母の日・父の日に、子供から歌のプレゼント。曲のえらび方と、おうちでの練習のしかた
「母の日に、子供から歌のプレゼントをしたら、きっとよろこぶだろうな」 「父の日のプレゼントに、子供が歌をおくるのはどうだろう」
母の日や父の日に、物ではなく、お子様の歌をプレゼントしたいと考えるご家族もいらっしゃると思います。お子様の歌声は、その日だけの、ほかにはないおくりものです。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、お子様が歌をおくる場面にしぼって、曲のえらび方、ないしょで練習する工夫、当日のおくり方をまとめます。大人が歌をおくるときのアイデアについては、こちらの記事でまとめています。歌のプレゼントを誕生日や記念日に。歌を贈るときのアイデアと準備
なお、ご家庭の形はさまざまです。お父様やお母様がいないご家庭では、おじいさま・おばあさま、育ててくれている方、お世話になっている先生など、お子様にとって大切な人へ「ありがとうの日」として歌をおくるのも、すてきなことです。この記事の内容は、どなたにおくるときにも使えます。
子供からの歌のプレゼントは、なぜうれしい?
気持ちがまっすぐ伝わる
お子様が自分の声で歌ってくれる歌には、「ありがとう」「だいすき」という気持ちが、まっすぐこもります。じょうずに歌えたかどうかより、自分のために練習してくれた、その時間そのものが、うけとる人にとってのおくりものになります。
形にのこすこともできる
歌は、その場で聞くだけでなく、録音や動画にのこしておくこともできます。何年かたってから見返すと、そのときの声や、すがたが思い出として、よみがえってきます。
お子様にとっても、大切な体験になる
だれかのために歌を練習し、とどける体験は、お子様にとっても大切な時間です。「よろこんでもらえた」という思いは、歌うことへの自信や、人を思う気持ちにつながることもあります。
歌のプレゼントの曲のえらび方
お子様が歌いやすい曲をえらぶ
まず大切にしたいのは、お子様が楽に、楽しく歌える曲をえらぶことです。
- 声の高さが、お子様に合っている
- 曲の長さが、むりなくおぼえられる
- 歌のことばが、お子様にもわかる
むずかしい曲をがんばって歌うより、お子様がにこにこ歌える曲のほうが、気持ちが伝わりやすくなります。曲のとちゅうで高くなりすぎるところがあると、のどに力が入ってしまうことがあるので、歌ってみて楽に出せるか、たしかめてみてください。
気持ちが伝わることばがある曲
「ありがとう」の気持ちや、家族への思い、いっしょにすごす時間のことを歌った曲は、プレゼントにぴったりです。お子様といっしょに歌のことばを読んで、「この歌、ママ(パパ)にぴったりだね」と思える曲をさがしてみてください。
うけとる人の思い出の曲
うけとる人が子どものころに歌っていた曲や、家族でよく聞いている曲、お子様が赤ちゃんのころに歌ってもらっていた曲など、思い出のある曲をえらぶのもよい方法です。「この歌、むかしよく歌ってくれたよね」と、思い出話につながることもあります。
お子様が好きな曲でもよい
お子様がいま好きな歌、保育園や学校でならった歌でもかまいません。好きな曲なら、練習も楽しくできることがあります。「ぼく(わたし)の好きな歌を、聞いてほしい」という気持ちも、りっぱなおくりものです。
曲えらびにまよったら
まよったときは、いくつかの曲をお子様に聞かせて、「どれを歌いたい?」とお子様にえらんでもらうのもおすすめです。自分でえらんだ曲だと、練習への気持ちも高まりやすくなります。子どもの歌の曲えらびについては、こちらの記事も参考になります。ボイトレのおすすめ曲のえらび方。初心者が練習しやすい曲のタイプを目的別に
ないしょの練習を楽しむ工夫
協力してくれる人を決める
母の日のプレゼントならお父様やおじいさま・おばあさま、父の日ならお母様など、ないしょの練習につきあってくれる人を決めておくと、進めやすくなります。ひとり親のご家庭では、きょうだいや親せき、教室の先生に協力してもらう方法もあります。
協力する人がいないときは、うけとる人に「当日まで、ないしょの練習をしているから、聞かないでね」と伝えておくのもひとつです。何をおくるかはわかっても、当日に聞く楽しみはのこります。
練習の場所と時間を工夫する
- うけとる人が出かけている時間に練習する
- 声を出さずに、歌のことばを読んだり、口の形だけで歌ったりする
- イヤホンで曲を聞きながら、心の中で歌う
声を出さない練習でも、歌のことばやメロディーをおぼえることはできます。声を出さずにできる練習については、こちらの記事でもまとめています。声を出さない歌の練習。通勤中や家族がいるときにもできること
