心のこと・声かけ

動物が出てくる童謡で、子供と歌あそび。まねっこや鳴き声で楽しむ工夫

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

ぞう、いぬ、ねこ、うさぎ、たぬき。動物は、お子様にとって身近で、心ひかれる存在です。動物が出てくる童謡を歌うと、お子様の目がきらきらとかがやくことがあります。

「動物が出てくる童謡を、子供といっしょに歌いたい」 「動物の歌で、楽しく遊ぶ方法を知りたい」 「保育の場で、動物の歌を使った遊びをしてみたい」

そんなお父様・お母様や、保育の場にいらっしゃる方に向けて、この記事では、動物が出てくる童謡で楽しむ歌あそびをまとめました。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

ここでは、コンクールのための練習ではなく、動物の歌を使って、お子様と楽しく遊ぶ工夫をお伝えします。古くから歌いつがれてきた動物の童謡や手あそび歌、動物のまねっこや鳴き声を使った遊び方を、やさしく紹介します。

小さなお子様とのふだんの歌あそびについては、こちらの記事にまとめています。この記事では、動物の歌にしぼってお話しします。幼児とおうちの歌あそび。0〜5歳の歌の時間のつくり方

動物の歌で遊ぶよさ

歌のようすを思いうかべやすい

動物が出てくる歌は、お子様が歌のようすを思いうかべやすい歌です。絵本や図かんで見たことのある動物、動物園で会った動物が歌に出てくると、お子様は歌の世界に入りこみやすくなります。

からだを動かすきっかけになる

動物の歌は、その動物のまねをしながら歌うことで、自然にからだを動かす遊びになります。ぞうの長い鼻、うさぎのぴょんぴょん、かめのゆっくりした歩き方など、動物ごとにちがう動きを楽しめます。

声を使い分ける楽しさ

動物の鳴き声をまねすると、高い声、低い声、大きな声、小さな声と、いろいろな声を出すことになります。遊びながら、声を使い分ける楽しさを知るきっかけになります。

動物が出てくる童謡・手あそび歌

ここでは、古くから歌いつがれてきた歌の中から、動物が出てくる歌を紹介します。

童謡「ぞうさん」

ぞうの子どもと、お母さんのやりとりをうたった童謡です。ゆったりしたテンポで、小さなお子様にも歌いやすい歌です。

歌いながら、うでをぞうの鼻のようにゆらしてみてください。歌に出てくるお母さんぞうのことを話しながら、「あなたは、だれが好き?」とお子様に聞いてみるのもよいでしょう。

童謡「犬のおまわりさん」

まいごになったねこの子と、こまってしまう犬のおまわりさんのようすをうたった童謡です。お話のように場面がすすみ、いぬとねこの鳴き声が出てくるのが楽しいところです。

鳴き声のところで、お子様にいぬやねこの役をしてもらうと、劇あそびのようになります。

童謡「やぎさんゆうびん」

しろやぎさんとくろやぎさんが、手紙をやりとりするようすをうたった童謡です。くりかえしのある歌なので、おぼえやすく、お子様も先の場面を楽しみにしながら歌えます。

ふたりで役を分けて、しろやぎさん役とくろやぎさん役で交代に歌ってみるのも楽しい方法です。

童謡「こぶたぬきつねこ」

こぶた、たぬき、きつね、ねこと、動物の名前がしりとりのようにつながっていく歌です。歌う人が先に歌い、聞いた人がまねをして同じように返す、という歌い方で楽しめます。

鳴き声をつけて歌うところもあり、親子でかけ合いをするのにぴったりの歌です。

唱歌「うさぎとかめ」

うさぎとかめのかけっこのお話を歌にした唱歌です。お話を知っているお子様なら、歌のようすを思いうかべながら歌えます。

うさぎのところはぴょんぴょん、かめのところはのっそりと、動きをかえながら歌うと、お話の世界を楽しめます。

童謡「山の音楽家」

山にすむ動物たちが、楽器をえんそうするようすをうたった歌です。動物ごとに楽器と音が出てきて、楽器をえんそうするまねをしながら歌えます。

手あそび歌「げんこつやまのたぬきさん」

たぬきの赤ちゃんのようすを、手の動きであらわしながら歌う手あそび歌です。最後にじゃんけんをする遊び方もあり、何回もくりかえして楽しめます。

手あそび歌をもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。親子で楽しめる手あそび歌。小さなお子様と、歌うことを好きになる時間

まねっこで楽しむ、動物の歌あそび

動物になりきって歌う

歌に出てくる動物になりきって、からだ全体でまねをしながら歌ってみましょう。

  • ぞうは、うでを鼻にして、ゆっくり大きく歩く
  • うさぎは、手を耳にして、ぴょんぴょんはねる
  • かめは、よつんばいで、のっそり進む
  • たぬきは、おなかをぽんぽんとたたく

