心のこと・声かけ

海外の童謡を親子で楽しむ。日本でも歌われている外国の子どもの歌と、日本語で歌うときのコツ

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「きらきら星」「ロンドン橋」「メリーさんのひつじ」。どれも、お子様といっしょに口ずさんだことのある歌かもしれません。じつはこれらは、海外で生まれた童謡です。日本語の歌詞がついて、長いあいだ日本の子どもたちにも歌われてきました。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、海外の童謡のなかでも、日本語で歌われてきた外国の童謡に目を向けます。どんな歌があるのか、外国の歌が日本語で歌われてきたのはなぜか、お子様と楽しむときの工夫、日本語で歌うときと、元のことばで歌うときのちがいなどをまとめました。

お子様が英語の歌を歌うときの発音のコツは、こちらの記事でくわしく紹介しています。子どもが英語の歌を歌うとき|発音のコツと、えらびやすい曲のタイプ

海外の童謡とは?日本で歌われている外国の子どもの歌

外国で生まれ、日本語の歌詞がついた歌

海外の童謡とは、外国で生まれ、その国の子どもたちに歌いつがれてきた歌のことです。そのなかには、日本語の歌詞がつけられて、日本でも歌われるようになった歌があります。

外国の童謡が日本語になるとき、元の歌詞をそのまま訳したものもあれば、メロディーだけを生かして、まったくちがう内容の日本語の歌詞をつけたものもあります。そのため、同じメロディーでも、元の国と日本とで、歌っている中身がちがうこともあります。

マザーグースということば

英語の国の古い子どもの歌や、わらべうたをまとめて「マザーグース」とよぶことがあります。子守歌、数え歌、なぞなぞのような歌、あそびながら歌う歌など、いろいろな種類がふくまれています。日本で歌われている海外の童謡のなかにも、このなかまの歌があります。

日本でも長く歌われている外国の童謡

ここでは、外国で生まれ、日本でも長く歌われてきた歌をいくつかあげます。

  • きらきら星:夜空の星を見上げる、ゆったりとしたメロディーの歌
  • ロンドン橋:イギリスの古い歌。手をつないで橋をつくる、あそび歌として親しまれてきた
  • メリーさんのひつじ:アメリカで生まれた歌。くりかえしが楽しく、おぼえやすい
  • かえるの合唱:ドイツの歌。追いかけるように歌う「輪唱」で楽しまれてきた
  • ぶんぶんぶん:はちが飛ぶようすを歌った、はずむような歌
  • ちょうちょう:ちょうちょうが花から花へ飛ぶようすを歌った、やさしい歌
  • 森のくまさん:アメリカの歌がもとになった、かけあいが楽しい歌
  • 線路はつづくよどこまでも:アメリカの歌がもとになった、元気に歌える歌

日本の童謡だと思っていた歌が、じつは外国生まれだった、ということもあります。お子様と「この歌は、どこの国で生まれたのかな」と調べてみるのも、楽しい時間になります。

外国の童謡が、日本語で歌われてきたわけ

メロディーがやさしく、おぼえやすい

海外の童謡には、音の動きがなだらかで、同じ形のくりかえしがある歌があります。こうした歌は、小さなお子様にもおぼえやすく、日本のことばをのせても歌いやすかったのかもしれません。

学校や園で歌われてきた

外国の歌に日本語の歌詞をつけたものは、学校や園でも歌われてきました。お父様・お母様、おじいさま・おばあさまも、子どものころに歌った歌があるかもしれません。世代をこえていっしょに歌えるのも、海外の童謡のよいところです。

あそびといっしょに楽しめる

「ロンドン橋」のように、手をつないだり、くぐったりしながら歌う歌もあります。歌とあそびがいっしょになっているので、歌うことになれていないお子様でも、自然に声が出やすくなります。

海外の童謡を、親子で楽しむ工夫

まずは日本語で、たっぷり歌う

はじめは、なじみのある日本語の歌詞で歌ってみてください。ことばの意味がわかると、お子様も気持ちをこめて歌いやすくなります。歌のなかに出てくる動物や星、花などを、絵本や図かんでいっしょに見てみるのもよいですね。

歌の生まれた国のことを話してみる

「かえるの合唱」ならドイツ、「ロンドン橋」ならイギリス、というように、歌が生まれた国のことを話してみてください。地図で国の場所をさがしたり、その国の食べものや建物の写真を見たりすると、歌の世界がぐんと広がります。

