歌の教室やコンクールでの保護者どうしのつきあい方。ほどよい距離のコツ
「教室の送りむかえで会うほかのお母様と、どのくらい話したらいいのかな」 「コンクールの会場で、知っている保護者の方に会ったらどうしよう」
歌の習い事をしていると、お子様だけでなく、お父様・お母様どうしのつきあいも生まれます。仲よくなれたらうれしい反面、距離のとり方になやむこともありますよね。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、歌の教室やコンクールでの、習い事の保護者付き合いについて考えます。ママ友・パパ友と、近すぎず遠すぎない、ほどよい距離をたもつコツをまとめました。レッスン中のすごし方については、べつの記事に書いています。子どもの歌のレッスン中、お父様・お母様はどうしている?見学・送迎・待ち時間のマナー
歌の習い事ならではの、保護者付き合いのとくちょう
会う場面がいろいろある
歌の習い事では、保護者どうしが顔を合わせる場面がいくつもあります。
- レッスンの送りむかえや、待ち時間
- 発表会の準備や、当日の会場
- コンクールの受付や控室、客席
- 合唱団の練習や、当番の日
場面によって、話す時間の長さや、まわりのふんいきもちがいます。それぞれの場面に合ったつきあい方を考えておくと、あわてずにすみます。
くらべる気持ちが生まれやすい
歌の習い事では、発表会の出番やソロ、コンクールの結果など、お子様どうしのちがいが目に見えやすい場面があります。そのため、保護者どうしのあいだにも、気持ちのゆれが生まれることがあります。
ほどよい距離をたもつための基本
あいさつは、明るく、短く
いちばん大切なのは、あいさつです。深い話をしなくても、「こんにちは」「おつかれさまです」と明るく声をかけるだけで、ほどよい関係はつくれます。
あいさつのあとに、ひとこと天気の話などをそえるくらいで、じゅうぶんなこともあります。むりに話をつづけようとしなくても、だいじょうぶです。
話題は、歌や教室の「いま」のことを中心に
保護者どうしで話すときは、おたがいに話しやすい話題をえらぶと、気持ちよくすごせます。
話しやすい話題の例 - 「今日のレッスン、楽しそうでしたね」 - 「発表会の曲、きまりましたか」 - 「つぎの練習日、かわったみたいですね」
さけたほうがよい話題の例 - ほかのご家庭の成績や、コンクールの結果 - 先生やほかの保護者についてのうわさ - 家の仕事や収入、学校のことなど、ふみこんだ話
とくに、その場にいない人の話は、思わぬ形で伝わってしまうことがあります。人の話題になったときは、「そうなんですね」と受けとめるだけにして、話を広げないようにすると安心です。
子どもの歌は、くらべずにほめる
ほかのお子様の歌を聞いたときは、「すてきな声でしたね」と、そのままほめると、相手もうれしく感じることがあります。
ただし、「うちの子より上手で」のように、自分の子とくらべる言い方は、相手が返事にこまることもあります。ほめるときは、くらべずに、よかったところを伝えるだけにしましょう。
情報の交換は、ありがたく受けとる
教室の予定や、コンクールの申しこみのしめきりなど、保護者どうしで教え合える情報もあります。教えてもらったときは、お礼を伝えましょう。
ただ、大事なことは、教室や主催者からの正式な案内でたしかめるようにすると、まちがいがありません。
つかれないための、線の引き方
「できること」と「できないこと」をきめておく
保護者どうしのつきあいでは、お茶やランチにさそわれたり、グループでのやりとりが始まったりすることもあります。
すべてに参加しようとすると、つかれてしまうことがあります。あらかじめ、ご家庭で「ここまではできる」「ここからはむずかしい」をきめておくと、さそわれたときにまよいにくくなります。
ことわるときは、やわらかく、理由は短く
さそいをことわるときは、やわらかい言い方を心がけましょう。
- 「さそってくださってありがとうございます。今日はこのあと用事があって」
- 「なかなか時間がとれなくて。また機会があれば」
理由をくわしく説明しすぎる必要はありません。お礼のことばをそえると、相手もいやな気持ちになりにくくなります。
メッセージのやりとりは、むりのない返し方で
連絡用のグループでのやりとりは、便利な反面、返事のタイミングに気をつかうこともあります。
- 返事は、自分の生活のペースでかまわない
