本番の準備(動画・衣装・持ち物)

歌の本番の靴のえらび方。発表会・コンクールで、立ちやすく歌いやすい靴

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「発表会の服は決まったけれど、靴はどうしよう」 「コンクールで歌うとき、ヒールのある靴でもだいじょうぶ?」

歌の本番の準備では、服や髪型に目がいきがちですが、じつは靴もとても大切です。歌は、足のうらから頭のてっぺんまで、体ぜんたいをつかって声を出します。足もとがぐらぐらすると、体に力が入り、声にもえいきょうが出やすくなります。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、歌の発表会・コンクールの靴にしぼって、えらび方のポイントや、お子様と大人それぞれの注意点、本番までのならし方をまとめます。服のえらび方については、こちらの記事でくわしくお話ししています。歌の発表会・コンクールの服えらび。子どもらしく、歌いやすい衣装の考え方

歌の本番で、靴が大切な理由

足もとがぐらつくと、体に力が入る

立って歌うとき、体はバランスをとろうとして、知らないうちに足や、こし、肩に力が入ります。靴が合っていないと、このよけいな力がふえて、息がすいにくくなったり、声がかたくなったりすることがあります。

歌っているあいだ、ずっと立っている

本番では、ステージに出て、おじぎをして、歌い終わるまで、ずっと立っています。待ち時間も合わせると、思ったより長い時間、靴をはいていることになります。足がいたくなると、歌に集中しにくくなります。

歩く・おじぎをする場面もある

入場や退場、おじぎのときに、つまずいたり、ぬげそうになったりすると、あわててしまいます。歩きやすさも、歌いやすさの一部です。

歌いやすい靴の5つのポイント

1 サイズがぴったり合っている

いちばん大切なのは、サイズです。大きすぎると、歩くたびにかかとがぬけそうになり、小さすぎると、足がいたくなります。

  • かかとがぴったりおさまる
  • つま先に少しだけゆとりがある
  • 歩いても、かかとがパカパカしない

この3つをたしかめましょう。

2 足のうらが、しっかり床につく

靴底が、かたすぎず、うすすぎないものがおすすめです。足のうらぜんたいで床をふむ感じがあると、体がまっすぐ立ちやすくなります。

3 すべりにくい

ステージの床は、すべりやすいことがあります。靴底がつるつるしていると、こわくて足に力が入ってしまいます。新しい靴の底は、とくにすべりやすいことがあるので、気をつけましょう。

4 足首やかかとがぐらつかない

ストラップがある靴や、かかとをしっかりつつむ形の靴は、足もとが安定しやすいです。とくに、お子様には、ストラップつきの靴が安心です。

5 歩くときに、大きな音が出にくい

靴によっては、歩くと「カツカツ」と大きな音が出ます。静かなホールでは、入場のときの足音が、思ったよりひびきます。かかとの部分がやわらかい素材のものだと、音が出にくいことが多いです。

ヒールの高さはどうする?

大人の方は、ひくめが安心

大人の女性の方で、ヒールのある靴をはきたい方もいると思います。高いヒールは、体がまえにかたむきやすく、こしやひざに力が入りがちです。

はじめての本番なら、ひくめのヒールや、太めのヒールが、立ちやすいことが多いです。ふだんからヒールにはきなれている方なら、なれた高さのものをえらぶのもよいでしょう。

細いヒールは、床によっては注意

細いヒールは、ステージの板のすきまにはさまったり、すべりやすかったりすることがあります。会場の床がどんなようすかわからないときは、太めのヒールのほうが安心です。

お子様は、ヒールのない靴を

お子様は、ヒールのない、たいらな靴がおすすめです。まだ体が育っているとちゅうなので、むりのない靴で、のびのびと立てることを大切にしましょう。

お子様の靴えらびのポイント

女の子

ストラップつきの、たいらな靴が人気です。服の色に合わせて、黒や紺、白、うすい色などをえらぶ方が多いです。リボンなどのかざりは、小さめにしておくと、歩くときにじゃまになりにくいです。

男の子

ひもでむすぶ靴や、マジックテープでとめる靴などがあります。ひもの靴は、本番の前にほどけていないか、たしかめましょう。小さなお子様は、自分ではきやすい形のほうが、控室であわてずにすみます。男の子の服そうについては、こちらの記事もあわせてどうぞ。男の子・男性の歌の発表会やコンクールの服装。きちんと見えて歌いやすい服のえらび方

成長にあわせて、ちょうどのサイズを

お子様の足は、すぐに大きくなります。「すぐにはけなくなるから」と、大きめのサイズをえらびたくなる気持ちもわかります。でも、本番の靴は、そのときの足に合ったサイズがいちばんです。大きすぎる靴は、つまずく原因になります。

運動ぐつはだめ?

