カラオケの採点で点数を上げるコツ。音程・リズム・抑揚・ロングトーン
「カラオケの採点で、いつも同じくらいの点数から上がらない」 「友だちや家族と、点数で勝負するのが楽しいけれど、もう少し上げたい」
カラオケの採点は、家族や友だちと楽しめるだけでなく、自分の歌をふりかえるきっかけにもなります。点数が出ると、「どこをがんばればいいのか」が見えやすくなりますよね。
わたしは、息子といっしょにたくさんの歌のコンクールに出てきました。コンクールとカラオケの採点は、もちろん同じではありません。それでも、音程やリズムを大切にすることなど、つながっているところもたくさんあると感じています。
この記事では、カラオケの採点で点数を上げるために、多くの採点で大切にされている4つのこと、音程・リズム・抑揚・ロングトーンについて、練習のしかたをまとめます。なお、採点のくわしいしくみや点数の出し方は、機種によってちがいます。ここでは、どの機種でも役に立ちやすい、歌の基本にしぼってお話しします。
カラオケそのものを上手に歌いたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。カラオケが上手くなる練習法。家でもできること、カラオケ店でのコツ
採点でよく見られる4つのこと
カラオケの採点では、多くの場合、次のようなところが見られています。
- 音程 メロディーの高さに、どれだけ合っているか
- リズム 曲のテンポに合わせて、歌いだしや音の長さが合っているか
- 抑揚 声の大きさや強さに、メリハリがあるか
- ロングトーン 声を長くのばすところが、安定しているか
このほかに、ビブラートや、しゃくり、こぶしなどの歌い方の工夫を見る採点もあります。どこをどのくらい大切にするかは、機種や採点の種類によってちがいます。まずは、ここで紹介する4つを土台にしてみてください。
音程を合わせるコツ
画面のバーを見ながら歌う
多くの採点では、画面にメロディーの高さを表すバーや線が出ます。自分の声が、そのバーより高いのか、ひくいのかを見ながら歌ってみましょう。
はじめは、歌いながら画面を見るのがむずかしいかもしれません。1回目はバーだけを見る、2回目は歌詞を見ながら歌う、というように分けてみるのもおすすめです。
原曲を、よく聞いておく
音程がずれやすいのは、メロディーをなんとなくでおぼえているときです。歌う前に、原曲を何回か聞いて、「ここで上がる」「ここで下がる」をたしかめておきましょう。
- サビの高いところ
- 急に音がとぶところ
- 同じことばが、ちがう高さで出てくるところ
こうしたところは、とくに気をつけて聞いてみてください。
キーを自分に合わせる
高すぎる曲や、ひくすぎる曲は、音程がずれやすくなります。カラオケのキーの調整をつかって、自分がらくに歌える高さにしてみましょう。キーをかえても、採点ができる機種は多いです。
どの高さがらくかわからないときは、キーを1つずつ下げたり上げたりして、いちばん気持ちよく歌える高さをさがしてみてください。
リズムを合わせるコツ
歌いだしを、少しはやめに意識する
リズムでずれやすいのが、歌いだしです。ことばの出だしがおくれると、そのあともずれていきやすくなります。前奏や間奏のあいだに、心の中でカウントをとっておくと、歌いだしが合いやすくなります。
手や足で、拍をとってみる
練習のときは、軽く手をたたいたり、足でリズムをとったりしながら歌ってみましょう。体でテンポを感じると、声もリズムにのりやすくなります。
音をのばす長さも大切
リズムは、歌いだしだけではありません。のばす音を、早く切りすぎたり、長くのばしすぎたりすると、ずれてしまいます。原曲を聞きながら、どこまでのばすのか、たしかめておきましょう。
ふだんから、好きな曲を聞きながら手でリズムをとるだけでも、拍を感じる力はそだっていきます。
抑揚をつけるコツ
曲の中に「山」と「谷」をつくる
抑揚は、声の大きさや強さに、メリハリがあるかどうかです。はじめから最後まで同じ大きさで歌うと、平らな感じに聞こえやすくなります。
- Aメロは、少しおさえて、語りかけるように
- Bメロで、少しずつもり上げる
- サビで、いちばん大きく、のびやかに
このように、曲の中に「山」と「谷」をつくるイメージで歌ってみましょう。
大きくするより、小さくするところを決める
抑揚というと、大きく歌うことに目がいきがちです。でも、小さく歌うところがあるからこそ、大きなところが引き立ちます。まずは、「ここは小さく歌う」というところを決めてみてください。
