合唱団の練習場所のさがし方。公民館・学校・ホールなど、団体で使える会場の見つけ方
「合唱団の練習場所が、なかなか見つからない」 「いまの練習会場が使えなくなって、新しい場所をさがしている」
合唱の練習場所さがしは、合唱団にとって大きななやみになることもあります。何人もの人が集まって声を出すので、どこでもよいというわけにはいきませんよね。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、合唱団など、団体での練習場所のさがし方にしぼってお話しします。公民館、学校、ホールなど、合唱の練習会場の候補と、えらぶときに見ておきたいポイント、予約や使い方で気をつけたいことをまとめました。自分たちに合った練習場所が見つかると、練習がぐっとすすめやすくなります。
ひとりで歌の練習をする場所については、こちらの記事でくわしく書いています。家で大きな声が出せないときの、歌の練習場所と方法
合唱の練習場所をえらぶときに、見ておきたいこと
広さと、ひびき
合唱の練習会場では、まず広さが大切です。人数にくらべて部屋がせまいと、声が大きくなりすぎて、おたがいの声が聞きとりにくくなります。反対に、広すぎる部屋では、声がひろがってしまい、ひびきを感じにくいこともあります。
- 団員がならんで立てるか
- 輪になって歌えるか
- 声がほどよくひびくか
- となりの部屋に声がもれすぎないか
できれば、一度見学させてもらい、ためしに少し声を出してみると、ひびきの感じがよくわかります。
ピアノがあるか
合唱の練習では、音をとるためにピアノやキーボードがあると助かります。
- ピアノがあるか、使ってよいか
- ピアノを使うときに、別の手続きがいるか
- キーボードを持ちこんでもよいか
- 電源が使えるか
ピアノがない場所でも、キーボードや音源を持ちこめば練習はできます。持ちこみができるかどうかを、先にたしかめておきましょう。
通いやすさ
団員みんなが通いやすい場所かどうかも、とても大切です。
- 駅やバス停から近いか
- 駐車場や駐輪場があるか
- 夜の帰り道があぶなくないか
- 階段が多すぎないか
シニアの方が多い合唱団では、エレベーターがあるか、段差が少ないかも見ておくと安心です。
使える曜日と時間
練習したい曜日や時間に、使えるかどうかもたしかめましょう。人気のある会場は、同じ曜日の同じ時間がうまっていることがあります。いくつかの候補の時間を考えておくと、さがしやすくなります。
合唱団の練習場所の候補
公民館・地域の集会所
合唱団の練習場所として、まず考えたいのが公民館や地域の集会所です。音楽の活動に使える部屋があるところもあり、地域の団体が利用しやすい場所です。
- 地域のサークル団体として登録すると、予約しやすくなることがある
- 和室、会議室、音楽室など、いろいろな部屋がある
- 使い方の決まりは、施設によってちがう
施設によっては、団体の登録が必要なところや、利用する人の住んでいる地域に決まりがあるところもあります。くわしくは、施設の窓口やホームページでたしかめましょう。
学校の音楽室・体育館
地域によっては、学校の施設を、決まった時間に地域の団体へ開放していることがあります。音楽室はピアノがあり、合唱の練習に向いていることもあります。
学校の施設を使えるかどうか、どんな手続きがいるかは、地域や学校によって大きくちがいます。市区町村の窓口や、学校の開放について案内しているページをたしかめてみてください。
市民ホール・文化会館の練習室
市民ホールや文化会館には、リハーサル室や練習室がある場合があります。広さやひびきがよく、本番に近い感じで練習できるのがよいところです。
ただし、人気があるため、予約がとりにくいこともあります。予約のしかたや、受付がはじまる時期を、早めにたしかめておきましょう。
教会やお寺など
教会やお寺のホールを、地域の活動に貸している場合もあります。天井が高く、声がよくひびく場所もあります。使えるかどうかは、それぞれの場所によってちがうので、ていねいにたずねてみましょう。
音楽スタジオ・貸しスペース
民間の音楽スタジオや貸しスペースは、予約がとりやすいところや、防音がしっかりしているところもあります。ただ、広さや費用は場所によって大きくちがいます。人数に合った広さか、ピアノがあるかなどを、よくたしかめましょう。
団員の家や、地域のお店
