歌の習い事・教室えらび

子どもの合唱団の親の当番・役員。負担を感じたときの、上手なかかわり方

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「子どもが合唱団に入ったら、親の当番があると聞いておどろいた」 「役員をたのまれたけれど、仕事もあるし、できるか心配」 「習い事の役員の負担が大きくて、少しつかれてきた」

子どもの合唱団では、練習の見守りや本番の手伝いなど、お父様・お母様がかかわる場面が少なくありません。お子様が楽しそうに歌っているのはうれしいけれど、親の当番や役員のことになると、なやんでしまう方も多いと思います。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、お子様が合唱団に入ったあとの、お父様・お母様の当番や役員にしぼってお話しします。合唱団のさがし方や、入る前にたしかめたいことは、こちらの記事にまとめています。子どもの合唱団に入るには?さがし方、オーディション、入る前にたしかめること

子どもの合唱団で、親の当番があるのはなぜ?

合唱団は「みんなでつくる場」のことが多い

子どもの合唱団には、いろいろな形があります。

  • 地域の有志がつくっている合唱団
  • 自治体や文化施設が中心になっている合唱団
  • 音楽教室や学校のつながりでできた合唱団

とくに地域の合唱団では、指導の先生のほかは、お父様・お母様の手で運営されていることも多いです。会費をおさえながら活動をつづけるために、親の当番や役員で、少しずつ力を出しあう形になっています。

当番や役員のきまりは、団によってちがう

当番の回数や、役員の決め方、どこまで親がかかわるかは、合唱団によって大きくちがいます。入る前にくわしく聞いていても、実際にはじまってから「思っていたより多い」と感じることもあります。まずは、団のきまりや、前の年の役員さんの話を聞いてみるのが、いちばんの近道です。

よくある当番・役員の内容

練習の日の当番

  • 練習会場のかぎのあけしめ
  • いすや楽譜台のならべ方、片づけ
  • 出欠の確認
  • 休けい中の見守り
  • 小さなお子様のトイレのつきそい

本番やイベントのときの当番

  • 受付や、お客様の案内
  • 楽屋での着がえや、身だしなみの手伝い
  • お子様の誘導や、出番の確認
  • 写真や動画の係(団で決まっている場合)
  • 会場の準備と片づけ

役員の仕事

  • 会計(会費の集金や、支払いの記録)
  • 連絡係(お知らせの配信や、出欠のまとめ)
  • 衣装係(衣装の管理や、サイズの確認)
  • 行事係(合宿や演奏会、お楽しみ会の準備)
  • 先生や会場との連絡

どの係があるか、どれくらいの量かは、団によってちがいます。

当番・役員を引き受けるときの考え方

できることと、できないことを、はじめに伝える

役員を決めるとき、「できません」と言いにくく感じる方も多いと思います。でも、むりをして引き受けて、あとから続けられなくなると、まわりの方もこまってしまいます。

  • 平日の昼はむずかしいが、土日ならできる
  • 会場には行けないが、家でできる連絡や書類ならできる
  • この時期は仕事がいそがしいが、そのあとならできる

このように、「これならできます」という形で伝えると、話し合いがすすみやすくなります。

自分に合う係をえらぶ

係によって、仕事の中身や、動く時間がちがいます。

  • パソコンやスマホでの作業がとくいなら、連絡係
  • 数字の管理がとくいなら、会計
  • 細かい作業が好きなら、衣装係
  • 人と話すのがとくいなら、受付や行事係

