習い事の先生への年末・年始の挨拶。歌の先生に伝えたいことばの例と、気をつけたいこと
「今年さいごのレッスン、先生に何て言えばいいかな」 「年が明けてはじめてのレッスン、どんな挨拶をすればいいの?」
習い事の先生には、ふだんからお世話になっているぶん、年末や年始の挨拶をどうするか、少しまよいますよね。かしこまりすぎるのもへんだし、何も言わないのもさびしい。そんな気持ちになる方は多いと思います。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、歌の習い事の先生への、年末と年始の挨拶にしぼってお話しします。さいごのレッスンの日に伝えたいこと、はじめのレッスンの日の挨拶、メールや連絡帳で伝えるときのことば、お子様から伝える例文、そして気をつけたいことをまとめました。ここで紹介する例文は、そのまま使っても、ご家庭のことばに言いかえてもかまいません。
年末・年始の挨拶は、なぜ大切?
1年のお礼を伝えるよい機会
ふだんのレッスンでは、「ありがとうございました」とは言っても、1年をふりかえってお礼を伝えることは、あまりないと思います。年末は、1年間のお礼を、すなおに伝えられるよい機会です。
新しい年の気持ちを、先生と分け合える
年始の挨拶は、「今年もよろしくお願いします」という、新しい年のスタートの合図です。お子様が「今年はこんな歌を歌いたい」と伝えれば、先生もレッスンの計画を立てやすくなります。
長いことばはいらない
年末年始の挨拶は、短くてかまいません。レッスンの前後は、先生もつぎの生徒さんの準備でいそがしいことがあります。ひとことふたことで、気持ちはじゅうぶん伝わります。
年末の挨拶。さいごのレッスンの日に
いつ伝える?
年末の挨拶は、その年のさいごのレッスンの日に伝えるのが自然です。レッスンが終わって、帰る前のタイミングがよいでしょう。レッスンのはじめは、歌の準備に気持ちを向けたいので、さけたほうがおちつきます。
さいごのレッスンの日がいつになるかは、教室によってちがいます。年末のお休みの予定は、早めにたしかめておきましょう。
お父様・お母様からの例文
- 「今年も1年、ていねいに見ていただいて、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします」
- 「1年間、ありがとうございました。歌の時間を楽しみに通えるようになったのは、先生のおかげです。よいお年をおむかえください」
- 「今年はいろいろとご相談にのっていただき、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします」
1年の中で、印象にのこっていることがあれば、ひとことそえると、気持ちがより伝わります。
- 「秋の発表会では、たくさん練習を見ていただいて、ありがとうございました」
- 「高い声が出るようになって、家でもよく歌っています」
お子様からの例文
お子様には、短くて言いやすいことばがおすすめです。
- 「先生、1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いします」
- 「今年もありがとうございました。よいお年を」
小さなお子様なら、「ありがとうございました」と「よいお年を」だけでもじゅうぶんです。家で1回、いっしょに声に出してみると、当日も言いやすくなります。
「よいお年を」の使い方
「よいお年を」は、年内にもう会わない人に使うことばです。年末にもう1回レッスンがあるときは、「また来週もよろしくお願いします」と言い、さいごのレッスンの日に「よいお年を」と伝えましょう。
年始の挨拶。はじめのレッスンの日に
いつ伝える?
年始の挨拶は、年が明けてはじめてのレッスンの日に伝えます。こちらは、レッスンのはじめに伝えるのが自然です。「あけましておめでとうございます」とひとこと言ってから、いつものように「よろしくお願いします」とレッスンに入ります。
お父様・お母様からの例文
- 「あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします」
- 「あけましておめでとうございます。年末年始は家でも歌っていました。今年もよろしくお願いいたします」
- 「あけましておめでとうございます。今年は、少しずつ人前で歌うことにもちょうせんしたいと話しています。どうぞよろしくお願いいたします」
お子様からの例文
- 「先生、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
- 「あけましておめでとうございます。今年は、もっと大きな声で歌えるようになりたいです」
今年の目標をひとこと伝えると、先生もお子様の気持ちを知ることができます。目標の立て方については、こちらの記事も参考にしてみてください。1年の歌の目標の立て方。子どもも大人も、たのしくつづけるために
「おめでとう」はいつまで?