少人数の合唱団なら、団員の家や、地域のカフェなどを使わせてもらうこともあるかもしれません。その場合は、まわりの家への音のえいきょうや、使わせてくれる方への気づかいを、とくに大切にしましょう。
合唱の練習場所の探し方
市区町村のホームページを見る
公民館や市民ホールなど、公共の施設は、市区町村のホームページにまとめられていることもあります。「施設の予約」「公共施設」などのページを見ると、近くの施設が一覧でわかることがあります。
施設の予約システムを使う
地域によっては、インターネットで施設の空きをたしかめたり、予約したりできるしくみがあります。団体の登録が必要な場合もあるので、使い方を調べておきましょう。
ほかの合唱団や音楽団体に聞く
近くでかつどうしている合唱団や、音楽の団体に、どこで練習しているかを聞いてみるのもよい方法です。地域の情報は、実際に使っている人がいちばんよく知っています。
地域の掲示板や広報誌を見る
公民館や図書館の掲示板、地域の広報誌などにも、施設の情報がのっていることがあります。新しくできた施設の情報が見つかることもあります。
見学のときに、たしかめておきたいこと
実際に部屋を見る
ホームページの情報だけでは、わからないことがたくさんあります。候補の練習会場が見つかったら、できるだけ実際に部屋を見に行きましょう。
- 天井の高さや、かべの様子
- 窓やドアから音がもれないか
- エアコンや換気の様子
- 荷物をおく場所があるか
- 楽譜をおく机や、いすの数
合唱で使えるか、はっきり聞く
施設によっては、音楽の活動に使える部屋が決まっていたり、大きな声を出すことに決まりがあったりします。「合唱の練習で使いたい」と、はっきり伝えてたずねておくと、あとで困ることがありません。
まわりの部屋の使われ方
となりの部屋で、静かな会議や勉強会などが行われることもあります。おたがいに気持ちよく使えるよう、まわりの部屋の使われ方も、わかる範囲で聞いておくと安心です。
予約と使い方で気をつけたいこと
予約の係を決めておく
練習場所の予約は、うっかりわすれると、練習ができなくなってしまいます。予約の係を決めて、いつ予約をするかを、みんなで共有しておきましょう。ひとりに負担が集まらないよう、何人かで交代するのもひとつの方法です。
使い方の決まりをまもる
公共の施設には、それぞれ使い方の決まりがあります。
- 使える時間を守る
- 机やいすを、もとの場所にもどす
- ピアノのふたや、カバーをもとにもどす
- ごみは持ち帰る
- 声や音が大きくなりすぎないよう気をつける
決まりをまもって気持ちよく使うことが、次もその場所を使わせてもらうことにつながります。
予約がとれなかったときのために
人気のある施設では、予約がとれないこともあります。そんなときのために、べつの候補の会場をいくつか見つけておくと安心です。どうしても場所がないときは、パートごとに分かれて少人数の場所で練習する、音源で家で練習する日にするなど、練習の形をかえることも考えてみましょう。
練習場所に合わせた工夫
部屋のひびきに合わせる
よくひびく部屋では、声が大きくなりすぎないよう、少しおさえめに歌うと、まわりの声がよく聞こえます。ひびきの少ない部屋では、のどに力を入れて声を大きくしないよう、気をつけましょう。
のどを守る準備をする
部屋がかわいていると、のどがつかれやすくなります。水を持っていく、休けいをとるなど、のどをいたわる準備をしておきましょう。痛みやかすれが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
これから新しく合唱団をつくる方は、こちらの記事も参考になります。友だちとコーラスグループを作るには。小さな合唱団の立ち上げ方と、つづけるコツ
まとめ
- 合唱の練習場所は、広さとひびき、ピアノ、通いやすさ、使える時間を見てえらぶ
- 候補は、公民館、学校、市民ホール、教会やお寺、音楽スタジオなど
- 市区町村のホームページや予約システム、ほかの団体への相談でさがす
- 予約の係を決め、使い方の決まりをまもる
- 予約がとれないときのために、べつの候補を見つけておく
- 部屋のひびきに合わせて歌い、のどをいたわる準備をする
自分たちに合った練習場所が見つかると、合唱の時間がもっと楽しくなります。また、こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