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コンクールの募集要項の読み方。申し込む前に確認したいポイントと、見落としやすいところ

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「募集要項をひらいてみたけれど、文字がびっしりで、どこから読めばいいのかわからない」 「あとから『そんなきまりがあったの?』とならないか心配」

歌のコンクールに出ようと思ったら、まず読むことになるのが募集要項です。でも、はじめての方には、ことばがかたくて、読みにくく感じるかもしれません。大事なことが、小さな文字で書かれていることもあります。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、コンクールの募集要項の読み方を、申し込む前に確認したいポイントごとにまとめます。出られる人の条件、部門、曲のきまり、しめきり、お金のこと、審査の方法、そして見落としやすいところまでお話しします。申込書の書き方ではなく、「要項を読むこと」にしぼった内容です。

募集要項は、そのコンクールの「やくそくごと」が書かれた大切な文書です。ゆっくり読んで、安心して申し込めるようにしましょう。

募集要項を読む前の準備

新しい年度のものか、たしかめる

コンクールの公式サイトには、前の年の募集要項がのこっていることもあります。読みはじめる前に、何回目のコンクールか、いつの開催のものかを、まずたしかめましょう。前の年ときまりがかわっていることもあります。

印刷するか、メモをとりながら読む

画面で読むだけだと、大事なところを見落としやすくなります。できれば印刷して、気になるところに線を引いたり、書きこんだりしながら読むのがおすすめです。印刷できないときは、メモ帳に大事なところを書きぬいておきましょう。

家族で読むときは、分担してもいい

お子様のコンクールなら、お父様とお母様でそれぞれ読んで、気になったところを話しあうのもよい方法です。ひとりでは気づかなかったことに、気づけることがあります。

まず確認したい、出られる人の条件

年れいの区分と、基準になる日

部門が年れいや学年で分かれているときは、「いつの時点の年れいか」を見ておきましょう。基準になる日は、コンクールによってちがいます。お誕生日が近いお子様は、とくに気をつけたいところです。

プロ・アマチュアの区分

声楽のコンクールでは、プロとアマチュアで部門が分かれていることがあります。音楽の学校を出ているか、仕事として歌っているかなど、何をもってアマチュアとするかも、コンクールによってちがいます。

そのほかの条件

  • すんでいる地域や、通っている学校についての条件
  • 過去に入賞した人が、同じ部門に出られるかどうか
  • 同じ人が、いくつの部門に申し込めるか
  • 先生の推薦がいるかどうか

部門と曲のきまり

部門の分け方

部門は、年れいのほかに、ジャンルや歌い方(ソロ、重唱、合唱など)で分かれていることがあります。自分やお子様に合う部門がどれか、まよったときは、主催者に問い合わせてみましょう。

曲のきまりは、とくにていねいに

曲のきまりは、募集要項の中でも、見落としやすいところがかくれている部分です。次のようなところを、ひとつずつたしかめましょう。

  • 課題曲か、自由曲か。課題曲なら、どの楽譜を使うか
  • 歌う時間の長さ。時間をこえたときのあつかい
  • 原語で歌うきまりがあるか。日本語のやくで歌ってよいか
  • 調(キー)をかえてよいか
  • 曲をカットしてよいか。カットするときのきまり
  • 楽譜を見ながら歌ってよいか

演奏時間の守り方や、曲をカットするときの考え方は、こちらの記事でくわしくお話ししています。コンクールの演奏時間の守り方。時間のはかり方と、自由曲をカットするときの考え方

伴奏のきまり

ピアノの伴奏者がいるか、伴奏の音源を使うのか、伴奏者を主催者が用意してくれるのか、自分でたのむのか。伴奏のきまりも、コンクールによってちがいます。音源を使えるときは、どんな形の音源ならよいのかも見ておきましょう。

日程としめきり

しめきりの書き方に注意

しめきりには、いくつかの書き方があります。

  • 「必着」:その日までに、主催者に届いていなければならない
  • 「消印有効」:その日までに、郵便局で受けつけてもらえばよい
  • 「〜時まで」:インターネットの申し込みで、時間まで決まっている

