男の子・男性の歌の発表会やコンクールの服装。きちんと見えて歌いやすい服のえらび方
「コンクールの服装、男の子は何を着ればいいの?」 「発表会で歌うけれど、男性はスーツでいいのかな」
歌のコンクールや発表会の服装というと、女の子や女性のドレスの話はよく見かけます。でも、男の子や男性の服装については、情報が少なくて、なやんでしまうお父様・お母様や、ご本人も多いのではないでしょうか。
わたしは、息子といっしょに、たくさんの歌のコンクールに出てきました。会場ではいろいろな服装の方を見かけますが、きちんと見えることと、歌いやすいこと、このふたつがそろっている服装は、見ていて気持ちがよいものです。
この記事では、男の子と大人の男性にしぼって、歌の発表会やコンクールの服装のえらび方をまとめました。年齢別のめやすと、歌いやすさで見ておきたいポイント、くつや髪型、動画審査のときの注意まで紹介します。
まずは「きまり」をたしかめる
募集要項や案内を読む
服装について、コンクールや発表会ごとにきまりがあることもあります。
- 「服装は自由」とされている
- 「制服、またはそれに準じる服装」とされている
- 「華美な衣装はひかえる」とされている
- 教室の発表会で、みんなで色をそろえることになっている
まずは、募集要項や教室からの案内を読んで、きまりがあるかをたしかめましょう。わからないときは、主催者や先生に聞いてみると安心です。
会場のふんいきも考える
同じ「服装自由」でも、ホールでひらかれるコンクールと、教室の小さな発表会とでは、ふんいきがちがいます。去年のようすの写真や動画があれば、見てみると参考になります。迷ったら、少しきちんとめの服装にしておくと、どんな会場でも浮きにくいです。
年齢別の服装のめやす
幼児の男の子
小さな男の子は、きちんと見えることより、動きやすく、本人がいやがらないことが大切です。
- えりのついたシャツやポロシャツ
- ベストやカーディガンを重ねると、きちんと見える
- ズボンは、ウエストがゴムのものだと、おなかが楽
- ネクタイは、つけるなら、かんたんにはずせるタイプにする
当日はじめて着る服だと、いやがって泣いてしまうこともあります。一度、家で着て歌ってみる時間をつくっておきましょう。
小学生の男の子
小学生になると、少しきちんとした服装もにあうようになります。
- 白や水色のシャツに、紺やグレーのズボン
- ベストやジャケットを重ねる
- 蝶ネクタイやネクタイで、少し華やかさを足す
- 学校の制服がある場合は、制服で出るのもよい
背がのびる時期なので、買うときは少しだけ大きめをえらびたくなりますが、ぶかぶかだと見た目がだらしなく見えてしまいます。そでやすその長さは、ちょうどよいくらいにしておくのがおすすめです。
中学生・高校生の男の子
中学生・高校生は、学校の制服で出る方も多いです。制服がない場合や、私服で出たい場合は、シャツにジャケット、ズボンという組み合わせがきちんと見えます。
声がわりの時期でもあるので、首まわりがきつい服は、とくに避けたほうがよいでしょう。
大人の男性
大人の男性は、会場のふんいきや曲のジャンルに合わせてえらびます。
- 声楽やクラシックの曲:ダークスーツや、ジャケットにネクタイ
- 合唱:団でそろえる服装(白シャツに黒ズボンなど)
- ポップスやミュージカル:ジャケットに、えりのついたシャツなど、少しくだけた服装
- 演歌・歌謡曲:スーツのほか、曲に合った和装の方もいる
大きなコンクールでは、タキシードなどの正装で出る方を見かけることもありますが、かならずしも必要ではありません。自分が落ち着いて歌える服装がいちばんです。
歌いやすさで見たいポイント
首まわり
男性の服装で、いちばん気をつけたいのが首まわりです。シャツのいちばん上のボタンをとめて、ネクタイをしめると、首がしめつけられて、声が出しにくくなることがあります。
- 指が1本から2本入るくらいの、ゆとりがあるサイズをえらぶ
- ネクタイは、きつくしめすぎない
- 歌う前に、首を左右にゆっくり動かして、苦しくないかたしかめる
おなかまわり
歌うときは、息をすっておなかのまわりがふくらみます。ベルトをきつくしめていたり、ズボンのウエストが小さかったりすると、息がすいにくくなります。ベルトの穴を1つゆるめておくなど、少しゆとりをもたせましょう。
肩とうで
