卒園式・卒業式でよく歌われる歌。おうちでの練習と、当日を楽しむコツ
卒園式や卒業式で、お子様たちが歌う歌。その声を聞くと、これまでの日々が思いうかんで、なみだがこぼれるお父様・お母様も多いと思います。
この記事では、卒園式・卒業式でよく歌われる歌と、おうちでできる練習のコツをお伝えします。(歌詞はのせていません。曲の名前でさがしてみてください)
卒園式でよく歌われる歌
| 曲 | ひとこと |
|---|---|
| 思い出のアルバム | 1年をふりかえる、卒園式の定番 |
| さよならぼくたちのほいくえん | 保育園での日々への感謝を歌う |
| ありがとうの花 | やさしいメロディーで、感謝を伝える |
| ドキドキドン!一年生 | 小学校へのわくわくを元気に |
卒業式でよく歌われる歌
| 曲 | ひとこと |
|---|---|
| 旅立ちの日に | 小学校や中学校の卒業式でよく歌われる合唱曲 |
| COSMOS | 合唱の定番曲のひとつ |
| 仰げば尊し | 昔から歌いつがれてきた唱歌 |
| Believe | 合唱でよく歌われる、やさしい曲 |
園や学校によって、歌う曲はちがいます。
練習はいつから?おうちでの流れ
卒園式・卒業式の歌は、多くの園や学校で、式の何週間か前から練習がはじまります。お子様が園や学校の話をする中で、「今日、卒園式の歌を歌ったよ」と教えてくれることもあるでしょう。
おうちでは、つぎのような流れでかかわると、むりなく応援できます。
- 何の歌を歌うのか、お子様から聞いてみる
- いっしょに曲を聞いて、「どんな歌?」と感想を話す
- お子様が口ずさんだら、となりでいっしょに歌う
- 式が近づいたら、「本番、楽しみにしているね」と伝える
おうちで「練習しなさい」と言う必要はありません。園や学校でしっかり練習しているので、おうちは「歌を楽しむ場所」でいいのです。
おうちでの練習のコツ
いっしょに聞いて、いっしょに歌う
卒園式・卒業式の歌は、園や学校でたくさん練習します。おうちでは、お子様が口ずさんでいたら、いっしょに歌ってみるだけで十分です。
歌詞の意味を話す
「この歌詞、どんな気持ちかな?」「園でいちばん楽しかったことは?」と話しながら歌うと、お子様自身の思いが歌にこもります。
「上手」より「気持ち」
卒園式・卒業式の歌は、上手に歌うことより、気持ちをこめて歌うことがいちばん大切です。「ありがとうをとどけようね」と声をかけてあげましょう。
歌について話すときの、問いかけの例
歌詞の意味を話すときは、つぎのような問いかけをしてみると、お子様の思い出がたくさん出てきます。
| 卒園するお子様には | 卒業するお子様には |
|---|---|
| 「園でいちばん楽しかった行事はなに?」 | 「6年間で、いちばん心にのこっていることは?」 |
| 「ありがとうを言いたい先生はだれ?」 | 「この歌の中で、好きなところはどこ?」 |
| 「小学校で楽しみなことはなに?」 | 「中学校で、やってみたいことはある?」 |
小さなお子様は、うまくことばにできなくても大丈夫です。話しているうちに、歌の場面と自分の思い出がつながっていきます。高学年のお子様は、はずかしがって話したがらないこともありますが、そっと聞くだけでも十分です。
卒園と卒業で、かかわり方はちがう
卒園するお子様
5〜6歳のお子様には、歌詞にむずかしいことばが出てくることもあります。わからないことばがあったら、「これはね」とかんたんに説明してあげましょう。ことばの意味がわかると、歌う顔がぐっといきいきします。また、この年れいは、まだ大人が思うほど長い時間集中できません。おうちで歌うのは、1回か2回で十分です。
卒業する小学6年生
6年生の卒業式の歌は、いくつかのパートに分かれた合唱になることが多いです。お子様が自分のパートを口ずさんでいたら、「どこのパートなの?」と聞いてみてください。パートの音をとるのがむずかしいと感じているときは、いっしょに音源を聞いたり、ゆっくり歌ったりするとたすけになります。
