お月見の歌を子供と楽しむ。十五夜に歌いたい童謡と、月をながめる歌あそび
秋になると、夜の空に、まるくて明るい月が見えるころがあります。十五夜のお月見は、お子様といっしょに季節を感じられる、すてきな行事です。
「お月見の歌を、子供といっしょに歌ってみたい」 「十五夜に歌える童謡を知りたい」 「お月見の意味を、小さな子にどう伝えたらいいのかな」
そんなお父様・お母様に向けて、この記事では、お月見の歌をお子様と楽しむ方法をまとめました。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
ここでは、コンクールのための練習ではなく、十五夜のお月見を、歌といっしょに親子で味わう時間のつくり方をお伝えします。お月見に合う童謡やわらべうたの歌い方、月をながめながらできる歌あそび、かざりつけと歌のむすびつけ方を、やさしく紹介します。
春夏秋冬の季節の歌をまとめて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。子どもと歌いたい季節の童謡・唱歌|春夏秋冬の歌と、歌い方のコツ
お月見ってどんな日?お子様にやさしく伝える
月をながめて、実りに感謝する日
十五夜のお月見は、秋の明るい月をながめて楽しむ行事です。むかしから、秋にとれたお米やおいもなどの実りに感謝する意味もこめられてきました。
小さなお子様には、「秋の、まるくてきれいなお月さまを、みんなで見る日なんだよ」くらいの、短いことばで伝えるとわかりやすくなります。
おだんごやすすきをかざる
お月見には、おだんごやすすきをかざる習わしがあります。おだんごはお月さまのかたちに、すすきは秋の実りのいなほに見立てたものとして、かざられてきたといわれます。
おうちでかざるときは、「なぜかざるのかな」とお子様といっしょに話してみると、行事への興味がふくらみます。
月にうさぎがいる?というおはなし
月の表面のもようが、おもちをつくうさぎに見える、というおはなしがあります。お子様といっしょに月を見ながら、「うさぎさん、見えるかな」と話してみてください。
うさぎに見えなくても、「おかおに見える」「かにに見える」など、お子様なりの見え方を楽しむのもすてきです。
十五夜に歌いたい童謡・わらべうた
わらべうた「うさぎ」
お月見に合う歌に、わらべうたの「うさぎ」があります。十五夜の月を見て、うさぎがはねるようすを歌った、古くから歌いつがれてきた歌です。
短くて、音の動きもおだやかなので、小さなお子様でもおぼえやすい歌です。わらべうたならではの、なつかしいひびきがあり、お父様・お母様や、おじいさま・おばあさまとも、いっしょに歌いやすいのがよいところです。
唱歌「月」
もうひとつ、月を歌った唱歌に「月」があります。まるい月が出てくるようすを、明るく歌った歌です。
テンポがゆったりしていて、くりかえしのことばも楽しい歌なので、お月見の夜に、月が見えたときにみんなで歌うと、気分がもり上がります。
歌い方のコツ
どちらの歌も、むずかしく考えず、月をながめる気持ちで歌ってみてください。お子様が歌うときは、次のようなことを意識してみてください。
- 大きな声を出そうとせず、話すような声の大きさで歌う
- ことばをていねいに口に出し、歌のようすを思いうかべる
- 速くならないよう、ゆったりしたテンポで歌う
- 息つぎのときに、肩が上がらないよう、ふわっと息をすう
「うさぎ」は、うさぎがやさしくはねるようすを思いうかべながら、ことばを軽やかに。「月」は、まるい月が空にうかぶようすを思いうかべながら、明るい声で歌うと、それぞれの歌のよさが出やすくなります。
声の高さはお子様に合わせて
お子様の声の高さに合わないと、のどに力が入ってしまうことがあります。歌いはじめの音を、お子様が出しやすい高さにしてあげてください。
歌ったあとに声がかすれる、のどが痛いといったことが続くときは、無理をさせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
月をながめながらできる歌あそび
月を見上げて歌う
お天気がよければ、窓のそばやベランダで、月を見ながら歌ってみましょう。本物の月を見ながら歌うと、歌のことばと目の前の景色がつながって、お子様の声の表情がかわることがあります。
- 歌う前に、しばらく月をながめる