マイクとの距離も、意識してみる
大きな声を出すときは、マイクを少しはなす。小さな声のときは、少し近づける。こうした工夫で、聞こえ方がかわることもあります。ただ、マイクの持ち方による点数の出方は、機種によってちがいます。まずは、自分の耳で聞いて、自然に聞こえるかを大切にしましょう。
ロングトーンを安定させるコツ
息を、たっぷりすっておく
ロングトーンは、声を長くのばすところです。とちゅうで息が足りなくなると、声がふるえたり、音がさがったりしやすくなります。のばすところの前で、あわてずに息をすえるよう、息つぎの場所を決めておきましょう。
おなかをつかった息のつかい方は、こちらの記事で紹介しています。歌の腹式呼吸のやり方。子どもにも大人にもわかる、やさしい練習
「まっすぐ」をイメージする
声をのばすときは、声がまっすぐ前にのびていくようなイメージで歌ってみましょう。体に力が入りすぎると、声がゆれやすくなります。肩の力をぬいて、らくな姿勢で歌うのがコツです。
家でできるロングトーンの練習
- 「あー」と、同じ高さで声をのばす
- 10秒、15秒と、少しずつ長くしてみる
- 声の大きさを、かえずにのばせるか聞いてみる
- スマホで録音して、ゆれていないか、たしかめる
むりに長くのばそうとすると、のどに力が入ってしまいます。苦しくなる前に、やめてかまいません。
点数を上げやすい曲えらび
よく知っている曲をえらぶ
点数を上げたいときは、まず、よく知っている曲をえらぶのがおすすめです。メロディーがあやふやな曲だと、音程もリズムもずれやすくなります。
自分の声に合う高さの曲
高い声が出しにくい方は、高い音が続く曲より、ひくめの音が多い曲のほうが歌いやすいことが多いです。キーの調整とあわせて、自分の声に合う曲をさがしてみましょう。
テンポがおだやかな曲から
はやい曲は、リズムを合わせるのがむずかしくなります。はじめは、テンポがおだやかな曲で練習して、なれてきたら、いろいろな曲にちょうせんしてみてください。
点数アップのための練習の流れ
1回のカラオケで、すべてを直そうとすると、つかれてしまいます。こんな流れで練習してみるのはどうでしょうか。
- 1曲目 いつもどおり歌って、点数と、どこが低いかを見る
- 2曲目 いちばん低かったところだけを意識して、同じ曲を歌う
- 3曲目 録音して、あとで聞きなおす
採点のくわしい結果が見られる機種なら、どこがよかったのか、どこがのびしろなのかを見てみましょう。点数だけでなく、「どこがかわったか」に目をむけると、練習がもっと楽しくなります。
のどを守りながら楽しむ
点数を上げたいあまり、何曲も続けて大きな声で歌うと、のどがつかれてしまいます。
- 1曲ごとに、水やお茶をのむ
- 高い曲ばかり、続けて歌わない
- のどがつかれたら、休む時間をとる
- かぜぎみのときは、むりをしない
声のかすれや、のどの痛みが何日も続くときは、むりに歌わず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
点数は、目安のひとつ
カラオケの採点は、歌をふりかえるのに、とても便利な目安です。でも、点数がすべてではありません。点数がそれほど高くなくても、気持ちがこもった歌は、聞く人の心にとどきます。
点数とあわせて、歌詞の意味を思いうかべながら歌うなど、表現することも楽しんでみてください。
まとめ
- 多くの採点では、音程・リズム・抑揚・ロングトーンが見られる
- 採点のくわしいしくみは、機種によってちがう
- 音程は、原曲をよく聞いて、キーを自分に合わせる
- リズムは、歌いだしと、のばす長さに気をつける
- 抑揚は、小さく歌うところを決めて、曲に山と谷をつくる
- ロングトーンは、息つぎの場所を決めて、力をぬいてのばす
- のどがつかれたら休み、点数は目安のひとつとして楽しむ
カラオケで歌うのが楽しくなってきたら、もっと本格的に習ってみるのもいいかもしれません。近くの教室をさがすときは、こちらのページもつかってみてください。歌の教室さがし練習した歌を、点数ではなく、人の耳で聞いてもらいたくなったら、こどもの歌声グランプリものぞいてみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、自分の歌のよさを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