まねの仕方に、正しい答えはありません。お子様が考えたまねを、「おもしろいね」と受けとめてあげてください。

動物あてっこ

お父様・お母様が動物のまねをして、お子様がその動物を当てる遊びも楽しめます。当たったら、その動物が出てくる歌をいっしょに歌います。

役を交代して、お子様にまねをしてもらうのもよいでしょう。お子様がどんな動物をえらぶかも、楽しみのひとつです。

歌の速さをかえて遊ぶ

同じ歌でも、ぞうのところはゆっくり、うさぎのところは少し速く、と速さをかえてみると、お子様は動物ごとのちがいを感じながら歌えます。速くするときは、ことばがあいまいにならないよう、むりのない速さにしてください。

鳴き声で楽しむ、動物の歌あそび

鳴き声をまねしてみる

いぬは「わんわん」、ねこは「にゃーにゃー」、ぶたは「ぶーぶー」。動物の鳴き声を、お子様といっしょにまねしてみましょう。

鳴き声には、高い声で鳴く動物もいれば、低い声で鳴く動物もいます。「ひよこはどんな声かな」「うしはどんな声かな」と、声の高さのちがいを楽しんでみてください。

鳴き声で歌ってみる

なれてきたら、知っている歌のメロディーを、ことばのかわりに鳴き声で歌ってみるのも楽しい遊びです。「わんわん」で歌ったり、「にゃーにゃー」で歌ったりすると、同じ歌でもちがったひびきになります。

ことばを気にせずメロディーだけに集中できるので、歌の音の流れを感じるきっかけにもなります。

大きな動物は大きな声、小さな動物は小さな声

大きな動物の鳴き声は大きめの声で、小さな動物の鳴き声は小さな声で、とルールを決めて遊ぶと、声の大きさを使い分ける練習にもなります。ただし、大きな声といっても、さけぶような声にならないよう気をつけてください。

保育の場やおうちで、もっと楽しむ工夫

ペープサートやぬいぐるみを使う

動物の絵をかいた紙に棒をつけたペープサートや、おうちにあるぬいぐるみを使って歌うと、お子様の注目が集まりやすくなります。歌に出てくる動物を登場させながら歌うと、小さな劇のようになります。

役を分けて歌う

「犬のおまわりさん」や「やぎさんゆうびん」のように、動物どうしのやりとりがある歌は、役を分けて歌うのに向いています。保育の場では、グループごとに役を分けるのもよい方法です。

ふりつけを考える

動物の歌に、お子様といっしょにふりつけを考えるのも楽しい遊びです。お子様が考えた動きをとりいれると、「自分たちの歌」として愛着がわくこともあります。ふりつけの作り方は、こちらの記事でも紹介しています。童謡にふりつけをつけて歌おう。小さなお子様と楽しむ、歌の振り付けの作り方

動物園や図かんとむすびつける

動物園に行ったあとや、図かんを見たあとに動物の歌を歌うと、実際に見た動物のようすを思い出しながら歌えます。「本物のぞうさん、鼻が長かったね」と話しながら歌うと、歌がより身近に感じられるかもしれません。

動物の歌あそびで気をつけたいこと

動きまわるときは、まわりに気をつける

動物のまねで動きまわるときは、家具の角や、床においてあるものにぶつからないよう、まわりを広くしてから遊んでください。集合住宅では、とびはねる音が下の階にひびかないよう、気くばりも大切です。

鳴き声で、のどにむりをさせない

鳴き声のまねは楽しいので、つい大きな声を出しつづけてしまうことがあります。ときどき休けいを入れ、水分をとりながら遊んでください。のどの痛みや声のかすれがつづくときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

はずかしがる子は、見る役から

まねっこをはずかしがるお子様もいます。そんなときは、むりにさそわず、まずは見る役や、動物を当てる役から参加してもらってください。楽しそうなようすを見ているうちに、自分からやってみたくなることもあります。

まとめ

  • 動物の歌は、ようすを思いうかべやすく、からだを動かしたり声を使い分けたりするきっかけになる
  • 「ぞうさん」「犬のおまわりさん」「やぎさんゆうびん」「こぶたぬきつねこ」「うさぎとかめ」「山の音楽家」「げんこつやまのたぬきさん」などで遊べる
  • 動物になりきるまねっこ、動物あてっこ、速さをかえる遊びで楽しむ
  • 鳴き声をまねしたり、鳴き声でメロディーを歌ったりして、声のちがいを楽しむ
  • ペープサートやぬいぐるみ、役分け、ふりつけで、保育の場やおうちでもっと楽しく
  • まわりの安全とのどに気をつけ、はずかしがる子はむりにさそわない

動物の歌で遊ぶうちに、お子様が歌うことをもっと好きになっていくこともあります。歌が大好きになったお子様の、ひとつの目標になる場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ

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