歌の習い事・教室えらび

聖歌隊に入りたい方へ。教会の合唱に初心者が参加するときに知っておきたいこと

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「教会で歌っている聖歌隊の声がきれいで、わたしも入りたいと思った」 「教会の合唱に、初心者でも参加できるのかな」

クリスマスのころに教会の歌を聞いたり、結婚式で聖歌隊の歌声にふれたりして、こんなふうに思った方もいるかもしれません。ひびきのよい場所で、みんなで声を合わせる時間は、とても心がおちつくものです。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。歌にはいろいろな楽しみ方がありますが、教会の合唱は、コンクールとはまたちがう、歌う場所そのものを大切にする歌の形だと感じています。

この記事では、聖歌隊に入りたいと考えている方や、教会の合唱に初心者として参加してみたい方にむけて、どんなところなのか、どうやってさがすのか、はじめての練習で知っておきたいことをまとめました。信仰のことは、それぞれの考えを大切にしながら、歌の面を中心にお話しします。

聖歌隊とは?

教会で歌う合唱のグループ

聖歌隊は、教会でおこなわれる礼拝やミサ、行事のときに歌う合唱のグループです。教会や宗派によって、「聖歌隊」「クワイア」など、よび方がちがうこともあります。

歌うのは、聖歌や讃美歌とよばれる歌が中心です。昔から歌いつがれてきた歌も多く、日本語の歌詞のほか、ラテン語や英語などの歌詞で歌うこともあります。

合唱団とのちがい

ふつうの合唱団は、演奏会やコンクールを目標に練習することが多いです。一方、聖歌隊は、礼拝や行事の中で歌うことが中心になります。

  • 歌う場所が、教会の中であることが多い
  • 毎週や月に何回か、決まった日に歌うことがある
  • 演奏会よりも、礼拝や行事に合わせた歌が多い
  • 拍手をもらうためではなく、その場をととのえるために歌う、と考えるところが多い

一般の合唱団については、こちらの記事でくわしく書いています。どちらが合っているか考えるときの参考にしてみてください。大人の合唱団・コーラスのはじめ方|見学のしかた、パートの決まり方、長くつづけるコツ

初心者でも参加できる?

歌の経験がなくても、受け入れているところは多い

聖歌隊には、長く歌ってきた方もいれば、大人になってから歌をはじめた方もいます。楽譜が読めなくても、少しずつ覚えていけばよい、としているところも少なくありません。

ただ、参加のしかたは、教会やグループによってちがいます。

  • その教会に通っている方だけが入れるところ
  • 信者でなくても、歌が好きな方なら参加できるところ
  • 特別な行事のときだけ、歌う人をつのるところ

まずは、気になる教会に問い合わせてみるのがいちばんです。

信仰のことが気になるとき

「信者ではないけれど、参加してもいいのかな」と気になる方もいると思います。これは教会ごとに考え方がちがうので、最初に正直に伝えて、聞いてみると安心です。

歌うのは礼拝の中の歌なので、その場の大切な意味は、参加する人みんなが尊重することが大切です。自分の考えと合うかどうかも、ゆっくり考えてみてください。

聖歌隊のさがし方と見学のしかた

さがし方

  • 近くの教会のホームページを見る
  • 教会の入口や掲示板のお知らせを見る
  • 地域の合唱のつながりや、知り合いに聞いてみる
  • クリスマスの行事などで、歌う人をつのっていないか見てみる

ホームページに、聖歌隊の練習日やれんらく先がのっていることもあります。

見学に行く前に

はじめて行くときは、いきなり練習に行くのではなく、先にれんらくをしておくとていねいです。

  • 見学ができるか
  • 練習の日と時間
  • 歌の経験がなくても参加できるか
  • 信者でなくても参加できるか
  • 楽譜や服などで用意するものはあるか

こうしたことを、先に聞いておくと安心です。

見学のときに見ておきたいこと

  • 練習のふんいきが、自分に合いそうか
  • 指導している方の説明がわかりやすいか
  • はじめての人への声かけがあるか
  • 練習の回数や時間が、むりなく通えそうか

その日に決めなくても、だいじょうぶです。何回か見学して、ゆっくり考えてもよいと思います。

練習はどんなことをする?