とくに「必着」と「消印有効」は、まちがえやすいところです。郵送するときは、届くまでの日にちも考えておきましょう。

本番の日と、そのあとの日程

本番の日だけでなく、予選と本選の日、結果の発表の日、表彰式の日なども、カレンダーに書きこんでおきましょう。入賞したときに、つぎの本選に出られるかどうかも、先に考えておくと安心です。

お金のこと

参加費と、そのほかの費用

参加費のほかに、こんなお金がかかることもあります。

  • 伴奏者をたのむときのお礼
  • 本選に進んだときの、別の参加費
  • 表彰式やパーティーの費用
  • 写真や動画、記念品の費用

お金がもどるかどうか

申し込んだあとに出られなくなったとき、お金がもどるかどうかは、見落としやすいところです。体調をくずしたとき、コンクールがとりやめになったときのあつかいも、たしかめておきましょう。

審査と結果の発表

  • 審査の方法(会場で歌う、動画を送る、など)
  • 審査員がしめされているか
  • 講評や点数がもらえるかどうか
  • 結果の発表の方法と時期
  • 賞の種類と、入賞の人数の決め方

講評がもらえるかどうかは、つぎの練習に生かしたい方にとって、大切なポイントです。

見落としやすいところのチェック

動画で出るときのきまり

動画で出るコンクールでは、とり方にもきまりがあることがあります。

  • 顔や体が、どこまでうつっている必要があるか
  • 編集してよいか。ひと続けでとる必要があるか
  • 動画の出し方(ファイルを送る、動画サイトのリンクを送る、など)
  • いつまでにとった動画ならよいか

写真・動画・名前のあつかい

本番の写真や動画、結果の発表で、名前や学校名が出ることがあります。お子様の場合は、とくにていねいにたしかめておきたいところです。

  • 結果の発表で、名前がどこまで出るか
  • 本番の写真や動画を、主催者が公開することがあるか
  • 自分でとった動画を、SNSにのせてよいか
  • 個人情報を、何に使うと書かれているか

当日のきまり

  • 受付の時間と、おくれたときのあつかい
  • 会場での撮影や録音のきまり
  • 付きそいの人数や、客席に入れるかどうか

当日の流れについては、こちらの記事もあわせて読んでみてください。歌のコンクール当日の流れ。受付から結果発表まで、はじめてでもあわてないために

「注意事項」「その他」の欄も読む

募集要項のさいごのほうに、「注意事項」や「その他」という欄があることがあります。ここには、あとからきまりがかわることがあること、審査の結果についての問い合わせには答えられないこと、などが書かれていることもあります。

さいごまで読むのはたいへんですが、こうした欄にこそ、大事なことが書かれている場合があります。読みとばさずに、目をとおしておきましょう。

わからないことは、問い合わせる

読んでもわからないところや、自分の場合はどうなるのかまようところは、主催者に問い合わせましょう。問い合わせるときは、名前と、どの部門に出たいのか、何が知りたいのかを、短くまとめて伝えると、答えてもらいやすくなります。問い合わせたことと答えは、メモにのこしておくと安心です。

読みおえたら、申し込みへ

募集要項を読みおえたら、大事なところを、もう一度まとめてみましょう。

  • 出たい部門と、自分が条件に合っているか
  • 曲と伴奏が、きまりに合っているか
  • しめきりと、本番の日
  • かかるお金と、もどるかどうか
  • 写真・動画・名前のあつかいに、なっとくできるか

ここまでたしかめたら、いよいよ申し込みです。申込書の書き方や、出す前のチェックは、こちらの記事にまとめています。歌のコンクールの申込書の書き方。曲名・作曲者・プロフィールと、出す前のチェック

まとめ

  • 募集要項は、コンクールの「やくそくごと」が書かれた大切な文書
  • まず、新しい開催のものかどうかをたしかめる
  • 年れいの基準日、アマチュアの区分など、出られる条件を見る
  • 曲のきまり、伴奏のきまりは、ひとつずつていねいに
  • しめきりは「必着」か「消印有効」かに注意する
  • お金がもどるかどうか、写真・動画・名前のあつかいも見落とさない
  • わからないところは、主催者に問い合わせる

募集要項をきちんと読んでおくと、本番まで安心して練習に集中できます。気になるコンクールをさがしている方には、こんなコンクールもあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ

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