歌のレッスンのあいさつとマナー。習い事のはじめと終わりに気をつけたいこと(お子様にも大人にも)
「歌のレッスン、さいしょはなんてあいさつすればいいの」 「習い事のマナーって、どこまで気にしたらいいのかな」
歌の習い事やボイトレに通いはじめると、こんなふうに思うことがあると思います。レッスンそのものより、あいさつやマナーのほうが気になって、緊張してしまう方もいるかもしれません。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
あいさつやマナーといっても、むずかしいことはありません。大切なのは、先生や、同じ教室に通う人たちへの、ちょっとした気づかいです。それができると、レッスンの時間が、おたがいに気持ちのよいものになります。
この記事では、歌のレッスンのはじめと終わりのあいさつを中心に、習い事のマナーとして知っておきたいことをまとめました。お子様が習っている場合と、大人の方が習う場合、どちらにもつかえる内容です。
なぜ、あいさつやマナーが大切なの?
気持ちよくレッスンをはじめるため
あいさつは、レッスンのスイッチのようなものです。「よろしくお願いします」と声に出すことで、気持ちが歌のほうにむかいやすくなります。
先生との信頼をつくるため
先生も、ひとりの人です。きちんとあいさつをしてくれる生徒さんには、自然と、ていねいに教えたいという気持ちになるものです。あいさつは、先生との関係をつくる、さいしょの一歩です。
歌のマナーは本番にもつながる
歌のレッスンでのあいさつや、おじぎの習慣は、発表会やコンクールの本番にもつながります。ステージに出るときのおじぎや、伴奏の方への気づかいは、ふだんのレッスンで身につけておくと、本番でもあわてずにすみます。本番のおじぎや入場のしかたは、こちらの記事でまとめています。ステージでのおじぎ・入場・退場のマナー。子どものはじめての本番に
レッスンのはじめのあいさつとマナー
教室に入るとき
- 「こんにちは」と、明るくあいさつする
- くつをそろえる(くつをぬぐ教室の場合)
- 前の生徒さんのレッスン中なら、静かに待つ
教室によっては、待合室がなく、レッスン室のドアの前で待つこともあります。前の生徒さんのレッスンがまだ終わっていないときは、ノックをしたり、声をかけたりせず、時間まで静かに待ちましょう。
レッスンをはじめるとき
レッスン室に入ったら、先生の目を見て、「よろしくお願いします」とあいさつしましょう。かるくおじぎをそえると、気持ちがよりつたわります。
大きな声でなくてもかまいません。はずかしいときは、小さな声でも、にっこりするだけでも、先生にはちゃんとつたわります。
その日のようすを伝える
あいさつのあとに、ひとことそえると、レッスンがすすめやすくなります。
- 「今日は少しのどがつかれています」
- 「この1週間、家で毎日練習しました」
- 「この曲の、ここがむずかしかったです」
とくに、のどの調子は伝えておきましょう。先生が、その日の声に合わせて、レッスンの内容を考えてくれます。
レッスン中のマナー
スマホは音が鳴らないようにする
レッスン中は、スマホの音が鳴らないようにしておきましょう。歌っているときに通知の音が鳴ると、集中がとぎれてしまいます。レッスンを録音したいときは、かならず先に先生に聞いてからにしましょう。
先生の話は、さいごまで聞く
先生が説明をしているときは、とちゅうで歌いはじめたりせず、さいごまで聞きましょう。わからないことがあれば、話が終わってから質問すれば、だいじょうぶです。
飲みものは、先生に聞いてから
歌のレッスンでは、のどをうるおすために、水を持っていくことが多いです。レッスン中に飲んでよいかどうかは、教室によってちがうので、はじめに聞いておくと安心です。多くの教室では、水やお茶ならよいとされていることが多いですが、ピアノなど楽器の近くにはおかないように気をつけましょう。
楽器や楽譜をていねいにあつかう
レッスン室には、ピアノや譜面台など、教室の大切なものがあります。ピアノの上に荷物をおいたり、楽譜を雑にあつかったりしないようにしましょう。先生からかりた楽譜は、きれいにして返します。
レッスンの終わりのあいさつとマナー
「ありがとうございました」を伝える
