ひな祭りの歌を子供と楽しもう。保育園や家で歌う歌と、おうちでのひなまつり歌あそび
3月3日のひな祭りが近づくと、「子供といっしょに、ひなまつりの歌を歌いたい」「保育園で歌っている歌を、おうちでも楽しみたい」と思うお父様・お母様もいらっしゃると思います。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、ひな祭りの歌をお子様と楽しむための工夫をまとめます。ひなまつりの歌として古くから歌いつがれている「うれしいひなまつり」の歌い方、おうちでできる歌あそび、手作りの飾りつけ、そしてひなまつりの意味をやさしく伝えるコツです。女の子のいるご家庭だけでなく、男の子もいっしょに、家族みんなで楽しめる内容にしています。
ほかの季節の歌もまとめて知りたいときは、こちらの記事も読んでみてください。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツ
ひな祭りってどんな日?お子様にやさしく伝える
お子様の元気な育ちをねがう日
ひな祭りは、「桃の節句」ともよばれ、女の子がすこやかに育つことをねがう日とされてきました。いまは、きょうだいや家族みんなでお祝いするご家庭もあります。おひなさまをかざり、ごちそうを食べて、家族でお祝いします。
むかしは、紙や草で作った人形に、体の悪いところやわざわいをうつして、川に流すならわしがありました。それが、やがておひなさまをかざる形にかわっていったと言われています。
お子様には、「おひなさまが、みんなのかわりに悪いものをもっていってくれて、元気に大きくなれますように、ってお願いする日なんだよ」と伝えると、わかりやすいかもしれません。
おひなさまには、いろいろな人がいる
ひな人形には、おだいりさまとおひなさまのほか、三人官女、五人ばやしなど、いろいろな人形がならびます。かざってあるご家庭では、「この人は何をしているのかな」「この人は楽器をもっているね」と、いっしょに見ながらお話ししてみてください。
五人ばやしは、笛やつづみなどで音楽をかなでる人たちです。「おひなさまの中にも、音楽をする人がいるんだね」と話すと、歌への興味にもつながります。
ひなまつりの食べもの
ひなあられ、ひしもち、ちらしずし、はまぐりのおすいものなど、ひなまつりにはお祝いの食べものがあります。ひしもちの色には、春の野山や、雪、桃の花などの意味がこめられていると言われています。食べながら色の話をするのも楽しい時間です。
ひなまつりの歌「うれしいひなまつり」を歌ってみよう
どんな歌?
「うれしいひなまつり」は、ひなまつりの日のようすや、ひな人形のことを歌った、古くから歌いつがれている童謡です。保育園や幼稚園で歌うこともあり、お父様・お母様も、子どものころに歌ったおぼえがあるかもしれません。
しっとりした曲の感じを味わう
「うれしいひなまつり」は、明るい行事の歌でありながら、どこかしっとりとした、やさしい感じのある曲です。元気いっぱいにどなるように歌うより、ていねいに、ことばを大切に歌うと、曲のよさが伝わりやすくなります。
- ことばのひとつひとつを、ゆっくりはっきり言う
- 音をのばすところは、とちゅうで声をきらないよう、やさしくのばす
- 「きれいだな」「うれしいな」という気持ちを思いうかべながら歌う
お子様に「ささやくように、でもお人形さんに聞こえるように歌ってみよう」と声をかけると、声の出し方がやわらかくなることがあります。
昔のことばを、いっしょにしらべる
この歌には、ひな人形や昔のくらしにかかわる、いまではあまり使わないことばが出てきます。お子様が「これってなあに?」と聞いてきたら、ひな人形を見ながら、絵本や図かんでしらべながら、いっしょに考えてみてください。
ことばの意味がわかると、歌のなかの景色が思いうかびやすくなり、歌い方にも気持ちがこもります。童謡に出てくる昔のことばについては、こちらの記事でくわしくまとめています。童謡の昔のことばを子どもに伝える。意味のしらべ方と、気持ちのこめ方
歌いやすい高さで歌う
お子様の声の高さに合わないと、むりに高い声や低い声を出そうとして、のどに力が入ってしまうことがあります。お父様・お母様がいっしょに歌うときは、お子様が楽に歌える高さに合わせてあげてください。
歌ったあとに、のどの痛みや声のかすれが続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
おうちでできる、ひなまつりの歌あそび
おひなさまごっこで歌う
お子様がおだいりさまやおひなさまの役になって、歌ってみましょう。
- 紙で作ったかんむりや、えぼしをかぶる