発表会のふんいきや、きまりによっては、ふだんの運動ぐつでもよい場合があります。ただ、コンクールなど、あらたまった場では、服に合う靴をえらぶ方が多いです。まよったら、会のきまりや、先生に聞いてみましょう。

大人の方の靴えらびのポイント

女性

ひくめのヒールのパンプスや、ストラップつきの靴などがよくえらばれます。長いドレスのときは、すそをふまない高さかどうかも、たしかめておきましょう。

男性

服に合う、かかとの低い革の靴などがよくえらばれます。靴底がかたすぎると、立っているうちに足がつかれることがあります。中じきをくふうする方もいます。

シニアの方

足もとの安定が、いちばん大切です。すべりにくく、かかとが低く、足をしっかりつつむ靴をえらびましょう。見た目よりも、安心して立てることを大事にしてください。

会場のようすも考えておく

舞台の段差や階段

ホールによっては、ステージに上がるときに、階段や段差があります。長いドレスと、ヒールのある靴の組み合わせだと、足もとが見えにくく、つまずきやすくなります。階段を上り下りする練習も、家でしておくと安心です。

床がかたい会場、やわらかい会場

木の床のホール、じゅうたんの部屋、体育館など、会場によって床のかんじはさまざまです。どんな床でも立ちやすいように、靴底が安定しているものをえらぶとよいでしょう。会場がわかっているときは、先生や、前に出たことのある方に、床のようすを聞いてみるのもひとつの方法です。

季節による気配り

冬は会場までの道がつめたく、ぬれていることもあります。本番用の靴は、ふくろに入れて持って行き、会場ではきかえると、よごれやすべりをふせげます。

動画審査のときの靴は?

オンラインのコンクールで、動画をとって送るときも、靴ははいて歌うのがおすすめです。足もとが画面にうつらなくても、靴をはくと、本番と同じ立ち方になり、体がしゃきっとしやすくなります。

全身がうつる場合は、服と靴の色が合っているかもたしかめましょう。家の中でとるときは、床をきずつけないように、靴底をきれいにふいておくか、下にマットなどをしいておくと安心です。

本番までの、靴のならし方

少なくとも数回は、はいて練習する

新しい靴を本番の日にはじめてはくのは、さけたいところです。家での練習のときに、何回か靴をはいて歌ってみましょう。

  • 靴をはいて、1曲通して歌う
  • おじぎをして、歩いてみる
  • 長い時間立ったとき、足がいたくならないかたしかめる

靴ずれへのそなえ

なれていない靴は、かかとや指のあたりが、すれていたくなることがあります。いたくなりやすい場所がわかったら、本番の前に、ばんそうこうなどで守っておくと安心です。

本番の日の持ち物に

  • 本番用の靴(会場ではきかえる場合)
  • 靴を入れるふくろ
  • ばんそうこう
  • 予備のストッキングや、くつした

会場まではきなれた靴で行き、控室ではきかえる方も多いです。当日の持ち物は、こちらのチェックリストもつかってください。歌のコンクール当日の持ち物チェックリスト。忘れ物をしないために

よくあるなやみ

靴をはくと、ふだんより背が高くなって歌いにくい

ヒールのある靴をはくと、重心が少しかわります。そのせいで、声の出し方がかわるように感じることもあります。本番の靴で、何回か練習しておくと、体がなれてきます。

足がいたくなってきた

本番前に足がいたくなったら、待ち時間は、すわれるときにすわって、足を休めましょう。どうしてもいたいときは、むりをせず、はきなれた靴にかえることも考えてください。

まとめ

  • 足もとが安定すると、体のよけいな力がぬけて、歌いやすくなる
  • サイズ、足うらの感じ、すべりにくさ、ぐらつかないこと、足音の5つを見る
  • 大人はひくめ・太めのヒールが安心、お子様はたいらな靴を
  • お子様の靴は、そのときの足にぴったりのサイズで
  • 動画審査のときも、靴をはいて歌うと立ち方がととのいやすい
  • 本番の前に、何回か靴をはいて練習し、靴ずれにそなえる

足もとがととのうと、気持ちもおちついて、歌に集中しやすくなります。本番にむけて、歌いやすい一足をさがしてみてください。練習してきた歌を、だれかに聞いてもらいたくなったら、こどもの歌声グランプリものぞいてみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、自分の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ

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