レッスンが終わったら、「ありがとうございました」とあいさつしましょう。はじめと同じように、かるくおじぎをそえると、ていねいな印象になります。
その日にわかったことや、うれしかったことを、ひとことそえるのもよいと思います。
- 「高い声が、少し楽に出せるようになりました」
- 「家でも、今日の練習をやってみます」
先生にとっても、生徒さんのことばは、うれしいものです。
つぎの生徒さんのために、さっと片づける
レッスンが終わったら、つぎの生徒さんがいることを考えて、荷物をさっとまとめましょう。
- 楽譜やペットボトルを、すぐにかばんに入れる
- 譜面台や、いすを、もとの場所にもどす
- 長い質問は、つぎのレッスンのはじめや、教室の連絡方法で聞く
教室を出るとき
教室を出るときは、「失礼します」「さようなら」と声をかけましょう。受付の方がいる教室では、受付の方にもあいさつをすると、気持ちよく帰れます。
時間のマナー
早すぎず、おくれず
レッスンには、5分前くらいにつくのがよいとされることが多いです。早すぎると、前の生徒さんのレッスンのじゃまになることがあります。反対に、おくれてしまうと、自分のレッスン時間がへってしまいます。
おくれるときは連絡する
電車がおくれたり、急な用事が入ったりして、レッスンにおくれそうなときは、わかった時点で教室に連絡しましょう。連絡の方法は、教室のきまりにしたがいます。
終わりの時間をまもる
レッスンの時間が終わったら、先生がまだ話していても、時計を気にしてくれていることが多いです。自分から長く引きとめないように気をつけましょう。
身だしなみと持ち物のマナー
歌いやすく、清潔な服そう
歌のレッスンは、体をしめつけない、らくな服そうがおすすめです。とくべつにおしゃれをする必要はありませんが、清潔な服で行きましょう。
においに気をつける
レッスン室は、せまい部屋のことが多いです。香水やにおいの強いものは、ひかえめにしておくと、先生やつぎの生徒さんも気持ちよくすごせます。
持ち物をそろえる
- 楽譜(書きこみ用のえんぴつも)
- 水やお茶
- ハンカチやタオル
- 月謝袋など、教室にわたすもの(ある場合)
わすれものをしないように、レッスン用のかばんを決めておくと便利です。
お子様のあいさつとマナー
おうちで練習しておく
小さなお子様は、知らない場所で、はじめての先生にあいさつするのは、緊張するものです。おうちで、「こんにちは」「よろしくお願いします」「ありがとうございました」を、いっしょに練習しておくと、当日に言いやすくなります。
できなくても、しからない
緊張して、あいさつができない日もあります。そんなときに、先生の前で強くしかるのはやめましょう。お子様が、レッスンそのものをいやになってしまうことがあります。お父様・お母様がにこやかにあいさつするすがたを見せていれば、お子様も少しずつまねできるようになります。
お父様・お母様のマナー
お子様のレッスンでは、お父様・お母様のふるまいも大切です。送りむかえの時間をまもる、見学するときは静かに見守る、などを心がけましょう。レッスン中のおうちの方のすごし方は、こちらの記事でくわしくまとめています。子どもの歌のレッスン中、お父様・お母様はどうしている?見学・送迎・待ち時間のマナー
大人のあいさつとマナー
年れいに関係なく、先生には敬意を
大人の方のレッスンでは、先生が自分より年下のこともあります。それでも、レッスンの中では、教えてくれる先生として、ていねいなことばでせっしましょう。
仕事帰りでも、気持ちを切りかえる
仕事のあとにレッスンに行くと、つかれていることもあると思います。あいさつのときに、深呼吸をひとつするだけでも、気持ちを歌に切りかえやすくなります。
まとめ
- あいさつは、気持ちよくレッスンをはじめるためのスイッチ
- はじめは「よろしくお願いします」、終わりは「ありがとうございました」
- のどの調子や練習のようすを、ひとことそえて伝える
- スマホの音、飲みもの、楽器のあつかいに気をつける
- 時間をまもり、つぎの生徒さんのために、さっと片づける
- お子様にはおうちで練習しておき、できなくてもしからない
- 大人の方も、先生への敬意を大切にする
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