ジャケットが小さいと、うでを動かしにくく、肩に力が入りやすくなります。着たまま、うでを前に出したり、深く息をすったりして、きゅうくつでないかをたしかめておきましょう。
生地と暑さ
ステージの上は、照明で思ったより暑くなることがあります。厚い生地のジャケットだと、汗をかいて集中しにくくなることも。季節や会場に合わせて、生地の厚さもえらんでみてください。
くつ・くつ下・髪型
くつ
くつは、服装に合った、すべりにくいものをえらびます。
- 男の子:黒や茶色の、ひものないくつやストラップのくつ
- 大人の男性:黒の革ぐつなど
新しいくつは、足が痛くなることがあるので、本番の前に何度かはいて、なれておきましょう。ステージの床はすべりやすいこともあるので、くつの裏もたしかめておくと安心です。
くつ下
意外と目につくのが、くつ下です。ステージでは、すわったときや、おじぎをしたときに見えることがあります。服装に合わせて、紺や黒、グレーなどの落ち着いた色がにあいます。
髪型
髪型は、顔がよく見えることが大切です。前髪が目にかかると、表情が見えにくくなり、歌っているときに気になってしまうこともあります。
- 前髪が長いときは、横に流すか、ととのえる
- 散髪は、本番の数日から1週間くらい前にすると、なじんで自然に見える
- ワックスなどをつかうときは、つけすぎない
当日に気をつけたいこと
着がえるタイミング
会場に着がえる場所があるかどうかは、会場によってちがいます。家から着ていく場合は、移動中にしわにならないよう、ジャケットは手に持っていくのがおすすめです。
寒さ対策
会場の待合室やひかえ室は、寒いこともあります。カーディガンや上着を持っていって、出番の前までは体をひやさないようにしましょう。
ステージでのふるまい
服装がととのったら、ステージでの立ち方やおじぎも、あわせて練習しておくと安心です。ステージのマナーについては、こちらの記事にまとめています。ステージでのおじぎ・入場・退場のマナー。子どものはじめての本番に
ジャケットのボタンは、立って歌うときはとめておき、すわるときにははずす、というのが一般的なマナーとされています。ステージで迷わないよう、先に練習しておくとよいでしょう。
前の日までにしておきたい準備
一度、本番の服で通して歌う
本番の服を着て、1曲を通して歌ってみましょう。ふだん着で歌うときとは、首やおなかのまわりの感じがちがうことがあります。息がすいにくい、うでが動かしにくいなど、気になるところがあれば、前の日までに直しておけます。
しわやボタンをたしかめる
シャツやズボンは、前の日までにアイロンをかけて、ハンガーにかけておきます。ボタンがとれかけていないか、すそがほつれていないかも、あわせて見ておきましょう。
持ち物をまとめておく
- 着がえの服一式(くつ・くつ下・ベルトまで)
- ネクタイや蝶ネクタイ
- くしやヘアブラシ
- ハンカチ、ティッシュ
- 汗をふくタオル
- 体をひやさないための上着
小さな男の子の場合は、食べこぼしや汚れにそなえて、シャツの予備があると安心です。
動画審査のときの服装
背景とのバランス
動画で審査を受けるときは、服の色と背景の色のバランスも大切です。白いかべの前で白いシャツだけだと、ぼんやりして見えることがあります。紺のベストやジャケットを重ねると、すっきり見えやすくなります。
細かいもようは避ける
細かいしまもようやチェックは、動画にすると、ちらちらして見えることがあります。無地や、大きめのもようのほうが、画面できれいに見えやすいです。
全身がうつるかどうか
全身をうつす動画の場合は、くつやくつ下まで見えます。上半身だけでなく、足もとまでととのえておきましょう。
まとめ
- まずは、コンクールや発表会の服装のきまりをたしかめる
- 男の子は、えりのついたシャツにベストやジャケットで、きちんと見える
- 大人の男性は、曲のジャンルや会場のふんいきに合わせてえらぶ
- 首まわり・おなかまわり・肩に、ゆとりがあるかをたしかめる
- くつは事前にはきならし、くつ下や髪型までととのえる
- 動画審査では、背景とのバランスや、もようにも気をつける
服装がきまると、本番への気持ちも少しずつととのってきます。オンラインの動画審査で、家の中で落ち着いて撮影できるコンクールもあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、男の子も大人の男性も、はじめてのコンクールの一歩として気軽にためしてみてください。こどもの歌声グランプリ