男の子は声がわりの時期とかさなることもあります。高い音が出にくそうなときは、むりをさせず、音楽の先生に相談してみてください。声がわりの時期の男の子と歌。続けていい?気をつけたいこと
当日の体調と、声のこと
卒園式・卒業式は、寒い時期に行われることが多い行事です。当日に元気な声で歌えるように、つぎのことにも気をつけてあげてください。
- 式の前の何日かは、夜ふかしをせず、しっかりねる
- 手洗いやうがいで、かぜをふせぐ
- 当日の朝は、あたたかい飲みものでのどをうるおす
- 前の日に、大きな声で何度も歌いすぎない
もし当日に声が出にくくても、口を動かして気持ちをこめるだけで、その思いはちゃんと届きます。かすれやのどのいたみが続くときは、耳鼻科で相談してください。
当日を心にのこる日にするために
- 歌っているお子様の顔を、しっかり見てあげる
- よかったところを、その日のうちに伝える
- 「あの歌、心にひびいたよ」と、気持ちも伝える
撮影も大切ですが、画面ごしだけでなく、自分の目でも見てあげてください。
撮影のときに気をつけたいこと
卒園式・卒業式は、どのご家庭にとっても大切な日です。撮影をするときは、まわりへの思いやりも忘れないようにしたいですね。
- 撮影してよい場所やタイミングなど、園や学校のルールを守る
- 立ちあがったり、前に出たりして、うしろの方の視界をさえぎらない
- 動画をSNSなどにのせるときは、ほかのお子様の顔や名前、園や学校の名前がうつっていないかたしかめる
- 自分の子だけの動画でも、公開するかどうかは家族でよく話しあって決める
家族で見るための記録として、大切にしまっておくのがいちばん安心です。
式のあとも、歌を楽しむ
式が終わったあとも、その歌はお子様にとって特別な歌になります。
- 春休みに、家族の前でもう一度歌ってもらう
- おじいちゃん・おばあちゃんに、電話やビデオ通話で聞いてもらう
- 何年かたってから、式の動画といっしょに見返す
大きくなってから、ふと卒園式の歌を口ずさむお子様もいます。歌は、その日の気持ちをずっとのこしてくれる、すてきな思い出の入れものです。
歌をきっかけに
卒園式や卒業式で歌ったことをきっかけに、「もっと歌いたい」と思うお子様もいます。歌の習い事についてはこちら。歌が好きな子におすすめの習い事6つ。年れいと性格からえらぶ方法
春休みにとった動画で出られるコンクールもあります。こどもの歌声グランプリ
よくある質問
子どもが「歌いたくない」と言っています
はずかしさや、さみしさから、歌いたくないと感じるお子様もいます。理由をやさしく聞いてみて、「口を動かすだけでもいいんだよ」と伝えると、気持ちが楽になることがあります。気になるときは、先生にもおうちでの様子を伝えておくと安心です。
親がなみだをこらえられそうにありません
それだけお子様の成長を感じている証拠です。なみだが出ても大丈夫。式のあとに「すてきな歌だったよ」と伝えてあげれば、お子様にとってもうれしい思い出になります。
何の歌を歌うのか、子どもが教えてくれません
式の当日まで、ひみつにしておきたいお子様もいます。それも、お子様なりの「おどろかせたい」気持ちかもしれません。むりに聞き出さず、当日を楽しみにしておくのもすてきです。
式で歌う歌を、家族も歌えるようにしておきたいです
いっしょに曲を聞いておくと、式の当日、歌がよりいっそう心にひびきます。お子様に「おうちでも教えて」とたのんでみると、先生役になって、はりきって教えてくれることもあります。教えることで、お子様自身もさらに歌に自信がもてるようになります。
まとめ
- 卒園式には「思い出のアルバム」など、卒業式には「旅立ちの日に」などがよく歌われる
- おうちでは、いっしょに歌う、歌詞の意味を話す
- 上手より、気持ちをこめて
- 当日の体調と、撮影のマナーにも気をつける
お子様の歌声が、家族みんなの大切な思い出になりますように。