輪唱にチャレンジしてみる

「かえるの合唱」は、ひとりが歌いはじめたあと、少しおくれて、もうひとりが同じメロディーを歌いはじめる「輪唱」で楽しめる歌です。

  • はじめは、お父様・お母様がゆっくり歌い、お子様はあとから入る
  • 自分のパートがわからなくなったら、いったん止まって、もう一度合わせる
  • なれてきたら、家族で人数をふやしてみる

ほかの人の声を聞きながら、自分の歌をつづけるのは、お子様にとってよい練習になります。うまくいかなくても、わらいながら何回かやってみてください。

体をつかって歌う

「ぶんぶんぶん」なら、はちになったつもりで手をひらひらさせる、「森のくまさん」なら、かけあいの部分を親子で分けて歌う、というように、体やかけあいをとり入れると、歌がもっと楽しくなります。小さなお子様は、じっと立って歌うより、動きながらのほうが声が出やすいこともあります。

日本語の歌詞と、元のことばの歌詞を歌いくらべる

元の歌詞の意味を知ってみる

日本語の歌詞と、元の国のことばの歌詞は、内容がちがうことがあります。お父様・お母様が元の歌詞の意味を調べて、お子様にわかりやすく伝えてみてください。「日本語の歌とは、ちょっとちがうことを歌っているんだね」という発見は、ことばへの興味にもつながります。

歌の意味を調べてまとめる方法は、こちらの記事も参考になります。外国語の歌の対訳の作り方。ことばの意味を知って、歌を深めよう

元のことばで歌うときは、少しずつ

元のことばで歌ってみたくなったら、はじめから全部をおぼえようとしなくてだいじょうぶです。

  • まずは、元のことばの歌を何回か聞いて、ひびきになれる
  • くりかえしの部分など、短いところだけ元のことばで歌ってみる
  • ほかの部分は日本語で歌い、少しずつ元のことばの部分をふやす

元のことばで歌うと、リズムやことばのひびきが、日本語のときとちがって感じられることがあります。そのちがいを楽しむくらいの気持ちで、のんびり取り組んでみてください。

英語の歌をレッスンで習いたいときの教室のえらび方は、こちらの記事にまとめています。英語の歌の習い事。子供が英語と歌をいっしょに楽しめる教室のえらび方

日本語で歌うときに気をつけたいこと

外国のメロディーに日本語をのせた歌は、ことばの切れ目と、メロディーの切れ目がずれているところがあることもあります。歌うときは、次のようなことを意識してみてください。

  • 歌詞を声に出して読み、意味のまとまりをたしかめる
  • 息つぎをする場所を、ことばのまとまりに合わせて決めておく
  • 小さな「っ」や、のばす音を、ていねいに歌う

ことばがはっきり聞こえると、聞いている人にも歌の情景が伝わりやすくなります。

海外の童謡を、歌の発表やコンクールで歌うとき

ルールをたしかめてから曲をえらぶ

海外の童謡を、発表会やコンクールで歌いたいと考えるお子様もいるかもしれません。コンクールによって、歌える曲のジャンルや、歌詞のことばについてのきまりがちがいます。曲を決める前に、募集のきまりをよくたしかめてください。

日本語で歌うか、元のことばで歌うか

日本語で歌うか、元のことばで歌うかは、お子様が気持ちよく歌えるほうをえらぶのがよいと思います。意味がわかって、心をこめて歌えるかどうかが大切です。まよったときは、歌の先生に相談してみてください。

短い歌は、表現をていねいに

海外の童謡には、短く、くりかえしのある歌もあります。くりかえしのたびに、声の大きさや表情を少しかえてみると、聞いている人をあきさせない歌になります。たとえば、はじめはやさしく、くりかえしでは少し明るく、というように、お子様といっしょに工夫を考えてみてください。

まとめ

  • 海外の童謡とは、外国で生まれ、その国の子どもたちに歌いつがれてきた歌
  • 「きらきら星」「ロンドン橋」「かえるの合唱」など、日本語の歌詞で長く歌われてきた歌がある
  • 同じメロディーでも、元の歌詞と日本語の歌詞で内容がちがうことがある
  • 歌の生まれた国を地図でさがしたり、輪唱や体の動きをとり入れたりすると、親子でもっと楽しめる
  • 元のことばで歌うときは、短い部分から少しずつ
  • 日本語で歌うときは、ことばのまとまりと息つぎの場所をたしかめる

海外の童謡は、ことばや国のちがいにふれながら、親子で楽しめる歌です。歌うことがもっと好きになったら、歌の教室で習ってみるのもひとつの方法です。歌の教室さがしそして、お子様の歌を目標に向けて楽しむきっかけとして、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ

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