心のこと・声かけ

ひな祭りの歌を子供と楽しもう。保育園や家で歌う歌と、おうちでのひなまつり歌あそび

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

3月3日のひな祭りが近づくと、「子供といっしょに、ひなまつりの歌を歌いたい」「保育園で歌っている歌を、おうちでも楽しみたい」と思うお父様・お母様もいらっしゃると思います。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、ひな祭りの歌をお子様と楽しむための工夫をまとめます。ひなまつりの歌として古くから歌いつがれている「うれしいひなまつり」の歌い方、おうちでできる歌あそび、手作りの飾りつけ、そしてひなまつりの意味をやさしく伝えるコツです。女の子のいるご家庭だけでなく、男の子もいっしょに、家族みんなで楽しめる内容にしています。

ほかの季節の歌もまとめて知りたいときは、こちらの記事も読んでみてください。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツ

ひな祭りってどんな日?お子様にやさしく伝える

お子様の元気な育ちをねがう日

ひな祭りは、「桃の節句」ともよばれ、女の子がすこやかに育つことをねがう日とされてきました。いまは、きょうだいや家族みんなでお祝いするご家庭もあります。おひなさまをかざり、ごちそうを食べて、家族でお祝いします。

むかしは、紙や草で作った人形に、体の悪いところやわざわいをうつして、川に流すならわしがありました。それが、やがておひなさまをかざる形にかわっていったと言われています。

お子様には、「おひなさまが、みんなのかわりに悪いものをもっていってくれて、元気に大きくなれますように、ってお願いする日なんだよ」と伝えると、わかりやすいかもしれません。

おひなさまには、いろいろな人がいる

ひな人形には、おだいりさまとおひなさまのほか、三人官女、五人ばやしなど、いろいろな人形がならびます。かざってあるご家庭では、「この人は何をしているのかな」「この人は楽器をもっているね」と、いっしょに見ながらお話ししてみてください。

五人ばやしは、笛やつづみなどで音楽をかなでる人たちです。「おひなさまの中にも、音楽をする人がいるんだね」と話すと、歌への興味にもつながります。

ひなまつりの食べもの

ひなあられ、ひしもち、ちらしずし、はまぐりのおすいものなど、ひなまつりにはお祝いの食べものがあります。ひしもちの色には、春の野山や、雪、桃の花などの意味がこめられていると言われています。食べながら色の話をするのも楽しい時間です。

ひなまつりの歌「うれしいひなまつり」を歌ってみよう

どんな歌?

「うれしいひなまつり」は、ひなまつりの日のようすや、ひな人形のことを歌った、古くから歌いつがれている童謡です。保育園や幼稚園で歌うこともあり、お父様・お母様も、子どものころに歌ったおぼえがあるかもしれません。

しっとりした曲の感じを味わう

「うれしいひなまつり」は、明るい行事の歌でありながら、どこかしっとりとした、やさしい感じのある曲です。元気いっぱいにどなるように歌うより、ていねいに、ことばを大切に歌うと、曲のよさが伝わりやすくなります。

  • ことばのひとつひとつを、ゆっくりはっきり言う
  • 音をのばすところは、とちゅうで声をきらないよう、やさしくのばす
  • 「きれいだな」「うれしいな」という気持ちを思いうかべながら歌う

お子様に「ささやくように、でもお人形さんに聞こえるように歌ってみよう」と声をかけると、声の出し方がやわらかくなることがあります。

昔のことばを、いっしょにしらべる

この歌には、ひな人形や昔のくらしにかかわる、いまではあまり使わないことばが出てきます。お子様が「これってなあに?」と聞いてきたら、ひな人形を見ながら、絵本や図かんでしらべながら、いっしょに考えてみてください。

ことばの意味がわかると、歌のなかの景色が思いうかびやすくなり、歌い方にも気持ちがこもります。童謡に出てくる昔のことばについては、こちらの記事でくわしくまとめています。童謡の昔のことばを子どもに伝える。意味のしらべ方と、気持ちのこめ方

歌いやすい高さで歌う

お子様の声の高さに合わないと、むりに高い声や低い声を出そうとして、のどに力が入ってしまうことがあります。お父様・お母様がいっしょに歌うときは、お子様が楽に歌える高さに合わせてあげてください。