- 大事な連絡には、短くても返事をする
- 個人的な話は、グループではしない
すぐに返事ができないときもあると、はじめから考えておくと、気持ちが楽になります。
場面ごとのつきあい方
教室の待ち時間
待ち時間には、静かに本を読んだり、スマホを見たりしてすごしたい日もあると思います。あいさつをしたあとは、それぞれの時間をすごしてもかまいません。話しかけられたら、笑顔で答えるくらいの気持ちでいると、ほどよい距離をたもちやすくなります。
発表会やコンクールの会場
本番の日は、どのご家庭もお子様のことで頭がいっぱいです。会場で知っている保護者の方に会ったら、あいさつと「がんばってくださいね」のひとことくらいにしておくと、相手のじゃまになりにくくなります。
控室でのすごし方は、こちらの記事にまとめています。コンクールの控室で、お父様・お母様がしておきたいこと。発表会の控室の過ごし方とマナー
結果が出たあとは、とくにことばえらびに気をつけたいところです。「おつかれさまでした」と、がんばりをねぎらうことばが、どの結果のときにもつかいやすいことばです。
合唱団などの当番や役員
合唱団などでは、保護者の当番や役員がある場合もあります。いっしょに作業をすることで、自然と話す機会もふえます。当番や役員の負担になやむときは、こちらの記事も読んでみてください。子どもの合唱団の親の当番・役員。負担を感じたときの、上手なかかわり方
お父様が送りむかえをするとき
歌の教室やコンクールの会場では、お父様が付きそうこともあります。まわりがお母様ばかりだと、どう話しかけたらよいかまようこともあるかもしれません。
でも、基本は同じです。明るくあいさつをして、教室や歌のことを短く話すくらいで、じゅうぶんです。むりに輪に入ろうとしなくても、あいさつを続けているうちに、しぜんと顔見知りになっていくこともあります。
また、ご家庭の中で、ほかの保護者の方とのやりとりをどちらがするのか、お父様とお母様で共有しておくと安心です。連絡がもれたり、二重になったりするのをふせげます。
新しく教室に入ったとき
新しく教室に入ったばかりのころは、ほかの保護者の方が、すでに顔見知りどうしのように見えることもあります。少しさびしく感じるかもしれませんが、あせらなくてだいじょうぶです。
- 会ったときは、自分から短くあいさつをする
- 「最近入りました。よろしくお願いします」とひとこと伝える
- わからないことは、教室の先生や受付に聞く
はじめから深く関わろうとしなくても、あいさつをかさねていくうちに、ほどよい関係ができていくこともあります。
こまったときの考え方
気になることは、ひとりでかかえこまない
保護者どうしのことで、気になることやモヤモヤすることがあったら、家族や信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。話すだけで、気持ちが軽くなることもあります。
教室の運営に関わることや、お子様に影響があることなら、先生や教室に相談してもよいと思います。
子どものつながりと、親のつながりはべつのもの
お子様どうしが仲よしでも、保護者どうしがかならず仲よくならなければいけない、ということはありません。反対に、保護者どうしの関係が、お子様の歌や友だち関係のじゃまにならないようにすることが大切です。
教室をえらぶときに、ふんいきも見ておく
教室によって、保護者の関わり方はちがいます。送りむかえだけの教室もあれば、保護者が手伝う場面がある教室もあります。教室をえらぶときに、こうしたことも体験や見学のときに聞いておくと安心です。歌の教室さがし
まとめ
- 歌の習い事では、送りむかえ、発表会、コンクール、当番など、保護者が会う場面がいろいろある
- あいさつは明るく短く。むりに話をつづけなくてもよい
- 話題は歌や教室の「いま」のことを中心に、うわさ話や結果の話はさける
- ほかの子の歌は、くらべずにほめる
- 「できること」と「できないこと」をきめ、ことわるときはやわらかく
- 本番の日は、あいさつとひとことにして、相手のじゃまにならないようにする
- こまったときは、ひとりでかかえこまず、家族や教室に相談する
保護者どうしのつきあいにつかれたときは、ご家庭のペースで、お子様の歌を楽しむ時間を大切にしてみてください。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