コンクールの歌う順番(出演順)はどう決まる?早い順番・おそい順番のすごし方
「出演順って、どうやって決まるんだろう」 「トップバッターになってしまった。不利にならないかな」 「順番がおそいと、待っているあいだにつかれてしまいそう」
歌のコンクールに申しこむと、気になってくるのが、歌う順番です。出演順の決め方や、順番によって有利・不利があるのかどうか、気になる方もいらっしゃると思います。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、コンクールの出演順がどのように決まるのかの見方と、早い順番・おそい順番それぞれのすごし方、そして、順番を気にしすぎないための考え方をまとめました。お子様が出るときにも、大人の方がご自身で出るときにも、参考にしていただけたらうれしいです。
コンクールの出演順の決め方は、コンクールによってちがう
いろいろな決め方がある
出演順の決め方は、コンクールによってちがいます。たとえば、次のような決め方があります。
- 申しこみをした順
- くじや、抽選で決める
- 年れいや学年の順
- 名前の五十音順やアルファベット順
- 主催者が、会場や進行のつごうで決める
ひとつのコンクールの中でも、部門ごとに決め方がちがうこともあります。予選と本選で決め方がかわることもあります。
決め方は、募集要項や案内でたしかめる
出演順の決め方は、募集要項(応募のきまり)や、主催者からとどく案内に書かれていることがあります。書かれていない場合もありますが、気になるときは、案内をよく読んでみてください。
募集要項の読み方については、こちらの記事にまとめています。コンクールの募集要項の読み方。申し込む前に確認したいポイントと、見落としやすいところ
出演順がわかる時期も、コンクールによってちがう
出演順が知らされる時期も、コンクールによってさまざまです。本番の少し前に案内がとどくこともあれば、当日に会場で知らされることもあります。
順番がわかるまでは、「どの順番になってもだいじょうぶ」という気持ちで、練習をつづけておくと安心です。
動画審査のコンクールでは、順番を気にしなくてよいことも
動画を送って審査してもらうコンクールでは、会場で順番に歌うわけではないので、出演順というものがないこともあります。順番による緊張や待ち時間が気になる方には、そういう形のコンクールもあります。
出演順で有利・不利はある?
「有利な順番」があるとは言い切れない
「最初は不利」「最後のほうが記憶にのこる」など、順番についてはいろいろな話を聞くことがあるかもしれません。でも、出演順で有利・不利があるとは、言い切ることはできません。
審査員の先生は、どの順番の方の歌も、しっかり聞こうとしています。順番よりも、その日の歌そのものを大切にしたいところです。
順番が気になるのは、しぜんなこと
それでも、「早い順番だと緊張しそう」「おそい順番だと待つのがたいへん」と感じるのは、しぜんなことです。気になる気持ちをむりに打ち消そうとするより、「どの順番でも、自分らしく歌えるように準備しよう」と考えると、気持ちが少し楽になることがあります。
順番は、自分ではえらべないもの
出演順は、自分ではえらべないこともあります。えらべないことを気にしつづけるより、自分で決められることに目を向けてみてください。
- 当日のすごし方
- 声やからだのととのえ方
- 待ち時間の使い方
こうしたことは、自分で準備することができます。
順番がわかったら、練習でためしておくこと
本番と同じ時間に歌ってみる
出演順と、だいたいの歌う時間がわかったら、本番の前に、その時間に合わせて歌ってみるのもよい方法です。朝に歌うのか、お昼すぎに歌うのかによって、声の出やすさや、からだの感じがちがうこともあります。
一度ためしておくと、「この時間は、声が出るまでに少しかかるな」「おなかがすいていると力が入りにくいな」など、自分なりの気づきが見つかることがあります。
「待ってから歌う」練習もしておく
おそい順番になりそうなときは、しばらく待ってから歌う練習をしておくと安心です。声出しのあと、少し休んでから、いきなり歌いだしてみる。こうした練習をしておくと、本番で待ち時間があっても、あわてずにすむことがあります。
食事やお手洗いの時間を考えておく
歌う時間がわかると、食事をいつとるか、お手洗いにいつ行くかも考えやすくなります。歌う直前におなかいっぱいにならないように、軽めに食べておくなど、自分に合ったやり方を見つけておきましょう。