- 「どんな色に見える?」「まるいね」と、見たことをことばにする
- そのあとで、ゆっくり歌いはじめる
見たことをことばにしてから歌うと、気持ちのこもった歌になりやすくなります。
うさぎのぴょんぴょん歌あそび
わらべうたの「うさぎ」に合わせて、うさぎになりきって体を動かすあそびです。
- 両手を頭の上にのせて、うさぎの耳をつくる
- 歌に合わせて、その場で小さくひざを曲げのばしする
- 歌の終わりで、月を見上げるポーズをする
体を動かしながら歌うと、自然と歌のリズムが体に入っていきます。はねるときは、まわりにぶつかるものがないか、先にたしかめておきましょう。小さなお子様との歌あそびのアイデアは、こちらでもまとめています。幼児とおうちの歌あそび。0〜5歳の歌の時間のつくり方
おもちつきの手あそび
月のうさぎがおもちをつくおはなしにちなんで、ふたりで向かい合って、おもちつきのまねをする手あそびもできます。
- ひとりは、きねでつくまねをする
- もうひとりは、手でおもちをかえすまねをする
- 歌のリズムに合わせて、交代しながらつづける
速さを少しずつかえると、お子様も夢中になって楽しめます。手をぶつけないよう、ゆっくりからはじめてください。
月の満ち欠けクイズと歌
月は、日によってかたちがかわって見えます。絵カードで、まるい月、半分の月、ほそい月をつくり、カードを見せてから歌う、というあそびもあります。
- まるい月のカードのときは、明るく大きめの声で
- ほそい月のカードのときは、そっと小さめの声で
声の大きさをかえてみることは、歌の表情をつくる練習にもなります。
かざりつけと歌をむすびつける
おだんごを作りながら歌う
白玉粉でおだんごを作るときに、お月見の歌を口ずさむのもおすすめです。手を動かしながら歌うと、楽しい気分のまま歌になじめます。
おだんごは、小さなお子様にはのどにつまりやすい食べものです。食べるときは、小さく切る、そばで見守るなど、じゅうぶん気をつけてください。
すすきや月のかざりを作る
すすきが手に入らないときは、画用紙や折り紙で、月やうさぎ、すすきのかざりを作ってもかまいません。作ったかざりをならべて、その前で歌えば、おうちの中にお月見のぶたいができあがります。
お月見のおうち発表会
かざりつけができたら、家族がお客さんになって、お子様の歌を聞く「お月見のおうち発表会」をひらいてみましょう。おじいさま・おばあさまがいらっしゃるなら、いっしょに歌ってもらうのもすてきです。わらべうたは、世代をこえて歌える歌です。
おうちで発表会をひらくときのコツは、こちらの記事でも紹介しています。おうちで小さな発表会をひらこう。家族の前で歌う練習と、楽しくする工夫
お月見の歌を楽しむときに気をつけたいこと
夜に外で月を見るときは
夜に外へ出るときは、お子様から目をはなさないようにしましょう。暗い場所や車の通る道はさけ、ベランダや庭など、安全な場所で月を見るのがおすすめです。秋の夜は思ったより冷えることもあるので、上着を用意しておくと安心です。
月が見えない日も楽しめる
十五夜の日がくもりや雨でも、がっかりしなくてだいじょうぶです。かざった月の絵を見ながら歌ったり、「雲のうしろでお月さまが聞いているかもね」と話したりして、お月見の気分を楽しめます。
歌うことを無理じいしない
歌うより聞いているほうが好きなお子様もいます。歌わなくても、手あそびをしたり、かざりを作ったりしながら、歌にふれているだけでじゅうぶんです。お父様・お母様が楽しそうに歌う姿を見せることが、何よりのさそいになります。
まとめ
- 十五夜のお月見は、秋の明るい月をながめ、実りに感謝する行事
- お月見に歌いたい歌として、わらべうた「うさぎ」や唱歌「月」がある
- 月をながめる気持ちで、ゆったり、ことばを大切に歌うと、歌のよさが出やすい
- 月を見上げて歌う、うさぎのぴょんぴょん歌あそび、おもちつきの手あそびなどが楽しめる
- おだんごやかざりを作りながら歌い、おうち発表会につなげるのもおすすめ
- 夜の外出の安全や、おだんごののどづまり、のどの負担にも気をくばる
お月見の歌をきっかけに、お子様が歌をもっと好きになってくれたら、うれしいですね。お子様に合った歌の先生をさがしたいときは、こちらから教室をさがせます。歌の教室さがし
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