや、高い曲のつづけすぎで疲れやすくなる
- 歌う前に、からだをほぐし、飲みものを用意し、さいしょは歌いやすい曲にする
- マイクにまかせて声を出しすぎず、キーは自分の声に合わせる
- 肩や首の力をぬき、息がくるしくなる前にこまめに息をすう
- 高い曲とおだやかな曲をまぜ、ほかの人が歌う間はのどを休める
- 部屋では大声のおしゃべりをひかえ、空気のかわきに気をつける
- 歌ったあとはのどを休め、痛みやかすれが続くときはお医者さんに相談する
のどをいたわりながら歌うと、カラオケをさいごまで気持ちよく楽しめます。歌うことがもっと好きになったら、教室で声のことを学んでみるのもよいかもしれません。歌の教室さがしそして、自分の歌を、だれかに聞いてもらう楽しみにつなげてみたい方には、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