年始の挨拶として「あけましておめでとうございます」を使うのは、松の内(多くの地域では1月7日ごろまで、地域によってはもう少し長いことも)とされることが多いです。それよりあとのはじめてのレッスンなら、「今年はじめてのレッスンですね。今年もよろしくお願いします」と言いかえると、自然に聞こえます。
先生から先に挨拶されたとき
あわてずに、同じことばを返す
先生のほうから「今年もありがとうございました」「あけましておめでとう」と声をかけてくださることもあります。そんなときは、あわてずに、同じことばを返せばだいじょうぶです。
- 「こちらこそ、1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします」
- 「あけましておめでとうございます。こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします」
「こちらこそ」をつけるだけで、ていねいな返事になります。
お子様が言えなくても、せめない
お子様がはずかしがって、うまく挨拶できないこともあります。そんなときは、お父様やお母様が代わりに伝えて、お子様にはおじぎだけしてもらう形でもかまいません。家に帰ってから「先生、うれしそうだったね」と話してあげると、つぎは自分から言ってみようという気持ちが育ちやすくなります。
メールや連絡帳で伝えるとき
対面で会えないとき
オンラインのレッスンや、お子様がひとりで通っている教室では、先生と直接話す機会が少ないこともあります。そんなときは、メールや連絡帳で、短く伝えるのもよい方法です。
年末の例文
「先生
今年も1年、ありがとうございました。 毎週のレッスンを楽しみにして、家でもよく歌っていました。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 寒い日が続きますので、どうぞお体に気をつけて、よいお年をおむかえください。」
年始の例文
「先生
あけましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。 今年は、新しい曲にもちょうせんしたいと楽しみにしています。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
送るときに気をつけたいこと
- 夜おそくや朝早くの送信はさけ、先生のお休みの時間にも気をつかう
- 返事がいらない書き方にする(「お返事はお気づかいなく」とそえてもよい)
- 長くなりすぎないように、数行にまとめる
先生は、たくさんの生徒さんとやりとりをしています。返事をしなくてもよい書き方にすると、先生の負担がへります。
気をつけたいこと
金品は、教室の方針にしたがう
年末年始に、先生にお礼の品をわたすかどうかは、まよう方が多いところです。教室によっては、「お礼の品はご遠慮ください」と決めているところもあります。金品については、教室の方針にしたがうのがいちばんです。まわりの方に合わせなくても、ことばの挨拶だけでじゅうぶん気持ちは伝わります。
喪中のとき
ご家族に不幸があって喪中のときは、「おめでとうございます」をさけて、「今年もよろしくお願いいたします」とだけ伝えるのが一般的です。先生が喪中だと知っているときも、同じようにしましょう。
レッスンの時間をけずらない
挨拶に気持ちが入ると、つい話が長くなることがあります。でも、レッスンの時間は、お子様が歌を学ぶための大切な時間です。挨拶は短くして、レッスンの時間をけずらないように気をつけましょう。
年末年始のお休み中は、連絡をひかえる
先生にとっても、年末年始は大切なお休みです。急ぎでない連絡は、お休みが明けてからにするのが、やさしい心づかいです。
ふだんのレッスンでのあいさつのしかたは、こちらの記事にくわしく書いています。歌のレッスンのあいさつとマナー。習い事のはじめと終わりに気をつけたいこと(お子様にも大人にも)
まとめ
- 年末の挨拶は、さいごのレッスンの日の、帰る前に伝える
- 年始の挨拶は、はじめのレッスンの日の、はじめに伝える
- 長いことばはいらない。ひとことふたことで気持ちは伝わる
- 1年のふりかえりや、今年の目標をひとことそえると、よりていねいになる
- メールや連絡帳では、短く、返事がいらない書き方にする
- 金品は、教室の方針にしたがう
- 喪中のときは「おめでとう」をさけ、「よろしくお願いします」と伝える
年末年始の挨拶は、先生とお子様が、新しい1年を気持ちよくむかえるための小さな区切りです。今年のがんばりを形にしたいときは、こどもの歌声グランプリもひとつの目標になると思います。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、1年の練習のふりかえりにもなります。こどもの歌声グランプリ