- スカーフやタオルを、着物のように肩にかける
- ざぶとんの上にすわって、おすまし顔で歌う
ふだんとちがうかっこうをすると、お子様は役になりきって、いつもとちがう声や表情で歌ってくれることがあります。
五人ばやしになって、楽器あそび
歌に合わせて、五人ばやしのように楽器を鳴らしてみましょう。
- ペットボトルにお米やビーズを入れて、マラカスにする
- おなべのふたや、空き箱をたいこにする
- 手びょうしや、ひざたたきでリズムをとる
楽器を鳴らす人と、歌う人に分かれて、家族で「おうちのおはやし」をするのも楽しいあそびです。小さなお子様が中身を口に入れないよう、ふたはしっかりとめてください。
手あそびをつけて歌う
歌に合わせて、かんたんな手の動きをつけてみましょう。
- 両手で、ぼんぼりの明かりがゆれるまね
- 手のひらを合わせて、花がひらくまね
- 両手を胸の前でそろえて、おひなさまのおすましポーズ
決まったふりつけがなくても大丈夫です。お子様が考えた動きをそのまま取り入れると、自分の歌という気持ちがうまれます。小さなお子様との歌あそびは、こちらの記事でも紹介しています。幼児とおうちの歌あそび。0〜5歳の歌の時間のつくり方
歌の発表会をひらく
おひなさまの前を「ステージ」にして、ひなまつりの歌の発表会をひらいてみましょう。歌う前におじぎをし、歌い終わったら家族みんなで拍手をします。おじいさま・おばあさまをおよびしたり、ビデオ通話でつないだりするのもよいでしょう。
手作りの飾りつけで、ひなまつりを楽しむ
おり紙や紙皿でおひなさまを作る
ひな人形がないご家庭や、かざる場所がないときも、手作りのおひなさまで十分に楽しめます。
- おり紙で、おだいりさまとおひなさまを作る
- 紙皿や紙コップに顔をかいて、立つおひなさまにする
- トイレットペーパーのしんに着物の紙をまいて、人形にする
作りながら歌を口ずさむと、自然に歌がおぼえられることもあります。
桃の花やぼんぼりを作る
ピンクの紙をまるめた桃の花や、色紙で作ったぼんぼりをかざると、お部屋がぱっと明るくなります。歌に出てくるものを作ってかざると、お子様は歌の景色を思いうかべやすくなります。
ひなまつりが終わったら
おひなさまは、ひなまつりが終わったら早めにしまう、とも言われています。しまうときに「また来年会おうね」とお子様といっしょに声をかけ、最後にもう一度歌ってお別れするのも、心に残る時間になります。
保育園・幼稚園のひなまつりと、おうちをつなぐ
園で作った作品をかざって歌う
保育園や幼稚園では、ひなまつりの前に、おひなさまの製作をしたり、ひなまつりの会をひらいたりすることもあります。お子様が園で作ったおひなさまを持ちかえってきたら、おうちのいちだんと目立つ場所にかざって、その前で歌ってみましょう。自分の作品の前で歌うと、お子様はとてもうれしそうです。
園で歌った歌を教えてもらう
お子様が園で歌った歌を、「どんなふうに歌ったの?」と聞いて、教えてもらうのもおすすめです。お子様が先生役になって、お父様・お母様が生徒役になると、歌の時間がもっと楽しくなります。
家族で楽しむひなまつりの歌の時間
じょうずに歌えなくても大丈夫
小さなお子様は、ことばをまちがえたり、音がずれたりすることもあります。行事の歌は、正しく歌うことより、家族で楽しむことが大切です。「やさしい声だったね」「おひなさまもよろこんでいるね」と声をかけてあげてください。
動画にのこしておく
おひなさまの前で歌うすがたを動画にのこしておくと、来年また見返して、お子様の育ちを感じられることがあります。
もっと歌いたい気持ちが出てきたら
ひなまつりの歌をきっかけに、「もっと歌いたい」と言ってくれるお子様もいます。そんなときは、季節ごとの歌を少しずつ楽しんだり、歌の教室をのぞいてみたりするのもよいかもしれません。歌の教室さがし
まとめ
- ひな祭りは、女の子がすこやかに育つことをねがう日とされてきた。家族みんなで楽しめる
- ひな人形や食べものを見ながら、行事の意味をやさしくお話しする
- 「うれしいひなまつり」は、どならず、ことばを大切に、やさしく歌う
- 昔のことばは、ひな人形や図かんを見ながら、いっしょにしらべる
- おひなさまごっこ、五人ばやしの楽器あそび、手あそび、おうち発表会で楽しむ
- ひな人形がなくても、手作りのおひなさまや桃の花で十分に楽しめる
- じょうずさより、家族で楽しむ気持ちを大切にする
ひなまつりの歌で、お子様の歌う楽しさがふくらんだら、歌を発表する場をさがしてみるのもひとつです。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