「とくいなこと」で引き受けると、負担を感じにくくなります。

「1年だけ」と区切って考える

役員は、1年ごとに交代することが多いです。「ずっとつづく」と思うと重く感じますが、「この1年だけ」と区切ると、少し気持ちがらくになるかもしれません。

習い事の役員の負担を感じたときの工夫

仕事をひとりでかかえこまない

役員になると、「ちゃんとやらなくては」と、ひとりでがんばりすぎてしまうことがあります。

  • わからないことは、前の年の役員さんに聞く
  • 手が回らないときは、ほかの役員さんに早めに相談する
  • 仕事を分けて、ひとりに集まらないようにする

「たすけて」と言えることも、大切な役員の仕事のひとつです。

やり方を少しずつ見直す

毎年同じやり方でつづいていることの中には、今のくらしに合わなくなっているものもあるかもしれません。

  • 紙で集めていた出欠を、スマホで集める
  • 集金をまとめて、回数をへらす
  • 毎回の当番を、人数を少なくして回す

いきなり大きくかえるのではなく、役員会や保護者会で、「こうしたらどうでしょう」と提案してみるのがおすすめです。

仕事やきょうだいがいるとき

お仕事をしているご家庭や、小さなきょうだいがいるご家庭では、当番の日に動けないこともあると思います。

  • 当番を、ほかのご家庭と交代してもらえるか相談する
  • お父様・お母様で分担する
  • 祖父母など、家族の手をかりられるか考える

きょうだいで習い事をしているときの通い方は、こちらの記事もヒントになると思います。きょうだいで歌を習うとき。くらべないコツと、通い方の工夫

どうしてもむずかしいとき

家族の事情や体調などで、どうしても当番や役員ができないこともあります。そのときは、早めに、団の代表の方や先生に正直に相談してみてください。ほかの形で協力できることがないか、いっしょに考えてもらえることもあります。

親どうしの、上手なつきあい方

あいさつと、ありがとうを大切に

当番の日には、ほかのお父様・お母様といっしょに動くことが多くなります。

  • 会ったら、あいさつをする
  • 手伝ってもらったら、「ありがとう」と伝える
  • 当番を交代してもらったら、次は自分が引き受ける

小さなやりとりの積みかさねが、気持ちよくすごせる関係につながります。

子どもどうしをくらべない

合唱団では、ソロをまかされる子や、パートリーダーになる子もいます。親どうしの会話で、子どもをくらべるような話になると、気まずくなってしまうこともあります。お子様の歌の話をするときは、「みんなの声がそろってきたね」など、合唱団全体のことを話すと、おだやかにすごしやすいです。

うわさ話やSNSに気をつける

連絡用のグループで、ほかのご家庭や先生のうわさ話になってしまうことがあります。気になることがあるときは、グループの中ではなく、役員や代表の方に直接相談するほうが、こじれにくくなります。また、練習や本番の写真をSNSにのせるときは、ほかのお子様がうつっていないか、団のきまりはどうなっているかをたしかめましょう。

お子様にとっての、親のかかわり

お父様・お母様の姿を、お子様は見ている

当番や役員はたいへんなこともありますが、お子様にとっては、お父様・お母様が合唱団のために動いている姿を見る機会にもなります。「みんなで歌の場をつくっている」ということを、自然に感じとってくれるかもしれません。

当番の日は、口を出しすぎない

当番で練習を見守る日は、ついわが子の歌い方が気になってしまうこともあると思います。でも、練習中の指導は先生におまかせして、親は見守る役に徹するのがおすすめです。レッスン中の見学や待ち時間のマナーは、こちらの記事にもまとめています。子どもの歌のレッスン中、お父様・お母様はどうしている?見学・送迎・待ち時間のマナー

合唱団をつづけるかどうかと、親の負担

親の負担が大きくて、「合唱団をやめたほうがいいのかな」となやむこともあると思います。そのときは、お子様の「歌いたい」気持ちと、ご家庭の事情の両方を大切にして、家族で話し合ってみてください。どちらが正しいということはありません。

新しく入ったご家庭が知っておくと安心なこと

はじめの1年は「見て覚える」でいい

入団したばかりのころは、当番の流れも、だれに何を聞けばいいのかも、わからないことばかりだと思います。はじめの1年は、先輩のお父様・お母様のやり方を見ながら、少しずつ覚えていけばじゅうぶんです。わからないことを聞くのは、はずかしいことではありません。

連絡はこまめにたしかめる

合唱団からのお知らせは、当番の日や集合時間など、大切なことが多いです。見落としがないように、届いたらその日のうちに目を通しておくと安心です。カレンダーに当番の日を書きこんでおくと、家族みんなで予定を合わせやすくなります。

先輩のご家庭に感謝を伝える

長く合唱団をささえてきたご家庭のおかげで、今の活動があります。「いろいろ教えてくださって、ありがとうございます」とひとこと伝えるだけで、関係がぐっとやわらかくなります。

まとめ

  • 子どもの合唱団は、親の手で運営されていることが多い
  • 当番や役員のきまりは、団によって大きくちがう
  • 引き受けるときは「これならできます」と伝える
  • とくいなことで係をえらび、ひとりでかかえこまない
  • やり方は、少しずつ見直していける
  • 親どうしは、あいさつとありがとうを大切に、くらべない
  • どうしてもむずかしいときは、早めに正直に相談する

合唱団での毎日は、お子様にとって、仲間と声を合わせるかけがえのない時間です。お子様がひとりの歌にもちょうせんしてみたくなったら、こどもの歌声グランプリもあります。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、お子様の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ

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