歌ったあとに、のどの痛みや声のかすれが続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

おうちでできる、ひなまつりの歌あそび

おひなさまごっこで歌う

お子様がおだいりさまやおひなさまの役になって、歌ってみましょう。

  • 紙で作ったかんむりや、えぼしをかぶる
  • スカーフやタオルを、着物のように肩にかける
  • ざぶとんの上にすわって、おすまし顔で歌う

ふだんとちがうかっこうをすると、お子様は役になりきって、いつもとちがう声や表情で歌ってくれることがあります。

五人ばやしになって、楽器あそび

歌に合わせて、五人ばやしのように楽器を鳴らしてみましょう。

  • ペットボトルにお米やビーズを入れて、マラカスにする
  • おなべのふたや、空き箱をたいこにする
  • 手びょうしや、ひざたたきでリズムをとる

楽器を鳴らす人と、歌う人に分かれて、家族で「おうちのおはやし」をするのも楽しいあそびです。小さなお子様が中身を口に入れないよう、ふたはしっかりとめてください。

手あそびをつけて歌う

歌に合わせて、かんたんな手の動きをつけてみましょう。

  • 両手で、ぼんぼりの明かりがゆれるまね
  • 手のひらを合わせて、花がひらくまね
  • 両手を胸の前でそろえて、おひなさまのおすましポーズ

決まったふりつけがなくても大丈夫です。お子様が考えた動きをそのまま取り入れると、自分の歌という気持ちがうまれます。小さなお子様との歌あそびは、こちらの記事でも紹介しています。幼児とおうちの歌あそび。0〜5歳の歌の時間のつくり方

歌の発表会をひらく

おひなさまの前を「ステージ」にして、ひなまつりの歌の発表会をひらいてみましょう。歌う前におじぎをし、歌い終わったら家族みんなで拍手をします。おじいさま・おばあさまをおよびしたり、ビデオ通話でつないだりするのもよいでしょう。

手作りの飾りつけで、ひなまつりを楽しむ

おり紙や紙皿でおひなさまを作る

ひな人形がないご家庭や、かざる場所がないときも、手作りのおひなさまで十分に楽しめます。

  • おり紙で、おだいりさまとおひなさまを作る
  • 紙皿や紙コップに顔をかいて、立つおひなさまにする
  • トイレットペーパーのしんに着物の紙をまいて、人形にする

作りながら歌を口ずさむと、自然に歌がおぼえられることもあります。

桃の花やぼんぼりを作る

ピンクの紙をまるめた桃の花や、色紙で作ったぼんぼりをかざると、お部屋がぱっと明るくなります。歌に出てくるものを作ってかざると、お子様は歌の景色を思いうかべやすくなります。

ひなまつりが終わったら

おひなさまは、ひなまつりが終わったら早めにしまう、とも言われています。しまうときに「また来年会おうね」とお子様といっしょに声をかけ、最後にもう一度歌ってお別れするのも、心に残る時間になります。

保育園・幼稚園のひなまつりと、おうちをつなぐ

園で作った作品をかざって歌う

保育園や幼稚園では、ひなまつりの前に、おひなさまの製作をしたり、ひなまつりの会をひらいたりすることもあります。お子様が園で作ったおひなさまを持ちかえってきたら、おうちのいちだんと目立つ場所にかざって、その前で歌ってみましょう。自分の作品の前で歌うと、お子様はとてもうれしそうです。

園で歌った歌を教えてもらう

お子様が園で歌った歌を、「どんなふうに歌ったの?」と聞いて、教えてもらうのもおすすめです。お子様が先生役になって、お父様・お母様が生徒役になると、歌の時間がもっと楽しくなります。

家族で楽しむひなまつりの歌の時間

じょうずに歌えなくても大丈夫

小さなお子様は、ことばをまちがえたり、音がずれたりすることもあります。行事の歌は、正しく歌うことより、家族で楽しむことが大切です。「やさしい声だったね」「おひなさまもよろこんでいるね」と声をかけてあげてください。

動画にのこしておく

おひなさまの前で歌うすがたを動画にのこしておくと、来年また見返して、お子様の育ちを感じられることがあります。

もっと歌いたい気持ちが出てきたら

ひなまつりの歌をきっかけに、「もっと歌いたい」と言ってくれるお子様もいます。そんなときは、季節ごとの歌を少しずつ楽しんだり、歌の教室をのぞいてみたりするのもよいかもしれません。歌の教室さがし

まとめ

  • ひな祭りは、女の子がすこやかに育つことをねがう日とされてきた。家族みんなで楽しめる
  • ひな人形や食べものを見ながら、行事の意味をやさしくお話しする
  • 「うれしいひなまつり」は、どならず、ことばを大切に、やさしく歌う
  • 昔のことばは、ひな人形や図かんを見ながら、いっしょにしらべる
  • おひなさまごっこ、五人ばやしの楽器あそび、手あそび、おうち発表会で楽しむ
  • ひな人形がなくても、手作りのおひなさまや桃の花で十分に楽しめる
  • じょうずさより、家族で楽しむ気持ちを大切にする

ひなまつりの歌で、お子様の歌う楽しさがふくらんだら、歌を発表する場をさがしてみるのもひとつです。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ

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