早い順番のときのすごし方
早めに会場に着くようにする
早い順番のときは、会場に着いてから歌うまでの時間が、短くなることがあります。あわてないように、ゆとりをもって家を出るようにしましょう。
受付や着がえ、お手洗いなどの時間も、考えておくと安心です。当日の流れについては、こちらの記事も参考にしてみてください。歌のコンクール当日の流れ。受付から結果発表まで、はじめてでもあわてないために
声とからだを、早めに目ざめさせる
朝早くに歌うときは、声やからだがまだ目ざめていないこともあります。
- 早めに起きて、からだを軽く動かす
- あたたかい飲みものを、ゆっくり飲む
- ハミングや、軽い声出しをする
- 朝ごはんを、むりのない量で食べる
声出しは、家を出る前や、移動のあいだにできる範囲でしておくと、会場であわてずにすみます。大きな声でたくさん歌うより、のどに無理をかけない、やさしい声出しにしてください。
「最初に歌える」よさを見つける
早い順番には、待ち時間が短いので、緊張する時間も短くてすむ、というよさもあります。歌い終わったあとは、ほかの方の歌をゆっくり聞くこともできます。
「早く歌えて、あとは楽しめる」と考えると、気持ちが前向きになることがあります。
おそい順番のときのすごし方
待ち時間に、つかれすぎない
おそい順番のときは、会場で待つ時間が長くなることがあります。待っているあいだに、つかれたり、緊張がつづいたりしないように気をつけましょう。
- ずっと立っていないで、すわって休む
- 水分を、こまめにとる
- 軽く食べられるものを持っていく
- 会場が寒いときのために、はおるものを用意する
お子様の場合は、待ち時間に退屈してしまうこともあります。好きな絵本や、静かにできるあそびを持っていくのもよい方法です。
ほかの方の歌を、聞きすぎない
待っているあいだ、ほかの方の歌を聞くのは、よい勉強にもなります。でも、聞いているうちに「みんな上手だな」と、不安になってしまうこともあります。
不安が大きくなりそうなときは、ロビーなどで休んで、自分の気持ちをととのえる時間にしてもかまいません。
歌う前に、もう一度声をととのえる
待ち時間が長いと、朝にととのえた声が、冷えてしまうこともあります。自分の順番が近づいてきたら、声を出してよい場所があれば、軽くハミングするなどして、声をととのえなおしておきましょう。
声を出せる場所がないときは、ゆっくり息をはいたり、首や肩をやさしく動かしたりするだけでも、からだがほぐれることがあります。
順番にかかわらず、大切にしたいこと
自分の歌に集中する
どの順番であっても、いちばん大切なのは、自分の歌です。ほかの方の歌や、順番のことより、「この歌で何を伝えたいか」を思い出してみてください。
本番の前に緊張しているお子様へのことばについては、こちらの記事にまとめています。本番で緊張する子へのことば。歌のコンクール前に親ができること
歌う直前のルーティンを決めておく
順番がいつでも同じようにできる、歌う前の小さな習慣を決めておくと、気持ちが落ちつきやすくなることがあります。
- ゆっくり息をはく
- 肩を上げて、すとんと下ろす
- 歌いだしのことばを、心の中でとなえる
- 「だいじょうぶ」と、自分に声をかける
いつもの練習のときから同じことをしておくと、本番でも、いつもの気持ちにもどりやすくなります。
お父様・お母様は、落ちついて見守る
お子様が出るときは、お父様・お母様が順番を気にしすぎると、その気持ちがお子様に伝わってしまうこともあります。「どの順番でも、いつもどおりで大丈夫だよ」と、おだやかに声をかけてあげてください。
控室でのすごし方については、こちらの記事も参考にしてみてください。コンクールの控室で、お父様・お母様がしておきたいこと。発表会の控室の過ごし方とマナー
まとめ
- コンクールの出演順の決め方は、コンクールによってちがう(申しこみ順・くじ・年れい順など)
- 決め方や知らされる時期は、募集要項や案内でたしかめる
- 出演順で有利・不利があるとは、言い切れない
- 順番はえらべないので、自分で決められる準備に目を向ける
- 早い順番のときは、ゆとりをもって会場に行き、声とからだを早めに目ざめさせる
- おそい順番のときは、待ち時間につかれすぎず、歌う前に声をととのえなおす
- どの順番でも、自分の歌に集中し、いつもの習慣で気持ちをととのえる
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