少しずつ、楽しくおぼえる
一度にぜんぶおぼえようとせず、少しずつ区切っておぼえていくと、お子様もつかれにくくなります。
- はじめは曲を聞くだけにして、メロディーになれる
- 歌のことばを、絵や文字でカードにする
- 短い部分に分けて、何回か歌ってみる
- なれてきたら、通して歌う
練習の時間は、短くてもかまいません。お子様が「もっと歌いたい」と思うくらいで終わりにすると、次の練習も楽しみになります。
気持ちをこめる練習
歌のことばに合わせて、「ここは、ありがとうの気持ちで歌おう」「ここは、にっこり笑って歌おう」と、お子様といっしょに考えてみましょう。歌う前に、うけとる人の顔を思いうかべるだけでも、声の感じがかわることがあります。
むりをさせない
本番が近づくと、つい練習に力が入ってしまうこともあります。でも、お子様がつかれていたり、いやがっていたりするときは、休むことも大切です。歌のプレゼントは、楽しい気持ちでとどけることが何より大切です。
のどの痛みや声のかすれが続くときは、むりに練習をつづけず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
お子様の年れいに合わせた工夫
小さなお子様の場合
まだ歌のことばをたくさんおぼえられない小さなお子様は、短い曲や、くりかえしのある曲をえらぶと、むりなく歌えます。曲の一部分だけを歌って、あとは大人がいっしょに歌う形でもかまいません。
歌に合わせて手をふったり、体をゆらしたりするだけでも、十分に気持ちは伝わります。歌い終わったあとに「だいすき」とひとこと言えたら、それもすてきなプレゼントです。
小学生のお子様の場合
小学生になると、少し長い曲や、気持ちをこめる場面のある曲にも、ちょうせんしやすくなります。お子様が自分で曲をえらび、練習の進め方を考えるのも、よい体験になります。
楽器をならっているお子様なら、ピアノやリコーダーで伴奏をつけたり、きょうだいでいっしょに歌ったりと、自分たちで工夫をくわえるのも楽しいものです。はずかしがる年ごろのお子様には、動画でおくるなど、本人が歌いやすい形をえらんであげてください。
当日のおくり方アイデア
おうちで小さな発表会をひらく
リビングをステージにして、うけとる人に特等席にすわってもらいましょう。
- 手作りの「ごしょうたいけん」をわたす
- 歌う前に、お子様が「いつもありがとう」とひとこと言う
- 歌い終わったら、おじぎをして、お花やカードをわたす
ちょっとした演出があると、お子様もうけとる人も、特別な時間として心にのこります。おうち発表会のひらき方は、こちらの記事でも紹介しています。おうちで小さな発表会をひらこう。家族の前で歌う練習と、楽しくする工夫
手紙やカードとセットにする
歌といっしょに、お子様が書いた手紙や絵をわたすと、気持ちがより伝わります。字がまだ書けないお子様は、絵や、手形のカードでも十分です。
動画でおくる
はなれてくらしているおじいさま・おばあさまや、当日会えない方には、歌っているすがたを動画にとっておくる方法もあります。ビデオ通話で、その場で歌をとどけるのもよいでしょう。
動画をとるときは、明るい場所で、お子様の顔がよく見えるようにすると、うけとる人にも表情が伝わりやすくなります。
うまくいかなくても大丈夫
当日、緊張して歌えなかったり、とちゅうで止まってしまったりすることもあるかもしれません。そんなときも、「練習してくれたこと」が何よりのおくりものです。「ありがとう、うれしかったよ」とうけとってもらえると、お子様は安心できます。
前もって、うけとる人の役になるご家族に、「どんな歌でも、よろこんでうけとってね」と伝えておくのもよいでしょう。
まとめ
- お子様からの歌のプレゼントは、気持ちがまっすぐ伝わるおくりもの
- お父様・お母様がいないご家庭では、おじいさま・おばあさまや大切な人へおくってもよい
- 曲は、お子様が歌いやすく、気持ちが伝わる曲や思い出の曲、好きな曲からえらぶ
- 協力してくれる人を決め、声を出さない練習もとり入れて、ないしょで練習する
- 少しずつ区切っておぼえ、むりをさせない
- 当日は、おうち発表会、手紙やカード、動画などでとどける
- じょうずさより、気持ちをこめて歌うことを大切にする
だれかのために歌った体験が、お子様の歌う楽しさにつながったら、歌を発表する場をさがしてみるのもひとつです。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