練習の流れの一例

練習のすすめ方は、グループによってさまざまですが、たとえばこんな流れが多いです。

  • 体をほぐして、かんたんな発声練習をする
  • 次の礼拝や行事で歌う曲を、パートごとに練習する
  • 全体で合わせて、ひびきをととのえる
  • 歌詞の意味や、歌う場面の説明を聞く

パートに分かれて歌う

聖歌隊では、ソプラノ、アルト、テノール、バスなど、声の高さでパートに分かれて歌うことが多いです。はじめての方は、指導している方に声を聞いてもらって、パートを決めることが多いと思います。

自分の声がどのパートに合うか知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。合唱のパートのちがい。ソプラノ・アルト・テノール・バスと、自分に合うパートの見つけ方

礼拝の中での動き方も覚える

教会で歌うときは、歌うタイミングや、立つ・すわる時、入場と退場のしかたなど、決まった流れがあることも多いです。はじめはわからなくて当然なので、まわりの方の動きを見ながら、少しずつ覚えていきましょう。

教会の合唱で歌うときのコツ

ひびきを聞きながら歌う

教会は、天井が高く、声がよくひびく場所が多いです。自分の声だけを大きく出すより、まわりの声やひびきを聞きながら、そっと重ねるように歌うと、きれいにまとまります。

声を押さない

ひびく場所では、むりに大きな声を出さなくても、声はよく広がります。のどに力を入れて押し出すより、体の力をぬいて、息にのせて歌うイメージを持つとよいと思います。

ことばをていねいに

聖歌や讃美歌は、歌詞のことばを大切にする歌です。一つひとつのことばを、はっきり、ていねいに歌うことを心がけましょう。ラテン語などの外国語の歌詞は、はじめはむずかしく感じるかもしれません。読み方を楽譜に書きこみながら、ゆっくり覚えていけばだいじょうぶです。

長い音をきれいにのばす

教会の歌は、ゆっくりした曲や、長くのばす音が多いことがあります。息つぎの場所を決めて、音の終わりまでやさしくのばす練習をしておくと、歌いやすくなります。

おうちでできる準備

曲を聞いておく

練習で歌う曲を、音源などで聞いておくと、メロディーを覚えやすくなります。自分のパートの音を、くりかえし聞くのもおすすめです。

楽譜にふれておく

楽譜がすらすら読めなくても、だいじょうぶです。音の高い・低いがなんとなくわかるだけでも、練習についていきやすくなります。

のどをいたわる

歌う前の日は、夜ふかしをさけ、のどをうるおしておきましょう。かぜのあとや、のどの調子がよくないときは、むりをしないでください。痛みやかすれが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談しましょう。

気をつけたいマナー

  • 教会は、祈りの場であることを大切にする
  • 練習のときも、話し声の大きさに気をつける
  • 服装は、指示がなければ、おちついた色のものにする
  • 練習を休むときは、早めにれんらくする
  • 写真や動画をとるときは、かならず先に聞く

聖歌隊ならではの決まりがあることもあるので、わからないことは、遠慮せずに聞いてみてください。

長くつづけるために

聖歌隊は、毎週や月に何回か、決まった日に歌うことが多いので、生活のリズムに合うかどうかが大切です。行事の前は練習がふえることもあります。

  • 通える日と時間を、先にたしかめておく
  • 歌えない日があっても、気にしすぎない
  • まわりの方に、わからないことを聞く
  • 歌う場所の空気を、楽しむ気持ちを大切にする

はじめのうちは、知らない曲や決まりが多くて、とまどうこともあると思います。それでも、同じ曲を何回も歌ううちに、少しずつ体がなれていきます。あせらず、自分のペースでつづけていきましょう。

まとめ

  • 聖歌隊は、教会の礼拝や行事で歌う合唱のグループ
  • 初心者を受け入れているところも多いが、参加のしかたは教会によってちがう
  • 信者でなくても参加できるかは、最初に正直に聞いてみる
  • 見学の前にれんらくをして、練習日や用意するものをたしかめる
  • まわりの声やひびきを聞きながら、声を押さずに歌う
  • 教会が祈りの場であることを大切にする

みんなで声を合わせる楽しさを知ると、ひとりで歌う歌にも、新しい気づきが生まれることがあります。発声や楽譜の読み方を先に習っておきたい方は、近くの教室やオンラインの教室をさがしてみてください。歌の教室さがしまた、練習してきた歌をだれかに聞いてもらいたくなったら、こどもの歌声グランプリものぞいてみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、自分の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ

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